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次世代エネルギー・社会システム実証事業成果報告
平成26年 度】
【
:三 菱商事株 式会社
事業者名
補助事業 の 名称 :1-1-1エ ネルギーマネジメント
システムの構築
Ac各 部門を統括する実証 (CEMS)ポ イント管理センター事業
実証事業 の 目的・目標
本ポイント管理センターはCEMS等 からの要請に基づきエネ
・レスポンス行動に対す
ルギーの需要家が実施 したデマンド
るポイントの算 出と付与を行う機能を担う
実証事業 の概要
本ポイント管 理 センターはHEMS′ BEMS、 EV管 理センター及び
それ らを統合 してコミュニティ全体 のエネルギー管理を掌る
CEMS等 と密接なコミュニケーションとるよう構築され 、夫 々の
システムか ら発 せられるインセンティブ付与要求 に対 し対応
する。
本 システムはインセンティブ (ポ イント)の 算 出・精 査・付与情
報 の伝播・保守管理を実施。
・レスポンスに呼応する
需要家 の行動履歴管理 及 びデマンド
形 でのポイント付与を行 つた。
実証事業のスケジュール
開発
平成23年 度 :シ ステム要件定義・設計 口
平成 24年 度 :シ ステム構築、運用開始
平成 25年 度 D26年 度 :シ ステム運用継続
平成23年 度 の 成果
・システム化 の範囲定義 、業務要件 、開発要件 及び運用
サー ビス要件を策定 した上で提案依頼書 を作成
D提 案依頼書 に基きシステム 開発を委託 し、システムのソー
スコード開発 並び に各種 ドキュメントを完成
平成24年 度 の成 果
・ポイント管理システムの構築 (サ ーバ 2台 及び管理端末 のシ
ステム構築 及び設置 )
・各 EMS並 び にポイント付与事業者 とのインターフエイス接続
の実施
・レスポンス要
・各 EMSと CEMSが 連動 して実施され たデマンド
日
求・実施 に呼応 したインセンティブ・ポイントの発行 酉己布を開
始
・ポイント管理センターシステムの機能提供を実証し、監視と
保守・管理を実施
平成25年 度 の 成果
・各 EMSが 算出したインセンティブ要求 に対 し、本 システムが
的確・迅速 にポイント付与を実施することを検証
・インセンティブ・プログラムの評価・検証 に対する支援 の提
供を実証
・システムの機能監視 、運用、保守 の実施
平 成 26年 度 の 成 果
・インセンティブ・プログラムの的確 かつ迅速な履行を継続
・システムの機能監視、運用、保守 の継続
・実施報告書、成果報告書 の作成
実証事 業全体 の成果
日
本事業 は純粋 に技術 的なシステムが 完成 された段階で、更
にそこへ 人間的な行動予測要素を加味していくことを意図し
た「インセンティブの付与」が的確 か つ迅速 に実施されること
を目的 としており、単なる行動経 過 の観察・データ収集 のみ
ならず能動 的な働きかけ、具体 的 にはCEMS等 からのエネル
・レスポンスに相呼応す
ギー供給 加減要請 に基 いたデマンド
る形 でのポイント付与を可能ならしめた事業である。
・ポイント管理センターの機能 によりCEMS等 が需要家に対す
るインセンティブの提供を容 易に行うことが 出来る、という利
点が検証された。
・ポイントという形のインセンティブを配分する仕組みとCEMS
を始めとする各EMSの 機能が連携することで、幅広い地域の
エネルギーマネジメンHこ 最適解を見出せるシステムが実現
できるものと目される。
BCEMS等 夫 々のシステムか らのニーズに応じ、適切なるイン
センティブを与えていくこの手法 が 、スマートコミュニティのエ
バランス全体解 としての統合エネルギーマネジメ
ネルギー ロ
ントを実現する一つのツールになると考えられ、エネルギー
の需要 と供給を個別最適ではなく全体最適 にもつていく有効
な手段であると思料 している。