Prog. Med. 35(suppl. 1):419, 2015 閉 会 の 挨 拶 代表幹事/社会医療法人社団カレスサッポロ北光記念病院病院長 櫻 井 正 之 本日は長時間にわたり第19回アミオダロン研究会にご参加いただき,誠にありがとうございました. まず,当番幹事をしていただきました奥村 謙先生,田原良雄先生に御礼申し上げます.先ほどのシンポジ ウムでは,不整脈以外の専門の先生を交え,非常に闊達な討論をしていただきました.他科の先生の様々な価 値観,尺度を知ることもでき,われわれ不整脈専門医にとっても,幅広い視点からお話を聞けたと感謝してお ります. 1999年,第 3 回目の研究会にて,笠貫先生の施設からlow doseの概念の発表があり,当時,代表幹事をされ ていた早川弘一先生が閉会の挨拶で,非常に感銘を受けたと話されていたことを思い出し,よい会だったなと 感慨深いものがあります. 今回も,経口薬から注射薬まで,幅広いテーマについて素晴らしいご発表がありました.副作用に関するテー マも多く取り上げられ,それに対する診断と対応の的確さに感心させられました.また,座長の先生がそれぞ れの症例にきちんとしたサポートをされていることにも感銘を受けました. 当研究会は,前回からコンパクトな会になりましたが,これには最近の諸事情があります.一方,アミオダ ロンは心不全に伴う心房細動の使用も認められ,注射薬の導入から心肺蘇生への適応拡大もあり,新たな展開 を期待されています.このような背景のなかで,アミオダロンの適切な使用法や他剤との併用時の注意点など, 情報発信や交換できる機会がなくなる恐れがあります.そのために,救急,集中治療,外科,不整脈などの様々 な領域の先生に当研究会にお集まりいただき,今後も魅力ある,質実剛健な研究会に発展することを祈念いた します.本日はどうもありがとうございました. ──87(419)──
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