2015年 4月号(毎月1回発行) 月刊ニューズレター 「 」事務局 〒690-0062 島根県松江市魚町10番地 (株) 山陰合同銀行 地域振興部内 0120-31-5138 FAX. 0852- 55- 2011 中小企業でも戦略的な海外撤退が増加 日本政策金融公庫は、季刊の論文集 「日本政策金融公庫論集」の中で「中 小企業による海外撤退の実態―戦略的 撤退と撤退経験の活用―」と題したリ ポートを掲載した。 これまで中小企業の海外撤退は、失 敗だととらえられてきた。一方、大企 業を中心とする製造業の撤退は「組織 再編、経営資源の見直しなどに伴う拠 点の統廃合」だとする割合が 2009 ら、撤退経験がある企業 88 社を分析 した。 表のように、2000 年に 51 社だっ た中小企業の撤退現地法人数は、09 年には 163 社にまで増加。アンケー トに回答した撤退企業の大半は製造業 (78.4 %) で、 撤 退 拠 点 は 中 国 が 45.3 % と 最 も 多 く、 2 位 が 北 米 で 12.8 %、 タ イ、 台 湾、 マ レ ー シ ア、 年度には 50%に達している。そこで 中小企業にも戦略的撤退があるのでは ないかと仮説を立て、2014 年 10 月 にアンケートを実施。回答を得た中か 韓国と続く。撤退の理由は「製品需要 の不振」「現地パートナーとの不調和」 など、過去のイメージ通りのものもあ るが、「予想を上回る成果を上げた」 (6.1%)、「予想通りの成果を上げた」 (34.1%)という企業が4割にも上っ た。しかも約半数は撤退後も海外拠点 を持ち、新たに設置したものが約6割 ある。これらから、中小企業でも戦略 的な海外撤退が増えていることが裏付 けられた、とまとめている。 小さくても魅力的な地域は活性化する 大 和 総 研 は、「 大 和 総 研 調 査 季 報 (2015 年新春号 Vol.17)」で「地方 創生の課題」を特集し、その ▶中小企業の撤退現地法人数の推移 冒頭で「自由な発想で自律と 中国 ASEAN 北米 欧州 その他の地域 合計 自立を目指す地方創生」と題 2000年 9社 9社 13社 4社 16社 51社 2001年 8社 8社 24社 3社 17社 60社 したリポートをまとめた。 2002年 21社 15社 15社 8社 17社 76社 興味深いのは、経済圏・生 2003年 9社 17社 18社 8社 15社 67社 活圏単位で将来の市区町村別 2004年 15社 14社 26社 8社 17社 80社 推計人口を見て、生産年齢人 2005年 25社 24社 23社 12社 22社 106社 2006年 24社 12社 17社 12社 20社 85社 口の減少率が年率1%未満と 2007年 18社 20社 17社 14社 25社 94社 推計される、人口規模 30 万 2008年 27社 12社 15社 4社 8社 66社 人未満の地域を分析している 2009年 66社 35社 33社 9社 20社 163社 出所:経済産業省「海外事業活動基本調査」の個票データを ことだ。具体的には千歳市、 もとに中小企業庁が再編加工(2012) 詳細:中小企業による海外撤退の実態―戦略的撤退と撤退経験の活用― http://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/ronbun1502_02.pdf 問い合わせ:日本政策金融公庫総合研究所 小企業研究第1グループ 電話:03-3270-1687 小山市、伊勢崎市、御殿場市、 裾野市、半田市、碧南市、刈 谷市、安城市、西尾市、彦根 市、近江八幡市、守山市、野 洲市、東近江市、小野市、東広島市、 48.1 鳥栖市、国分市、沖縄市、石垣市、名 護市、読谷村などがある。 これらの地域は、生産人口当たりの 製造品出荷額が多い工業都市、人口当 たりの小売販売額が大きい商業都市、 観光客数が増大している観光都市、住 みやすさを追求した産業が存在してい る住宅都市(ベッドタウン)などであ り、こうした都市の街づくりに、地方 創生を実現するヒントがあると推測し ている。 詳細:自由な発想で自律と自立を目指す地 方創生∼地域の多様性を活かす国づくり∼ http://www.dir.co.jp/research/report/ japan/mlothers/20150302_009468.pdf 問い合わせ:大和総研 調査本部 電話:03-5620-5100(代表) キリトリ線 新作リポートは4月1日よりご利用になれます。 経営者クラブ行 新作ビジネスリポートのご紹介 兼FAX申込書 FAX 0852-55-2011 インターネットから、24時間いつでも無料でご利用いただけます 1504 □2327 □2338 □2369 □2415 職場におけるパワハラ・セクハラ (17)事業主の方針の明確化など 元気でいるための生活習慣 (8) 春の体を元気にする食事と習慣 家族回帰をチャンスに変えるデザイン(3)商品の安全性を先回りしてユニークに伝える 起業家が育つ企業になるために (5)意識調査に見る起業のきっかけ □2451 従業員による「不正行為」への対応(1)情報管理の徹底と事実調査 □6593 朝礼・訓話のヒント(113) 「メンター」 を通じ身近な人の大切さを語る □6647 「敗者の錯覚」に学ぶ(37)平凡な社長は売り上げを増やして利益を伸ばそうとする □6875 飲食店・繁盛への道(75) ワイングラスの選び方は? ごうぎん経営者クラブでは、上記のリポートのほか、常時3,000本以上のビジネスリポートをご用意しています。 ごうぎん経営者クラブホームページ[http://www.goukei.com/]にぜひアクセスしてください。 (詳しくは、4月と10月にお届けする「ビジネスリポート・インデックス手帳」をご覧ください) ※なお、ホームページでは経営セミナー開催のお知らせなどもいたしております。併せてご利用ください。 ●ビジネスリポートは無料でお届けもいたします。ご希望のリポートにチェックのうえ、以下に記入してFAX送信してください。 会員番号 ご依頼者名 貴社名 お役職名 お取引本・支店 お届け先住所 〒 TEL( ) ─ 担当営業行員 FAX( ) ─ ※本申込書に記載された企業情報、個人情報等は「ビジネスリポート」 提供の目的のためにのみ利用させていただきます。
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