カタログ(21C1-J

H2S, CH4, CO2, O2 の 4 成分ガス濃度を同時に連続測定
バイオマス向けガス分析計
<形式:ZPAF >
測定が必要なガス成分を1台で対応します。
‌ 2S、CH4、CO2、O2の
H
4成分ガス濃度を同時に連続測定
小形・軽量サイズ ‌133×483×382mm(H×W×D)のサイズ、‌
質量約 9kg
見易く、わかりやすい大型液晶画面
豊富なオプション機能
自動校正、上下限濃度警報、リモートレンジ切換入力、レンジ識別信号出力
などの豊富な機能が付加できます。
21C1-J-0082
バイオマスのプロセス
回収したバイオガスは、ボイラーやガスエンジンなどの燃料として利用されます。
◦ バイオガスの組成
CH4
CO2
N2
H2
H2S
O2
50 〜75 vol%
25 〜 50 vol%
0 〜 10 vol%
0 〜 1 vol%
0 〜 3 vol%
0 〜 2 vol%
◦ バイオマスの対象物
◦ 家畜排せつ物
◦下水汚泥
◦ 黒液(製紙)
◦紙
◦ 食品廃棄物
◦ 製材工場等残材
◦ 建設発生木材
◦ 農産物非食用
◦ 林地残材
バイオマス向けガス分析計の特長
4成分ガス濃度測定に必要なセンサを内蔵
測定ガス成分
CH4
CO2
H 2S
O2
測定レンジ
第1レンジ
0 〜 20 vol %
0 〜 20 vol %
0 〜 500ppm
0 〜 10 vol %
第2レンジ
0 〜 100 vol %
0 〜 100 vol %
0 〜 2000ppm
0 〜 25 vol %
測定原理
赤外線方式(シングルビーム方式)
定電位電解式
ガルバニ電池式
ゼロ,スパン自動校正機能(オプション)で
わずらわしい校正作業が不要です
小形・軽量サイズ
流量計
メンブレンフィルター
133
電磁弁
自動校正
開始、停止信号
382
483
寸法:高133×幅483×奥382mm 質量:約9kg
ガス濃度警報出力(オプション)
警報出力(1cリレー接点)
上下限警報
ゼロ校正ガス スパン校正ガス
あらかじめ設定した周期で
自動的に校正します。
校正周期:1 ∼ 99時間
または1 ∼ 40日
RS485(MODBUS)通信機能で
パソコン通信が可能(オプション)
仕 様
■性能
■主な仕様
測定原理
測定値表示
測定成分/
測定範囲
測定成分 CH 4
CO 2
H 2S
O2
第1レンジ 0~20 vol.%
0~20 vol.%
0~500 ppm
0~10 vol.%
±0.5% FS(H2Sは±2.0%FS)
±1% FS(H2Sは±2.0%FS)
繰り返し性
CH 4 、CO2(NDIR シングルビーム方式)
O2(ガルバニ電池式)
H2S(定電位電解式)
デジタル4桁LCD表示(バックライト付き)
直 線 性
ゼロドリフト
±2% FS/週
スパンドリフト
±2% FS/ 週(H 2Sは±2.5%FS)
応答時間(90% FS 応答)10~30秒(但し、H 2S計は120秒)
リモート出力ホールド 外部からの接点入力により行えます。
レンジ識別信号出力 測定レンジの識別を接点信号で出力します。
第2レンジ
0~100 vol.%
0~100 vol.%
0~2000 ppm
0~25 vol.%
測定成分数
アナログ出力信号
接点出力
(オプション)
最大4成分(同時連続測定)
DC4~20mAまたはDC0~1V(最大12点)
1cリレー接点(最大15点)
‌計 器 異常、校 正 異常、レンジ 識 別、自動 校
正中、自動 校 正 用電磁弁駆 動、上下限 警 報
接点出力
接点入力
電圧入力接点(DC12~24V 印加)
、最大9点
(オプション)
‌リモートレンジ切換、自動校正リモートスタート、
リモートホールド
出力信号ホールド ホールド設定により手動および自動校正に校正
開始直前の出力信号値をホールドします。
レンジ切換
手動または自動により行えます。
電源電圧
AC100V~AC240V 50/60Hz
消費電力
約100VA
外形寸法
外形図参照
周囲温度 5℃~40℃(H2S, O2計は15℃〜 40℃)
質量
約9kg
ガス出入口寸法
Rc 1/4 またはNPT 1/4 めねじ
センサ耐用年数
O2センサ:約2年
H2Sセンサ:約1年
適合規格
CEマーク
自動ゼロ/スパン校正 あらかじめ設定した周期で自動校正を行います。
自動校正リモート 外部からの接点入力により行えます。
スタート
簡易ゼロ校正
自動校正とは別にあらかじめ設定した周期
で校正します。
あらかじめ設定したガス濃度に達すると警
報接点を出力します。
計器異常接点出力 ガス分析計の異常時に接点出力します。
校正異常接点出力 手動および自動校正異常時に接点出力します。
自動校正中接点出力 自動校正中に接点出力します。
通信機能
RS485通信(MODBUS)
上下限警報
■測定ガス条件
流量
温度
圧力
ダスト
0.5L/min ±0.2L/min
10 ~ 50℃
10kPa 以下
0.3μm 以下の粒度で100μg/Nm3以下
■交換用センサ
センサ種類
H2Sセンサ
O2センサ
手配番号
ZZP*TQ503691C1
ZZP*TQ503691C2
測定原理図
◦ 定電位電解式原理図(H2S)
照合電極
O2
◦ 赤外線式測定原理図(CO2, CH4)
赤外線光源
+
作用電極
対極
H2S + 4H2O → H2SO4 + 8H + 8e
⑵ 対電極での反応
2O
O2(2)対電極での反応
+ 4H++ 4e+ −→ 2H
-
検出器
-
モータ
表示
H2S + 2O2 → H2SO4
信号処理
演算部
出力
◦ ガルバニ電池式測定原理図(O2)
ガス流路
電気系統
定電位電解H2Sセンサ
抵抗
SV1
サーミスタ
NO
NC
負極
V
流路切替電磁弁
com
SV2
電解液
アンプ
NC
排気
NO
SSR
切換制御信号
マイクロ
プロセッサ
信号処理
マスフロー
センサー
プリアンプ
< H2S 測定方式>
H2Sパージ用
ガス(Air)
試料セル
チョッパ
O2 + 4H + 4e → 2H2O
⑶ 全反応
H 2(3)全反応
S + 2O2 → H 2SO4
照合電極用基準電池
com
前部膨張室
後部膨張室
⑴ 作用電極での反応
H 2(1)作用電極での反応
S + 4H 2O → H 2SO4 + 8H ++ 8e−
電流検出
ガス出口
H2S
OP
Amp
測定ガス
(H2S)
ガス入口
A/D変換
出力
H 2S 計は定電位電解方式を採用しているためサンプルガス中に酸素が含まれる必要があります。
バイオガスプラントでは無酸素状態のガスを測定するため、図のようにセンサーに周期的に Air
を供給する方式とすることにより安定な測定を可能としています。
正極
隔膜
形式指定方法
4 5 6 7 8
ZPA F B
桁
4 仕様
5 設置構造 6 測定成分
(CH4、CO2)
1−
9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
Y−YYY
Y AG
桁
19 出力信号
コード
F
B
Y
D
E
L
6
7
1
Y
N
Y
R
Y
N
Y
R
C
T
U
1
2
仕 様
バイオマスガス用
19インチラック取付形
なし
CO(第1成分)
2
CH(第1成分)
4
CO(第1成分)
2
+CH(第2成分)
4
H2S
O2+H2S
7 測定成分
(O2、H2S)
8 改良No.
9 測定レンジ
なし
(第1成分第1レンジ) 0∼20 vol.%
10 測定レンジ
なし
(第1成分第2レンジ) 0∼100 vol.%
11 測定レンジ
なし
(第2成分第1レンジ) 0∼20 vol.%
12 測定レンジ
なし
(第2成分第2レンジ) 0∼100 vol.%
17 測定レンジ
0∼10/25 vol.% O2
0∼500ppm/2000ppm H2S
(O2、H2S)
C+T
18 ガス出入口寸法
Rc 1/4
NPT 1/4
桁数
21 22 23 24 25
−Y
仕 様
DC 0∼1V
DC 4∼20mA
DC 0∼1V+RS485通信
DC 4∼20mA+RS485通信
20 表示言語/電源コード 日本語/電源コード 定格125V
(PSE)
英語/電源コード 定格125V
(UL)
英語/電源コード 定格250V
(CEE)
中国語/電源コード 定格250V
(CCC)
21 ー
22 オプション機能
(DIO) FAULT 自動校正 上下限 レンジ識別
警報
モート
ー
ー
ー
ー
○
ー
ー
ー
○
○
ー
ー
○
ー
○
ー
○
ー
ー
○
○
○
○
ー
○
ー
○
○
○
○
ー
○
○
○
○
○
23 ー
24 単位
25 調整
コード
A
B
C
D
J
E
U
C
Y
Y
A
B
C
D
E
F
G
H
Y
A
G
ppm、vol.%
バイオガス用
外形図(単位:mm)
429
デジタル入出力用コネクタ(下からDIO1, 2, 3)
アナログ出力用コネクタ(A/O)
器内パージガス 入口 Rc1/4またはNPT1/4
通信用コネクタ(RS485)
CH4, CO2, O2ガス 入口 Rc1/4またはNPT1/4
CH4, CO2, O2ガス 出口 Rc1/4またはNPT1/4
<裏面>
H2Sガス入口 Rc1/4またはNPT1/4
Air(H2Sパージ用)入口
Rc1/4またはNPT1/4
ヒューズ
電源(ACインレット)
57.2
132.5
124.5
7
H2Sガス出口 Rc1/4またはNPT1/4
415
463
24
2
380
16
(396)
483
電源スイッチ
安全に関するご注意
*このカタログに掲載されている商品をご使用の際には、事前に取扱説明書をかならず、お読みください。
お問合せは、
下記または弊社左記事業所へお願いいたします。
本社 〒141-0032 東京都品川区大崎一丁目11番2号(ゲートシティ大崎イーストタワー)
http://www.fujielectric.co.jp
営業拠点
関西地区 TEL(06)6455-6790
北海道地区 TEL(011)221-6407
中国地区 TEL(082)247-4233
東北地区 TEL(022)225-5355
四国地区 TEL(089)933-9101
関東地区 TEL(03)5435-7041
九州地区 TEL(092)262-7844
中部地区 TEL(052)746-1014
北陸地区 TEL(076)441-1230
計測機器のホームページ http://www.fujielectric.co.jp/products/instruments/
本資料の内容は製品改良などのために変更することがありますのでご了承ください。
Printed in Japan 2015-3/6FOLS