「水素社会構築技術開発事業/大規模水素エネルギー利用技術開発」 に

「水素社会構築技術開発事業/大規模水素エネルギー利用技術開発」
に係る公募要領
平成 27 年 4 月
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
新エネルギー部
1
「水素社会構築技術開発事業/大規模水素エネルギー利用技術開発」に係る公募について
(平成 27 年 4 月 6 日)
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、水素社会構
築技術開発事業/大規模水素エネルギー利用技術開発を課題設定型の助成事業として実施します。基本
計画に示す助成事業について、研究開発を行う事業者を、民間企業等から以下の要領で募集します。
本プロジェクトは、平成 27 年度の政府予算に基づき実施するため、予算案等の審議状況や政府方針の変
更等により、公募の内容や採択後の実施計画、概算払の時期等が変更されることがあります。
1. 事業概要
(1)背景
水素は、使用時に大気汚染物質や温室効果ガスを排出しないクリーンなエネルギーであり、無
尽蔵に存在する水や多様な一次エネルギー源から様々な方法で製造することができます。また、
気体、液体、固体(合金に吸蔵)という様々な形態で輸送・貯蔵が可能であり、利用方法次第で
は高いエネルギー効率、非常時対応等の効果が期待され、将来の二次エネルギーの中心的役割を
担うことが期待されます。我が国では、水素エネルギーの利活用について、約 30 年間の国家プ
ロジェクト等を経て、2009 年に家庭用燃料電池が、更には 2014 年末に燃料電池自動車が市場投
入されるなど、世界に先駆けてインフラの整備も含めた水素エネルギー利活用に向けた取り組み
が進められています。
水素をエネルギーとして利活用する社会(水素社会)の実現に向けた政策の方向性として、2014
年 6 月に経済産業省により「水素・燃料電池戦略ロードマップ ~水素社会の実現に向けた取組
の加速~」が策定・公表されています。この戦略ロードマップにおいては、水素社会の実現に向
けて、これまで取り組んできた定置用燃料電池の普及の拡大、燃料電池自動車市場の整備に加え、
水素発電の本格導入といった水素需要の拡大や、その需要に対応するための水素サプライチェー
ンの構築の一体的な取り組みの必要性が示されています。
(2)目的
今後、本格的な水素社会の構築に向け、水素エネルギー利用を大きく拡大することが求められ
ます。そのため本事業では、水素発電などの水素の用途拡大のための技術と、将来の需要の増加
を見据え、海外の未利用のエネルギーを活用しつつ、水素を安定的に供給するための技術の確立
を目的とします。
(3)事業内容
「大規模水素エネルギー利用技術開発」
(イ)未利用エネルギー由来水素サプライチェーン構築
水素発電等による新たな水素の需要に対応するための安定的な供給システムの確立に向け、
海外の未利用資源を活用した、水素の製造、その貯蔵・輸送、更には国内における水素エネル
ギーの利用までチェーンとして構築するために必要な技術開発を行うとともに、チェーンとし
ての運用技術の開発及び実証を行います。
(ロ)水素エネルギー利用システム開発
水素のエネルギーとしての燃料電池に次ぐ新たな需要を創出し、利用を大幅に拡大するため、
水素を燃料とするガスタービンを用いた発電システムなど新たなエネルギーシステムの技術
開発を行います。
2
このため、水素を燃料として既存の燃料と同等の発電効率、耐久性、環境性を満たす混焼あ
るいは専焼で発電する技術や、水素発電を組み込んだエネルギーシステム技術の開発及び実証
を行います。
(4)交付規程について
本助成事業は「課題設定型産業技術開発費助成金交付規程」に沿って実施します。
(5)助成要件
a.
助成対象事業者
助成事業者は、次の要件(課題設定型産業技術開発費助成金交付規程第 5 条)を満たす、単
独ないし複数で助成を希望する、本邦の企業、大学等の研究機関であることが必要です。
i.
助成事業を的確に遂行するに足る技術的能力を有すること。
ii.
助成事業を的確に遂行するのに必要な費用のうち、自己負担分の調達に関し十分な経理的
基礎を有すること。
iii.
助成事業に係る経理その他の事務について的確な管理体制及び処理能力を有すること。
iv.
当該助成事業者が遂行する助成事業が、別途定める基本計画を達成するために十分に有効
な研究開発を行うものであること。
v.
当該助成事業者が助成事業に係る企業化に対する具体的計画を有し、その実施に必要な能
力を有すること。
vi.
当該助成事業者が助成事業を国際連携による共同研究案件として実施することを目指し
ている場合は、連携する国外の企業等(助成対象事業者には含まない)と共同研究にかか
る契約・協定等を締結すること(又は連携の具体的予定を示すこと)ができること。また、
知財権の取り扱いを適切に交渉、管理する能力を有すること。
助成対象事業
b.
助成事業として次の要件を満たすことが必要です。
i.
助成事業が、別紙の基本計画に定められている課題の実用化開発を行うものであること。
ii.
助成事業終了後直ちに実用化を目指す上での開発計画、投資計画、実用化能力の説明を行
うこと。
(助成金交付申請書の添付資料 3「企業化計画書」中に記載してください。)
iii.
助成事業終了後、本事業の実施により、国内生産・雇用、輸出、内外ライセンス収入、国
内生産波及・誘発効果、国民の利便性向上等、様々な形態を通じ、我が国の経済に如何に
貢献するかについて、バックデータ※も含め、具体的に説明すること。
(助成金交付申請書
の添付資料 1「助成事業内容等説明書」の「7.期待される効果」中に記載してください。)
(我が国産業の競争力強化及び新規産業創出・新規企業促進への波及効果の大きな提案を
優先的に採択します。)
※バックデータ:上記の基礎となる主要な事項(背景、数値等)
iv.
なお、当該助成事業終了後、追跡調査や特許等の取得状況及び事業化状況調査(バイドー
ルフォローアップ調査)に御協力いただく場合があります。
v.
助成事業の事務処理については、NEDOが提示する事務処理マニュアルに基づき実施す
ること。
c.
助成対象費用
3
助成の対象となる費用は、課題設定型産業技術開発費助成金交付規程第 6 条に示すとおりで
す。
d.
助成率
(イ)未利用エネルギー由来水素サプライチェーン構築
[助成率
2/3 以内]
(ロ)水素エネルギー利用システム開発
[助成率
2/3 以内]
※労務費については、経費認定の基準を設定します。
e.
研究開発期間
(イ)未利用エネルギー由来水素サプライチェーン構築
プロジェクト全体の開発期間として、平成 27 年度から平成 32 年度の 6 年間とします。
なお、当初の助成金交付は平成 27 年度から平成 29 年度までの 3 年間を上限とし、以降
の実施にあたってはプロジェクトの進捗状況、社会情勢の変化等を踏まえて判断いたし
ます。
(ロ)水素エネルギー利用システム開発
原則として平成 27 年度から平成 30 年度の 4 年間を上限とします。なお、当初の助成
金交付は平成 27 年度から平成 28 年度までの 2 年間を上限とし、以降の実施にあたって
はプロジェクトの進捗状況、社会情勢の変化等を踏まえて判断いたします。
2. 予算
(1)事業規模
平成 27 年度の事業規模
合計:2,050 百万円
予算の範囲内で採択します。なお、助成金は審査の結果及び国の予算の変更等により申請額から
減額して交付することがあります。
3. 実施方法
(1)事業の公募について
a.
公募期間
募集の期間は、平成 27 年 4 月 6 日(月)から平成 27 年 5 月 7 日(木)までとします。
(郵送、持参いずれの場合も、締め切り日 12 時 00 分までに必着のこと。)
期限までに着かなかった助成金交付申請書は、いかなる理由であろうとも無効とします。また、
書類に不備等がある場合は審査対象となりませんので、「記入上の注意」を熟読の上、注意して
記入してください(申請書のフォーマットは変更しないでください)
。
※e-Rad 上の登録が期限に間に合わない場合、必ず事前にNEDO担当部に相談してください。
b.
提出先
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
新エネルギー部
新家・江川
〒212-8554 川崎市幸区大宮町 1310 ミューザ川崎セントラルタワー
18 階
※郵送の場合は封筒に『「水素社会構築技術開発事業」に係る申請書在中』と朱書きのこと。
※来構の場合はミューザ川崎 16 階「総合案内」で受付を行い受付の指示に従ってください。
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c.
公募説明会の実施
i.
この助成事業の内容、応募に当たっての具体的な手続き、提出いただく書類の記載方法
等の説明会を次のとおり実施します。応募に当たっては公募説明会への出席は義務では
ありません。出席希望の企業等は、所属機関名、出席者氏名、出席者の連絡先(TEL
及びFAX番号、電子メールアドレス)を平成27年4月9日(木)17時までにFAXにて新エ
ネルギー部担当者(044-520-5276)まで御連絡ください。(様式は問いません)
ii.
公募説明会の日時及び場所
日時:平成 27 年 4 月 13 日(月)10 時 30 分~12 時 00 分(受付開始 10 時 00 分)
場所:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
NEDO 霞ヶ関分室
第 2 会議室
住所:東京都千代田区霞が関 1-4-2 大同生命霞ヶ関ビル 12 階
iii.
説明会会場では公募要領等は配付いたしませんので、NEDOホームページ掲載の資料
を印刷し、持参してください。
(2)交付申請について
a.
申請書類について
助成金を希望する事業者は、助成金交付申請書(様式第 1 及び添付資料 1~5)1 式 (正 1 部及
びその写し 5 部)及び受理票 1 部をNEDO事務局(新エネルギー部)まで提出してください。
助成金交付申請書を入れた電子ファイル(CD-R、Microsoft Office 2007 で編集可能なデータ
を使用してください。PDFは不可)1 枚もあわせて送付(持参)ください。なお、申請書は添
付書類を含め全て A4 サイズとし、各部ごとに左上をクリップ等で止めてください(ステープラ
ー留め、製本は行わないでください)。
国外企業等と連携している、又はその予定がある場合は当該国外企業等と締結した共同研究契
約書の写し、又は当該外国外企業との共同研究の意志を示す覚書の写し 1 部。
(注)連携している、又は連携しようとしている国外企業等がNEDOの指定する相手国の公
的資金支援機関(スペイン政府・産業技術開発センター(CDTI)が該当。)の支援を受けよ
うとしている(又は既に受けている)場合は、NEDOが提供する交付申請書(英文様式)の写
し、もしくは既に認証を取得しているのであれば交付決定書及び認定証(ラベル)の写し 1 部。
詳細はNEDOホームページにて御確認ください。
ジャパン・スペイン・イノベーションプログラム(JSIP)
<http://www.nedo.go.jp/activities/AT1_00473.html へリンク>
提出された申請書を受理した場合は、受理票を申請者にお渡ししますので受理票に必要事項を
記載の上送付(持参)ください。
助成金交付申請書及び記入上の注意事項は、NEDOホームページ<http://www.nedo.go.jp/>
の公募情報からダウンロードできます。
なお、提出された申請書類、添付資料等は返却致しません。
b.
申請に関する注意
2 法人以上による共同の申請も本助成事業では認めています。また、企業間の共同研究の形態
も対象とします。その場合、申請書において助成期間内及び企業化におけるそれぞれの役割分担
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等を明確に記述してください。また、企業化能力のない者の申請は公募の対象とはしませんので
御注意ください。
交付申請書に添付する積算表は、複数年度交付決定が予定されている場合でも、年度ごと作成
し、その全年度分を添付してください。
c.
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)への登録
応募に際し、併せて e-Rad へ応募基本情報を申請することが必要です。連名の場合には、代表
して一法人から登録を行ってください。
(e-Rad を初めて利用される場合、登録手続きに 2 週間程
要する場合がありますので、余裕をもって登録手続きをしてください。)詳細は、e-Rad ポータル
サイトを御確認ください。
e-Rad ポータルサイト
http://www.e-rad.go.jp/
e-Rad ヘルプデスク
http://www.e-rad.go.jp/contact/index.html
※e-Rad への登録にあたり、再委託先等がない場合でも、金額記入欄に 0 が入力できない場合は
1 を入力して下さい。
(3)交付の決定について
a.
交付の決定方法
提出された交付申請は、下記「5.審査について」に記載の審査方法により審査を行い、助成事
業者を決定します。この場合、交付申請に係る事項に修正を加えて助成金の交付を決定する場合
があります。
b.
採択結果の通知
採択された事業については、NEDOから申請者に通知します。不採択の場合も、評価結果を
添えてその旨を通知します。なお、通知の時期は、平成 27 年 6 月を予定しています。
(4)助成事業開始までの手続きについて
決定された助成事業者に対しては、助成金交付に先立ち事業説明会を開催しますので、参加し
てください。
(5)プレスリリース等について
採択された事業に関しては、申請者の氏名、助成事業の名称及び助成事業の概要をNEDOの
ホームページに公表します。また下記の審査委員(評価者)の所属、氏名について、採択決定後
にNEDOのホームページに公表します。また、必要に応じてプレスリリースを行う場合があり
ます。
4. 審査について
(1)審査方法
審査は、外部の有識者からなる事前審査とNEDO内に設置する契約・助成審査委員会で行な
います。事前審査では、助成金交付申請書の内容について審査し、本事業の目的の達成に有効と
認められる助成事業者候補を選定し、NEDOの定める基準等により審査し助成事業者を決定し
ます。助成事業者の選定は非公開で行われ、審査の経過に関する問い合わせには応じられません
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ので御了承ください。また、申請者に対して、必要に応じてヒアリングや追加資料の提出等を依
頼いたします。
(2)審査事項
a.
事前審査の基準
助成事業者の採択に際しては、次の視点から審査します。
i.
事業者評価
技術的能力、助成事業を遂行する経験・ノウハウ、財務能力(経理的基礎)、経理等
事務管理/処理能力
ii.
事業化評価(実用化評価)
新規性(新規な開発又は事業への取り組み)、市場創出効果、市場規模、社会的目標
達成への有効性(社会目標達成評価)
iii. 企業化能力評価
実現性(企業化計画)、生産資源の確保、販路の確保
iv. 技術評価
技術レベルと助成事業の目標達成の可能性、基となる研究開発の有無、保有特許等に
よる優位性、技術の展開性、製品化の実現性、重要技術課題との整合性
v.
社会的目標への対応の妥当性
vi. 海外の研究機関、企業とのパラレル支援等の自国費用自国負担による国際連携の場合
特にNEDOの指定する相手国の公的支援機関の支援を受けている、あるいは受けよ
うとしている相手国研究機関、企業との連携
国外の研究機関等とのパラレル支援等※の自国費用自国負担による国際連携として
提案された場合は、その国際連携の内容が、国内研究機関等のみの連携よりもメリット
があることが明確であるかを審査します(プロジェクトが生み出す成果の質が向上する、
実用化・事業化までの期間の短縮が期待される等)。また、特に相手国研究機関等がN
EDOの指定する相手国の公的支援機関の支援を受けようとしている(又は既に受けて
いる)ものである場合には、その妥当性についても確認、審査いたします 。
※パラレル支援(コ・ファンディング)制度:国際共同研究における各参加機関への
費用支援は、それぞれの国の研究支援機関等が自国参加機関分について個別に判断して
行うもの。NEDOの指定している公的支援機関としてはスペインCDTI が該当。
b.
助成金の交付先に関する選考基準
助成金の交付先は、次の基準により選考するものとする。
i.
ii.
助成金交付申請書又は申請書の内容が次の各号に適合していること。
1.
助成事業の目標が機構の意図と合致していること。
2.
助成事業の方法、内容等が優れていること。
3.
助成事業の経済性が優れていること。
助成事業における助成事業者の遂行能力が次の各号に適合していること。
1.
関連分野における事業の実績を有していること。
2.
助成事業を行う人員、体制が整っていること。(国際共同研究体制をとる場合、そ
のメリットが明確であること。また、特にNEDOが指定する相手国の公的資金支
援機関の支援を受けようとしている(又は既に受けている)場合はその妥当性が確
認できること。)当該開発等に必要な設備を有していること。
3.
助成事業の実施に必要な設備を有していること。
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4.
経営基盤が確立していること。
5.
助成事業の実施に関して機構の必要とする措置を適切に遂行できる体制を有して
いること。
5. 年間スケジュール
平成27年
公募期間:
4 月 3 日~5 月 7 日
4 月 13 日
公募説明会:
審査期間:
5 月上旬~6 月下旬
事前審査:
5 月下旬(予定)
交付決定:
6 月下旬
6. 秘密の保持
提出された申請書は、助成事業者の選定のみに使用します。評価者には守秘義務がありますが、申
請者が申請書の一部について非公開の扱いを希望する場合は、該当する部分を「様式第 1、添付資料
4」に明示ください。NEDOはその部分については評価者に開示しません。ただし、この場合、評
価者の判断材料が不足するために評価が低くなるおそれがありますので、御注意ください。
取得した個人情報については、研究開発等実施体制の審査のために利用します。また、特定の個人
を識別しない状態に加工した統計資料等に利用することがあります。御提供いただいた個人情報は、
上記の利用目的以外で利用することはありません。(ただし、法令等により提供を求められた場合を
除きます。)
なお、e-Rad に登録された各情報(プロジェクト名、応募件名、研究者名、所属研究機関名、予算
額及び実施期間)及びこれらを集約した情報は、「独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法
律」
(平成 13 年法律第 140 号)第 5 条第 1 号イに定める「公にすることが予定されている情報」とし
て取り扱われます。
7. 留意事項
(1)企業化状況報告書等の提出
採択された事業にあっては、助成事業完了後に企業化に努めていただくとともに、5 年後までの
企業化状況報告書を毎年度提出していただきます。また、助成事業の成果を踏まえた当該助成事業
に係る事業化計画書等を提出していただくことがあります。
(2)収益納付
当該助成事業の企業化等により、収益が生じたと認められたときは交付した助成金の全部又は
一部に相当する金額を納付していただくことがあります。
(3)処分制限財産の取り扱い
助成金執行の適正化の観点から、助成事業で取得した機械装置等の取得財産には処分制限があ
ります。(課題設定型産業技術開発費助成金交付規程
第16条)
(4)NEDO研究開発プロジェクトの実績調査票の記入
過去に実施したNEDOの研究開発プロジェクトの成果について調査票に記載していただきま
す。詳細につきましては別添 1 を御覧ください。
なお、本調査は採択審査に活用しますので、必ず提出をお願いいたします。
8
(5)追跡調査・評価
助成事業終了後、追跡調査・評価に御協力いただく場合がございますので御協力をお願い申し
上げます。追跡調査・評価については、添付の参考資料「追跡調査・評価の概要」を御覧願いま
す。
また、特許等の取得状況及び事業化状況調査(バイドールフォローアップ調査)についても、
御協力をいただく場合がございます。
(6)「国民との科学・技術対話」への対応
本事業を受託する事業者は、研究活動の内容や成果を社会・国民に対して分かりやすく説明す
る活動(以下、
「国民との科学・技術対話」という)に関する直接経費の計上が可能です。本事業
において「国民との科学・技術の対話」の活動を行う場合は、その活動の内容及び必要な経費を
提案書に記載して提出してください。本活動に係る支出の可否は、研究活動自体への影響等も勘
案して判断します。
また、本活動を行った場合は、年度末の実績報告書等に活動実績を盛り込んで報告してくださ
い。本活動は中間評価・事後評価の対象となります。
なお、本事業以外で自主的に本活動に取り組むことは妨げませんが、間接経費を活用して本活
動を行った場合は実績報告書への記載等(本活動に係る事項のみで結構です)によりNEDOに
報告してください。
(7)交付決定の取り消し
申請内容の虚偽、助成金の重複受給等が判明した場合、交付決定後であっても交付決定を取り
消し、助成金の返還を求めることがあります。
(8)公的研究費の不正な使用及び不正な受給への対応
公的研究費の不正な使用及び不正な受給(以下「不正使用等」という。)については、「公的研
究費の不正な使用等の対応に関する指針」
(平成 20 年 12 月 3 日経済産業省策定。以下「不正使用
等指針」という。※1)及び「補助金交付等の停止及び契約に係る指名停止等の措置に関する機構
達」
(平成 16 年 4 月 1 日 16 年度機構達第 1 号。NEDO策定。以下「補助金停止等機構達」とい
う。※2)に基づき、NEDOは資金配分機関として必要な措置を講じることとします。併せて本
事業の事業実施者も研究機関として必要な対応を行ってください。
本事業及び府省等の事業を含む他の研究資金において、公的研究費の不正使用等があると認め
られた場合、以下の措置を講じます。
※1.「不正使用等指針」についてはこちらを御参照ください:経済産業省ホームページ
http://www.meti.go.jp/policy/economy/gijutsu_kakushin/innovation_policy/kenkyu-hotline.htm
※2.「補助金停止等機構達」についてはこちらを御覧ください: NEDOホームページ
http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/kokuhatu_index.html
本事業において公的研究費の不正使用等があると認められた場合
a.
i.
当該研究費について、不正の重大性などを考慮しつつ、全部又は一部を返還していただき
ます。
ii.
不正使用等を行った事業者等に対し、NEDOとの契約締結や補助金等の交付を停止しま
す。
(補助金停止等機構達に基づき、処分した日から最大 6 年間の契約締結・補助金等交付の
9
停止の措置を行います。
)
iii.
不正使用等を行った研究者及びそれに共謀した研究者(善管注意義務に違反した者を含む。
以下同じ。)に対し、NEDOの事業への応募を制限します。
(不正使用等指針に基づき、不正の程度などにより、原則、当該研究費を返還した年度の
翌年度以降 1~5 年間の応募を制限します。また、個人の利益を得るための私的な流用が確
認された場合には、10 年間の応募を制限します。)
iv.
府省等他の資金配分機関に対し、当該不正使用等に関する措置及び措置の対象者等につい
て情報提供します。このことにより、不正使用等を行った者及びそれに共謀した研究者に
対し、府省等他の資金配分機関の研究資金への応募が制限される場合があります。また、
府省等他の資金配分機関からNEDOに情報提供があった場合も同様の措置を講じること
があります。他府省の研究資金において不正使用等があった場合にも i~iii の措置を講じる
ことがあります。
v.
不正使用等の行為に対する措置として、原則、事業者名(研究者名)及び不正の内容等に
ついて公表します。
「公的研究費の不正な使用等の対応に関する指針」(平成 20 年 12 月 3 日経済産業省策定)
b.
に基づく体制整備等の実施状況報告等について
本事業の契約に当たり、各研究機関では標記指針に基づく研究費の管理・監査体制の整備が
必要です。
体制整備等の実施状況については、報告を求める場合がありますので、求めた場合、直ちに
報告するようにしてください。なお、当該年度において、既に、府省等を含め別途の研究資金
への応募等に際して同旨の報告書を提出している場合は、この報告書の写しの提出をもって代
えることができます。
また、NEDOでは、標記指針に基づく体制整備等の実施状況について、現地調査を行う場
合があります。
(9)研究活動の不正行為への対応
研究活動の不正行為(ねつ造、改ざん、盗用)については「研究活動の不正行為への対応に関
する指針」
(平成 19 年 12 月 26 日経済産業省策定。以下「研究不正指針」という。※3)及び「研
究活動の不正行為への対応に関する機構達」
(平成 20 年 2 月 1 日 19 年度機構達第 17 号。NED
O策定。以下「研究不正機構達」という。※4)に基づき、NEDOは資金配分機関として、本事
業の事業実施者は研究機関として必要な措置を講じることとします。そのため、告発窓口の設置
や本事業及び府省等他の研究事業による研究活動に係る研究論文等において、研究活動の不正行
為があると認められた場合、以下の措置を講じます。
※3.研究不正指針についてはこちらを御参照ください:
経済産業省ホームページ
http://www.meti.go.jp/policy/economy/gijutsu_kakushin/innovation_policy/kenkyu-hotline.htm
※4.研究不正機構達についてはこちらを御参照ください:
NEDOホームページ
http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/kokuhatu_index.html
本事業において不正行為があると認められた場合
a.
i.
当該研究費について、不正行為の重大性などを考慮しつつ、全部又は一部を返還していた
だくことがあります。
ii.
不正行為に関与した者に対し、NEDOの事業への翌年度以降の応募を制限します。
(応募制限期間:不正行為の程度などにより、原則、不正があったと認定された年度の翌年
10
度以降 2~10 年間)
iii.
不正行為に関与したとまでは認定されなかったものの、当該論文等の責任者としての注意
義務を怠ったことなどにより、一定の責任があるとされた者に対し、NEDOの事業への
翌年度以降の応募を制限します。
(応募制限期間:責任の程度等により、原則、不正行為があったと認定された年度の翌年度
以降 1~3 年間)
iv.
府省等他の資金配分機関に当該不正行為に関する措置及び措置の対象者等について情報提
供します。このことにより、不正行為に関与した者及び上記 iii により一定の責任があると
された者に対し、府省等他の資金配分機関の研究資金による事業への応募が制限される場
合があります。また、府省等他の資金配分機関からNEDOに情報提供があった場合も同
様の措置を講じることがあります。
v.
NEDOは不正行為に対する措置を決定したときは、原則として、措置の対象となった者
の氏名・所属、措置の内容、不正行為が行われた研究資金の名称、当該研究費の金額、研
究内容、不正行為の内容及び不正の認定に係る調査結果報告書などについて公表します。
過去に国の研究資金において不正行為があったと認められた場合
b.
国の研究資金において、研究活動における不正行為があったと認定された者(当該不正行為
があったと認定された研究の論文等の内容について責任を負う者として認定された場合を含
む。)については、研究不正指針に基づき、本事業への参加が制限されることがあります。
なお、本事業の事業実施者は、研究不正指針に基づき研究機関として規定の整備や受付窓口
の設置に努めてください。
(10)
NEDOにおける研究不正等の告発受付窓口
NEDOにおける公的研究費の不正使用等及び研究活動の不正行為に関する告発・相談及び通
知先の窓口は以下のとおりです。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
検査・業務管理部
〒212-8554 神奈川県川崎市幸区大宮町 1310
電話番号:
044-520-5131
FAX 番号:
044-520-5133
電子メール:[email protected]
ホームページ:
研究活動の不正行為及び研究資金の不正使用等に関する告発受付窓口
<http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/kokuhatu_index.html へリンク>
(電話による受付時間は、平日:9 時 30 分~12 時 00 分、13 時 00 分~18 時 00 分)
8. 申請書記載に当たって
申請書記載に当たっては、
「記入上の注意」を熟読ください。申請書の提出に際して、
「記入上の注
意」に添付したチェックリストを必ず使用ください。なお、本事業に必要な書式は全て「申請書類」
に含まれています。
9. その他
メール配信サービス(http://www.nedo.go.jp/nedomail/index.html)に御登録いただきますと、
ウェブサイトに掲載された最新の公募情報に関するお知らせを随時メールにてお送りいたします。
ぜひ御登録いただき、御活用ください。
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10. 問い合わせ先
本事業の内容及び契約に関する質問等は説明会で受け付けます。それ以降のお問い合わせは、4 月
14 日から 4 月 28 日の間に限り下記宛てに FAX にて受け付けます。ただし審査の経過等に関するお問
い合わせには応じられません。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
新エネルギー部
新家、江川
FAX:044-520-5276
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