2014年4月 本の上の映画館チラシ

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2014 April
特集
シネアストの肖像 本橋成一
特集
シネアストの肖像 本橋成一
会場:プレゼンテーションスタジオ 定員:100 名 入場:無料 主催・運営:NPO Community Design Council 協力:ポレポレタイムス社、川口市立アートギャラリー・アトリア
●申し込みは不要ですので、上映当日に会場までお越しください。開場は各日上映時間の 30 分前です。
●定員以上の入場はできませんので、ご了承ください。
●音の聞こえづらい方をサポートする磁気ループシステムを導入しています。T モードつき補聴器をお持ちでない方には、専用受信機を貸し出します。
月 13 日(日)14:00∼ (上映時間 105 分)
4ほうり
『祝の島』
瀬戸内海に浮かぶ山口県上関町祝島。豊穣な海や山の恵みに支えら
れた 1000 年の歴史を刻む島 。1982 年 、対岸に原子力発電所の建
設計画が持ち上がる。効率と利益を追い求める社会が生んだ原発と、
大きな時間の流れと共にある島の生活。原発予定地と集落は、海を挟
んで向かい合う。
監 督:纐纈あや/ プロデューサー:本橋成一/ナレーション:斉
藤とも子/ 2010 年/日本/ HDV (土)14:00∼
( 上映 時 間118 分)
月
日(火)
4 19
19:00∼
『ナージャの村』
チェルノブイリ原発事故で汚染されたベラルーシのドゥヂチ村 。そこに
故郷を離れず、汚染された村に残る6家族がいる。そこは汚染されて
いるとは思えないユートピアのように美しい村。写真家・本橋成一の
初監督作品。16 ㎜フィルムでの特別上映。
監督・企画・原案:本橋成一/プロデューサー:本橋成一/ナレーショ
ン:小沢昭一/1997 年/日本=ベラルーシ/ 16 ㎜フィルム/字幕
4 月 22 日(火)19:00∼ (上映時間 92 分)
『水になった村』
2008 年完成の日本最大のダム 徳山ダム に水没する徳山村の住民
は次々と近隣の移転地へ引っ越して行った。しかし、村が沈んでしまう
までできる限り暮らし続けたいと、街から戻ってくる老人たちがいた。
バッタや草木そして人間たち、すべての生き物に捧ぐ、徳山村 15 年の
記録。
監督・撮影・スチール:大西暢夫/企画・製作:本橋成一/ 2007
年/日本/ DVCAM
4 月 30 日(水)19:00∼ (上映時間 102 分)
『バオバブの記憶』
セネガルの首都ダカール近郊のトゥーバトゥール村 。そこには未だ多く
のバオバブがあった。バオバブは子どもたちの遊び場であり、実や葉は
食べ物となり、精霊が宿るご神木は祈りを捧げられた。ひとりの少年
とその家族に焦点をあて、バオバブとともに生きる人々の暮らしを描く。
監督:本橋成一/語り:橋爪功/ 2009 年/日本/ DVCAM/字幕
生きることを見つめる
今月の本の上の映画館は、写真家・本橋成一の
監督/プロデュース作品を一挙上映します。
『祝の島』は纐纈あや監督の作品です。山口県の
祝島で、28 年間原子力発電所の建設に反対してい
る住民をとらえています。自分たちだけではない いの
ち について考えをめぐらせる人々の姿が印象的です。
次に『ナージャの村』
。立ち退き要請のあったベラ
ルーシの小さな村で暮らす少女や周辺にカメラが向
けられます 。同名の写真集もありこちらはモノクロで
すが、映画と同様に人々へ向けられる本橋監督のや
わらかなまなざしは変わりません 。今月は特別に 16 ㎜
フィルムでの上映を行います。その質感もぜひお楽し
みください。
大西暢夫監督の『水になった村』
。岐阜県徳山村
がダムに沈むまでの15 年の記録がつまっており、そ
の土地に暮らすことの意味を改めて考えさせられます。
最後は『バオバブの記憶』です。セネガルに生え
る樹齢 500 年∼ 1000 年にもなるバオバブの木を通
して、時間の流れ、その豊かさについて考え知ること
のできる作品です。
アートギャラリー・アトリアでは本橋監督の写真作
品の展示やトークイベントなどが開催されます。4 月
の本の上の映画館と合わせてお楽しみください。
<フィールド・リフレクション>
会 期:2014 年 3 月 9 日 ( 日 )∼5 月 11 日 ( 日 )
時 間:10:00∼18:00 土曜は 20:00 まで開館
(入館は閉館の 30 分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
場 所:川口市立アートギャラリー・アトリア
( 川口市並木元町 1-76)
5 月の上映予定
9 日(金) 19:00∼ 『そして人生はつづく』
17 日(土)14:00∼ 『阿賀に生きる』
21 日(水) 19:00∼ 『冬冬の夏休み』
25 日(日) 14:00∼ 『遥かなるクルディスタン』