木質バイオマス発電2件目の事業会社を設立いたしました。

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Release
2015年3月30日
愛媛県初 木質バイオマス発電事業会社を設立
~未利用の林地残材や間伐材を主燃料に森林資源を有効活用~
豊田通商株式会社の子会社である株式会社エネ・ビジョン(本社:名古屋市、社長:森田
孝、以下エネ・ビジョン)は、愛媛県松山市において木質バイオマス発電事業の100%
子会社 合同会社えひめ森林発電 を設立し、愛媛県で初めての木質バイオマス発電事
業を開始します。
1.事業開始の趣旨
エネ・ビジョンは、2013年6月に合同会社しまね森林発電を設立し、島根県で発電規
模12,700kWの木質バイオマス発電事業に参入し稼働開始に向けた準備を進めてい
ます。当該プロジェクトが順調に進行していることから、木質バイオマス発電事業の2基
目の案件について事業化調査を進めて参りました。
愛媛県は県土の7割にあたる約40万1千ヘクタールを森林が造成しており、木材の素
材生産量は全国第10位の出荷量を誇っております。平成26年度より「林業躍進プロジ
ェクト」を立ち上げ主伐を計画的・段階的に導入し県産材の増産を図ることで林業を地域
の成長産業としての育成を目指しています。
このたびエネ・ビジョンは愛媛県において、更なる森林資源の有効活用、森林環境の
改善、再生可能エネルギーの普及促進への貢献を目指し木質バイオマス発電事業を開
始いたします。
2.事業の概要
本件は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用した事業で、木質バイオマ
スを燃料として、規模は12,500kw(発電端)、11,100kw(送電端)を予定しています
。使用する燃料は、発電所近郊の間伐材や林地残材を中心とした県内の未利用材を主
燃料とし、一部PKS(やしの種子がら)の輸入材を混焼させる予定で、林業やチップ加工
などの雇用を生み出すと共にエネルギーの地産地消につながります。
発電所の建設予定地は、愛媛県松山市大可賀のコンビナート内で、主要な設備はボイ
ラーや蒸気タービン発電機で構成されます。年間予定発電量は 約87,000MWhで、
四国電力株式会社へ売電する計画で約2万4千世帯の年間消費エネルギーに相当しま
す。年間売上は最大約24億円を予定しており、稼働予定時期は、2017年12月に発電
所が完工、試運転を開始し、2018年1月より営業運転を開始する予定です。
本件は中部経済産業記者会、貿易記者会に同時に資料配布しております。
【本件の問合せ先】
豊田通商株式会社
株式会社エネ・ビジョン
渉外広報部 広報室
業務部
Tel:052-584-5011
Tel:052-744-3931
【参考資料】
◇ エネ・ビジョンの概要
1.名 称
2.事業内容
3.設 立
4.所在地
5.代表者
6.資本金
7.株主構成
8.従業員数
: 株式会社 エネ・ビジョン
: コージェネレーション設備並びに省エネルギー設備の提案、
設計、施工、メンテナンス
: 2002年3月
: 名古屋市千種区今池四町目1番29号ニッセイ今池ビル5階
: 森田 孝
: 92百万円
: 豊田通商株式会社
52.2%
ヤンマー株式会社
26.1%
株式会社豊通マシナリー
8.7% 他
: 28名 (2015年2月現在)
◇ 合同会社えひめ森林発電の概要
1.名 称
2.資本組入金
3.設立
4.出資比率
5.設備投資
6.従業員数
: 合同会社えひめ森林発電
: 130.5百万円 (資本金10百万円、資本準備金120.5百万円)
: 2015年1月23日
: エネ・ビジョン100%
: 約5,000百万円(設備、土木、建築込)
: 11名 (予定)