2015/04/13 60min chart 4/6-4/10 先 週 の ド ル 円 6日 7日 8日 9日 10日 Source: CQG, Inc. © 2006 All rights reserved worldwide. 6日 ドル円はイースターマンデーの祝日でしばらくはもみ合いが続いていたが、NY時間に入ると米長期 金利の上昇を手掛かりに買いが強まり119.685円まで値を上げた。 7日 ドル円は米長期金利の上昇や堅調な株価を背景に買いの流れが継続。対ユーロでドル買いが進ん だ影響も受けて120.45円まで上値を伸ばした。 先 週 8日 の 相 場 9日 10日 総括 概 況 日銀が金融政策の現状維持を発表したが、一部市場で追加緩和への思惑が広がっていたこともあ り、ドル円は公表後に売りで反応。一時119.65円まで値を下げた。ただ、その後は日経平均先物の上 昇などを支えに買い戻しが進んだ。3月17-18日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で 「数人のメンバーは6月の利上げが正当化されると判断」などの見解が示されたことも買い戻しを誘い 120円台を回復した。 ドル円は対資源国通貨でドル売りが進んだ流れに沿って119.86円まで下げたものの、前週分の米新 規失業保険申請件数が予想より強い結果となったことで買い戻しが進んだ。ユーロに対するドル買い も後押しし120.74円まで買い上げられた。 ドル円は対ユーロや対カナダドルでドル売りが進んだ流れに沿って120.045円まで下押ししたものの、 一巡後は米長期金利の低下幅縮小などを受けて若干下げ渋った。 先週のドル円は強含み。週明けはしばらく方向感の乏しい動きとなっていたが、NY勢の参入後は米 長期金利の大幅上昇に伴って買いが強まり119.685円まで値を上げた。翌7日も買いの流れが継続し、 日経平均先物の上昇などを支えに120.45円まで上昇。もっとも、8日の日銀金融政策決定会合で金融 政策の据え置きが決定されると利益確定目的の売りが強まり、119.65円まで下押しした。その後は 120円台でのもみ合いに。FOMC議事要旨を受けて120.30円台まで買い戻しが進んだが、7日につけ た高値の120.45円を上抜けることが出来ずに失速。9日には米長期金利の上昇を手掛かりに3月20日 以来の高値となる120.74円まで値を上げたが、10日は週末前のポジション調整の売りなども出て 120.045円まで下げた。 先週の注目された経済指標結果 日付 時刻 曜 通貨 指標名 比 月 前回値 6日 23:00 月 USD 7日 13:30 火 8日 * 8日 改定値 予想値 ISM非製造業景況指数 * 3月 56.9 56.5 AUD RBA政策金利 * * 2.25% 2.25% 水 JPY 日銀金融政策決定会合 * * * * * * 27:00 水 USD FOMC議事要旨 * * * * * * 9日 20:00 木 GBP BOE政策金利 * * 0.50% 9日 21:30 木 USD 新規失業保険申請件数 * 前週分 26.8万件 10日 21:30 金 CAD 新規雇用者数 * 3月 -0.1万人 0.50% 26.7万件 結果 56.5 2.25% 0.50% 28.2万件 28.1万件 0.0万人 2.87万件 一言コメント・・・日銀が7-8日に開いた金融政策決定会合で追加緩和を見送ったことから円買い・ドル売りが 入る場面もありました。 先週の注目された要人発言 6日21:34 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁「利上げ開始時期は経済動向次第になるだろう」「著しいドル高は貿易を弱め る」「失業率は2015年下期に5%に近づくと予想」 7日07:39 ロックハート米アトランタ連銀総裁「景気減速が進行中であると結論づける用意はまだ出来ていない」「3月米 雇用統計は弱い第1四半期のデータと一致」「6月でなく7月か9月の利上げに賛成」 7日21:52 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁「2016年後半まで利上げは延期するべき」「2015年の利上げは間違いで ある」「2017年末までに2%付近で利上げを終了するべき」「景気が低迷すれば再び資産買い入れを行う可能性」 8日15:34 黒田東彦日銀総裁「円安などを背景に輸出も緩やかに増加していく」「物価の基調は着実に改善している」「量 的・質的金融緩和は所期の効果を発揮している」「15年度を中心とする期間に物価は2%に達する可能性は高い」 8日21:16 パウエルFRB理事「年内の利上げ開始を支持する経済状況を予想する」「当面、非常に緩やかなペースでの 利上げが望ましい」「今年、政策金利が上昇する時期が来る」「利上げを急ぐ必要はない」 9日03:02 FOMC議事要旨「年内の利上げを支持」「6月の利上げについては意見が分かれる」「数人のメンバーは6月の 利上げが正当化されると判断」「労働市場は一段と改善。ドルと原油価格の安定がインフレ上昇を支援するだろう」 9日08:45 キーNZ首相「NZドルは米ドルに対してさらに下落する可能性が高い」 10日23:23 ラッカー米リッチモンド連銀総裁「中銀はすべてのマーケットのボラティリティを防ぐことはできない」「最近の いくつかの低調な経済指標は一時的なもの」「FOMC議事要旨は6月利上げ支持をしっかり示した」「米経済は改善が続 いている」 一言コメント・・・低調だった3月米雇用統計前のFOMCですが、FOMC議事要旨を受けて市場では一時的に 米早期利上げが意識されたため全般ドル買いが広がりました。 今週の経済指標 日付 時刻 曜 通貨 指標名 比 月 前回値 14日 17:30 火 GBP 14日 21:30 火 15日 20:45 15日 改定値 CPI 前月比 3月 0.3% 0.2% USD 小売売上高 前月比 3月 -0.6% 1.0% 水 EUR ECB政策金利 * * 0.05% 0.05% 23:00 水 CAD BOC政策金利 * * 0.75% 0.75% 15日 27:00 水 USD ベージュブック * * * 16日 21:30 木 USD 新規失業保険申請件数 * 前週分 28.1万件 28.0万件 17日 21:30 金 USD CPI 前月比 3月 0.2% 0.3% * 予想値 * 今週の注目経済指標は・・・米小売売上高 GIweekly今週のマーケットポイント [限定版]は 『ひまわりFX WEB』にログイン後の 「マイページ」にてご覧いただけます。 • 今週のドル円相場見通し • 今週のGI24コメンテーターの一言 – 荻野金男 – 和田仁志 • 今週の注目経済指標 • 今週のテクニカルポイント • 先週のコメント – 今井雅人 – エマージングウオッチ 情報提供元:グローバルインフォ グローバルインフォ株式会社より提供している情報(以下「情報」といいます。)は、情報提供を目的とするものであり、特定通 貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最 終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注 意ください。商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三 者に譲渡または使用させることは出来ません。情報の内容によって生じた如何なる損害についても、グローバルインフォ(株)は 一切の責任を負いません。
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