周南市中小企業振興融資制度Q&A

周南市中小企業振興融資制度Q&A
Q1
A1
今回の改定の適用はいつからか?
今回の改定は、平成27年4月1日からであり、4月1日以降に申請される融資
から適用されます。
したがって、申請書の日付が平成27年4月1日以降の申込から新たな制度が適
用されますので、お間違えの無いようお願いします。
Q2
A2
今回の改定のポイントは?
今回の改定は、融資利率、融資期間、融資限度額、融資審査会の運用等に至るま
での全面的な改定です。
具体的には、概ね次のような改定を行っています。
①融資利率
1.9%~2.2%
②融資期間
5年~10年
③融資限度額
・小規模企業近代化資金(旧中小企業近代化資金)
1000万円 ⇒ 2000万円
・中小企業設備資金(旧中小企業一般資金)
1500万円 → 3000万円
④廃止メニュー
・小規模企業緊急資金(保証付)
・無担保・無保証人資金(保証付)
⑤新設メニュー
・小規模・中小企業経営改善資金(保証付)
・中心市街地活性化資金(保証付)
・企業立地促進資金(プロパー)
⑥変更メニュー
・中小企業近代化資金(保証付)
⇒ 「小規模企業近代化資金」
・中小企業一般資金(プロパー)
⇒「中小企業運転資金」と「中小企業設備資金」に分割
⑦融資審査会
保証付制度融資は、これまで、月に2回の審査会を経て融資の
承認がされていましたが、4月以降は、基本的に、随時、山口
県信用保証協会に申請し、承認されれば、融資実行ができます。
※案件によっては、融資審査会が開催されますので、融資実行
までの期間がかかることがあります。
⇒
⇒
1.3%~1.7%
7年~15年
周南市中小企業振興融資制度Q&A
Q3
A3
小規模企業特別資金(保証付)は、どのように変わったのか?
これまでは、分割返済の実績(期間及び金額)が1/2以上であれば、折り返し
で融資を受けることができましたが、1資金1契約となっていましたので、折り返
し前等での急な資金需要に対応できていませんでした。
4月1日以降の新制度では、融資限度額の範囲内で2口目の融資を可能としまし
たので、
「設備資金の融資を受けた後、運転資金がどうしても必要となった」という
ような場合には、融資限度額の範囲内で2口目の融資を受けることができます。
ただし、資金使途が同じ場合(運転資金の融資を受けている方が運転資金を申し
込まれる等)は、分割返済の期間が2年以上又は返済額が1/2以上であることが
必要です。
Q4
A4
小規模企業特別資金(保証付)以外の資金の契約口数は?
小規模企業特別資金以外の資金は、保証付資金・プロパー資金を通じて、従来ど
おり、資金ごとに契約口数は1口です。(1資金1契約)
Q5
A5
小規模・中小企業経営改善資金(保証付)は、どのような資金か?
この資金は、業況の厳しい小規模及び中小企業を対象とする資金で、セーフティ
ネット保証の認定を受けた事業者だけでなく、セーフティネット保証の対象外業種
の事業者でも同等の状況であれば利用できます。
また、山口県指定の指定再生手続き開始申立等事業者に債権を有する事業者(債
権額50万円以上又は取引依存度20%以上)や災害により事業活動に影響を受け
た事業者(罹災証明を受けた事業者)も利用することができます。
申請に当たっては、これらの状況が分かる書類(セーフティネット保証認定書(周
南市で認定したもの)など)の添付が必要となります。
Q6
A6
中心市街地活性化資金(保証付)は、どのような資金か?
この資金は、中心市街地での民間投資を活発化させることを目的とした資金で、
「周南市中心市街地活性化基本計画」の区域内で店舗や事務所等を新設、改装され
るような場合などに利用していただけるものです。
中心市街地活性化基本計画の区域は、市制度融資パンフレットの裏面に地図を記
載していますので確認してください。
Q7
A7
小規模企業近代化資金(保証付)は、どのように変わったのか?
この資金は、これまでは「中小企業」が対象でしたが、4月以降は対象が「小規
模企業」に限定されます。
また、融資限度額を1000万円から2000万円へと増額し、融資期間も5年
から15年へと延長しています。
さらに、信用保証協会の保証料を市が全額助成するよう改定しています。
周南市中小企業振興融資制度Q&A
Q8
A8
中小企業一般資金(プロパー)は、4月以降、どのように変わるのか?
この資金は、中小企業の方によく利用される資金でしたが、1資金1契約という
条件があったため、運転資金と設備資金の併用ができませんでした。
今回の改定で、
「中小企業一般資金」を「中小企業運転資金」と「中小企業設備資
金」に別メニューとして分けたため、運転・設備の両融資を同時に受けられるよう
になりました。
Q9
A9
企業立地促進資金(プロパー)は、どのような資金か?
この資金は、周南市が今後育成したいと考えている事業分野を対象とした資金を
用意することで、この分野での新たな企業立地を促すことを目的としたものです。
この資金を利用したい場合は、事前に商工振興課にご相談いただき、融資対象事
業であるか確認のため、
「企業立地促進資金融資対象事業確認書」の交付を受けてい
ただく必要があります。
Q10 小規模企業特別資金(保証付)と小規模企業近代化資金(保証付)の違いは?
A10
小規模企業特別資金は、使途に制限を設けない資金ですが、小規模企業近代化資
金は、その資金で導入する設備等により、事業の効率化や拡大等が図れるものや大
規模な工場の増設、店舗の拡大、顧客の取り込みや従業員の福利厚生の充実のため
の駐車場の整備、従業員の福利厚生の充実のための福祉施設の整備等に利用してい
ただくためのメニューです。
したがって、近代化資金を利用される場合は、「周南市中小企業振興融資申込書」
の資金使途欄に、
「どんな設備を導入し、そのように事業が効率化されるのか」や「事
業拡大のための工場の増設」等の記載をお願いします。
Q11 どの資金でも融資期間内であれば短期で融資ができるのか?
A11
短期で融資できるのは、手形貸付である中小企業季節資金(プロパー)のみです。
他の資金は、証書貸付ですので、1年以上の長期での融資ということになります。
Q12 4月以降、申請の仕方はどうなるのか?
A12
保証付制度融資に関しては、これまで、信用保証協会での事前審査完了後、商工
会議所に書類を提出し、毎月3日と18日に開催される融資審査会で承認されてい
ましたが、4月以降は、基本的には、随時、信用保証協会に書類一式を提出してい
ただき、信用保証協会で承認されれば融資が実行できることとなりますので、中小
企業者が金融機関に相談されてから融資実行までの期間が大幅に短縮されることと
なります。
ただし、融資審査会の開催が必要と判断される場合は、審査会での承認となりま
すので、融資実行までは一定の期間がかかる場合もあります。
プロパー制度融資に関しては、基本的にこれまでと同様、各取扱金融機関で融資
決定をしていただきますが、新たに設けた「企業立地促進資金」に関しては、申込
者が実施する事業が対象事業となるのか判断するため、事前に商工振興課にご相談
いただき「企業立地促進資金融資対象事業確認書」の交付を受けていただく必要が
あります。
周南市中小企業振興融資制度Q&A
Q13 土地の取得も対象となるのか?
A13
市制度融資を土地の取得のための資金として利用することは可能ですが、事業用
の土地として取得する場合に限ります。
投機目的の土地取得は、対象となりません。
土地の購入で利用する場合は、事業目的による取得であることを誓約していただ
くための「宣誓書」を添付してください。
Q14 車両の取得も対象となるのか?
A14
市制度融資を利用できるのは、営業等で使用する事業用車両を取得する場合に限
ります。
Q15 資金の併用は可能か?
A15
資金の併用は可能です。
ただし、保証付資金の場合は、2億8000万円が限度となります。
(既保証残が
ある場合は、その残額を差し引いた額が限度となります。)
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