インド 予算案2015 概要 - Corporate Catalyst India

Corporate Catalyst India
(in Joint Venture with SCS Global)
www.cci.in
インド
予算案 2015
概要
最近の改正事
項、および直
接税・間接税
に対する予算
案による影響
と経済指標
本資料はクライアントの
方々へ提供させて頂いて
おります。
1
弊社は内容の正確性を担保するべく信頼できる情報源をもとに本資料を作
成いたしました。然しながら、本資料の発行は、法律、税務、会計および
他の専門的なアドバイスの提供を意図しておりません。諸問題へ対処する
際は、その都度、専門家へ相談されることを推奨いたします。
予算案に対する講評 2
概要 4
要点 6
予算案 8
直接税 9
間接税 14
商業・貿易 23
影響 26
最近の改正事項 30
経済指標36
改善の余地ある実績
アショーク・デサイ(経済学者)
年に渡って政権を維持した
(前与党である
党を第一党とする連立政権)は、大衆
主義的な政策を積み重ねていった。例えば、雇用創出のプログ
ラム、補助金を受けた穀物政策などが該当する。加えて、女性、
子供、低カースト、伝統的部族やその他諸々を対象とする福祉
プログラムが多数実施された。
( /
インド人民党)は、この大衆迎合的でリスク回避的なムードを、
「メイク・イン・インディア(インドでものづくりを)」など
国家主義的な政策を打ち出すことで変革していった。私は財務
大臣である
が夢の実現を達成することを期待していた。
つまり、
が、インドを世界有数の工業大国にするのを妨
げていたあらゆるハードルを識別し、そして克服するというこ
とだ。しかし、そうした点において、今回の予算案は攻めの姿
勢に欠けていると感じざるを得ない。
昨年の財政赤字は、約
となる見込みだ。インフレは減速
しており、残額の支出に関する心配はいらないだろう。そのた
め、例えば
から ぐらいまでのより大きな財政赤字を伴い
ながらでも、もっと多くの支出が可能であったはずだ。しかし
ながら、
は、今年の財政赤字は
を越えないこと、ま
た今後 年間の財政赤字は、
、
と減少させることにこ
だわった。これは、大胆な政策を取るのと逆の方向である。ま
るで、 世紀の保守主義に回帰するかのようだ。
モディ首相は工業に注力している。彼は、あらゆる製品をイ
ンド国内で製造することを望んでいる。それにも関わらず、工
業部門の成長は鈍化しているか、せいぜい成長に変化が無いと
いう状況だ。私は、財務大臣が工業活性化に向けて何かしら対
策を取ってくれると期待していた。エンジニアリング部門は目
ぼしい成長に欠けている。機械と設備への投資を刺激し、需要
を拡大させる政策を打ち出すことが望まれているだろう。しか
しながら、
は高速道路などインフラ投資プログラムに対
して、より多くの支出を行う政策を表明した。もっともその政
策もインフラ投資プログラムが穏やかな成長を維持するために
十分な程度で、急成長が見込まれる程ではない。
は、民
間の工業部門により多くの投資が集まるための政策を何ら打ち
出さなかった。実業家たちは今政府の最も熱心な支持者である。
私の友人も、
党を嫌い、 が政権を獲得するのを待ち
望んでいた。事実、
は カ月前に政権を獲得したが、そうし
た熱心な支持者に対して
は何をしてくれただろうか?ほと
んど何もしていないではないか。
は
党から引き継いだ様々な社会扶助計画に、よ
り多くの支出を行うと発表した。これは無理もないことだ。な
ぜなら、社会扶助計画は、票を獲得するための手段であり、票
は にとっては
党に対抗するために手段でもあるもの
だからだ。彼は、
の名を冠したいくつかのスキームへ援助
を行った。つまり、
党の伝統を一層進める一助を担っ
たと言える。
同時に、
は新しい戦略をいくつか表明した。英国統治
時代からインド政府は規制大国であった。私が政府に所属して
いた
年代初頭では、政府は上手く機能しておらず、我々は
独立した規制委員会の立ち上げを決定した。その後の間もなく、
官僚たちはこの独立した規制委員会を好むようになった。なぜ
なら、それらは、官僚たちに天下りの機会を与え、退職後の就
職先となるからだった。結果として、より多くの規制機関が立
ち上げられ、今日では、無数の規制機関が乱立している状態だ。
(財務セクタ
ー法規制改革委員会)は、財務面での規制機関を検査し、規制
の方法に対して抜本的な改革を提案した。その報告書に基づく
改革の実施が 年の間、手をつけられないままとなっている。
は、改革の実施は約束しなかったものの、現存する規制
の仕組みに対して新たな委員会を設置することは約束した。
ブラック・マネー(汚職、賄賂)は、 がメスを入れたい分
野となっている。過去に
は外国の銀行にプレッシャーを与
え、インド人の顧客の詳細情報を入手し、数千万ルピーを回収
した。今回の予算案で
は、資金を海外に置いている人々を
罰する新しい法律を制定することを約束した。しかしながら、
その新しい法律は一部には効果が無いだろう。多額の資金を保
有し海外に当該資金を置いておくことを望み、国籍や居住地を
何年も前に変更した人々は、インドの法律によって干渉できな
いからだ。むしろ、
の本政策により困る人々、また当該政
策を逆に誇りに思う人々はそれぞれ一定数はいるだろう。
今回の予算案では、公的債務を管理する機関の設置が表明し
た。本機関の設置は現在進められている状態だ。インド準備銀
行は、公的債務を管理しているが、その管理責任を自身から取
り除き移譲することを望んでいる。しかしながら、本当の問題
は、公的債務の管理にある訳ではなく、政府がほとんどの銀行
を所有し、銀行がどの程度の公的負債を購入し保有するか政府
が望むように強制することが可能な点にあるのだ。銀行が公的
負債を保有し政府が銀行から借入を行えば行うほど、銀行は高
生産部門により少なくしか貸し出しを行うことが出来ない。政
府の新たな公的債務管理機関は、この点を改善することに関し
ては無力だろう。
簡潔に言えば、
の二度目の予算案は、一度目の予
算案よりも優れているが、両者とも改善の余地がある。その点
において、誠に残念である。
は賢い弁護士であるがゆ
えに、私はもっと良い予算案を期待していた。おそらく財務大
臣という仕事は
の好みではないのかもしれない。
な
ら、もっと良い仕事をしてくれると期待していた。モディ首相
は
に外務大臣のポジションを与え、
を
財務大臣に昇格させるべきである。
資本受け取り
税
以外の
収入
サービス税と
その他の税
借入とその他
の負債
歳入源
物品税
その他の非計画的支出
補助金
国防
概要
所得税
関税
法人税
各州への分配
中央計画支出
利子支払い
歳出先
州政府・中央政
府への計画的な
割り当て
州政府・中央政府へ
の計画外の割り当て
要点
予算案
直接税
富裕税が廃止された。それに応じて、サーチャージ
(課徴金)が 上昇した。
間接的な移転に対する相応のペナルティーが明確化さ
れた。
非居住者へのロイヤリティー、技術支援料の支払いに
対する源泉徴収税率は従前の
から
に引き下げら
れた。
国内取引において移転価格税制が適用となる下限が上
昇した。

で延期となった。
の導入は
年ま
間接税
物品税の税率は従前の
から
に上昇した。
サービス税の税率は従前の
(基本税
・教育
目的税 )から包括的に
に上昇した。
部分的なリバースチャージにおけるサービス税の納税
は、サービスの提供者への請求書金額の支払いに関わ
らず税額控除が可能となった。
仮払いサービス税の税額控除が利用可能な期間が ヶ
月から カ月に延長した。
訴訟件数を抑えるべく、ペナルティーに関する規定が
合理化された。
商業・貿易
農業とインフラに注力

(先物市場委員会)は、
(インド証券取引所)と合併予定である。
農業信用組合を支援する支出の表明
社会的な注目項目
個人のスキル開発とイノベーションの促進
貧困層と特権階級以下の層への社会的保護
経済的指標

年度の
成長率は
と予想される。
卸売物価指数に基づくとインフレは平均
外貨準備高は
億ドルと見込まれる。
主要業界に若干の成長が見られた。
に緩和した。
予算案
直接税
間接税
商業・貿易
このセクションでは、2015年2月28日に財務大臣に
より示された直接税及び間接税の重要な法案について
要約している。2015年度Finance Billにおける直接税
の 項 目 は 、 通 常 2015 年 4 月 1 日 か ら 始 ま る 会 計 年 度
(2016年から2017年の賦課年度)において適用されるが
、
間接税は個別に明記が
ない限り、即時に有効とされる。
財務大臣から各Bill に対して、更なる修正発表が
な
される可能性もある。尚、Finance Billを含む法案は、
国会による承認を受ける必要が
あることは留意してお
きたい。
所得税
 個人所得税の基本税率は変更点なし。
`
1 60歳以上の高齢者向けの控除上限額は300,000ルピ
ー、80歳
以上の高齢者向けの控除上限額は500,000ルピ
ーにて据置。2年
収1,000万ルピ
ー超の個人に対する課徴金は10%から12%へ引き
上げ。
1
 パ
ートナーシップ
の事業体と共同事業体(co-operative
societies)への課税は変更なし。年収1,000万ルピ
ー超の個人に
対する課徴金は10%から12%へ引き上げ
 法人税率は変更なしで
据え置き。
国内企業に対する法人税率は今後5年間で25%へ引き下げられる見
通し。
1,000万ルピー及び1億ルピーを超える収入に対する課徴金はそれぞ
れ、5%及び7%から10%及び12%へ引き上げられた。
1,000万ルピー及び1億ルピーを超える収入に対する課徴金はそれぞ
れ、2%及び5%にて据え置き。
 配当税の税率は据え置き。課徴金は10%から12%へ引き上げら
れた。
 教育目的税2%と中等・高等教育目的税1%は据え置き。
給与
 重要な変更点なし。
事業または専門的業務からの収入

州と
州の特定の地域で、2015年4
月1日から2020年3月31日までの期間に新しい工場及び機械の
製造に着手した場合には、追加の減価償却の認識可能額がそ
れらの取得価額の35%まで引き上げられた。
 製造業者及び発電業者における追加の減価償却の認識に関し
て、新しい工場および機械を取得した年度での使用日数が
180日以下の場合には、当該追加の減価償却の認識可能額の
うち未認識の部分を翌年度に持ち越すことができる。

州と
州の特定の地域で、2015年4月
1日から2020年3月31日までの期間に新しく製造を開始する場合
には、Section 32ADに従い追加投資の15%の税制優遇を利用で
きる。
 最低代替税(MAT)における帳簿上の利益は、外国機関投資
家(FIIs)や”
のメンバーに発生してい
る証券からの純利益は除外される。
キャピタルゲイン
 重要な変更点なし。
住宅資産からの収入
 重要な変更点なし。
その他の収入

から発生した利子または解約金
は非課税。
 固定資産の移転に係る交渉において、留保していた前受金は、
交渉が決別した場合には、その他収入としてみなされ、課税
される
払戻と控除
増加
 自宅と会社間の移動に関する通勤手当は800ルピーから1,600
ルピーへ引き上げられた。

”への拠出はSection
80Cに従い控除できる。
 Section 80CCCにおける控除は、生命保険会社またはその他
の年金機関への年金のため支出に対して、10万ルピーから15
万ルピーへ引き上げられた。
 Section 80DDと80Uにおける控除に関して、障害に関する手
当は、5万ルピーから7万5千ルピーへと引き上げられ、重障害
に関する手当は10万ルピーから12万5千ルピーへ引き上げられ
た。
 健康保険及び医療費に関するSection 80Dでの控除は、高齢
者は2万ルピーから3万ルピーへ引き上げられ、その他の場合
は1万5千ルピーから2万5千ルピーへと引き上げられた。
延長

及び”
への拠出額は
Section 80Gに従いその全額を控除することができる。
 Section 80JJAAに従い、新たな正規労働者の雇用に対する追
加控除の範囲が全ての製造業者へ拡大された。新たな正規労
働者の数の基準は100人から50人へ減少した。
 Section 80DDBに従い、80歳以上の高齢者に対する医療費は8
万ルピーまで控除できる。
 ”
に対する寄付は、
Section 80Gに従いその全額を控除することができる。
罰金・訴訟
 海外送金に関する誤ったまたは不十分な情報については10万
ルピーのペナルティーが課せられる。
源泉徴収税
源泉徴収の対象とならない非居住者の支出に関しても届け出
を行う必要がある。
 “Employee Provident Fund”から3万ルピー以上を満期
前に引き出す場合には10%の源泉徴収の対象となる。
外国機関投資家または適格外国投資家へ支払う債権または株
式にかかる利息に関する5%の軽減源泉徴収税の便益は2017年
6月30日まで延長された。
 非居住者に対するロイヤリティーまたは技術支援料(FTS)
の課税は従前の25%から10%に引き下げられた。
国際税務
 インド企業に対する実質的な投資に関する間接的な移転に際
して発生するキャピタル・ゲイン税制の範囲が詳細に明確化
された。
投資の潜在的な市場価格が1億を超えており、投資会社に
より、50%以上の資産を保有している場合には、課税対象
となる。
インド企業における重要な権利の移転に関わるキャピタ
ル・ゲインは
に
より提示されるルールに基づいて、比例的に計算される。
インド企業の資産を有する投資企業を支配・管理しない
少数株主(実質的に持株比率5%以下)による間接的な移転
はキャピタル・ゲイン税制の対象とならない。
インド企業は、その支配構成または株主構成の変更を及
ぼすインド国外での取引に関する情報を報告する責任が発
生する。報告義務を怠った場合、50万ルピーまたは取引価
格の2%相当のペナルティーが課せられる。

は両国の管轄において課税される収入に関して、イン
ド国外で支払った税金に関する税額控除についてのルールを
公表する。
外国銀行のインドにおける恒久的施設による本社または他の
海外拠点への利息の支払いはインドにおいて課税される。
 インドのアドバイザーを通じて行われているインド国外のフ
ァンド管理の活動は非課税。なによりも、ファンドが租税条
約国にあり、インドと関連する事業を構成しておらず、ファ
ンドマネージャーは独立した責任の下で行動し、アームズレ
ングズの下で報酬を与えられることが重要である。
移転価格税制
 国内取引における移転価格規制の対象基準は5千万ルピーか
ら2億ルピーへ引き上げられた。
その他
General Anti-Avoidance Rule(GAAR)条項は会計年度2017年2018年及びそれ以降の期間で行われた取引に関して将来に向
かって適用される。
不動産の購入及び売却に関する2万ルピー以上の現金の授受及
び再支払いは授受及び再支払いの現金と同等額のペナルティ
ーが課せられる。
承認を得た医療機関及び教育機関は、所得税局により登録の
申請を拒否されていた機関であっても、上級裁判所へ上告する
ことが出来る。
 所得税局は誤った評価、すなわち下記と結論づけられた評価
を改定することが出来る。
調査または証明がないもの
納税者の申請に対して調査なしで免除を認めていたもの
による方針、通告、指示に従わないもの
管轄の裁判所または最高裁による方針に従わないもの
 所得秘匿に対するペナルティーの賦課の範囲が最低代替税
(MAT)制度の下で提案された調整内容まで拡大された。
事業体の居住の定義について劇的な変更が提案された。実質
的なマネジメントが当該年度のいずれかのときにインド国内に
いた場合、外国企業は居住者となる。
代替投資信託

の税制は、インド証
券取引委員会(SEBI)の規則により管理されたカテゴリー1
及びカテゴリー2のファンド(ALFs)に対して納税義務のパ
ススルー可能ステータスを与える事で、合理化された。
 投資信託からの収入
事業及び専門的サービスからの利益
その他の利益 –
—
課税対象
非課税
損失 – 相殺または繰越可能
事業収入以外の投資家へ配分された収入 – 配布税は適用
されず、源泉税は10%の適用。
 投資家の収入
投資信託での事業収入 – 非課税
その他の収入 – 課税対象
富裕税
 富裕税は撤回された。
間接税
関税
基本関税率10%及び教育目的税3%は据え置き。
ハイライト
 免税項目













基本関税
殺関税

相
(特別追加関税)
 修正点
タブレットコンピュータに対する物品税に関して、
CENVAT Credit(仕入税額控除)を利用しない場
合には2%が適用され、CENVAT Credit(仕入税額
控除)を利用する場合には12.5%が適用される。
電気自動車の製造において使用される特定の製
品にかかる優遇的な関税制度が2016年3月まで延
長された。
にて
使用される特定の製品にかかる相殺関税(CVD)
及び特別追加関税(SAD)控除が撤回された。
特定のビデオカメラ及びその部品にかかる基本関
税(BCD)はゼロへと軽減された。
高品質のイルメナイトにかかる輸出関税は5%か
ら2.5%へと軽減された。
ガソリンやディーゼル油(High Speed Diesel)に
かかる関税構造は全体的な影響はないものの合理
化された。
 特定分野における基本関税率の変更





















物品税
価 格 に 応 じ た 物 品 税 は 12%( 教 育 目 的 税 を 含 む と
12.36%)は12.50%へ引き上げられた。教育目的税及び
中等・高等教育目的税は撤廃された。
ハイライト
 修正点
物品税のオンライン登録は2営業日以内に完了可能に
する。
購入時のCredit(仕入税額控除)の利用に関する有
効期間が6ヶ月から12ヶ月へ延長された。
訴訟数を抑えるため、ペナルティーに関する条項が
合理化された。
ガソリンやディーゼル油にかかる関税構造は全体的な
影響はないものの合理化された。
工業用の使用ではないビニール袋にかかる関税は15%
へ引き上げられた。
セメントにかかる関税は1トンあたり900ルピーから
1,000ルピーへ引き上げられた。
Ultra Mega Power Projectへの製品にかかる関税控
除利用のための銀行保証を提供する期間は36ヶ月から
42ヶ月へと延長された。Mega Power Projectの場合に
は、期間は66ヶ月へと延長された。
電気自動車の製造に使用される特定の製品にかかる
優遇的な関税制度は2016年3月31日まで延長された。
アイスティーやレモネード、その他の特定の飲料を
含む食製品は、評価に基づいて小売価格が通知される。
 控除
ペースメーカーの製造に使用される特定の原材料
風力発電の製造に使用される
びフェロシリコンマグネシウム
グレードの銑鉄及
ガソリンとディーゼル油(High Speed Diesel)を含
む石油製品の課税
 特定分野における物品税率の変更



`




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
`


`




サービス税
 税率
税率が教育目的税を含む12.36%から全てを含んだ税
率14%へ引き上げられた
クリーンインディア課税(Swachh Bharat)とし
て課税対象のサービスへ2%の課徴金を提案
 新たな控除項目
果物及び野菜の加工及びパッキング
公共排水処理サービス
に関わる生命保険サ
ービス
患者に提供される救急車サービス
博物館、動物園、国立公園、禁猟区、トラ保護
地域に対する入場料
関税所への陸路での輸出可能な製品の輸送
配給業者への展示業者(theater owner)による映
画の展示
 下記のサービスは課税対象となる
アミューズメント設備へのアクセスを通じて提供
されるサービス
一般消費者向けのアルコール飲料の製造サービ
ス
法定機関による事業体(Business entity)へ提
供されるサービス(ネガティブリストにより除外
されている場合を除く)
港または空港に付属する主業務の建設、委託、備
付
公衆電話設備によるサービス
 その他の修正点
サービス税のオンライン登録は2営業日以内に完
了可能にする
電子的な署名によるInvoiceの発行及び電子的な
形式による帳簿の保存・管理が認められた。
サービスプロバイダーにより発生し、請求され
る全ての払戻可能な支出を含む課税可能なサービ
ス
確定申告により申告されたが未払いのサービス
税の支払いに関して政府から特段通知されない
の下で提供されたウェブ上のサー
ビスもサービス税の対象となる。リバースチャー
ジ方式により課税される
訴訟を抑えるため、ペナルティーに関する条項は合
理化された。
廃止
—
2015年4月1日から有効
鉄道、車、船舶による輸送に関して画一的に廃
止。CENVAT Credit(仕入税額控除)なしで、
価額の30%が課税。
Chit Fundサービスへの減額は撤回された。
リバースチャージが適用 - 2015年4月1日から有効
個人やHUF(Hindu Undivided Family)、パート
ナーシップから外国法人へ提供される人出の提
供、警備保障サービス
投資信託販売会社により投資信託運用会社へ提
供されるサービス
宝くじの代理店から販売業者へ提供されるサー
ビス
2015年4月1日以降、部分的なリバースチャージ
におけるサービス税支払いは、サービスの提供者
への支払いに関わらず税額控除が可能となった
購入に関するCredit(仕入税額控除)の利用に
関する有効期間は6ヶ月から12ヶ月へと引き上げ
られた。
商業・貿易
農業部門
 小規 模 な灌 漑設 備 、流域 の 開発 、
へ 億ルピー( 億 千万ドル)
が割り当て

年から
年の 年間の農業への融資を 兆ル
ピー(
億ドル)まで引き上げることを目標
 農業への融資を増やすため、以下のような割り当て
を行った。
への
億ル
ピー( 億 千万ドル)の割り当て
長期地方信用組合へ
当て(長期)
億ルピー( 億ドル)の割り
への
億ルピ
ー( 億ドル)の割り当て(短期)
への
億ルピー
( 億ドル)の割り当て(短期)
社会保障
すべてのインド人のため、とりわけ貧困層や社会的に恵
まれていない人々のための社会保障制度を作るという
スキームが発表された。
ルピーの掛け金で 万ルピー(
に対して支給
のもとで、年間
ドル)の事故死
が確定年金を支給、一定条件
のもとで掛け金(プレミアム)の パーセント分を政
府が負担
のもとで、 歳から
歳を対象にし、年間
ルピーの保険料支払いによ
り、自然死・事故死に対し、 万ルピー(
ドル)
の保険金支払い
能力開発

では、 億ルピー(
ル)を技術・研究開発へ割り当て
万ド

億ルピー( 億
万ドル)をスタートアップのビ
ジネスの支援に割り当て
 新設される機関
州に インド工科大学(
)
格的な
に鉱山専門の国立の大学を新設し、より本
にする
州、
州、
州
州、
州、
州に全インド
)を設立
医科大学(
に園芸研究·教育の大学院研究所を設立
と
と
に医薬品教育研究
総合研究所を設立
に科学教育研究所を設立
銀行


(
銀行が、
億ルピー( 億
信用保証資本金
億ルピー(
設立
)
万ドル)の資本と
万ドル)のもとに
中 小企業 の売掛 債権回 収促進 を目的 として 、電子
(
)を設置
包括的な破産法を導入

の郵便局を通じて、金融システムへのアクセスを
広範に提供
インフラ

(
ために、
億ルピー( 億
)設置の
万ドル)の割り当て
 鉄道、道路、灌漑の部門の事業のためのインフラ債権
を非課税に
 投資の誘致と土地の有効活用のため、国営の港を事業
化
年までに、再生可能エネルギーの供給量を

メガワットまで増やす

メガワット級の つの大規模発電事業計画が提案
金融部門
 投機的取引監視のため、先物市場委員会がSEBIと結合
 外国為替管理法は資本取引勘定のコントロールをでき
るように改正
 オルタナティブ投資ファンドにおける外国投資が許可
 海外からのポートフォリオ投資、及び直接投資に対し
複合的な上限が提案
その他

て
に
億ルピー( 億
万ドル)の割り当
を
か国までに段階的に増加
と金の貨幣化スキームが導入され
る
政策により、防衛設備の自国生産を達
成
影響
資本市場
主要業界
資本市場
ボンベイ証券取引所(
)は、前日より
ポイン
ト、
%上昇の終値
を記録した。国立証券取引所
(
)では、
ポイント、
%上昇の
ポイン
トで取引を終了した。
は
の高値、
の底
値、
は
の高値、
の底値をそれぞれ記録し
た。
主要業界への影響
農業
インド経済において最も断片化されている分野だと言わ
れる農業市場の統一化を目指す。こうした農業生産のた
めの市場統一化の流れは、食料品の場合ではインフレを
抑え、なおかつ、農家からはより高い金額で買い取れる
ことにつながると期待される。
不動産
は魅力的な投資先とし
て注目されているだろう。
の出資者は投資のエグジ
ットの際の長期キャピタルゲインが非課税となった 。
取引法案は不動産分野においてバイヤーの利益を
保護するために、より透明性を必要としていくだろう。
銀行と金融
の設立は、借り
手である中小企業のための低金利にも繋がると期待され、
資金需要へのプラスの影響を与えるはずである。
法では
を含め、これらの貸出機関は、裁
判所の介入なしに不良債権を回収できるため、より良い
債権管理が可能となる。
エレクトロニクス
全国光ファイバープログラムやキャッシュレス取引の促
進といった措置は、インドの技術とエレクロニクスの革
新に勢いをもたらすだろう。
の製造の際の特別目的
関税(
)の免税及び物品税の %削減はこの業界に
恩恵をもたらすと期待される。
エネルギー
メガワットを発電する超大規模ソーラー発電プロジ
ェクトを新たにインドの5つの場所で実施するという提
案がなされ、同分野を勢いづけると期待される。また、
新・再生可能エネルギーは優先度の高い領域であり、政
府は
年までには
の発電をするという具体的な
目標を掲げている。
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観光
を現在の カ国から か国まで段階的に
拡大させていくのと同時に、インドのいくつかの選定さ
れた文化世界遺産の設備向上のためにも予算が割り振ら
れる。これにより、国内旅行者、さらには海外からの旅
行者の増加に繋がることが期待される。
インフラ
インフラ投資企業(
)に対して、様々な債権形態で
の資金提供、また株式形態として投資する信託業務を目
的として、
が設置された。これはインフラの資金を
サポートする追加の歳入になるであろう。また、鉄道、
道路、灌漑の分野の事業のためのインフラ非課税ボンド
の導入も、同セクターで必要となる多額の資金を生み出
すと期待される。
ヘルスケア
健康保険を奨励する取組みと、ヘルスケアのための従業
員積立基金からの投資を可能とすることを通じて、ヘル
スケアの分野の強化をはかる。また、五つの新しい
と三つの医薬品の教育・研究のための新たな国立研究所
を設置することにより、医師、または熟練したスタッフ
の不足という深刻な課題を解消していく。
最近の
改正事項
立法府による発案
外国調節投資政策
会社法
税務
その他
立法府による発案
対外商業借入(ECBs)の基準の緩和によりは、新規
の借入の平均満期が既存の借入の満期を超えるケース
に関して銀行が借入を許可することが可能になった。
 入札方法の透明性を担保するように、鉱山の入札に
関する法案が発表された。
 銀行業・保険業・住宅ローン会社の株式を獲得する
際に求められていた、株主からの事前承認は不要とな
った。
 現地のベンチャー企業の資金を促進させるために、
海外投資の規制が緩和された。
ビジネス環境の向上のため、労働改革がなされた。
 工業ライセンスの有効期限は、3年から7年に延長
した。
外国投資(FDI)政策
 保険と国防の分野に対する海外直接投資は、26%
から49%に増加した。

鉄 道 イ ン フ ラ 業 界 と 医療機器業界において、
100%の外国直接投資が許可された。
 駐在員時事務所・支店・プロジェクトオフィス閉
鎖の手続きに関しては、ジョイントベンチャーや
100%子会社に資産譲渡する際の取り決めが緩和さ
れた。
インドの事業体の借入上限の増加により、インドに
おける海外投資基準が緩和された
 特定の対外商業借入(ECB)の借り手は、許可され
た最終使用目的での借入金利用を留保しながら、最
大で6カ月、インドの現地銀行での借入金の預け入
れが許可された。
会社法
 企業の社会的責任の実施に関する管理方法を提案す
るための専門委員会が組織された
 インド会計基準が実務面での指針と併せて、インド
企業省により通知された。
 株式資本が500万ルピー以下、総売上高が2000万ル
ピー以下の会社であれば、小規模会社として認めら
れる。
税務
移転価格規則上のセーフハーバールールが 電力の分
配・発電・送電に関連した業務を行う公企業により
実施された国内取引に関しても通知された。
 インド政府とアメリカ政府は インド現地金融機関
を通した、アメリカ人による脱税を抑制するため、
海外口座税務コンプライアンス法を承認した。
 インド・スイスほか海外45カ国の政府は、銀行によ
る機密主義的な業務習慣を減少させるために、税務
情報を相互交換する取り決めに同意した。
 日系企業では初めての事前確認制度の適用による文
書締結がなされた。
その他
 新会社法の下のCSR活動として認識される医療福祉
を促進させる活動が実施された。
 新 会 社 法 の 下 CSR 活 動 と し て 認 識 さ れ る 医療 福
祉を促進させる活動が実施された。
 インド政府とドイツ政府はグリーンエネルギープロ
ジェクトを支援するために、10億ユーロの資金協力
契約を締結した。
 経済成長を促進させるために、国内16の州の投資、
工業地区が設置された。
 8億3,000万ドル以上の全ての道路建設プロジェクト
はEPCルートの下、実施される
 インド証券取引委員会は、投資信託における現金投
資の上限を34億米ドルから85億米ドルに上昇させた。
SECTORAL COMPOSITION OF FDI (April – Dec. 2014)
($ million)
Metallurgical
Industries
Hotel & Tourism
591
272
Services Sector
2,296
Automobile
Industry
1,582
Power
576
Construction
Activities
707
Chemicals
543
Drugs &
Pharmaceuticals
1,216
Telecommunications
2,670
Computer Software
& Hardware
971
35
経済指標
インフレ
外国貿易
外国為替準備
インフラ
概要
GDP の試算は、以前の 2004-2005 年度基準からの 20112012 年度基準に変更することになった。修正された年度基
準によると、2014-2015 年度の GDP 成長率は、2013-2014
年度の 6.9%に対して 7.4%と向上した。
インフレ
2011-2013 年度、7%-10%の範囲で高止まりしていた卸売物
価指数から測定されるインフレ率は、2014-2015 年度には、
平均 3.4%となり、結果として燃料・食物価格は低い水準に
留まった。卸売物価指数に基づくインフレ率は 2012-2013
年度には 7.4%、2013-2014 年度には 6.0%であった。
海外貿易
2013-2014 年度において、前年度比較 4.7%の上昇を見せ
た イ ン ド 輸 出 取 引 高 は 2.4%(2650 億 米 ド ル 2014/4 –
2015/1 の期間)まで減速した。
同期間の輸入取引高は前年比較で 2.2%(3834 億米ドル)の
伸びなった。
また、2014/4-2015/1 の期間の貿易赤字は、1184 億米ドル
となった。
外貨準備高
外貨準備高は、2014 年 3 月での 3402 億米ドルから、
2015 年 1 月には 3287 億ドルまで増加した。本年度中の外
貨準備高は堅調な推移を示した。
インフラ業界
インフラ業界における8つの主要な産業の成長度合は、
2014-15 年度はわずかながら改善した。
電力、石炭、製鉄、セメント産業の成長は前年度に比べ加速
した一方、天然ガス、肥料、原油産業の成長は減速した。
電力業界
2014/4-2015/12 の期間において、765 億 4000 万 kWh の目
標に対して、電力供給は 793 億 7000 万 kWh であった。
火力発電の部門における 2 桁以上の成長に起因して、電力
部門は 2014/4 - 2014/12 の期間で 9.9%の成長率を達成した。
水力発電は、本年度の雨季の減少により、マイナスの成長率
となった。
通信業界
通信部門は、2014/4 – 2014/11 の期間では、急速な成長を
続けており、1210 万カ所以上の通話設備が追加された昨
年と比較して、3120 万カ所以上の通話設備が追加された。
また、全体のブロードバンド接続設備は 8220 万カ所とな
り、人口 100 人あたりの電話回線数(tele-density rate)は
2014/4 の 75.2%から、2014/11 の 77.1%まで増加した。
鉄道業界
2014/1-2014/12 の期間において、鉄道による貨物輸送は、
国家の目標であった 8 億 720 万トンに対して、80,640 百
万トンの輸送実績だった。これは、2013-14 年度の同時期
の車での貨物輸送より、量にして 3,910 万トンも多く、率
にして 5.1%の増加であった。
民間航空業界
インドの空港は 2014/4 – 2014/12 の期間において、101 億
3000 万人の国内便の乗客数, 36 億 7000 万人の国際便の乗
客数を取り扱った。
前年度の同時期と比較して、本年度は、国内便の乗客は
7.1%、国際便の乗客は 10.3%まで上昇した。航空業界に関
して政府より発表された戦略では、主要な 4 つの空港での
PPP プロジェクトの実施も含まれており、緑地の空港の設
置や、人口 50 万人以上の都市や人口 100 万人以上、400
万人以下の都市における、小規模空港の拡大を目指してい
る。
港湾業界
全体として、2014/4- 2014/12 の期間での港の貨物輸送量
は 7 億 7520 万トンに達成した。これは 2013 年度の同時
期と比べて、6.8%の増加となった。
主要でない港の成長率は 9.1%の上昇、一方、主要な港で
は 5%の上昇となった
道路業界
インド国道に関する様々な事業プロジェクトに関して、全体
として 22,609km の建設が完了し、2014 年 12 月現在、
15,037km が建設中である。インド北東地域、国境付近にお
ける高速道路の発展を促進させるために、インド国道事業公
営企業を設立させた。
www.cci.in
Important Filing dates for the Year 2015 -16
(The dates may be revised as per the notification by the regulators)
REGULATORY MATTER
Corporate Law
Board Meeting
Annual General Meeting (‘AGM’)
(adoption of financials)
Annual Return with the ROC
Tax
Corporate Tax Return
Tax Audit Report
Transfer Pricing Report
TDS Returns (Tax Withholding)
Individual Tax Return
Service Tax Return
Compliance
Deposit of TDS
Deposit of Service Tax:
• In case of Individuals/
Proprietary concerns and
Partnership
• In case of others
DUE DATE
Four meetings every year with a gap
not exceeding 120 days between
two such meetings
Within 180 days of end of the
financial year
Within 60 days from the date of AGM
September 30th & November 30th*
September 30th & November 30th*
November 30th
Quarterly
July 31st
Half- yearly
7th of every month
Quarterly**
Monthly**
*
In case where the transfer pricing report is required
**
5th – deposited manually
6th – deposited electronically
National Affiliates
Chandigarh, Jaipur, Jammu, Kolkata, Lucknow, Ludhiana, Pune
International Affiliates
Australia, Austria, Belgium, Canada, China, Denmark, Egypt, France,
Finland, Germany, Hongkong, Hungary, Indonesia, Ireland, Israel, Italy,
Japan, Luxembourg, Malaysia, Mauritius, Myanmar, Netherlands, Norway,
Philippines, Poland, Portugal, Russia, South Korea, Singapore, Slovenia,
Spain, Switzerland, Sweden, Thailand, Turkey, UAE, UK, USA, Vietnam
CIN: U74140DL1996PTC078668
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National Offices
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Kochi, Mumbai