第4章 介護保険事業の推進;pdf

第4章 介護保険事業の推進
第1節
居宅サービス
<現状と課題>
第5期計画期間中の平成 25年度に後期高齢者数が過去最高の人数となり、高齢化の
進行に伴って、一人暮らしの高齢者や高齢者夫婦のみ世帯、認知症を有する高齢者など、
介護サービスを必要としている方が毎年増加しています。
アンケート調査からも、全体の3割の方は介護が必要になっても在宅での生活を望む
結果となりました。
地域包括ケア体制の推進においては、居宅サービスの充実がますます重要になります。
居宅サービスは、ほとんどのサービスで利用者数が増加しており、それに伴い事業所数
も増加(平成 26 年に小規模通所介護事業所2事業所が開設)していることから、今後
は、サービスのより一層の向上を図るとともに、自立支援の観点からサービスが提供さ
れる必要があります。
また、制度改正に伴い、
「介護予防訪問介護」及び「介護予防通所介護」が「地域支援
事業」に移行することを踏まえたサービス提供体制を検討することが必要です。
さらに、介護支援専門員が居宅サービス事業者との連絡調整や介護保険施設への紹介
等のケアマネジメントを行い、介護サービスの計画(ケアプラン)を作成することによ
り、利用者が適切な介護サービスを利用できるようにすることが必要となります。
<今後の方向性>
居宅サービスにおいては、住み慣れた地域でできるだけ自立した生活が送れるよう必
要なサービスの確保に努めるとともに、事業者や介護職員に対する指導等を強化し、サ
ービスの充実を図ります。
50
<事業の展開>
の
事
業
名
事
業
概
要
訪問介護
護
訪問介護
護員(ホーム
ムヘルパー)
)が要介護者
者又は要支援
援者の居宅を
を
訪問して
て、入浴・排
排泄・食事等
等の介護、調
調理・洗濯・掃除等の家
家
(要介護者が利用)
) 事、生活
活等に関する
る相談・助言
言等の必要な
な日常生活の
の世話を行い
い
介護予防
防訪問介護
ます。
要介護者
者・要支援者
者ともに在宅
宅サービスの中でも利
利用者が多く
く、
在宅生活
活を支える重
重要度の高い
いサービスのため、必要
要なサービス
ス
を提供で
できるよう、
、サービスの
の確保に努め
めます。介護
護予防訪問介
介
護につい
いては、平成
成29年4月
月までに地域
域支援事業へ
へ移行する予
予
定として
ています。
(要支援
援者が利用)
訪問入浴
浴介護
介護職員
員・看護職員
員が要介護者又は要支
支援者の居宅
宅を入
浴車で訪
訪問し、浴槽
槽を提供して
て入浴の介護を行いま
ます。
(要介護者が利用)
) 市内に事
事業所がなく
く、市外事業
業所へ働きかけ、サ
の確保に努め
めます。
介護予防
防訪問入浴介
介 ービスの
護(要支援
援者が利用)
訪問看護
護
看護師等
等が要介護者
者又は要支援
援者の居宅を訪問
して、主
主治医の指示
示に基づき療
療養上の世話また
(要介護者が利用)
) は必要な
な診療の補助
助を行います
す。
在宅生活
活を支える重
重要度の高い
いサービスのため、利
介護予防
防訪問看護
用ニーズ
ズ等を踏まえ
えながら、サービス供給
サ
給量の確保
ます。
(要支援者が利用)
) を図りま
訪問リハ
ハビリテーシ
シ
ョン
病院・診
診療所・訪問
問看護ステー
ーションの理
理学療法士・作業療法士
士
等が、要
要介護者又は
は要支援者の
の居宅を訪問
問し、主治医
医の指示に基
基
(要介護者が利用)
) づき、理
理学療法・作
作業療法・言
言語療法その
の他必要なリ
リハビリテー
ションを
を行います。
。
介護予防
防訪問リハビ
ビ
市内に事
事業所がなく
く、要介護者
者は市外で利
利用され、要
要支援者につ
つ
リテーシ
ション
いては利
利用がありま
ません。
ーズ等を踏ま
まえながら、
、医療機関などの関係
係機関と連携
携
(要支援
援者が利用) 利用ニー
し、サー
ービス供給量
量の確保を図
図ります。
居宅療養
養管理指導
病院・診
診療所・薬局
局などの医師
師・歯科医師
師・薬剤師・管理栄養士
士・
歯科衛生
生士・看護師
師等が、通院
院が困難な要
要介護者又は
は要支援者の
の
(要介護者が利用)
) 居宅を訪
訪問し、心身
身の状況や環
環境等を把握
握して、療養
養上の管理及
及
び指導・助言を行い
います。
介護予防
防居宅療養管
管 保険医療
療機関や保険
険薬局につい
いては、指定
定事業者として居宅療養
養
理指導
管理指導
導を行うこと
とができるた
ため、関係機
機関と連携し、サービス
ス
の確保に
に努めます。
。
(要支援者が利用)
)
通所介護
護
在宅で生
生活する要介護者や要
要支援者が老
老人デイサー
ービスセンタ
タ
ー等に通
通所(送迎)
)することに
により、入浴
浴や食事の提
提供等日常生
生
(要介護者が利用)
) 活の世話
話や相談・助
助言、健康状
状態の確認及
及び機能訓練
練を行い、利
利
用者の心
心身機能の維
維持とともに、社会的孤
孤立感の解消
消や家庭の身
身
介護予防
防通所介護
体的・精
精神的負担の
の軽減を図ります。
利用ニー
ーズ等を踏ま
まえながら、
、サービス供給量の確
確保を図りま
ま
す。
介護予防
防通所介護に
については、
、平成29年
年4月までに
に地域支援事
事
(要支援者が利用)
)
業へ移行
行する予定と
としています
す。
51
事
業
名
事
業
概
要
通所
所リハビリテ
テーシ
ョン
ン
在宅で生活す
する要介護者
者や要支援者
者が介護老人
人保健施設や
や病
院・診療所に通所(送迎
迎)し、理学療法・作業
業療法その他
他必要な
リハビリテー
ーションを行
行います。
(要介護者が
が利用) 在宅生活を支
支える重要度
度の高いサー
ービスと
介護
護予防通所リ
リハビ なっています
す。
リテ
テーション
介
介護老人保健
健施設や医療
療機関との連
連携によっ
て
て、需要に見
見合うサービ
ビス供給量の
の確保を図
(要支援者が
が利用) ります。
り
短期
期入所生活介
介護
在宅で生活す
する要介護者
者や要支援者
者が特別養護
護老人ホーム
ムに短
期入所するこ
ことにより、入浴、排泄
泄、食事等の
の
(要介護者が
が利用) 介護その他日常生活の世
世話や機能訓
訓練を行いま
ます。
介護支援専門
門員、関係施
施設と連携し
し、供給量の
の確保
介護
護予防短期入所生
入
を
図ります。
活介
介護
(要支援者が
が利用)
在宅で生活す
する要介護者
者や要支援者
者が介護老人
人保健施設
設や介護
療養型医療施
施設等に短期
期入所するこ
ことにより、看護、医学
学的管理
(要
要介護者が利
利用) の下に介護・機能訓練そ
その他必要な
な医療
上の世話をし
します。
介護
護予防短期入
入所療 や日常生活上
介
護支援専門
門員、関係施
施設と連携し
し、供
養介
介護
給量の確保を
を図ります。
短期
期入所療養介
介護
(要支援者が
が利用)
特定
定施設入居者
者生活
介護
護
(要介護者が
が利用)
介護
護予防特定施
施設入
居者
者生活介護
(要支援者が
が利用)
福祉
祉用具貸与
(要介護者が
が利用)
介護
護予防福祉用
用具
貸与
与
(要支援者が
が利用)
有料老人ホー
ームや軽費老
老人ホームが
が、入所者で
である要介護
護者又は
要支援者に対
対し、特定施
施設サービス
ス計画に基づ
づき、入浴・
・排泄・
食事等の介護
護、生活等に関する相談
談・助言等の
の日常生活上
上の世話
や、機能訓練
練・療養上の
の世話を行い
います。
特定施設サー
ービス計画は
は、利用者が抱えている
る問題点や自
自立支援
のための課題
題を把握し、サービスの
の目標と達成
成時期、サー
ービスの
内容、サービス提供上の留意事項等
等を内容とし
し、その施設
設の計画
作成担当者が
が作成します
す。
市内事業所の
のほか、市外
外の事業所も
も利用され、利用者・給
給付費が
増加していま
ます。
養護老人ホー
ーム等の特定
定施設化が進
進められ、市
市外事業所の
の利用者
の増加が見込
込まれます。
日常生活に支
支障のある要
要介護者又は
は要支援者に
に、車椅子、特殊寝
台、床ずれ防止用具、歩
歩行器、認知症老人徘徊
徊感知機器(
(離床セ
ンサー等)、移
移動用リフト(階段移
移動用リフト
ト等)などを
を貸与し
ます(住宅改
改修を伴わな
ないもの)。
在宅生活を支
支える重要度
度の高いサー
ービスとな っ
ています。
地域包括支援
援センター等
等との連携に
によって相談
談
体制を充実し
し、必要な方
方にサービス
スが提供でき
き
るよう努めま
ます。
52
事
業
名
事
業
概
要
特定福祉
祉用具販売
在宅の要
要介護者又は
は要支援者が
が、貸与にな
なじまない入浴(シャワ
ワ
ーチェア
アー、すのこ
こ、入浴用介
介助ベルト等
等)、排泄(
(腰掛便座等
等)
(要介護者が利用)
) に必要な
な福祉用具を
を購入し、その福祉用具
そ
具の利用が日
日常生活の自
けるために必
必要と認められる場合、購入費用の9割(9万
万
介護予防
防特定福祉用
用 立を助け
円限度)
)を支給しま
ます。
具販売
要介護者
者は居宅介護
護支援事業所
所と相談の上で購入し
しています。
地域包括
括支援センタ
ター等との連
連携によって相談体制
制を充実しま
ま
(要支援者が利用)
) す。
住宅改修
修
要支援・要介護と認
認定された在
在宅の高齢者
者が、手すり
りの取り付け
け、
段差解消
消、滑りの防
防止等のため
めの床材の変
変更、引き戸
戸等への扉の
の
取替え、洋式便器へ
への取替えな
などの必要が
が生じたときに、効果的
的
改造について
ての相談、助
助言、工事計
計画の検討及
及び当該住宅
宅
な住宅改
改造につ
ついての費用
用の助成等を
を行い、でき
きる限り自立した、健康
康
(要介護者が利用)
)
的な在宅
宅生活を継続
続できるよう支援するとともに、介護者の負担
介
担
軽減を図
図ります。(改修費用の
の9割(18
8万円限度)
)を支給しま
ま
介護予防
防住宅改修
す。)
要支援・要介護者の
の状況にあった住宅改修が
できるよ
よう、居宅介
介護支援事業
業所と連携を図
り、普及
及啓発・相談
談体制の充実
実に努めます。
施工事業
業者やケアマ
マネジャーに対して住宅改
する研修や情
情報提供を行
行い、トラブ
ブルの
(要支援者が利用)
) 修に関す
発生を防
防止し、理解
解を深めてい
いきます。
居宅介護
護支援
要介護者
者の意向や心
心身の状況等
等に応じて、指定居宅介
介護支援事業
業
者がケア
アプランを作成し、利
利用者とサー
ービス提供事
事業者との連
連
絡・調整
整を行います
す。
ケアマネ
ネジャーが要
要介護者の意
意向や心身の状況等に
に応じて、ケア
ア
プランを
を作成できる
るよう、サー
ービス担当者
者会議や事例
例検討会等の
の
開催を支
支援します。
。
ケアマネ
ネジャーと医療機関と
との連携強化
化が図れるよ
よう医療に関
関
する情報
報の提供や、
、研修を実施
施します。
ケアマネ
ネジメントの質が向上
上するよう地
地域包括支援
援センターや
や
ケアマネ
ネジャーとの
の定期的な連
連絡会や研修会を開催
催し、情報交換
換
(要介護者が利用)
) や関係機
機関との連携
携が推進され
れるよう支援します。
(利用者
者の自己負担
担はありませ
せん。)
介護予防
防支援(介護
要介護認
認定で要支援
援1・2と判
判定された高
高齢者に対し、地域包括
括
予防ケア
アマネジメン
ン 支援セン
ンターの職員
員が中心とな
なって、心身
身機能や生活
活機能等の状
状
ト)
況に関す
するアセスメ
メントを実施
施し、予防効
効果の期待で
できる予防サ
サ
ービスを
を組み合わせ
せて介護予防
防ケアプランを作成し
します。
介護予防
防支援業務の
の指導者を育
育成し、地域
域包括支援セ
センターが介
介
護予防支
支援業務従事
事者に対し適
適切な助言、指導などが
が行えるよう
(要支援者が利用)
) 支援する
るとともに、
、ケアマネジ
ジメントのス
スキルアップ
プのための研
研
修を実施
施します。
53
<事業量の実績と計画>
区 分
25年度
26年度
79,551
89,997
96,958 117,100 129,810
19,183
19,520
19,787
22,000
23,600
5,860
1,008
1,068
1,224
1,416
1,548
408
給付費(千円)
0
0
0
0
0
0
年間延回数(回)
0
0
0
0
0
0
人数(人/年)
0
0
0
0
0
0
給付費(千円)
3,445
4,199
2,409
4,500
4,900
5,480
年間延回数(回)
960
1,176
672
1,296
1,380
1,488
人数(人/年)
216
276
264
612
720
804
給付費(千円)
0
0
0
700
700
700
年間延回数(回)
0
0
0
21
21
21
人数(人/年)
0
0
0
10
10
10
給付費(千円)
0
0
0
0
0
0
人数(人/年)
0
0
0
0
0
0
21,784
26,298
25,745
29,000
31,600
4,800
684
876
960
1,188
1,284
228
9,305
12,845
19,261
26,300
31,800
37,300
264
348
540
792
960
1,116
給付費(千円)
16
62
0
0
0
0
年間延日数(日)
12
24
0
0
0
0
人数(人/年)
1.2
2.4
0.0
0.0
0.0
0.0
給付費(千円)
56
0
0
0
0
0
年間延日数(日)
24
0
0
0
0
0
人数(人/年)
2
0
0
0
0
0
給付費(千円)
0
0
0
0
0
0
年間延日数(日)
0
0
0
0
0
0
人数(人/年)
0
0
0
0
0
0
3,089
3,694
3,854
4,000
4,000
4,000
人数(人/年)
756
888
876
1,008
1,056
1,092
給付費(千円)
744
972
550
1,100
1,000
1,000
24
36
12
24
24
24
3,033
3,233
1,684
3,500
3,600
3,600
36
36
84
144
180
204
9,501
8,259
11,022
12,000
13,000
14,700
84
84
120
156
168
192
給付費(千円)
9,395
10,915
12,646
14,000
15,610
14,000
人数(人/年)
2,208
2,364
2,940
3,384
3,672
4,128
給付費(千円)
介護予防訪問介護
人数(人/年)
介護予防訪問看護
介護予防訪問リハビリ
テーション
介護予防居宅療養管理指
導
給付費(千円)
介護予防通所介護
人数(人/年)
介護予防通所リハビリ
テーション
介護予防短期入所生活介
護
介護予防短期入所療養介
護(老健)
介護予防短期入所療養介
護(病院等)
給付費(千円)
人数(人/年)
給付費(千円)
介護予防福祉用具貸与
特定介護予防福祉用具購
入費
人数(人/年)
給付費(千円)
介護予防住宅改修
人数(人/年)
介護予防特定施設入居者
生活介護
第6期計画
24年度
⑴ 介護 予防
介護予防訪問入浴介護
第5期実績
給付費(千円)
人数(人/年)
介護予防支援
54
27年度
28年度
29年度
91,440
区 分
訪問入浴介護
居宅療養管理指導
97,200 120,000
年間延回数(回)
18,648
19,980
23,412
25,284
30,860
38,044
人数(人/年)
1,560
1,656
1,776
1,752
2,004
2,376
給付費(千円)
6,374
5,770
4,725
6,300
10,200
12,000
年間延回数(回)
588
528
432
667
1,092
1,322
12
132
120
180
240
240
給付費(千円)
16,234
18,869
28,217
27,000
29,000
32,000
年間延回数(回)
2,388
2,772
4,140
4,128
4,610
5,340
684
732
912
912
960
1,044
給付費(千円)
0
106
0
700
700
700
年間延回数(回)
0
36
0
232
256
265
人数(人/年)
0
24
0
96
120
144
118
435
305
600
600
600
24
60
12
24
24
24
給付費(千円)
74,624
94,147
99,018
95,000 105,600 143,000
年間延回数(回)
23,016
25,464
13,248
13,500
給付費(千円)
1,920
2,124
1,932
1,932
1,956
2,400
31,421
31,002
35,000
35,100
37,000
年間延回数(回)
4,872
4,332
4,284
4,901
4,740
4,630
816
756
684
768
768
804
給付費(千円)
34,188
32,955
26,354
35,000
39,900
43,000
年間延日数(日)
4,032
3,888
3,108
6,230
7,297
8,052
600
528
444
876
984
1,020
給付費(千円)
4,932
4,360
4,443
6,000
7,100
8,000
年間延日数(日)
384
336
348
394
455
516
84
84
60
72
72
84
給付費(千円)
0
0
0
0
0
0
年間延日数(日)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
24,882
25,120
25,215
29,000
29,200
30,000
人数(人/年)
2,376
2,400
2,256
2,616
2,760
2,880
給付費(千円)
2,278
1,970
1,622
2,200
2,300
2,990
72
60
72
96
108
108
3,247
3,062
4,481
3,500
3,900
3,900
60
60
84
72
72
72
73,189
70,192
64,055
70,000
74,000
78,000
444
432
396
444
468
492
68,528
70,359
70,928
72,000
72,000
78,000
4,116
4,224
4,248
4,416
4,644
4,740
人数(人/年)
福祉用具貸与
特定福祉用具購入費
住宅改修費
特定施設入居者生活介護
居宅介護支援
居宅サービス計 ⑴ +⑵
19,931
35,275
人数(人/年)
短期入所療養介護(病院
等)
14,820
給付費(千円)
人数(人/年)
短期入所療養介護(老
健)
29年度
79,000
人数(人/年)
短期入所生活介護
28年度
76,015
人数(人/年)
通所リハビリテーション
27年度
66,862
人数(人/年)
通所介護
26年度
58,098
人数(人/年)
訪問リハビリテーション
25年度
給付費(千円)
人数(人/年)
訪問看護
24年度
第6期計画
481,518 515,625 533,338 578,400 636,610 680,630
401,967 425,628 436,380 461,300 506,800 589,190
⑵ 居宅介護
訪問介護
第5期実績
給付費(千円)
人数(人/年)
給付費(千円)
人数(人/年)
給付費(千円)
人数(人/年)
給付費(千円)
人数(人/年)
給付費(千円)
481,518 515,625 533,338 578,400 636,610 680,630
55
第2節
地域密着
着型サー
ービス
<現状と課題
現
題>
地域密着型サービスは
地
は、超高齢化
化社会を迎え
え、認知症高
高齢者や一人
人暮らしの高
高齢者の
増加
加が見込まれるなかで
で、高齢者が
が身近な地域
域での生活が
が継続できる
るようにする
るため設
立さ
された制度です。
地
地域密着型
は、原則とし
して本市の住
住民のみが利
利用できるサ
サービスで、市が指
サービスは
定・指導監査の権限を有
有しています
すが、近隣市
市の事業所も
も指定してい
います。
制
制度改正に
伴い、平成
成 28 年度か
から定員が 18 名以下の
の小規模な通
通所介護は、地域密
着型
型サービスへ順次移行
行する予定と
となっていま
ます。
<今
今後の方向
向性>
地域密着型サービスに
地
について一層
層の普及・啓
啓発に努める
るとともに、地域密着型
型サービ
ス事
事業者への実施指導等
等を通じて、各種基準の
の徹底やサー
ービスの質の
の向上に努め
めます。
<事
事業の展開
開>
事
業
名
認知
知症対応型通
通所介護
認知
知症対応型共
共同生活
介護
護
地域
域密着型介護
護老人福
祉施
施設入所者生
生活介護
地域
域密着型通所
所介護
(仮
仮称)
事
業
概
要
認知機能の
の低下により
り日常生活に
に支障が生じ
じている要介
介護者
(認知症の
の方)に対し
して、特別養護老人ホー
ームや老人デ
デイサー
ビスセンタ
ターなどで、日常生活に
に必要な入浴
浴・排泄・食
食事等の
介護など身
身の回りの世
世話や機能訓
訓練を提供す
するサービス
スです。
市内では1事業所が事
事業を実施し
しています。
第6期計画期間中に新
新たな開設は
は予定してい
いません。
認知症対応
応型の高齢者
者グループホ
ホームにおい
いて、比較的
的安定状
態にある認
認知症の要介
介護者等を入
入居させて、共同生活の
の中で入
浴・排泄・食
食事等の日常
常生活上の世話や機能
能訓練を提供
供するサ
ービスです
す。
市内では1事業所が事
事業を実施し
しています。
第6期計画期間中に新
新たな開設は
は予定してい
いません。
今後も市外
外の事業者に
によるサービ
ビスの利用も
も見込まれま
ます。
入居定員が
が29人以下
下の特別養護
護老人ホーム
ムで・入浴・
・排泄・
食事などの
の日常生活上
上の世話や機
機能訓練、健
健康管理と療
療養上の
世話を受け
けるサービス
スです。
運営推進会
会議の定期的
的開催、地域
域住民との関
関わりを図り
りなが
ら、サービ
ビスの向上を
を支援してい
いきます。
市内では1事業所が事
事業を実施し
しています。
第6期計画期間中に新
新たな開設は
は予定してい
いません。
在宅で生活
活する要介護
護(要支援)者が定員18人以下の
の小規模
なデイサー
ービスセンタ
ター等に通所
所(送迎)す
することによ
より、入
浴や食事の
の提供等日常
常生活の世話
話や相談・助
助言、健康状
状態の確
認及び機能
能訓練を行い
い、利用者の
の心身機能の
の維持ととも
もに、社
会的孤立感
感の解消や家
家庭の身体的
的・精神的負
負担の軽減を
を図りま
す。
平成 28 年度から順次
年
次移行される
る予定となっ
っています。
56
<事業量の実績と計画>
区 分
第5期実績
24年度
25年度
第6期計画
26年度
27年度
28年度
29年度
⑴ 地域密着型介護予防サービス
0
0
0
600
600
600
給付費(千円)
0
0
0
0
0
0
年間延回数(回)
0
0
0
0
0
0
人数(人/年)
0
0
0
0
0
0
介護予防小規模多機能型
居宅介護
給付費(千円)
0
0
0
0
0
0
人数(人/年)
0
0
0
0
0
0
介護予防認知症対応型共
同生活介護
給付費(千円)
0
0
0
600
600
600
人数(人/年)
0
0
0
12
12
12
介護予防地域密着型通所
介護(仮称)
給付費(千円)
0
0
人数(人/年)
0
0
介護予防認知症対応型通
所介護
区 分
第5期実績
第6期計画
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度
29年度
182,546
165,843
171,051
182,600
184,000
185,600
⑵ 地域密着型サービス
182,546 165,843 171,051 182,000 183,400 185,000
定期巡回・随時対応型訪
問介護看護
給付費(千円)
0
0
0
0
0
0
人数(人/年)
0
0
0
0
0
0
給付費(千円)
0
0
0
0
0
0
人数(人/年)
0
0
0
0
0
0
37,163
31,982
28,115
39,000
37,600
39,000
回数(回/年)
289
249
219
298
320
322
人数(人/年)
456
408
372
540
720
912
給付費(千円)
0
0
0
0
0
0
人数(人/年)
0
0
0
0
0
0
88,654
79,067
78,857
83,000
86,900
87,000
360
324
324
360
372
384
夜間対応型訪問介護
給付費(千円)
認知症対応型通所介護
小規模多機能型居宅介護
認知症対応型共同生活介
護
給付費(千円)
地域密着型特定施設入居
者生活介護
給付費(千円)
0
0
0
0
0
0
人数(人/年)
0
0
0
0
0
0
地域密着型介護老人福祉
施設入所者生活介護
給付費(千円)
56,729
54,794
64,079
60,000
58,900
59,000
240
252
264
252
252
252
給付費(千円)
0
0
0
人数(人/年)
0
0
0
給付費(千円)
0
0
回数(回)
0
0
人数(人/年)
0
0
人数(人/年)
人数(人/年)
複合型サービス
地域密着型通所介護(仮
称)
地域密着型サービス計
⑴+⑵
給付費(千円)
182,546 165,843 171,051 182,600 184,000 185,600
57
第3節
施設サー
ービス
<現状と課題
現
題>
第 5 期計画
画期間におい
いて介護老人
人保健施設 20 床の増床
床や、医療療
療養病床から
ら60床
を
を介護療養型
型医療施設に
に転換を図り
りました。
高
高齢者が、
住み慣れた
た地域で介護
護を受けなが
がら暮らし続
続けるように
にするために
には、居
宅サ
サービスや地域密着型
型サービスを
を充実させる
るとともに、施設サービ
ビスを適切に
に提供す
る必
必要があります。
制
制度改正に
則、介護老人
人福祉施設へ
への新規入所
所者を要介
伴い、原則
護度
度3以上の高齢者に限
限定し、在宅
宅での生活が
が困難な中重
重度の要介
護者
者を支える施設として
ての機能に重
重点化すると
とされており
り(既入所
者は
は除く)
、軽
軽度(要介護
護1、要介護
護2)の要介
介護者についてはやむ
を得
得ない事情により、介
介護老人福祉
祉施設以外で
での生活が著
著しく困難
であ
あると認められる場合
合に特例的に
に認めること
ととなります
す。
<今
今後の方向
向性>
要介護状態となった高
要
高齢者が、や
やむなく自宅
宅や家族とと
ともに住むこ
ことが難しく
くなった
場合
合、施設を選択するうえで、長期
期にわたり施
施設待機とし
して不安を感
感じられるこ
ことがな
いよ
ように、本市の既存整
整備施設も含
含め近隣市町
町村とのバラ
ランスも加味
味しながら、広く連
携を
を図ることや、入所を
を補完する地
地域包括ケア
アシステムの
の構築を目指
指す中で、在
在宅生活
が継
継続可能となるよう、適切な介護
護サービスの
の提供に努め
めます。
<事
事業の展開
開>
事
業
名
事
業
概
要
介護
護老人福祉施
施設
老人福祉法に
に規定する特
特別養護老人
人ホームで、要介護者に
に対し施
設サービス計
計画に基づき
き、入浴・排
排泄・食事等
等の介護等日
日常生活
の世話、機能訓練、健康管理、療養上の世話を
を行うことを
を目的と
した施設です
す。
市内では、1事業所が事
事業を実施し
しています。
第6期計画期間
間中に新たな整備は予定していま
ません。
今後も市外の
の事業所によ
よるサービス
スの提供が見
見込まれます
す。
介護
護老人保健施設
施
要介護者に対
対し、施設サ
サービス計画
画に基づき、看護、医学
学的管理
下での介護、機
機能訓練等の必要な医
医療、日常生
生活上の世話
話を行う
ことを目的と
とした施設で
です。
市内では、1事業所が事
事業を実施し
しています。
第 6 期計画期
期間中に新た
たな整備は予
予定していま
ません。
今後も市外の
の事業所によ
よるサービス
スの提供が見
見込まれます
す。
介護
護療養型医療
療施設
療養病床を持
持つ病院・診療
療所の介護保険適用部
部分に入院す
する要介
護者に対し、施設サービ
ビス計画に基
基づき、療養
養上の管理、看護、
医学的管理下
下の介護等の
の世話、機能訓練等の必
必要な医療を
を行うこ
とを目的とし
した施設です
す。
市内では、1事業所が事
事業を実施し
しています。
第 6 期計画期
期間中に新た
たな整備は予
予定していま
ません。
今後も市外の
の施設による
るサービスの
の提供が見込
込まれます。
58
<事業量の実績と計画>
第5期実績
第6期計画
区 分
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度
29年度
施設サービス
853,218 897,451 944,525 898,000 897,000 897,000
給付費(千円)
273,314 292,102 286,602 295,000 295,000 295,000
介護老人福祉施設
人数(人/月平均)
給付費(千円)
92
100
97
102
102
102
327,491 322,984 369,645 320,000 320,000 320,000
介護老人保健施設
人数(人/月平均)
給付費(千円)
113
111
121
109
109
109
252,413 282,365 288,278 283,000 282,000 282,000
介護療養型医療施設
人数(人/月平均)
61
68
59
73
73
73
73
第4節
1
地域支え合いの仕組みづくりと地域支援事業の展開
地域支援事業のあり方
地域包括ケアシステムの構築に向けて、市を中心とした支援体制の充実強化を図り、地
域全体で支える仕組みづくりの充実が重要な課題となります。
中でも生活支援の充実・強化では、多様な生活支援サービスや社会参加の場づくりが必
要とされ、市内にある事業所、社会福祉法人等の生活支援サービスを担う事業主体と連携
し、地域の特性に合わせた介護予防・生活支援の基盤整備を考えていく必要があります。
そのためにもまずは地域の社会資源を把握し、そのうえで、基盤整備に向けた様々な方
策として、不足ぎみなサービスの担い手確保のための養成、地域ニーズと地域資源のマッ
チングなどの調整役(生活支援コーディネーター)の設置、サービス事業者間のネットワ
ークづくりなどを検討していきます。自助・共助・互助・公助をつなぎあわせる役割も重
要です。
※介護予防・日常生活支援総合事業のガイドライン(厚生労働省案)から抜粋
60
介護保険など公的制度の対象とならない人
地 域 の 課 題
・一時的なケガ・病気で日常生活が困難な高齢者
・足腰が弱ってきた高齢者など
近所づきあい
の減少
介護保険の適用とならないサービス
・草むしり
・除雪
・窓ふき
いわゆる
“買い物難民”
などの発生
など
自助と公助の間を埋める「互助」を育て、地域を元気にする
自 助
■介護保険制度など公
的制度の対象となら
ない方
■介護保険の適用とな
らないサービス
●自分のことは自分でする
●自分で健康を管理する
●市場のサービスを自分で
使う
互 助
共 助
●自助と公助の間を埋める
●ボランティアや住民組織
の活動などにより高齢者
を家族や地域で支え合う
公 助
●高齢者福祉事業
●生活保護
●人権擁護・虐待対策
●介護保険に代表される社
会保険制度・サービス
61
2
地域支援事業制度の見直しと本市の取り組み
地域支援事業は、平成18年度に創設され、「介護予防事業」「包括的支援事業」「任
意事業」で構成されています。平成27年度の介護保険法の改正に向けて、大幅な見直し
が行われ、全国一律の予防給付(介護予防訪問介護・介護予防通所介護)は市町村が取り
組む地域支援事業に移行し、「介護予防・日常生活支援総合事業(以下、「総合事業」と
いいます。)」として実施されることになりました。
総合事業は、既存の介護事業者による既存サービスに加え、民間事業者、住民ボランテ
ィア等が主体のサービスを提供することにより、サービスの効率化と費用の抑制を図り、
要支援者等に対する効果的かつ効率的な支援等を可能とすることを目指すものです。
また、「在宅医療・介護連携の推進」「認知症施策の推進」「生活支援サービスの体制
整備(生活支援体制整備事業)」などが新たに位置づけられ、包括的支援事業の充実が図
られます。
今後、利用者や事業者が混乱なく総合事業へ移行するにあたり、サービス提供の体制整
備や、市の特性を生かした取り組みを進めるなど、一定の準備期間を必要とします。この
ため、確固たる体制を築くための経過措置期間を活用し、総合事業については平成29年
4月までに実施することとし、それまでの間は、従来の介護予防給付によるサービスの質
の確保と費用の効率化を図り、併せて総合事業の実施に向けて体制の整備を進めます。
※介護予防・日常生活支援総合事業のガイドライン(厚生労働省案)から抜粋
62
3
新しい地域支援事業の財源構成
新しい地域支援事業は、従前どおり介護保険制度に位置づけられ、介護予防・日常生
活支援総合事業、包括的支援事業、任意事業で構成されています。財源構成は、下記の
とおりです。
<介護予防・日常生活支援総合事業>
国
25.0%
北海道
12.5%
芦別市
12.5%
<包括的支援事業>
第1号
被保険者
22.0%
<任意事業>
第1号
被保険者
22.0%
国
39.0%
芦別市
19.5%
第2号
被保険者
28.0%
北海道
19.5%
63
4
地域支援事業の費用実績と見込額
(単位:千円)
第5期実績額
24年度
1 介護予防事業
25年度
第6期計画見込額
26年度
27年度
28年度
29年度
14,714
14,194
15,294
26,884
27,911
73,349
3,196
5,072
6,049
6,114
6,214
61,096
0
0
0
0
0
0
通所型介護予防事業
3,196
5,072
6,049
6,114
6,214
42,915
訪問型介護予防事業
0
0
0
0
0
18,181
二次予防事業評価事業
0
0
0
0
0
0
11,518
9,122
9,245
20,769
21,687
12,243
7
1
173
11,537
12,240
11,919
11,511
9,121
9,072
9,232
9,447
324
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
10
10
25,520
25,761
34,611
39,365
42,055
45,800
17,327
17,749
24,848
28,500
30,879
34,519
3,578
3,693
3,979
3,764
3,855
3,946
4,615
4,319
5,784
7,101
7,321
7,335
99
104
99
819
819
819
家族介護支援事業(おむつ、見守り事業)
1,170
1,025
1,381
1,309
1,299
1,313
その他
3,346
3,190
4,304
4,973
5,203
5,203
成年後見制度利用支援事業
0
0
540
1,242
1,252
1,252
成年後見制度利用支援事業(市単独)
0
96
0
0
0
0
福祉用具・住宅改修支援事業
0
0
20
10
10
10
認知症対応型共同生活介護事業所の家
賃助成事業
0
0
0
0
0
0
3,346
3,094
3,744
3,721
3,941
3,941
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
6,000
認知症初期集中支援推進事業
0
0
0
0
0
0
認知症地域支援推進員等設置事業
0
0
0
0
0
0
認知症ケア向上推進事業
0
0
0
0
0
0
生活支援・介護予防サービスの基盤整備事
業
0
0
0
0
0
6,000
40,234
39,955
49,905
66,249
69,966
125,149
国の補助事業
25,145
27,045
36,854
53,253
56,664
120,879
市の単独事業
15,089
12,910
13,051
12,996
13,302
4,270
⑴二次予防事業費
二次予防事業の対象者把握事業
⑵一次予防事業費
介護予防普及啓発事業
地域介護予防活動支援事業(市単独)
一次予防事業評価事業
⑶ 総合事業費精算金
2 包括的支援事業及び任意事業
⑴包括的支援事業
補助
市単独
⑵任意事業
介護給付等費用適正化事業
地域自立生活支援事業(給食)
その他
3 新規事業計
合 計
64
第5節 介護サービスの事業量と費用の見込額
第6期計画期間の介護サービス見込量等については、第5期計画期間における要介護
認定者数や利用者数の伸び、サービスの利用実績や、施設・在宅サービスの施策の方向
性等を踏まえて推計しています。
サービス別給付費の構成比と推移
100%
90%
80%
構成比(%)
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
H24
H25
居宅サービス
H26
H27
H28
地域密着型サービス
H29
H32
H37
施設サービス
(単位:千円/%)
区 分
居宅サー
給付費(千円)
ビス
構成比(%)
地域密着 給付費(千円)
型サービ
ス
構成比(%)
施設サー
給付費(千円)
ビス
構成比(%)
合
計
平成
24年度
平成
25年度
平成
26年度
平成
27年度
平成
28年度
平成
29年度
平成
32年度
平成
37年度
481,518
515,625
533,338
593,065
653,717
697,089
809,102
835,354
31.7
32.7
32.3
35.0
37.2
38.6
40.3
41.4
182,546
165,843
171,051
184,708
188,172
191,969
218,582
215,797
12.0
10.5
10.4
10.9
10.7
10.6
10.9
10.7
853,218
897,451
944,525
917,632
917,632
917,632
979,476
966,774
56.2
56.8
57.3
54.1
52.2
50.8
48.8
47.9
1,648,914 1,695,405 1,759,521 1,806,690
2,007,160
2,017,925
1,517,282 1,578,919
65
第6節 標準給付費及び地域支援事業費の見込額
(単位:千円)
平成27年度
平成28年度
平成29年度
合計
1,659,000
1,717,610
1,763,230
5,139,840
107,200
94,000
93,200
294,400
45,000
45,000
45,000
135,000
高額医療合算介護サービス費等給付額
5,500
5,500
5,500
16,500
算定対象審査支払手数料
1,755
1,822
1,830
5,407
26,000件
26,993件
27,007件
80,000件
1,818,455
1,863,932
1,908,760
5,591,147
総給付費
特定入所者介護サービス費等給付額
高額介護サービス費等給付額
審査支払手数料支払件数
標準給付費見込額
(A)
(単位:千円)
平成27年度
地域支援事業費
(B)
平成28年度
平成29年度
合計
53,253
56,664
120,879
230,796
介護予防・日常生活支援総合事業費
17,652
18,464
79,025
115,141
包括的支援事業・任意事業費
35,601
38,200
41,854
115,655
(単位:千円)
平成27年度
合計(A)+(B)
平成28年度
1,871,708
1,920,596
平成29年度
2,029,639
合計(平成27年度~平成29年)
(標準給付見込額+地域支援事業費)
5,821,943千円
66
合計
5,821,943
第7節
1
第1号被保険者の保険料
保険料の推移と費用の負担割合
介護保険料は、今後必要とされる介護サービス量の見込みを立て、介護サービスの提供に
かかる費用を試算し、その費用を基にして算出します。高齢者の増加に伴い介護サービスの
利用量も増えており、第 1 号被保険者の負担も増える傾向にあります。
≪第 5 期から第 6 期へ保険料増加理由≫
・要介護・要支援認定者の増加
・サービス利用量の増加
・介護予防施策の充実
・認知症や医療対応の必要な方の在宅介護を支えるサービスの充実
・第 1 号被保険者負担率の増加(21%⇒22%)
介護保険料の基準額(月額)の推移
8,000円
約70.0億円
7,000円
約60.0億円
6,000円
約50.0億円
5,000円
約40.0億円
4,000円
約30.0億円
3,000円
約20.0億円
2,000円
約10.0億円
1,000円
0円
保険料
総事業費
約0.0億円
第4期
H21 ~ 23
第5期
H24 ~ 26
第6期
H27 ~ 29
平成32年
平成37年
3,200円
4,600円
4,800円
5,429円
7,453円
約42.9億円
約58.5億円
約58.2億円
約66.1億円
約66.0億円
介護保険の財源構成
第 6 期
第 5 期
国
25.0%
北海道
12.5%
芦別市
12.5%
第1号
被保険者
21.0%
国
25.0%
北海道
12.5%
第2号
被保険者
29.0%
芦別市
12.5%
67
第1号
被保険者
22.0%
第2号
被保険者
28.0%
2
第 1 号被保険者の保険料基準月額
第6期(平成 27~29年度)の介護保険事業にかかる給付費については、高齢者数の
伸びを上回るサービス利用者数の増加などにより、第5期の約57億5千万円から約
3.5%増加し、第6期は約59億6千万円となります。サービス事業費の増加と負担率の
増加で保険料は上昇する見込みです。
この給付見込額から試算すると、基準月額は5,282円程度になると見込まれますが、
保険料負担の軽減を図るため基金の一部(約8,840万円)を保険料に充てることで、
基準月額を約444円引き下げ4,800円とします。
第5期(H24~H26)
保険料基準月額
4,600円
3
第6期(H27~H29)
保険料基準月額
4,800円
低所得者の保険料軽減
介護保険料については、制度開始以来全国的に上昇を続けており、制度持続のためには、
低所得者であっても保険料を確実に負担できる額とすることが必要です。そのため第1段
階については、新たに公費による軽減の仕組みを導入し、更なる負担軽減を図ります。
【新たな取り組み】
低所得者の保険料を公費を投入して軽減
第4段階
第1段階
0.5
↓
0.45
第2段階
0.63
第3段階
0.90
第5段階
基準額
第6段階
1.2
第7段階
1.3
第8段階
1.5
0.75
世帯全員が市民税非
課税である段階
世帯に市民税課税者
がいるが本人は非課
税である段階
68
本人が市民税課税で
ある段階
第9段階
1.7
4
第1号被保険者保険料の多段階化
第1号被保険者の保険料については、所得水準に応じてきめ細かく保険料を設定するこ
とが重要であり、第6期においては現行の7段階から国の考え方に基づく9段階に見直し
ます。
また、各段階における基準額に対する、保険料の割合及び各段階の定義についても以下
のとおり見直します。
【介護保険料段階変更一覧表】
第5期計画(H24~26)
段階区分
基準額に対
する割合
第1段階
0 .50
第2段階
特例3段階
第3段階
特例4段階
保険料(月
額)
第6期計画(H27~29)
基準所得
段階区分
基準額に対
する割合
生活保護受給者
2,300円 老齢福祉年金受給者で世帯
全員が市民税非課税
第1段階
0.5
↓
0 .4 5
保険料(月
額)
基準所得
現行の第1段階と第2段階
が統合された新たな段階
2,400円
※低所得者層に対する軽減
↓
強化により、本来の割合
2,160円
0.5から0.45に軽減
0.50
世帯全員が市民税非課税
で、本人の合計所得金額と
2,300円
課税年金収入額の合計が8
0万円以下 等
0.63
世帯全員が市民税非課税
で、本人の課税年金収入額
2,898円 と合計所得金額の合計額が
80万を超え120万円以下
等
第2段階
0.63
3,024円 同左
0.75
世帯全員が市民税非課税
で、本人の課税年金収入額
3,450円
と合計所得金額の合計額が
120万円超 等
第3段階
0.75
3,600円 同左
0.88
世帯に市民税課税者がいる
が、本人は市民税非課税
4,048円 で、本人の課税年金収入額
と合計所得金額の合計額が
80万円以下 等
第4段階
0.90
4,320円 同左
第5段階
( 基準額)
1
4,800円 同左
第4段階
( 基準額)
1
世帯に市民税課税者がいる
が、本人は市民税非課税で
4,600円 本人の課税年金収入額と合
計所得金額の合計額が80万
円超 等
第5段階
1.13
本人が市民税課税で、合計
5,198円 所得が125万円以下
等
第6段階
1.2
5,760円
第6段階
1.25
本人が市民税課税で、合計
5,750円 所得金額が125万円を超
え190万円未満 等
第7段階
1.3
本人が市民税課税で、合計
6,240円 所得金額が120万円以上
190万円未満 等
第7段階
1.5
本人が市民税課税で、合計
6,900円 所得金額190万円以上
等
第8段階
1.5
本人が市民税課税で、合計
7,200円 所得金額が190万円以上
290万円未満 等
第9段階
1.7
本人が市民税課税で、合計
8,160円 所得金額が290万円以上
等
69
本人が市民税課税で、合計
所得が120万円未満 等
第8節
1
介護保険制度を円滑・適正に運営するために
介護保険事業の円滑な運営
介護保険事業を円滑に運営するためには、被保険者(市民)自身が介護保険の運営に参
画し、市民の視点に立った運営を行うことが欠かせません。本市では、引き続き芦別市高
齢者保健福祉計画等推進協議会等をはじめ市民の方の意見を取り入れていくとともに、高
齢者を対象とした実態調査を定期的に実施することで市民(サービス利用者)の意向把握
に努めます。
2
介護給付適正化の推進
持続可能な介護保険制度を構築するためには、介護給付を必要とする受給者を適切に認
定したうえで、受給者が真に必要とする過不足のないサービスを、適切に提供することで
あります。より適切なサービスを確保するため、ケアプランの点検を新たな項目に加えて
国保連合会と連携して取り組むこととします。
区
分
適 正 化 の 方 策
要介護認定の適正化
ケアプランの点検
認定調査の適正を図るため、市職員が認定調査を実施し
ます。また、認定調査を委託した場合でも全て市が点検
することにより、要介護認定の適正化に努めます。
〈新規〉 介護支援専門員が作成した居宅介護(介護予防)サービ
ス計画の記載内容について、市職員等の第三者が点検を
行うことにより、受給者の状態に適合していないサービ
ス提供を改善します。
住宅改修等の点検・福祉用具 保険者が改修工事を行おうとする受給者宅の実態確認
購入・貸与調査
や工事見積書の点検、竣工時の訪問調査等を行うことに
より、受給者の状態にそぐわない不適切または不要な住
宅改修を排除します。また、保険者が福祉用具利用者に
対し訪問調査等を行うことにより、必要な福祉用具の利
用を推進します。
医療情報との突合・縦覧点検
受給者ごとに提供されたサービスの整合性の点検を行
い、請求内容の誤りを発見することや、医療の入院情報
と介護保険の給付情報を突合し、医療と介護の重複請求
の排除を図ります。
介護給付費通知
保険者から受給者本人(家族を含む)に対して、事業者
からの請求に基づき、介護サービスの利用状況をお知ら
せしています。受給者や事業者に対して適切なサービス
の利用と提供を改めて確認していただき、適正な請求に
向けた抑制効果をあげる役割があります。
70