エネルギーパーク - 資源エネルギー庁;pdf

(申請書類)
次世代エネルギーパーク計画書
1.計画名称
あきた次世代エネルギーパーク
2.所在地
秋田県秋田市 (秋田市内全域)
※別添資料1参照
3.計画策定主体
秋田市
(担当部署名等)
1 担当部署名
秋田市環境部環境総務課
2 連絡先
〒011-0904 秋田県秋田市寺内蛭根三丁目24番3号
電 話:018-863-6862
FAX:018-863-6630
E-mail:[email protected]
4.実施運営主体
(仮称)あきた次世代エネルギーパーク推進協議会
1 参画(実施運営)主体
秋田市が主体となり、民間等事業者(約10事業者)が参画する。
2 組織設置スケジュール
平成26年11月に「
(仮称)あきた次世代エネルギーパーク推
進協議会」の設立および設立総会を開催する。
5.計画概要
(1)計画のコンセプト
1 秋田市の地域特性について
再生可能エネルギーに係る本市の地域特性は次のとおりであり、本計画はこれらの地域特性
を中心に広報することで、秋田市ならではの再生可能エネルギーの情報発信を行うこととする。
(1) 恵まれた風況を生かした多様な風力発電施設
秋田市は風況に恵まれており、国の風力発電助成事業の第1号の事業者認定を受けた施設
が設置されているなど、早くから風力発電施設の設置が進んでいる地域である。また、ダウ
ンウィンド風車やマグナス風車など、様々なタイプの風力発電施設も有しているほか、市街
地からほど近い場所に立地しているため、見学が比較的容易なことも特長である。立地場所
も、海岸沿いや山の稜線、市街地などバリエーションに富み、立地条件についての学習もで
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きる地域である。
(2) 日本海側における太陽光発電
秋田市の位置する北日本の日本海側は、降雪が多く日射量が少ないため、太陽光発電には
適さない地域とされていながらも、秋田市には大規模な太陽光施設が複数設置されている。
日本海側であっても太陽光発電は十分に可能であることを示すことができる地域である。
(3) 豊富な森林資源を生かした木質バイオマス
秋田市は豊富な森林資源を有し、木質バイオマスである木質ペレット燃料の製造工場が立
地しているほか、市内には民間施設や市有施設にペレットボイラーの導入が進んでいる。
したがって、地産地消エネルギーである木質ペレット燃料については、製造から消費まで
一体として、秋田市内で見学することが可能である。また、ペレットストーブは、一般家庭
にも導入可能なエネルギーであるため、見学を契機として、実際の導入へと繋げることも期
待できる。
(4) 多様な再生可能エネルギー活用施設
秋田市は風力発電施設のほか、太陽光発電施設、木質バイオマス熱利用施設、地中熱ヒー
トポンプなどの再生可能エネルギー施設が数多く立地しており、多様な施設を見学すること
で、秋田の気候風土が再生可能エネルギーの利用に適していることを示すことができる。
2 計画の概要について
1で示した地域特性を生かした再生可能エネルギー見学コースを企画し、見学・広報体制を
整備して、これらのコースを気軽に市民等に訪れてもらうことで、秋田市は再生可能エネルギ
ーに恵まれた地域であり、環境にやさしい都市であることを情報発信する。
また、秋田県が所有する電動(EV)バスの活用や、家庭向けの太陽光発電設備付きのモデ
ル住宅やエコウィル、ペレットストーブなど、再生可能エネルギーや効率的なエネルギーの使
い方などの身近な事例をコースに組み込むことで、あきたの未来のライフスタイルをイメージ
してもらい、将来の低炭素社会や、脱化石燃料社会への理解と関心を深めてもらうものとする。
例として、本市の地域特性を生かした、次に示す3つの推奨コースを企画する。
(1) 風力発電設備を中心に見学するコース
秋田市の風力発電は、国の風力発電助成事業の第1号の事業者認定を受けた施設が設置さ
れているなど、早くから設置が進んでおり、また、ダウンウィンド風車やマグナス風車など
様々なタイプの発電施設が設置されていることから、これらの風力発電施設を見学すること
で、風力発電にも様々な形態があること、また、本市が風況に恵まれた地域であることなど
を情報発信する。
(2) 木質バイオマスを中心に見学するコース
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秋田市は森林資源に恵まれた地域であり、木質ペレットの製造工場やペレットボイラー、
ペレットストーブなど、製造から消費に至る一連の施設を有している。これらの施設を順番
に見学することで、地産地消エネルギーである木質バイオマスは身近なエネルギー源である
ことへの理解を深め、ペレットボイラーやペレットストーブなどの普及に繋げていくものと
する。
また、今後、木質バイオマスの普及が進むことにより、未利用間伐材の有効利用などが図
られることで、再生可能エネルギーを利用することは、地球温暖化対策だけでなく、中山間
地域の活性化など、地域経済にも貢献する取組であることを情報発信する。
(3) 再生可能エネルギー施設と利用施設を見学するコース
太陽光発電や風力発電施設に加え、家庭向けの太陽光発電設備付きのモデル住宅やエコウ
ィル、ペレットストーブなど、再生可能エネルギーや効率的なエネルギーの使い方などの、
身近な事例を見学コースに組み込むことで、あきたの未来のライフスタイルのイメージを提
示し、低炭素社会、脱化石燃料社会への理解と関心を深めてもらう。
また、地域に点在する再生可能エネルギー施設を電動(EV)バスを使って見学すること
により、環境に優しい未来の低炭素モビリティを体験してもらい、ハイブリッドカーや電気
自動車などの普及に繋げていく。
そのほか、本事業を環境学習の一環として授業等に組み込むことで、再生可能エネルギーの
教育を推進させ、将来の人材育成に繋げるなどの事業展開も目指すものである。これらの事業
イメージについては、別添資料2で示す。
(2)計画の全体像
本計画により、市内各所の再生可能エネルギー施設を一体として見学することができるよ
う、見学体制および広報体制を秋田市が整備する。また、秋田市および民間等事業者で組織
する「
(仮称)あきた次世代エネルギーパーク推進協議会」を設立し、官民一体となって本事
業を推進する体制を構築する。
それぞれの体制に係る具体的な整備内容は次のとおりである。また、本計画の概念図およ
び事業展開については、別添資料2に示す。
1 見学体制の整備
(1) 電話やインターネットによる見学申込窓口の開設(平成27年6月~)
ア 業務内容
(ア) 見学の申込みの受付
エネルギーパークを構成する全ての施設について、見学申込窓口を一元化し、受付を
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電話および電子メール、Webサイトからの申込みフォーム等にて行う。
(イ) 見学の可否の確認と回答
見学を希望する各施設の管理者に見学の可否の確認を行い、申込者に回答を行う。
(ウ) 情報の提供
申込者に、近隣の再生可能エネルギー施設紹介、交通手段の案内など、見学に係る各
種情報の提供を行い、見学に係る利便性と満足度の向上を図る。
イ 運営形態
秋田市が市内の民間事業者に委託して上記の事業を実施するものとする。
(2) 施設の案内ガイドの派遣(平成27年6月~)
地球温暖化対策の推進に関する法律(平成10年法律第117号)第23条に基づく地域
地球温暖化防止活動推進員による案内ガイドの派遣を行う。
ガイドを行う地球温暖化防止活動推進員は、平成26年1月に委嘱した28名のうちから
希望者を募り、秋田市が新エネルギー等に関する研修を推進員に行い、必要な知識を習得後、
見学者の希望に応じて派遣を行うものとする。
ガイドによる説明を行うことにより、再生可能エネルギーに関するより深い理解が得られ
ることが期待され、併せて地球温暖化防止対策などの政策をPRすることで、幅広い環境問
題への理解と関心を高めてもらうことが可能である。
なお、案内ガイドの希望聞き取りやガイドの人選などの調整については、1 見学体制の
整備の(1)の事業を委託する予定の事業者が実施するものとする。
(3) 次世代エネルギーパーク全体の説明ブース設置(平成27年6月~)
メガソーラー施設や廃棄物発電施設を有する総合環境センター内に、次に示す説明パネル
を設置し、パーク全体を総合的に案内する場として、また、再生可能エネルギーに関する基
本的な理解を深める場としての機能を整備する。
ア 次世代エネルギーパーク全体マップ
イ 次世代エネルギーの概要、動作原理(風力、太陽光、地中熱など)
ウ メガソーラー施設概要
エ 廃棄物発電施設概要
(4) 各施設の見学体制の整備
各施設には統一の看板を設置し、パーク全体が一体のものであるという印象付けを行う。
また、有人の施設には総合パンフレットを用意し、他施設への案内を積極的に行うことで、
多くの施設を訪れることができるよう見学者を誘導する。
2 広報体制の整備
(1) 情報の発信
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ア インターネットによる情報発信は、Webサイトによる各施設の概要などの説明、推
奨コースなどの案内、2(2)の施設見学会などの募集などを行うものとし、ツイッター、
スマートフォンなどの媒体も活用して幅広く広報を行う。
イ 秋田市が発行する広報誌(広報あきた)への記事掲載や、マスコミへの情報提供を行
うなど、様々な媒体を用いた情報発信を行う。
ウ 事業の全体像や各施設の概要、推奨コースなどの情報を提供するパンフレットやポス
ターを作成し、市有施設への設置やイベント等での配布を行い、市民に周知する。
エ 発電状況など、リアルタイム情報が取得できる施設においては、情報端末への詳細情
報の提供を行い、見学時にその場で現在の発電状況が分かるようなシステムを導入する。
オ アからエの情報発信については、発信対象を次のとおり細分化し、それぞれの対象に
見合う内容を発信する。
(ア) 市内小中学校の児童・生徒向け
新エネルギーの概要やその大切さについての情報発信を主なものとする。
(イ) 一般市民向け
秋田市の新エネルギーの導入状況や、地球温暖化対策の重要性、住宅用太陽光やペ
レットストーブなどの普及について主に情報発信する。
(ウ) 市内事業者向け
社内研修での活用や、新エネルギー事業への参入を促すような情報発信を行う。
(2) 市民向け施設見学会の実施(平成27年度から年2~3回程度開催)
複数の再生可能エネルギー設備を巡る市民向けの施設見学会を実施する。なお、見学会に
は電動(EV)バスを一部使用し、次世代の低炭素な交通環境についても体験できる場とす
る。施設見学は、2 計画の概要についての(1)から(3)で提示した推奨コースによるものと
し、パンフレットの案については、別添資料3に示す。
3 運営体制の整備
認定後、平成26年11月に、市と民間等事業者とで構成される「(仮称)あきた次世代エ
ネルギーパーク推進協議会」を組織し、見学体制の調整やPRの提案と協議、事業者相互の情
報交換などを行い、新エネルギーの情報発信を促進させるものとする。
また、将来的には、本協議会にて、木質バイオマスを活用した地域冷暖房や分散型電源、小
水力や雪氷熱利用など、新たなエネルギー分野への展開についても幅広く検討する場とする。
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(3)関連施設
1.中心となる施設
総合環境センター
【計画に含まれ
る個々の再生可
能エネルギー等
1 所有者および管理者
秋田市
2 設置時期
の施設・設備毎
(1) 廃棄物発電施設
平成14年
に記載下さい。】
(2) 見学者用施設(管理棟) 平成14年
(3) 太陽光発電施設(40kW) 平成22年
(4) 太陽光発電施設(1.5MW) 平成25年
3 場所
秋田市河辺豊成字虚空蔵大台滝1番地1
4 見学等に係る取組み、体制
管理棟内に研修室を有し、見学者に対し説明を行う。
また、パーク全体マップや再生可能エネルギーの動作原理(太陽光、風力、
木質バイオマス、地中熱ヒートポンプ)を説明するパネルをブース内に設置し、
見学者に対してイラスト等を用いてわかりやすい解説を実施する。
2.既設施設
別添資料4 関連施設一覧のとおり
3.新設施設(予定)
別添資料4 関連施設一覧のとおり
(参考)近隣の再生可能エネルギー関連施設
秋田市内に設置されている大規模な再生可能エネルギー関連施設のうち、本計
画に参加する施設数は次のとおりであり、大部分の施設が本計画に参加している
ものである。
1 風力発電施設
23施設中、23施設が計画に参加(100%)
2 大規模太陽光発電施設
2施設中、2施設が計画に参加(100%)
3 地中熱利用施設
2施設中、2施設が計画に参加(100%)
4 ペレット製造施設
1施設中、1施設が計画に参加(100%)
5 木質バイオマス施設
4施設中、3施設が計画に参加(66%)
6 廃棄物発電施設
1施設中、1施設が計画に参加(100%)
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6.全体スケジュール
平成26年 9 月 申請
10月 認定(予定)
11月 「
(仮称)あきた次世代エネルギーパーク推進協議会」設立
設立総会開催
12月~
パンフレット、ポスター、案内看板、配布用グッズ等の作成
地球温暖化防止活動推進員による見学ガイドの養成研修実施
平成27年3月
6月~
夏頃
見学者受付窓口の委託
見学者受付開始、広報誌やインターネット等による情報発信開始
市主催での施設見学会の開催(2~3回程度)
以後、通年で見学者の受付や、市の広報誌、インターネット等での広報を行う。
7.運営費
1 事業における収入
本事業における収入は想定しないものとする。
2 費用負担計画
事業に必要な経費については、秋田市が各年度で予算化して執行するものとする。
3 来場者数の見込み
中心となる総合環境センターの太陽光発電施設(1.5MW)で、年間1,000名程度の
見学者見込みである。なお、平成25年10月から稼働を始めた本施設は平成26年3月まで
の半年間で約200名の見学実績があるものである。
4 波及効果について
(1) 市民や来訪者の環境意識(エネルギー問題や地球温暖化対策)の醸成
(2) 住宅用太陽光やペレットボイラー、ペレットストーブ等の普及促進
(3) 環境学習や環境学習講座に本事業を組み入れて秋田市の環境活動を活性化
(4) 秋田市の取組みを全国に発信することで「環境立市あきた」のブランドイメージ向上
(5) 将来的に新エネルギー施設を観光資源化し、既存の観光資源と併せて観光客の増加
8.関連する新エネルギービジョン等
1 名称
秋田市地域新エネルギービジョン
2 作成年度
平成14年3月
(
「秋田市地球温暖化対策実行計画」に統合する形で平成28年3月に改定の予定)
3 概要等
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(1) 策定の目的
秋田市環境基本計画(平成12年度策定)にある「環境負荷の少ない、持続可能なエネル
ギー利用への転換を進める」という環境目標や、持続可能なエネルギー利用への転換を実現
するため、秋田市ならではの特色ある新エネルギー導入促進の具体的な方向性を明示し、こ
れに基づき秋田市の自然環境と立地条件を最大限に生かして、風力発電設備の導入をはじめ
として、太陽光発電、地中熱利用などを推進することを目的とするもの。
(2) 計画の基本方針
秋田市の自然条件やエネルギー需要量、新エネルギー賦存量や利用可能量などの地域特性
を調査し、秋田市の自然条件や立地条件を最大限に生かした新エネルギーの導入方策を規定
する。
(3) 導入プロジェクト
平成14年度から5年以内に着手もしくは実現されることを目標にしたプロジェクトを
規定。新エネルギー導入について、システム導入と、普及啓発、導入促進などの推進方策を
ステップとランク分類により段階を踏んで推進する。主な導入プロジェクトとして、市有施
設への再生可能エネルギー施設の導入が計画されている。
○添付資料
資料1 あきた次世代エネルギーパーク概要
資料2 あきた次世代エネルギーパーク概念図
資料3 施設見学会案内パンフレット(案)
資料4 関連施設一覧
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