農業部だより宮城県名取市の仮設ポリアンサ配布状況平成 27年３月県立但馬農業高校第３７回卒業式で ◇コサージで華やかに２年生活科の園芸デザインコースの生徒が、日頃磨いた技でコサージを作成し、卒業生や担任などの胸元が明るくなり、華やかな卒業式となりました。 ◇宮城・大島中学校より祝電祝辞晴れのご卒業を心からお祝い申し上げます。今日の日の感激を胸に希望溢れる未来に向かって力強く羽ばたかれますようご期待を申し上げます。平成二十七年三月吉日気仙沼市立大島中学校長菅原裕（大島中学校はシクラメンを贈っている学校です）心つながるポリアンサを宮城仮設住宅に贈る農業高校だからできる息の長い大震災支援として３月９日（月）に震災後４年連続してポリアンサを宮城県名取市の仮設住宅に贈りました。発送は２年農業科の４名がやってくれましたが、テレビ局等の取材があり、生徒たちは戸惑いながらも、しっかりと受け答えをしていました。取材は NHK・関西テレビ、新聞は日本海・讀賣・産経が来てくださいました。今回は２年農業科の大平孝明君が代表してメッセージを書き、送付しました。【大平君のメッセージの一部抜粋】ポリアンサの花言葉は「無言の愛」です。本来ならば僕たちが東北に行き皆様に直接届けたいところですが、発送というかたちで届けることになりました。その分、僕たちの愛のこもったポリアンサです。僕たちの愛を受け取ってください。まだまだ、仮設住宅での日々は続くと思いますが、お体に気をつけて生活してください。宮城県仮設住宅よりお礼の手紙・ハガキ届く初めてお便りします。先日はきれいなプリムラポリアンサの花、どうもありがとうございました。毎年、私達のことを思い、こんな遠い所までお届け下さいまして、本当にありがとうございます。お手紙を読んでいるうちに皆様方のお気持ちが伝わり、目頭が熱くなり、ペンを走らせました。私も花が大好きなので、この花をみるたびに春になったんだナーと思います｡ようやく閖上の方も今急ピッチでカサ上げをしております。帰れるまでは二、三年はかかると思います。本当にありがとうございました。自治会からの手紙より：「3.11 の朝に住民の皆さんにプリムラを届けながら、笑顔の花が返って来ました。」農学セミナー公開講座最終回無事終了３月７日（土）に国家戦略農業特区の養父市と共催して昨年 10 月から開催してきた「知と創造農学セミナー」の最終回（第 7 回目）が、本校の３年生活科のＨＲ教室で開催されました。今回は公開講座であり、受講生以外の一般参加の方や生徒７名も参加しました。場所が教室ということもあり、参加者は感慨深そうでした。この日は、鳥取大学農学部長の田村教授より「今後の世界における農学の役割～果樹園芸を例にして～」の特別講義の後、受講生が、「セミナーを受講して」等の題でスピーチを行いました。どの方も自分の想い、考えをしっかり発表され、また、生徒にエールを贈っていただくなど、聞いていて胸が熱くなりました。拍手も多かったです。その後、田村教授が講評として、「こういった機会を基に、皆様の人生に役立て、今後、農業の輪が広がるよう皆さんの力を発揮されることを期待する」と締めくくっていただきました。閉校式では、本校の山根学校長と養父市産業環境部長、藤山健人様からあいさつをいただき、その後記念写真を撮りました。最後に「但農コーナー」として、今回は今売り出し中の「バナナパインポーク」の焼き肉、学校のミカンを器にした創作ミカンゼリーでおもてなしをし、喜んでいただきました。参加の本校生徒は、講演や受講生の話しを聞き、感動すると共に、非常によく手伝ってくれました。初めてのセミナーでしたが、受講生の感想や最終回を感動的に終え、開催して良かったと思えました。宗鏡寺でのたくあん交流・テレビ放映２年生活科、農と食コース生７名が３月６日に出石の宗鏡寺で行われた弘道小学校３年生 28 名とたくあん交流が行われました。その様子がＮＨＫテレビで 12 日（木）に放送されました。この交流は本校で栽培したダイコンをたくあんにするまでの取り組みで、長年続けられています。但馬牛の受精卵移植が新聞報道長年地域をリードして本校で実施している但馬牛の受精卵移植によって、本年度初めての出産があり、３月 14 日（土）に美方郡を中心に読まれている日本海新聞に掲載されました。本校では 10 年以上も前から年間数件の移植を実施し、約半数が出産と好成績を残しています。本校産の牛肉が神戸大丸で販売予定昨年に引き続き、今年も３月 25 日（水）に神戸大丸店牛肉販売ブースで本校産牛肉を店員さんと共に本校の生徒２名が販売予定です。本校産の但馬牛は、最高級「神戸牛」ブランド肉として、たびたび優秀な成績をおさめています。