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次世代エネルギーパーク計画書（変更後）
１．計画名称
のしろ次世代エネルギーパーク
２．所在地
秋田県能代市
３．計画策定主体
能代市
環境産業部商工港湾課産業政策室主査三熊隆幸
ＴＥＬ：０１８５－８９－２１８７
ＦＡＸ：０１８５－８９－１７７５
Ｅ-アドレス：[email protected]
４．実施運営主体
能代市
５．計画概要
（１）計画のコンセプト
本市は、平成 25 年 3 月に「能代市再生可能エネルギービジョン」を策定し、10 年後の再生可能エネルギー自
給率を基準年（H24 年：2.7％）比較で 10 倍（27％）とする導入目標を掲げているところである。
本市は国内有数の風況条件の良さから、陸上風力発電として平成 24 年度末現在、「能代風力発電所」、「落
合風力発電所」の設備がある。現在計画中の設備（2,000kw 級×19 基）を含めると、近い将来、陸上風力の総発
電量は、約 6 万 kw に達する見通しである。
また、木質バイオマス発電所（3,000kw）が存在するほか、平成 16 年以降、公共施設や学校等において太陽
光発電設備（10～40kw）の導入が順次進められているおり、再生可能エネルギーの着実な普及が図られてい
る。なお、平成 28 年度完成予定の能代市新庁舎には地中熱利用の技術提案が盛り込まれている。
一方、本市には石炭火力発電所の立地もみられ、多様なエネルギー調達が行われている実態があることか
ら、「のしろ次世代エネルギーパーク」においては、これらのエネルギー比較を通じ、地球環境と調和したエネ
ルギーの在り方について、体感・実感をもとにエネルギー事情全般並びに地球環境問題への理解の増進を図
るものとする。
（２）計画の全体像
市域に存在する再生可能エネルギー設備と能代火力発電所付属施設（ＰＲ館：能代エナジアムパーク）を周遊
コースによって結び付け、エリア形成を図る。
学校教育や社会教育との連携を図り、本市の持つ多様な再エネポテンシャルを見学・体感できるようなプログ
ラムを盛り込む。
市ホームページに「のしろ次世代エネルギーパーク」専用ページを設け、広く情報発信を行う。
（３）関連施設
１．中心となる施設
東北電力株式会社能代火力発電所ＰＲ館「能代エナジアムパーク」
【計画に含まれ
①東北電力株式会社
所有・管理
る個々の再生可
平成 5 年 7 月オープン
能エネルギー等
能代市字大森山 1-6 （能代火力発電所構内）
の施設・設備毎
②見学等に係る取り組み、体制
に記載下さい。】
常駐アテンダントによる案内
③その他
能代火力発電所の排熱を利用した「熱帯植物園」や、地球やエネルギーのことを学べる
「エネルギーの森」など、不思議な空間で遊んで学べるＰＲ館。平成 5 年のオープン以
来、累計 200 万人以上の来場者を数える。平成 24 年度は約 66,000 人の来場実績があっ
た。火力発電所ＰＲ館ではあるが、再エネ分野についてもパネル等の常設展示にご協力
いただけることとなっており、来場者のうちパネル閲覧者が仮に 2 割程度としても年間 1
万人以上の方に対する意識啓発等につながるものと考えられる。
２．既設施設
１）東北自然エネルギー開発株式会社能代風力発電所
①東北自然エネルギー開発株式会社
所有・管理
平成 13 年 11 月運転開始
能代市浅内地内
②風力発電所 600kw×24 基＝ 14,400ｋｗ
年間発電量約 3,400 万ｋｗｈ
全量系統連系
③団体見学について同発電所員が案内に応じていただくこととなっている。
２）能代バイオマス発電所
①能代森林資源利用協同組合
所有・管理
平成 15 年 2 月運転開始
能代市鰄渕字亥の台 2-6.
②木質バイオマス発電所 3,000 kw
年間発電量
未公表
自家消費 650ｋｗｈ
隣接工場 2,350ｋｗｈ
③団体見学について同発電所員が案内に応じていただくこととなっている。
発電設備はもとより、隣接する木材の破砕処理施設の見学も可能。
３）能代市子ども館太陽光発電施設
①能代市所有・管理（教育部生涯学習課）
平成 24 年 3 月供用開始
能代市大町 10-1 地内
②太陽光発電施設 15kw
年間発電量約 16,000ｋｗｈ
自家消費 13,100 kwh
売電約 2,900 kwh
４）米代川風力発電株式会社能代港第一･第二風力発電所
①米代川風力発電株式会社所有・管理
平成 25 年 12 月供用開始
能代市大森山（能代港大森緑地内）ほか
②風力発電所 1,990ｋｗ×2 基＝ 3,980ｋｗ
年間発電量不明（1 年未経過）
全量系統連系
５）能代落合太陽光発電所
①中田建設株式会社所有・管理
平成 26 年 8 月供用開始
能代市落合古悪土地内
②太陽光発電所 1,166ｋｗ
年間発電量不明（1 年未経過）
全量系統連系
③団体見学について同発電所員が案内に応じていただくこととなっている。
※ 参考施設）東北電力株式会社能代火力発電所
①東北電力株式会社
所有・管理
平成 5 年 5 月１号機運転開始
平成 6 年 12 月２号機運転開始
能代市字大森山 1-6
②石炭火力発電所 60 万 kw×2 基＝ 120 万 kw
年間発電量
未公表
電気事業法に基づく一般電気事業者
③団体見学について同発電所員が案内に応じていただくこととなっている。
３．新設施設（予定）
（風力発電）
１）風の松原自然エネルギー株式会社により、2,300kw×17 基の風力発電所（全量
系統連系）設置が計画されており、設備完成後、関係者による連絡組織に加わ
っていただくこととなっている。
（地中熱利用）
現在、実施設計業務が行われている能代市新庁舎（平成 28 年度完成予定）は、地中熱利
用が採用されており、完成後、本計画周遊ルートへ組み込む予定である。
（参考）近隣の再生可能エネルギー関連施設
東北自然エネルギー開発株式会社能代風力発電所より直線距離約４ｋｍの地点に八竜風
力発電所（1,500kw×17 基＝25,500kw）の立地が見られるものの、大幅な迂回アクセスを強
いられることから本計画の関連施設としての位置づけは見送るものとする。

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