伊藤忠商事 「非資源No.1商社を目指して」 2015年3月25日 証券コード(8001) > 見通しに関する注意事項 本資料に記載されている当社の計画、戦略、見通し及びその他の歴史的事実でないものは、将来に関する見通しで あり、これらは、現在入手可能な期待、見積り、予想に基づいています。これらの期待、見積り、予想は、経済情勢 の変化、為替レートの変動、競争環境の変化、係争中及び将来の訴訟の結果、資金調達の継続的な有用性等多く の潜在的リスク、不確実な要素、仮定の影響を受けますので、実際の業績は見通しから大きく異なる可能性があり ます。従って、これらの将来予測に関する記述に全面的に依拠することは差し控えるようお願いいたします。また、 当社は新しい情報、将来の出来事等に基づきこれらの将来予測を更新する義務を負うものではありません。 資料上の数字については、特に断りのない限り、すべて米国会計基準ベースで記載しております。 © 2 > 目次 1. 伊藤忠商事について ・会社概要 ・連結純利益(P/L)、財務状況(B/S)の推移 ・・・・・・・・ 5 ・・・・・・・・ 6 2. 伊藤忠 6つの事業 ・・・・・・・・ 8 3. 非資源No.1商社を目指して ・・・・・・・・ 17 ・2013~2014年度 中期経営計画の進捗状況 ・2014年度 連結純利益見通し 4. 株主配当 ・・・・・・・・ 20 ・・・・・・・・ 26 (参考資料) ・・・・・・・・ 30 © 3 > 1. 伊藤忠商事について © 4 > 会社概要 (代表取締役社長 岡藤 正広) 業態 総合商社 創業 1858年 上場証券取引所 東京(1部) 従業員数 102,376人(連結) (2014年3月31日現在) 連結売上高 4,235人(単体) 14.6兆円(2013年度実績) 当社株主帰属当期純利益 3,103億円(2013年度実績) (連結純利益) 単元株式数 100株 株価 (2015年2月27日現在) 1,340円 © 5 > 連結純利益 (P/L) の推移 当社株価 及び TOPIX 最高益 全般的な 収益の底上げ 連結純利益 (億円) リーマン ショック 不良資産 一括処理 固定資産 減損 (年度) ※当社株価及びTOPIXは、年度平均数値を表示 (国際会計基準) (見通し) © 6 財務状況 (BS) の推移 > (億円) (倍) 90,000 総資産(左軸) 13.7 80,000 ネット有利子負債(左軸) 82,000 14 78,484 11.8 株主資本(当社帰属分) 12.0 Net DER (右軸) 75,311 71,174 70,000 12 67,330 65,073 60,671 60,000 51,575 52,886 52,742 51,921 8.0 50,000 10 56,767 48,098 47,523 48,779 54,789 8 44,896 44,941 44,835 25,000 41,852 40,000 22,243 5.8 4.8 33,823 30,000 22,964 20,250 20,000 20,149 3.7 25,368 1.7 16,309 2.1 19,770 18,911 10,000 0 16,545 17,568 17,215 3,055 2,813 3,169 3,977 4,259 4,221 5,089 7,244 4 16,308 21,470 1.4 1.6 1.5 23,000 17,654 1.4 17,243 4,125 6 21,856 4.7 1.5 13,638 1.2 1.0 1.1 2 8,926 9,735 8,494 10,996 11,563 0 98/3 99/3 00/3 01/3 02/3 03/3 04/3 05/3 06/3 07/3 08/3 09/3 10/3 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 (国際会計基準) (見通し) © 7 > 2. 伊藤忠の6つの事業 © 8 > 伊藤忠 6つの 事業 繊 維 食 料 住生活・情報 ブランドマーケティング第一部門・第二部門 金 属 食糧部門 食品流通部門 生鮮食品部門 食料中国事業推進部 情報・保険・物流部門 建設・金融部門維 機 械 エネルギー第一部門・第二部門 プラント・船舶・航空機部門 化学品部門維 自動車・建機・産機部門 資源 エネルギー ・ 化学品 非資源 生活資材部門 ファッションアパレル第一部門・第二部門 金属・鉱物資源部門 石炭・原子力・ソーラー部門 鉄鋼製品事業室 © 9 > 生活消費関連ビジネス 伊藤忠のビジネスは普段の生活の近くにもあります © 10 > 繊維 : 国内総合商社 随一 「繊維」の看板を掲げるのは 国内総合商社では当社のみ。 商品に「ブランド」という付加価値を 加えるブランドビジネスでは、 とりわけ業界最強を誇る。 2014年6月に、ジーンズメーカーの EDWINへ出資。 2013年度 定量データ ・税後利益 325億円 ・全社利益(営業カンパニー)に占める割合 約11% ・ROA 6.5% © 11 > 食料 : 原動力は食料バリューチェーン 北米穀物内陸集荷会社 (CGB) 原動力は業界最大規模の業容を 誇る食料バリューチェーン。 川上(食糧資源の確保) 川中(加工・ 製造、中間流通) 川下(小売)を 繋ぎ、収益の最大化を図る戦略。 川上 日本アクセス 川中 中国・アジア等を中心に、海外でも バリューチェーンの構築を推進する。 2013年度 定量データ ・税後利益 575億円 ・全社利益(営業カンパニー)に占める割合 約19% ・ROA 3.9% ファミリーマート 川下 © 12 > 住生活・情報: 広範な事業分野における総合力の発揮 最大利益規模カンパニー 世界的に優位性を持つパルプメーカーへの 出資を背景とした、リーディングパルプトレーダー としての確固たる地位 ITサービス事業から携帯流通まで広範な情報通信 事業領域を組み合わせた総合力を発揮 住宅、物流施設、商業施設の開発、運営及び 国内・海外で展開する金融サービス事業を展開 2013年度 定量データ ・税後利益 763億円 ・全社利益(営業カンパニー)に占める割合 約25% ・ROA 5.2% © 13 > 機械 : トレード拡大と事業投資の推進 自動車ビジネスでは、いすゞ、マツダ、 スズキ車を主に取扱い、輸出業務の他、 販売金融やディーラー経営に参画。 世界的なインフラ投資の需要を受け、 IPP*・水・環境などの社会インフラ事業 も推進。安定収益が見込める事業として 強化中。 * Independent Power Producerの略。独立系発電事業のこと。 2013年度 定量データ ・税後利益 434億円 ・全社利益(営業カンパニー)に占める割合 約14% ・ROA 4.7% © 14 > 金属 : 鉄鉱石と石炭を中心とした収益基盤 鉄鉱石は、業界第2位*の規模。 豪州とブラジルに権益保有。 石炭も、業界第2位*の規模。 豪州とコロンビアに権益保有。 伊藤忠丸紅鉄鋼(株)(当社50%出資) を中心とした鉄鋼製品事業 * 持分権益数量ベース。 2013年度 定量データ ・税後利益 741億円 ・全社利益(営業カンパニー)に占める割合 約25% ・ROA 6.0% © 15 > エネルギー・化学品 : 幅広いビジネスフィールド エネルギー: 原油と天然ガスを中心に 開発プロジェクトに参画。 化学品: 川上から川下まで、ビジネス フィールドの拡大とサプライ チェーンの強化を目指す。 2013年度 定量データ ・税後利益(米基準) 167億円 ・全社利益(営業カンパニー)に占める割合 約6% ・ROA 1.3% © 16 > 3. 非資源No.1 商社を目指して © 17 > 2013~2014年度 中期経営計画の進捗状況 伊藤忠、その先へ Brand-new Deal 2014 ~ 非資源No.1商社を目指して ~ Brand-new Deal 2014 基本方針 ① 収益拡大 ② バランスの取れた成長 ③ 財務規律遵守と低重心経営 © 18 > ①収益拡大 ドール(Dole)事業買収 ◆米国ドール社のアジア・青果物事業およびグローバル・加工食品事業の買収(食料) 米国ドール社(Dole)から、アジア青果物 事業とグローバル加工食品事業を買収。 (2013年4月に、約1,500億円で買収。) 青果物事業の、バナナ、パイナップル では世界最大級の販売量を誇り、 アジア市場ではトップシェア 加工食品事業では、フルーツ・野菜の 缶詰の他、フルーツカップ等を手掛け、 北米市場ではトップシェア © 19 > ①収益拡大 CITICへ6,000億円の投資決定 ◆当社、CPグループ、CITIC(中信集団)との資本・業務提携 中国最大のコングロマリットであるCITICへ 伊藤忠とCP(チャロン・ポカパン)グループ にて2015年度の資本参加決定。 当社の「中国・アジア」を最重要地域とする 非資源分野を中心とした成長戦略は大きく 前進。 日本・中国・アジア有数のコングロマリット 3社が各々の強みを融合し、今後も高い 成長が見込まれる中国・アジア市場を中心に 幅広い事業領域にてシナジーの最大化を 追求。 © 20 > ②バランスの取れた成長 非資源ビジネス 連結純利益構成 (米国会計基準) 資源 非資源 18% 82% 536億円 生活消費関連分野の連結純利益 2,468億円 (億円) 2013年度 連結当社株主帰属 当社純利益 非資源のうち、 生活消費関連 55% 1,663億円 (年度) なかでも生活消費関連ビジネスは業界最大規模 © 21 > ②バランスの取れた成長 非資源ビジネス © 22 > ③財務規律遵守と低重心経営 営業CFと株主資本の充実 ■ 営業キャッシュフローの 着実な増加 ■ 4年間で1兆円 積み上げた株主資本 © 23 > 2014年度 業績見通し 当期純利益3,000億円の見通し 13年度 年間実績 14年度 1-3Q実績 14年度 期初通期計画 14年度 通期見通し (5/1公表) (11/5公表) 繊維 240 211 320 320 機械 359 402 430 430 金属 445 467 720 520 エネルギー・化学品 121 129 430 430 エネルギー ▲5 4 270 270 化学品 126 125 160 160 食料 508 438 580 580 住生活・情報 638 564 700 700 生活資材 209 181 220 220 情報・保険・物流 206 241 290 290 建設・金融 222 142 190 190 142 102 ▲ 180 20 2,453 2,314 3,000 3,000 修正消去等 合計 (表示はすべて国際会計基準) © 24 > 岡藤社長の繰り出す ユニークな施策 ・前中期経営計画で掲げたビジネスの基本 「 か け ふ 」 「稼ぐ」:現場力を強化し、収益を上げる 「削る」:非効率を見直し、無駄を削る 「防ぐ」:損失を未然に防ぐ ・お客様対応を重視、社員の健康、働きやすさにも配慮 ~ 朝型勤務制度の導入 ~ 深夜勤務(PM10:00-AM5:00)の「禁止」 夜間勤務(PM8:00-PM10:00の「原則禁止」 就業時間が短縮されメリハリのある働き方へ変化 残業代や電気代のコスト削減にも寄与 © 25 > 4. 株主配当 © 26 > 配当金 と 配当利回り の推移 2014年度 配当予定 1株当たり46円 (国際会計基準) グラフ内の は、配当方針を定量的に明確化した時期 ※ 配当利回り=年間配当金実績÷前年度末株価 © 27 > 個人投資家様向け ウェブサイト 個人投資家の皆様へのアピールにはインターネットのウェブサイトを通じた会社紹介が 一つの重要な手段と考え、2014年4月に個人投資家様向けウェブサイトを改修しました。 是非、アクセス下さい! http://www.itochu.co.jp/ja/ir/investor/ © 28 > 参考資料 © 30 資源・非資源利益 > ブレント原油 (USドル/バレル) 鉄鉱石(USドル/トン) 一般炭(USドル/トン) 連結純利益 (億円) 3,500 280 3,000 3,103 3,005 非資源利益 3,000 240 2,803 資源利益 連結純利益 2,500 ブレント原油 2,000 200 2,173 鉄鉱石 1,759 一般炭 1,442 1,500 1,595 1,225 682 1,000 771 705 1,088 160 1,654 1,611 1,289 576 0 1997 1998 1999 302 2,468 2,410 120 752 776 796 80 1,492 465 500 1,913 650 199 443 69 85 67 2000 2001 2002 98 ▲ 300 2003 160 2004 888 421 1,025 999 755 630 639 40 536 570 2013 2014 0 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 (国際会計基準) ▲ 500 ▲ 341 ▲ 919 (見通し) (40) ▲ 324 ▲ 883 ▲ 1,000 (80) 1997年~1999年の資源・非資源 利益の内訳データはなし ※資源価格は、年度平均数値(2014年度は直近までの平均)等を表示 © 31 > 2014年度 連結純利益 通期見通し(11月5日公表) 連結純利益 2014年度連結純利益 通期見通しは 3,000億円 (国際会計基準) (億円) 4,000 3,000 3,103 3,000 2,453 繊維 機械 2,000 金属 エネルギー・化学品 食料 1,000 住生活・情報 修正消去等 0 13年度年間実績 13年度年間実績 14年度通期見通し (米国会計基準) (国際会計基準) (国際会計基準) ▲ 1,000 © 32 > 投資方針と実績 (単位:億円) © 33 > 財務規律遵守と低重心経営 ■事業会社黒字会社数比率 (黒字会社 比率:%) (事業会社 利益:億円) © 34 > 「付加価値の創造」と「資産戦略」を両輪とするビジネスモデルへ トレード・投資収益の最大化 非資源分野の 当社株主帰属 当期純利益は 4年間で3.3倍に 各々の特性に 合わせたブランド 戦略により ブランド価値向上 非資源分野への 重点投資を実行 機能を 補完し合える パートナーとの協業 投資効率の評価に よる案件ごとの リスク管理を実施 新たな ビジネス創造の基盤 投資先の 企業価値向上を サポート 収益規模・投資効率・ 戦略的意義等の 観点から継続的な レビューを実施 総合商社としての長い歴史やグローバルな事業展開、そして幾多の環境変化への対応を通じて、 さまざまな経営資源を蓄えてきました。 © 35 > 2014年度の配当方針 連結純利益 × 20% (連結純利益が2,000億円までの部分) + 連結純利益 × 30% ÷ 発行済株式数 約15億8千万株 (連結純利益が2,000億円を超える部分) 連結純利益のうち 2,000億円超部分 ≒ 44円/株 + 2円/株 2014年度 配当予定 ×30% 1株当たり46円 14年度見通し 3,000億円 連結純利益のうち 2,000億円の部分 14年度見通し ×20% 3,000億円のとき 300億円 400億円 <連結純利益> <配当額> 計 700億円÷15.8億株≒44円/株 (+2円/株) © 36 > 配当金 と 配当性向 の推移 2014年度 配当予定 1株当たり46円 (国際会計基準) グラフ内の は、配当方針を定量的に明確化した時期 ※ 配当性向=配当総額÷当社株主帰属当期純利益 © 37 > 株価 と 配当利回り の推移 グラフ内の : 株価 (左軸) : 配当利回り (右軸) は、配当方針を定量的に明確化した時期 ※ 株価は、前年度末株価を表示。 配当利回りは年間配当金実績÷前年度末株価で計算。 14年度見通しは、会社年間配当金予想÷前年度末株価で計算。 © 38 > 年間総合利回り の推移 120% 60% 100% 50% 80% 40% 60% 30% 40% 20% 20% 10% 0% 0% 00年度 01年度 02年度 03年度 04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 -20% -10% -40% -20% -60% -30% 伊藤忠(左軸) 他4商社 平均(左軸) 伊藤忠と他4商社の差(右軸) -80% -40% ※ 総合利回り(トータル・リターン)とは、年間の総合収益(配当と値上がり益(損))を、年度末株価で割った比率。 すなわち、1年間に、年度末株価に対して何%の収益率を生み出したかを示す。 © 39 > 繊維 カンパニー © 40 > 機械 カンパニー © 41 > 金属 カンパニー © 42 > エネルギー・化学品 カンパニー © 43 > 食料 カンパニー © 44 > 住生活・情報 カンパニー © 45
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