3月23日は最高・最大の学校行事「卒業式」! No.28;pdf

平成26年度
岐阜大学教育学部
瓦版
附属小学校
No.28
2015.3.20
3月23日は最高・最大の学校行事「卒業式」!
最高の“最高学年”が附属小を巣立っていきます!
6年生は小学校の最上級生、つまり“最も高学年”だから「最高学年」と呼ばれて
いるのですが、私達は6年生が目指す“ふぞくっ子”の姿として、下級生(1~5年
生)から憧れられる“最高の学年”となる「最高学年」となることを願っています。
今年度の6年生も「最高学年」に育ってくれました。(写真は巣立ち活動「ペンキ塗り」)
先週発行の「大手町」No.27 でも話題にしたように、今日は「6年生を送る会」の
【第3部】となる「かぞく解散式」を、「昼食会」(弁当持参による会食)を兼ねて行
いました。
“かぞく”をリードしてきた6年生に、1~5年生が感謝の気持ちを表しな
がら手紙を渡し、6年生からも“かぞく”の仲間一人一人に手紙のお返しをしました。
会場の許容量の関係で卒業式に参加することができない1~3年生は、特に名残惜し
そうに6年生との最後の触れ合いを楽しんでいました。
そんな6年生が、いよいよ週明けの3月 23 日(月)に卒業します。附属小学校の
卒業式は「卒業証書授与式」と「卒業演奏」から成り立っています。小学校6年間で
最も格式高く、最も大きな儀式である卒業式は、卒業生・在校生のそれぞれに次のよ
うなねらいをもって行います。
〔卒業生〕 ・「卒業」という節目を迎え,厳粛かつ清新な気持ちの中で小学校生活を振り返り,
新しい生活への希望をもつことができる。
〔在校生〕 ・厳粛かつ清新な雰囲気の中にも,温かい気持ちで6年生を送り出すことができる。
※厳粛…①おごそかで(重々しく礼儀正しく近寄りにくく)心が引き締まる様。
②真面目で厳しい様。真剣な様。③重大で動かしがたい様。
※清新…新鮮で生き生きしていること。また、その様。
このことは、一昨日の4・5・6年合同「卒業式練習」で教務主任の小島教諭から
子供達にも伝え、式に臨む心構えや姿勢を確認しました。きっと、卒業式の当日には
卒業生は小学校6年間の成長の証として最高の姿を見せてくれることと思いますし、
4・5年生は在校生の代表として素晴らしい様子で見送ってくれることと信じていま
す。儀式としての「卒業証書授与式」の終了後には、6年生の子供達が主体となって
「卒業演奏」を行います。これまでの練習の成果を発揮し、まさに「小学校生活を振
り返り、新しい生活への希望をもつ。」というねらいに向かって合唱(「旅立ちの日に」
「With You Smile」)が披露されることになります。毎年大きな感動を呼んでいます
ので、今年も今からワクワクしています。
私(藤田)個人は、今の6年生とは3年間の学校生活を共にしました。この3年間
だけでも、いろいろな場面で素晴らしい活躍をしていたことを思い出します。
まず、頭に浮かぶことは、この学年の子達が大変多くの「研究授業」を公開してく
れたことです。4年生の時には、5月に1組が河野教諭と図画工作科、2月に3組が
大澤教諭と体育科の授業を「全校(校内)研究会」に提案してくれました。5年生で
は、11 月に「全国大会プレ大会」で3組の体育授業(大澤教諭)を公開し、県内の
参観者から“伝説になる”とまで言っていただきました(H25「大手町」No.16 参
照)。1月には「第 100 回教科研究協議会」で1組が社会科(杉浦教諭)、2組が理
科(藤井教諭)の授業を公開し、県内外の先生方から称賛の声をたくさんいただきま
した(平成 25 年度「大手町」No.23 参照)。6年生になってからも、4月の1組「国
語科全研」
(西野教諭)を皮切りに、6月の「研究発表会」
(本発表)で1組の国語科、
2組の算数科(小島教諭)と理科(藤井教諭)、3組の体育科(大澤教諭)の授業を公
開し、最高学年である6年生の学ぶ姿勢が絶賛されました(H26「大手町」No.7参
照)。11 月「第 53 回学校体育研究大会岐阜大会」での2組の保健学習(江川教諭・
荒川養護教諭)と3組「ふぞくっ子バレー」の授業に、全国各地の先生方からお誉め
の言葉が数多く寄せられたことは、記憶に新しいところだと思います。
学校行事(集団宿泊的行事)においても、附属小学校の新たな歴史の扉を開いてく
れました。5年生で行った附属小学校初の「飛騨・美濃体験の旅」は、三日間とも天
候に恵まれ、とても大きな学習の場となりました。学校や家庭では許されても、この
研修では許されない“厳しさ”を痛感しました。岐阜市では絶対に味わうことのでき
ない大自然の“素晴らしさ”を目の当たりにしてくることもできました。登山・野外
活動・川遊びという「自然体験」、仲間と寝食を共にする「宿泊研修体験」は、子供達
を大きく成長させました。親元を離れての二泊三日は、子供が自ら育つことにつなが
ることを強く実感しました。改めて、目はかけても、手をかけないことが、子供自身
の成長を促すのだと確信しました(H25「大手町」No.11 参照)。6年生「京都・奈
良発見の旅」は、各グループに一台ずつのタブレットPC(iPad)を渡し、これまで
とは一味違う研修をすることができました。事前研修では調べきれなかったことをイ
ンターネットで確認するなど、学習の充実に一役買うことになっていました。京都の
宿から奈良の宿までグループごとで移動する2日目の研修では、「Map」を開いて現
在地や目的地を確認したり、「TV 電話(Face Time)」で先生に救いを求めたりする
など、困った時のツールとして役立ちました。ここでは、教員がGPSツールを使う
ことで全てのグループの現在地が分かり、安心・安全という面においても大変有効で
した。さらに、研修先での様子や外国人観光客との会話など、写真や動画に撮影して
思い出の記録に残すこともできました(H26「大手町」No.5参照)。PTA参観で
の「京都・奈良発見の旅」報告会でも、タブレットPCを活用した見事なプレゼンテー
ションを見せてくれました。これは、その後の「経営活動」や「学習発表会」などの
情報発信に生かされていきました。
もちろん、その他の伝統的な行事や活動(「運動会」「ふぞくっ子集会」「学習発表
会」
「経営活動」等)や日常生活においても、6年生は全校のリーダーとなったり、手
本となったりして「なかまのしあわせのために」貢献してくれました。その成長ぶり
に驚かされるとともに、成長した今の姿を誇りに感じています。6年生の皆さん、本
当にありがとうございました。そして、卒業おめでとうございます。
瓦版「大手町」は附属小学校のホームページにも掲載します。 (文責:教頭 藤田)