新城市地域集会施設用太陽光発電システム等導入促進費補助金交付要綱 (趣旨) 第1条 この要綱は、行政区又は、行政区と同一の区域である自治会(以下「行政区等」 という。)が地球温暖化の防止及び地域での非常用電源を確保することによる防災力 の向上を図るため、地域集会施設(以下「施設」という。)へ太陽光発電システム又 は、定置用リチウムイオン蓄電池を設置する経費に対し、新城市補助金等交付規則(平 成17年新城市規則第43号)に定めるもののほか、予算の範囲内で交付する新城市 地域集会施設用太陽光発電システム等導入促進費補助金(以下「補助金」という。) に関し必要な事項を定めるものとする。 (補助対象システム) 第2条 補助金の交付の対象となるシステム(以下「補助対象システム」という。)は、 次に掲げる条件を満たすものとする。 ⑴ 太陽光発電システム 施設の屋根等への設置に適した、低圧配電線と逆潮流有りで連係し、かつ、太陽 電池の最大出力(当該システムを構成する太陽電池モジュールの公称最大出力の合 計)が10キロワット未満のものであり、未使用品であること。 ⑵ 定置用リチウムイオン蓄電池 国が実施する「定置用リチウムイオン蓄電池導入支援に係る補助事業」を行うも のが補助対象として指定する蓄電池システムであり、未使用品であること。 2 前項各号に規定される補助対象システムは重複して交付を受けられないものとす る。 (補助対象経費) 第3条 補助金の交付の対象となる経費の範囲は、太陽光発電システムにおいては補助 対象システムの機器及び設置工事に関する費用、定置用リチウムイオン蓄電池におい ては補助対象システムの機器に関する費用とする。 (補助対象施設) 第4条 ⑴ 補助金の交付の対象となる施設は、次に掲げるものとする。 行政区等が自ら所有する施設(市の公の施設の廃止に伴い行政区等に移管した集 会施設を含む。)であること。 ⑵ 行政区等における主な拠点施設1か所であること。 ⑶ 定置用リチウムイオン蓄電池を設置する施設については、施設の日照条件や構造 等により、太陽光発電システムが設置できない理由が明確であること。 (補助対象者) 第5条 補助金の交付対象者は、次に掲げる条件を満たす行政区等とする。 ⑴ 補助対象施設に新規に補助対象システムを購入し、設置する者であること。 ⑵ 同一行政区等で過去に同様の補助金を受けていない者であること。 (補助金の額) 第6条 補助金の額は、次の各号に掲げるシステムの区分に応じ、当該各号に定める額 とする。 ⑴ 太陽光発電システム 100,000円にシステムを構成する太陽電池の最大出力値(キロワット表示 とし、小数点以下第3位を切捨てとする。)を乗じて得た額とする。ただし、当該 補助金の額は400,000円を上限とする。この場合において、算出した額に1, 000円未満の端数が生じたときは、これを切り捨てるものとする。 ⑵ 定置用リチウムイオン蓄電池 補助対象経費に3分の1を乗じて得た額とする。ただし、当該補助金の額は50 0,000円を上限とする。この場合において、算出した額に1,000円未満 の端数が生じたときは、これを切り捨てるものとする。 (補助金の交付申請) 第7条 補助金の交付を受けようとする者は、補助対象システムに係る設置工事の着工 前に、あらかじめ補助金交付申請書(太陽光発電システムの場合は様式第1、定置用 リチウムイオン蓄電池の場合は様式第2)に次に掲げる書類を添付し、市長に提出し なければならない。 ⑴ 工事請負契約書の写し ⑵ 工事請負契約書に関する内訳書(太陽光発電システムの場合は様式第3、定置用 リチウムイオン蓄電池の場合は様式第4) ⑶ 補助対象システムの仕様が分かるパンフレット等 ⑷ 補助対象システムを設置する施設の位置図 ⑸ 工事着工前の現況写真 ⑹ その他市長が必要と認める書類 2 市長は、補助金の交付申請の受付を先着順に行う。 3 市長は、交付申請に係る補助金の合計額が予算の範囲を超えたときは、申込みを受 理しないことができる。 4 市長は、交付申請があった場合は、その内容を審査し、必要に応じて現地調査を行 い、適当と認めたときは補助金交付決定通知書(様式第5)により交付申請をした者 に通知するものとする。 (計画変更等) 第8条 前条の規定により補助金の交付決定の通知を受けた者(以下「補助事業者」と いう。)は、交付申請した補助事業等の内容について計画変更(中止を含む。)をする 場合は、直ちに計画変更等申請書(様式第6)を市長に提出しなければならない。た だし、計画変更により補助金の交付決定額を増額することはできない。また、交付決 定を受けた補助金の額に変更がない場合で、交付目的に反しない補助対象事業の計画 の軽微な変更をするときは、この限りでない。 2 市長は、前項の変更等申請書を受理したときは変更内容を審査し、必要に応じて現 地調査を行い、変更を認める場合は計画変更等決定通知書(様式第7)により補助事 業者に通知しなければならない。 (実績報告) 第9条 補助事業者は、補助対象システムの設置等を完了したときは、完了日から起算 して、30日以内又は当該年度の3月20日のいずれか早い日までに、補助金実績報 告書(太陽光発電システムの場合は様式第8、定置用リチウムイオン蓄電池の場合は 様式第9)に次に掲げる書類を添え、市長に提出しなければならない。 ⑴ 補助対象システムの設置事業費に係る領収書の写し ⑵ 領収書に関する内訳書(太陽光発電システムの場合は様式第10、定置用リチウム イオン蓄電池の場合は様式第11) ⑶ 電力会社との電力受給契約の締結に関する通知の写し(太陽光発電システムに限 る。) ⑷ 補助対象システムの保証書の写し(定置用リチウムイオン蓄電池に限る。) ⑸ 補助対象システムの設置状況が確認できるカラー写真(太陽光発電システムの場 合は施設の全景、太陽電池モジュール、パワーコンディショナ、電力量計(メータ ー器)。定置用リチウムイオン蓄電池の場合は施設の全景、蓄電システムパッケー ジ、型番及び製造番号。) ⑹ 2 その他市長が必要と認める書類 前項に規定する完了日とは、次に掲げる日のうちで、いずれか遅い期日とする。 ⑴ 電力会社との系統連系・受給開始日(太陽光発電システムに限る。) ⑵ 補助対象システムの保証書に記載される保証の開始日(定置用リチウムイオン蓄 電池に限る。) ⑶ 補助対象システム設置費用の支払いが完了した日 (確定通知書) 第10条 市長は、前条の補助金実績報告書が提出されたときは、その内容を審査し、適 当と認めた場合は、補助金確定通知書(様式第12)により補助事業者に通知するもの とする。 (補助金の請求及び交付) 第11条 前条の規定により補助金の確定通知を受けた補助事業者は、速やかに補助金交 付請求書(様式第13)による請求をしなければならない。 2 市長は、前項の請求により補助金の交付をするものとする。 (処分の承認) 第12条 補助事業者は、補助対象システムの法定耐用年数の期間内において、当該補助 対象システムを処分しようとするときは、あらかじめ新城市地域集会施設用太陽光発 電システム等導入促進費補助事業により取得した財産の処分に関する承認申請書(様 式第14)を市長に提出し、その承認を受けなければならない。 (補助金交付の取消し) 第13条 市長は、補助事業者が次の各号のいずれかに該当すると認めたときは、補助金 交付の全部又は一部を取り消すことができる。 ⑴ 不正の手段により補助金を受けたとき。 ⑵ 補助金交付の条件に違反したとき。 ⑶ 前条の規定によりシステムを処分したとき。 (補助金の返還) 第14条 市長は、補助金の交付決定を取り消す場合において、既に補助金が支払われて いるときは、補助金返還請求書(様式第15)に返還の理由を記載し、当該補助金の全 部又は一部の返還を請求するものとする。 2 前項の規定により返還の請求を受けた者は、当該請求の日から起算して30日以内 に補助金を返還しなければならない。 3 前項の期間内に返還しないときは、当該請求金額に新城市税外収入に係る延滞金に 関する条例(平成17年新城市条例第94号)第2条第1項に規定する割合により計 算した金額を加算して返還しなければならない。 (協力) 第15条 市長は、補助事業者に対し、必要に応じて補助対象システムの運転状況に関す るデータの提供やその他の地球温暖化防止に必要な市の取組に協力を求めることが できる。 (その他) 第16条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。 附 1 則 この要綱は、平成27年4月1日から施行する。
© Copyright 2024 ExpyDoc