随筆リレー・市民文芸 (204KBytes);pdf

返りも発生しない。それなの
に悲しいかな、周りから単な
る社交場であるとの誤解も受
けやすい。だからこそ、スト
ローの穴から広く世界を見つ
め る よ う に 想 像 力 を 働 か せ、
青年会議所という
自 ら の 活 動 に 対 す る〝 誇 り 〟
と〝おこがましさ〟の両面を
学び舎
忘れず、まちに溶け込む組織
と私自身でありたい。
考え方と伝え方を磨き、人
と深く関わり合うことから逃
と、何だか堅苦しい物言い
げず、自らの意思で人生を切
だが、追求したいことの核心
ひら
り拓いていく〝自由〟を手に
は〝楽しさ〟と〝面白さ〟に
入れる場所。
ほかならない。
サラリーの発
今年で発足
から 年目を
生しないこの
迎える阿南J
活動に多くの
C(青年会議
仲 間 が 集 い、
所)は、自分
課題へと挑む
の住む地域の
原動力として
豊かさとは何
この2つが存
かを追求し、その実現に向け
在する。
て行動に移すことで、結果と
代の頃に頭を悩ませた
して自己成長や人脈形成につ 「 生 き る こ と の 意 味 」 を 意 識
なげようとする 歳までの男
しなくなってどれくらい経つ
女が集う。経営者、サラリー
だろう。再び自分の根っこに
マン、政治家などのさまざま
向き合い、
「学校でも職場でも
な分野で活躍する若者が会し、 教えてくれないこと 」を 理 事
議論と行動を共にする。
長という 役 職を 通じて得る 学
平たく
(大
校生活も今年で最後となった。
私たちの活動は、
そうに)言えば「まちづくり」
だが、誰から頼まれたもので
次は、羽ノ浦町の前川達哉
もない。もちろん直接的な見
さんにお願いします。
49
40
487
10
富岡町
表原 立磨さん
阿南市文化祭短歌大会 選
市民文芸
短 歌
鳥海 勇二
阿南市俳句連合会 選
よみがえ
青木新太郎
安楽死なりしと聞きて救はるる互いに八十路
半ばのわれら
森
歌子
青空に黄金の穂波を立たせつつ風はかすかに
秋の香を持つ
松島 博子
朝顔が今朝は六つと夫の呼ぶそんな日常今よ
り始まる
西條 悦子
傘に聞く雨音柔し初秋の山の向こうに薄日さ
しおり
賀上 花子
鈴虫の鳴くがに風鈴南部鉄はるけし旅の甦り
来る
吉永賀代子
年金と不透明なる曇り空保証なき日を自転す
るもの
宮崎喜美子
繁茂する草の中より露草が過保護な人間涼し
く見てる
俳 句
水温む空の青さを映しけり
橋本 征介
阿南川柳会 髙木旬笑 選
鶴羽 竹子
田も畑も水の流れも春めける
数藤 君子
老いたればなほ身綺麗に寒の紅
阿部てるみ
水仙や白一色の崖をなす
長田 千津
地球自転後戻りせし春の寒
藤本 絹代
出迎えは梅一輪と鳥の声
車田マサ子
接待の火鉢出さるる札所かな
田中ゆり子
くわ
餌咥え子に運ぶ犬春寒し
樫原さつき
頬染めて歌う新年セニヤ会
金本ひろみ
ろうばい
蠟梅の香を誉めてよりあいさつを
川 柳
爺ちゃんと孫の背丈は反比例
岡本 福笑
三度まで許してくれる仏顔
西田 修身
ご馳走はないけど君が側にいる
佐藤つたえ
ひと声でこころ閉じたり開いたり
臣守 愛香
生きてきた証をつづる重いペン
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な ん 2015.4
広報 あ