放送法の一部を改正する法律案 概要 2015 年 3 月 民 主 党 1.NHK理事会の役割の強化 (1)外部理事の任命 ○NHK内部出身の理事だけでなく外部理事を置き、過去 10 年以内にNHKの役職員であった 者を除く者の中から任命。 ○NHKの子会社の役職員が外部理事に任命されることを防止。 (2)重要業務執行における理事会の決議の導入 ○重要業務の執行事項について理事会の議を経ることを義務化し、会長はこれを尊重。 2.NHK監査委員の機能強化 ○監査委員会が選定する監査委員の理事会への出席を義務化。 ○理事会に出席した監査委員が審議状況等について経営委員会に報告し、経営委員会は理 事会の状況を常時監視。 3.その他 ※第 186 回通常国会提出「放送法の一部を改正する法律案」を精査し、同様の措置 (1)NHKの経営委員・会長人事の適正の確保 ○総務省内に第三者委員会を設置し、総務大臣から経営委員候補者を諮問。 ○経営委員の資格として、同じ政党等に属してもよい人数を4人から3人へ引下げ。 ○NHKの役員は、政党に限らず、政治団体の役員であってはならないことを明記。 (2)会長指名委員会の設置 ○会長指名にあたっては、NHK内部に「会長指名委員会」を設置し、選定の基準や手続の策 定・公表を義務化。 ○「会長指名委員会」の議事の結果の公表等を義務付け。 (3)経営委員会の議事録公表の迅速化等 ○経営委員会の議事録の公表までの期間を短縮し、内容も詳細に作成することを義務付け。 (4)役員の服務に関する準則の追加 ○法令遵守や不偏不党等に関する信頼確保を、服務に関する準則に含まれる事項として明 記。 (5)クロスオーナーシップ規制に関する検討条項の規定 施行日:公布の日から1か月以内の政令で定める日
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