MLP市場の投資環境について;pdf

運用担当者に聞く~MLPの投資環境について~
米国MLPファンド(毎月分配型)
Aコース(円ヘッジあり) 愛称:THE MLP A/Bコース(円ヘッジなし) 愛称:THE MLP B
追加型投信/海外/その他資産
2015年3月24日発行
MLPの足元の投資環境と今後の市場見通しについて、
「米国MLPファンド(毎月分配型)」の運用担当者がインタビュー形式で解説いたします。
解説 : マノージ・パテル(Manoj Patel)
ドイチェ・アセット&ウェルス・マネジメント(シカゴ)
インフラ関連株・MLP運用チームの共同責任者 兼
同戦略共同リード・ポートフォリオ・マネージャー
柳原
パテル
インタビュアー : 柳原 武士
ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社
運用部 ポートフォリオ・マネージャー
「米国MLPファンド(毎月分配型)」 を担当
はじめに、MLPの投資魅力についてお聞かせください。
MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)と
2つ目は、比較的高水準の利回りが期待されることです。
は、米国で行われている共同投資事業形態のひとつです。
MLPは収益の大半を投資家に分配する特性があります。こ
エネルギーインフラへの投資促進を目的として1980年代に
の点はリートに似ていると言えるでしょう。また、今後も天然
誕生しました。総所得の90%以上を天然資源の探査・採
ガスや石油の増産が見込まれることから、分配の安定的な
掘・精製・運搬・備蓄等から得ていることが、MLPの要件で
成長が期待されます。
す。
3つ目は、分散投資効果です。MLPは他の資産との値動
その1つ目の魅力は、市場の拡大が期待されることです。
2000年以降の技術革新によって、地中深くに眠るシェール
きの相関が比較的低いことから、株式や債券等の資産と併
せて持つことでその効果が期待されます。
層からの本格的な天然ガス・石油の採掘が可能となりまし
た。膨大な埋蔵量が確認されている米国では、このシェー
※ファンドのMLPへの投資にあたり、その収益または利益に対し
ル革命によって、天然ガス・石油の生産が拡大し、パイプラ
て、一定の税金が課され、ファンドの基準価額が影響を受ける
インや貯蔵施設等のインフラ整備の需要が増大しています。
ことがあります。
柳原
「米国MLPファンド(毎月分配型)」はMLPの中でも主に川中事業に投資しています
が、それはなぜですか?
中長期にわたる安定的な収益が期待されるた
事業者は、輸送能力に応じた長期の手数料ベースの契約
めです。エネルギー事業は、川上(探査、開発、採掘)・
をエネルギー生産者や公益事業者などと結んでいるため、
川中(精製、備蓄、輸送)・川下(卸売、小売)に分けられま
収益は予想しやすく安定性が高いと考えられます。例えそ
す。代表的な川中事業はパイプラインです。パイプライン
のパイ プライ ンを通過する資源の量が減っても 手数料
パテル
当資料は、ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が作成した資料です。当資料記載の情報及び見通しは、作成時点のものであ
り、市場の環境やその他の状況によって予告なく変更することがあります。データ等参考情報は信頼できる情報をもとに作成して
おりますが、正確性・完全性について当社が責任を負うものではありません。当資料に記載の内容は将来の運用成果等を保証 ■レポートの作成・配信は
もしくは示唆するものではありません。投資信託は、株式、公社債等の値動きのある証券(外貨建資産には為替変動リスクもあり
ます)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、元本が保証されるものではありません。投資信託の運用による損
益は、投資信託をご購入のお客様に帰属します。投資信託は、金融機関の預貯金と異なり、元本及び利息の保証はありません。 ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社
投資信託は、預金または保険契約ではないため、預金保険及び保険契約者保護機構の保護の対象にはなりません。登録金融
機関を通じてご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。ご購入に際しては、販売会社より最新の
投資信託説明書(交付目論見書)をお渡ししますので、必ず内容をご確認の上、ご自身で判断して下さい。 D-150320-3
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収入は大きく変わりません。また、パイプライン事業は投資
2015年3月24日発行
起こりにくいことも、収益の安定性に寄与しています。
額や規模の点で新規参入が難しく、使用料金の値崩れが
柳原
パテル
2014年11月27日に石油輸出国機構(OPEC)が減産を見送ったことをきっかけに、
WTI原油先物は2015年に入って一時1バレル当たり45米ドルを割り込む水準まで
大きく値を下げました。原油価格の下落はMLP市場にどのような影響を与えますか?
事業モデルによって原油価格に対する感応度
とから、原油価格変動の影響を受けやすいといえます。
は大きく異なります。MLP市場の中でも、探査・開発・生産と
一方で、大多数の川中MLPにとっては、原油価格変動に
いった川上事業を手掛ける銘柄は、原油の販売といった原
よる業績への直接的な影響は限定的だと考えています。
油価格に連動する事業モデルが売上の大半を占めるこ
【図表】
また、良い影響もあります。多くのMLPは原油以外にも石
つながり、車や飛行機での移動が増えるなど、需要の増加
油精製品を輸送するパイプラインを保有しています。原油
が見込まれます。石油精製品の輸送量増加が、MLPの収
価格の下落はガソリンやディーゼルなど燃料価格の低下に
益にプラスの影響を与えることが期待されます。
柳原
パテル
2014年10月-12月期の決算では増配を発表したMLP銘柄も多く、足元の業績は
堅調とみられます。なぜMLP市場は下落したのでしょうか?
大きく2つあると考えています。1点目は、川中
2点目は、原油価格下落を受け、将来の新規開発プロ
MLPの収益に対するエネルギー価格下落の直接的な影響
ジェクトに対する懸念を持つ市場参加者が出てきていること
は限定的であるものの、影響する事業も一部抱えているこ
です。企業価値は、将来のキャッシュフローから導き出され
とです。2015年の原油価格想定を引き下げたことにより、
るため、将来のキャッシュフローを生む新たなプロジェクト
以前と比べて業績見通しを下方修正したMLPがいくつかあ
が延期もしくは中止されれば、企業価値の低下に繋がると
ります。
の懸念がその背景にあります。
当資料は、ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が作成した資料です。当資料記載の情報及び見通しは、作成時点のものであ
り、市場の環境やその他の状況によって予告なく変更することがあります。データ等参考情報は信頼できる情報をもとに作成して
おりますが、正確性・完全性について当社が責任を負うものではありません。当資料に記載の内容は将来の運用成果等を保証 ■レポートの作成・配信は
もしくは示唆するものではありません。投資信託は、株式、公社債等の値動きのある証券(外貨建資産には為替変動リスクもあり
ます)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、元本が保証されるものではありません。投資信託の運用による損
益は、投資信託をご購入のお客様に帰属します。投資信託は、金融機関の預貯金と異なり、元本及び利息の保証はありません。 ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社
投資信託は、預金または保険契約ではないため、預金保険及び保険契約者保護機構の保護の対象にはなりません。登録金融
機関を通じてご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。ご購入に際しては、販売会社より最新の
投資信託説明書(交付目論見書)をお渡ししますので、必ず内容をご確認の上、ご自身で判断して下さい。 D-150320-3
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柳原
パテル
2015年3月24日発行
2015年の原油価格の見通しについてお聞かせください。
2月末時点ではWTI原油先物は1バレル当たり
実は現在の原油価格でも多くの企業が利益をあげられてお
50米ドル近辺にありますが、年末にかけても大きくは上が
り、さらなる生産コストの削減も可能だと見ています。また、
らないと想定しています。背景としては、米国での原油生産
多くの開発企業は生産量の一定割合を先物市場で売り
が減少に転じることは考えにくく、供給過剰が早急には解
ヘッジしているため、原油価格が50米ドル近辺で推移して
決しないと見ているためです。過去数年で、シェールガスや
も、より高い価格で販売できています。以上のことから、
オイルの生産量は大幅に増え、生産コストも技術革新等に
2015年に関しては原油生産の大幅な調整はなく、価格も現
より当初に比べ大きく低下しています。さらに、足元の原油
在の水準近辺で推移すると考えます。ただし、価格の変動
価格下落に耐え得る利益体質を整えるべく、特に大手の開
性は不安定な状態が暫く続くと想定しています。
発企業はコスト削減と業務の効率化を進めてきたため、
柳原
パテル
川中MLPについては、原油価格下落の直接的な影響は限定的といえそうですが、
原油価格が低位で推移した場合、MLP市場には今後どのような間接的影響が想定
されますか?
先ほどご説明したように、長期の成長プロジェ
水準を超えると予想されています。しかしながら、2016年以
クトに対して市場参加者がネガティブな見方を持ち始める
降の生産量に対する影響については、予想が難しい状況
可能性はあります。ただし当社では、現時点で契約が締結
です。なお、多くの川中企業は原油だけを取り扱っているわ
されている大半のプロジェクトは実行されると考えており、
けではないということも重要なポイントです。スペクトラ・エナ
2015年のキャッシュフローの伸びに寄与すると見込んでい
ジー、トランスカナダ、エナジー・トランスファー・パートナー
ます。
ズ、ウィリアムズ・パートナーズ等※は、天然ガスの生産増
次に、潜在的なボリュームの減少が挙げられます。パイプ
ラインを通過する原油や天然ガスの流量が減ることになれ
加による恩恵が期待され、原油価格が低迷する中でも良好
な事業環境が続くと見ています。
ば、中長期的なキャッシュフローの減少を心配する必要が
ありますが、短期的な流量の減少によるキャッシュフローへ
※当資料に記載されている個別の銘柄・企業名については、あく
の影響は長期契約によって軽減されています。川上企業の
までも参考として記載したものであり、その銘柄または企業の
掘削削減にもかかわらず、2015年の生産量は2014年の
株式等の売買を推奨するものではありません。
柳原
パテル
ここ数カ月で、シェール開発企業の破たんや日本企業の開発事業見直しなどのニュー
スを目にすることが増えました。米国における中長期的なシェールビジネスの成長性を
どう考えますか?
現在は、原油価格の下落がもたらすネガティブ
な影響ばかりに焦点があたっているようです。重要なのは、
良い影響、悪い影響をバランス良く適切に解釈することだと
思います。
当資料は、ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が作成した資料です。当資料記載の情報及び見通しは、作成時点のものであ
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原油価格が低位にとどまる場合、以下2点の事象が起こ
2015年3月24日発行
ている限り、それらを様々な地域に輸送する経済的な動機
る可能性があります。
が存在するため、新たなインフラ設備への投資需要も大き
1. 戦略的原油備蓄を満たそうとする国々からの需要増加
くなると考えます。原油価格の低迷は、短期、中期的な懸
2. 産業界からの需要増加
念材料ですが、生産者は設備投資を削減したのではなく、
さらに、生産量が減少し始めれば、グローバルな需給の
延期していると捉えるのが正しいと思います。原油価格が
不均衡を是正する初めの一歩となり、原油の価格水準は
安定するまでは北米の生産地における開発ペースは弱ま
上がり始めると見ています。
るものの、長期的な成長トレンドは変わらないと考えていま
重要なことは、米国のシェール生産コストが低下しており、 す。
多くの生産者は現在の価格より低い水準でも投資可能だと
最後に、最近米国シェール投資において評価損を計上す
いうことです。イーグルフォードやパーミアン等の主要盆地
る事例が日本や欧州で見られますが、これらは投機的な採
では、現在の価格水準以下でも採算が合います。バッケン
掘や生産に関連したもので、一部のプロジェクトないしは企
でも現在の水準で追加的なシェール生産は可能です。米国
業固有の事象と言えます。当ファンドはこのような投資に関
産の原油や天然ガスの価格が米国外より低い状態となっ
わる企業へは投資していません。
柳原
パテル
原油価格の下落がMLP市場の業界再編を促す契機になるのでしょうか?
ありうると考えています。何かしらのブームが
保有する権益を売却する等の動きがあるかもしれません。
起こると、新規参入企業が急増します。そして、財務基盤が
しかし、シェール産業全体に与える影響は限定的と考えま
脆弱で、生産コストが高いアマチュア企業が、外的ショック
す。弱い企業は淘汰されますが、多くの健全な企業は生き
によって淘汰されるのは珍しいことではありません。これま
残り、生き残った企業の体質はさらに強化されます。どの業
での原油高の局面では、コストが少々高くても、多くの企業
界でも起こりうる業界再編を経て、結果的にシェールビジネ
が収益をあげられていましたが、今後は財務的に厳しい企
スの強化につながるのではないかと考えています。
業が破たんに追い込まれたり、企業ごと買収された り、
柳原
パテル
現在のMLPのバリュエーションと投資環境をどう分析しますか?
概ね妥当な水準で取引されていると考えてい
将来のプロジェクトの進捗状況なども細かく精査し、銘柄選
ます。また、米国債と比較したMLPの利回り格差は過去平
択を行っています。依然として短期的な不透明感は残りま
均を超える高さにあり、利回りを求める投資家がMLP市場
すが、長期的な視点で見れば、優良な銘柄を割安な価格で
を下支えすると期待されます。現在のように低水準で原油
買える好機が増えていると考えています。
価格が推移する環境下では、選別的な投資の重要性が高
MLPセクターへの資金フローは底堅い状況が続き、今年
まっています。我々は、①長期契約済みのプロジェクトを抱
に入ってから資本市場にも活発化の兆しが見られ始めまし
え、②手数料ベースの契約に基づく事業割合が高く、③優
た。2月に入り、過去2番目の大きさとなるMLPの新規公開
良なインフラ資産を有する、パイプライン企業にフォーカス
が実施されたことからも、今の市場の状況は必ずしも悪くな
する戦略を取っています。また、投資対象のMLPだけでなく、 いといえるでしょう。
その先の顧客となる企業の事業エリアや財務体質、生産性、
当資料は、ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が作成した資料です。当資料記載の情報及び見通しは、作成時点のものであ
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ます)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、元本が保証されるものではありません。投資信託の運用による損
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パテル
2015年3月24日発行
現在の投資環境を踏まえて、ポートフォリオの銘柄入替を行いましたか?
過去数カ月においては川中MLPの中でも
集積・加工等を行うMLPの組み入れを減らし、特に原油価
えがパフォーマンスに一定のプラス効果をもたらしているも
のと見ています。
格の影響を受けにくいと考えられる天然ガスパイプラインを
一方、それらの集積MLPの中で、実態から離れて極端に
運営するMLPの組み入れを増やしました。銘柄間のリター
割安なレベルまで価格が下がった銘柄については、投資機
ン格差が広がる中、当ファンドにおける機動的な銘柄入替
会と捉えて最近になって買い入れの検討も行っています。
柳原
パテル
「集積」とは具体的にどのような事業ですか?
天然ガスと天然ガス液(NGL)は、生産地域(井
ラインと加工の役割を担うのが、集積・加工事業を手掛ける
戸元)から小規模なパイプラインを通じて加工施設へ運び、
MLPです。顧客は小規模の生産会社が多く、契約形態も比
そこで加工(不純物除去等)が行われ、幹線パイプラインに
較的短いので、川中MLPの中でも取引相手の信用リスクが
運ばれます。このサプライチェーンにおいて、小規模パイプ
高く、エネルギー価格の感応度が高い性質を持っています。
柳原
パテル
今後数年間で想定されるリスクには何がありますか?
一番のリスクは原油などの商品価格の変動性
外部環境が大きく変化する中、高コストの資金調達による
の大きさや長期的な低迷になるでしょう。また、投下資本に
過剰な投資や収益性を犠牲にした規模拡大が増え、MLP
対する収益性も重要なポイントと考えています。MLPはこれ
市場全体の収益性が低下することはリスク要因として注視
まで投下資本に対して効率的に利益をあげてきましたが、
しています。
柳原
パテル
最後に、投資家の皆様にメッセージをお願いします。
MLP投資の最大の魅力は、米国のシェール革
命がもたらす地球規模のエネルギー構造の変革に投資で
させるツールの一つとして当ファンドをご活用いただきたい
と考えています。
きることです。そして、原油等の実物資産に直接投資するこ
とは一般的にリスクが高いと考えられますが、MLPへの投
資は資源価格の変動を直接的に受けにくいパイプライン等
が主な対象となるため、比較的リスクは小さくなります。
私たちは今後も、様々な環境の変化がファンドの保有銘
柄に与える影響をしっかりと分析しながら運用にあたってま
いります。しかしながら、原油価格の変動性の大きさにはこ
れからも留意が必要です。投資家の皆様においては、長期
的な視野に基づき、分散投資によってポートフォリオを充実
当資料は、ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が作成した資料です。当資料記載の情報及び見通しは、作成時点のものであ
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RREEF・アメリカ・エル・エル・シーについて
RREEF・アメリカ・エル・エル・シーはドイツ銀行グループのアセット&ウェルス・マネジメント部門(ドイチェ・アセット&ウェルス・マネ
ジメント)の一員であり、グローバルに展開する運用会社です。不動産及びインフラストラクチャー関連証券を専門とするチームが北
米、欧州、オーストラリア、アジアをカバーし、不動産やインフラストラクチャーに関連する取引、調査、運用、運用助言等を行ってい
ます。
<ご参考>MLPとは
●MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)は、米国で行われている共同投資事業形態の1つです。
●エネルギーインフラへの投資促進を目的として、1980年代に米国で誕生し、発展してきました。
●金融商品取引所(ニューヨーク証券取引所、ナスダック等)で取引されています。
●総所得の90%以上をエネルギー関連事業等から得ていることがMLPの要件です。
●上記の要件を満たすと、原則として法人税が免除されることになっています。
●MLPは通常、収益の多くを分配しています。※分配金には税金が課されます。
当資料は、ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が作成した資料です。当資料記載の情報及び見通しは、作成時点のものであ
り、市場の環境やその他の状況によって予告なく変更することがあります。データ等参考情報は信頼できる情報をもとに作成して
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もしくは示唆するものではありません。投資信託は、株式、公社債等の値動きのある証券(外貨建資産には為替変動リスクもあり
ます)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、元本が保証されるものではありません。投資信託の運用による損
益は、投資信託をご購入のお客様に帰属します。投資信託は、金融機関の預貯金と異なり、元本及び利息の保証はありません。 ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社
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