本社費用最適化サービス;pdf

EY税理士法人
本社費用最適化サービス
Optimizing headquarters charges using
Shared Service Analyzer (SSA)
なぜ本社費用最適
化サービスが必要
なのか?
• 日本及び海外において本社提供役
務に対する課税リスクが増大して
います
• 日本本社の観点からは、適切に
本社費用の回収を行っていない
場合、寄付金リスクにさらされ
ます
• 海外の観点からは、売上高など
単一の配賦基準のみをベースと
した簡略な対価算定方法である
ため、又は対価の妥当性を示す
詳細データ・根拠資料が速やか
に提供出来ないため、損金算入
を否認されるリスクがあります
• 海外への製造拠点の移転などに伴
い、本社を通さない商流(所謂「外
−外取引」)が増加するなか、本社
活動をサポートする対価徴収方法
の設計が必要になります
• 近年厳しい経済状況のため繰越欠
損金が蓄積している企業、又は企
業活動のグローバル化に伴う関連
者間取引の複雑化に面している企
業は、最適なグループ間取引価格
設定による税効率の向上が重要に
なります
本社費用最適化サービスとは?
本社費用最適化サービスとは、
グローバル企業のグループ経営において必要となる本社や地域拠点の諸々の役務提
供活動に対して、
グループ各社、特に海外拠点から当該活動の適切な対価回収の促進をサポートする総合サービス・
パッケージです。
具体的には、経済分析、
ポリシー構築における税務サービスの提供を主体に、企業グループ内役務提供(IGS)
に特化し
た分析及び実務支援を目的としてEYが開発した分析ツール(SSAツール)を利用し、税務、実務の双方をサポートし
ます。
移転価格税制及び国際税務の
観点から総合的なサポート
従来の煩雑な管理を一掃する
SSAツール
本社役務提供に関する対価設定方針の導入には、事業上
及び経営上の要請もさることながら、
日本を含む各国の移
転価格税制及び国際税務を十分に考慮した実施が不可欠
です。具体的には、
各税務当局より、
対象役務、
それに関わ
るコスト及び配賦基準の特定、役務の有償性、
マークアッ
プ率の算定それぞれにおいて、
経済分析、
文書化が伴う妥
当性の説明が求められます。
これらの分野において豊富な
経験を有するプロフェッショナルで構成されたEYの専門
化集団が、必要となる経済分析、価格設定方針立案、税務
調査対応資料作成をサポートします。
一般的な管理方法である手入力を伴うエクセルデータ管
理、
計算確認作業といった一連の作業をSSAツールが軽減
します。結果、
計算ミス排除、
計算の透明性・適正性の担保
、
及び調査対応に必要な詳細データ・資料の速やかな提供
による損金算入否認リスクの低減を可能にします。
また、
複数の配賦基準や各国税務制度、
経済状況を考慮し
た複雑なシミュレーション分析がSSAツール導入で可能と
なるので、単一の配賦基準による簡略な対価算定方法が
適切でないという理由から海外当局より損金算入を否認
されるリスクの低減、
及び最適なグループ間取引価格設定
による税効率の向上に寄与します。
本社費用最適化サービス導入のメリット
本社費用最適化サービスによるプロセスの標準化及び統制・管理を行うことにより、
以下のメリットが見込めます。
• 妥当性をサポートする資料配備にSSAツールをご活用いただけるため、
税務調査において必要な詳細データ・資料
の速やかな提供による損金算入否認リスクの低減を可能にします。
• 複数の配賦基準、
取引価格を適用したシミュレーション分析が容易になることから、
損金算入否認リスクの低減と
共に、
最適なグループ間取引についての認識が容易となり、
税効率の向上が期待できます。
• 複雑な関連者間取引を、
実態に沿って管理できるようになるため、
事業内容の透明性向上に寄与します。
• 煩雑なIGS作業の効率化により、
コアビジネスへの集中化に寄与します。
本社費用最適化サービスの
提供内容・導入プロセス
SSAツールの活用
SSAプラットフォームは、
グループ会社間の費用配分及び文書化プロセスを自
動化するように開発されており、
手作業を極力減らすよう構成されています。
税制に準拠し、税効率最適化のための取引価格設定に必要となる下記の各作
業ステップにつき、
EYプロフェッショナルが分析を行い、事実関係の整理、算定
方法の構築、
妥当性の説明資料作成をサポートします。また、
SSAツールを各ス
テップにおいて活用することにより、
入手した情報、
分析結果の管理、
複数の配
賦基準、対価設定方法を適用したシミュレーションの実施、及び調査対応に必
要な詳細資料の作成等が可能となります。
SSAツールは、
オンラインで提供されておりますので、
世界各国からのアクセス
が可能です。また、SSAツールを使用することで通常エクセルで行うデータ管
理や計算確認等の一連の作業を軽減することが可能です。
サービス提供内容
実行支援
文書化、
請求書発行
調査対応用資料作成
対価設定方法の確定
予実差異
請求タイミング設定
配賦基準、
マークアップ率の特定
シミュレーション分析
役務対象コスト特定
(直接・間接費)
SSA ツールによるサポート
EY プロフェッショナルによる分析、文書化サポート
グループ内説明
受益者特定
有償性判断
情報整理
データ管理
分かりやすい
ステータス管理画面
四半期・毎期
毎の調整額
操作性の高いナビ
ゲーションツール
ダッシュボード
本社費用最適化サービスの活用が
有効と思われる企業例
• 製造拠点の海外展開、
部品調達の現地化により本社を通さない「外−外取引」が
増加している、
又は中国等の送金に一定の制限がある地域への展開等の構造的
な理由で、
日本が慢性的な赤字となっており、
蓄積している繰越欠損金を使用し、
全世界の実行税率を下げることを全社的な課題として取り組んでいる企業
• 課税リスク回避のため、
すでに積極的にIGSへの取組みを行っているが、社内で
も工数に苦慮している、
現行の回収方法等に満足していない、
または対価の妥当
性を示す詳細データ・根拠資料が速やかに提供出来ないため、
海外当局より損金
算入を否認された企業
対象となる施策の把握
• 生存をかけた会社の重要戦略として、現在積極的に海外展開を図っている会社
で、
それに合わせて、
将来を見据えた本社機能、
及び海外事業の雛型を確立中の
企業
Contact
本サービスに関するご質問・ご意見等がござ
いましたら、
下記までお問い合わせ下さい。
• 提供サービスの対価回収意思はあるものの方法が確立できない、
相手国のリス
クを判断できない等の理由で導入に踏みきれていない企業
EY税理士法人
コーポレート・コミュニケーション部
[email protected]
EY | Assurance | Tax | Transactions | Advisory
EYについて
EYは、アシュアランス、税務、トランザクションおよび
アドバイザリーなどの分野における世界的なリーダー
です。私たちの深い洞察と高品質なサービスは、世界中
の資本市場や経済活動に信頼をもたらします。私たち
はさまざまなステークホルダーの期待に応えるチーム
を率いるリーダーを生み出していきます。そうすること
で、構成員、クライアント、そして地域社会のために、よ
り良い世界の構築に貢献します。
EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミ
テッドのグローバル・ネットワークであり、単体、もしく
は複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは
法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・
グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社で
あり、顧客サービスは提供していません。
詳しくは、ey.com をご覧ください。
EY税理士法人について
EY税理士法人は、EYメンバーファームです。税務コンプ
ライアンス、クロスボーダー取引、M&A、組織再編や移
転価格などにおける豊富な実績を持つ税務の専門家集
団です。グローバルネットワークを駆使して、各国税務
機関や規則改正の最新動向を把握し、変化する企業の
ビジネスニーズに合わせて税務の最適化と税務リスク
の低減を支援することで、より良い世界の構築に貢献し
ます。詳しくは、www.eytax.jp をご覧ください。
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本社費用最適化サービス
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