川瀬巴水展 - 公益財団法人 静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団;pdf

生誕一三〇年
特別展
川瀬巴水展
KAWASE HASUI
郷愁の日本風景
伝説的経営者スティーブ・ジョブズがコレクターだったことでも知ら
かわ せ は すい
れる、大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水(1883−1957)
の回顧展を開催します。 巴水は明治 16(1883)年、東京市芝区(現在の港区新橋)に生まれ
ました。幼い頃から絵を好み、画家の道を志しますが、本格的な修業
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の開始は遅く、日本画家・鏑木清方に入門を果たしたときには、すで
《明石町の雨後 東京二十景》 昭和 3(1928)年
に 27 歳になっていました。転機が訪れたのは大正 7(1918)年。同門
の伊東深水が手がけた連作《近江八景》を見て木版画の魅力に心打たれ
ます。そして版元・ 渡邊庄三郎と組み、栃木県塩原に取材した三部作
を発表。写生に基づく清新な木版画は好評をもって迎えられます。以
後旅に出てはスケッチをし、東京に戻っては版画をつくるという暮らし
を続け、生涯に残した木版画は 600 点を超え、「昭和の広重」とも称え
られています。
本展では、木版作品のほか原画となる水彩画などをあわせて展示し、
旅先での巴水の足取りや版画制作の過程にもスポットをあてます。今や
どこにも存在しない、しかし、懐かしい風景と出会う「日本再発見」の
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旅をお楽しみください。
《駒形河岸 東京十二題》 大正 8(1919)年
《雪の増上寺》 大正11(1922)年
版画の
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《日光街道》 昭和 5(1930)年
り実演「川瀬巴水作品を
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《修善寺の雨》昭和 8(1933)年
る」
(事前申込制)
《平泉金色堂》 昭和 32(1957)
年
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※所蔵はいずれも渡邊木版美術画舗
※1, 2 は前期、3, 4 は後期、5, 6 は全会期展示予定。
摺 師:渡辺英次 氏(渡邊木版美術画舗摺師)
解 説:渡邊章一郎 氏(渡邊木版美術画舗社長)
日 時:5 月 2 日(土)
①午前の部(11:00 ∼ 12:30)
②午後の部(14:00 ∼ 15:30)
会 場:静岡 新聞放送会館 4 階会議室
定 員:各回とも 40 人
参 加 費:無料
申 込 方 法:電話でお申し込みください。 電話 054 -284-3216
(火∼日 10:00∼17:00)
※定員になり次第締め切りとさせていただきます。ご了承ください。
ギャラリートーク
(学芸員による鑑賞のポイント解説)
毎週土曜日 午後 2 時から(30∼40 分程度)
公 益 財 団 法 人 静 岡 新 聞・静 岡 放 送 文 化 福 祉 事 業 団
静岡市駿河区登呂 3-1-1 静岡 新聞放送会館別館 2 階
TEL.054-284-3216 http://www.sbs-bunkafukushi.com/
■駐車場・駐輪場について
・アピタ静岡店の駐車場・駐輪場をご利用ください。
※アピタ静岡店 1 階サービスカウンターでチケットを購入
してご来館いただくと便利です。
・福祉車両・大型バスでご来館される方は、駐車場を確保する
ため事前に電話予約(054-284-3216)をお願いいたします。
■バスでご来館の方(JR静岡駅から)
JR 静岡駅南口、しずてつバス 21番乗り場《みなみ線》中
田経由「石田」または「駿河区役所・静岡新聞社前」バス
停下車。大人 190円。