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我孫子市農地改良指導要綱
(目的)
第1条
こ の 要 綱 は 、農 地 法( 昭 和 2 7 年 7 月 1 5 日 法 律 第 2 2 9 号 )の 趣 旨
を踏まえて、農地法第2条第1項に規定する農地(以下「農地」という。)
の 利 用 増 進 の た め に 行 う 農 地 改 良 に つ い て 必 要 な 指 導 を 行 う こ と に よ り 、優
良 な 農 地 の 保 全 維 持 に 努 め 、農 地 の 効 率 的 な 利 用 に よ る 農 業 の 生 産 性 向 上 を
図ることを目的とする。
(定義)
第2条
こ の 要 綱 に お い て「 農 地 改 良 」と は 、前 条 の 目 的 達 成 の た め 、耕 作 に
適した土による盛土又は切土等を行って農地の区画形質の変更をする行為
をいう。
(適用区域)
第3条
こ の 要 綱 の 適 用 区 域 は 、市 内 の 都 市 計 画 法( 昭 和 4 3 年 6 月 1 5 日 法
律第100号)に規定する市街化調整区域とする。
(事前相談)
第4条
農 地 所 有 者 及 び 工 事 施 工 者( 以 下「 農 地 所 有 者 等 」と い う 。)は 、農
地 改 良 を 目 的 と す る 農 地 法 第 4 条 及 び 第 5 条 の 規 定 に よ る 許 可 申 請( 以 下 許
可 申 請 )を す る 場 合 は 、事 前 に 別 表 第 1 に 定 め る 事 前 相 談 に 必 要 な 書 類 を 農
業委員会に提出し、相談を行うものとする。
(指導事項)
第5条
農 業 委 員 会 は 、前 条 の 規 定 に よ る 事 前 相 談 を 受 け た と き は 、農 地 所 有
者 等 に 対 し て 、次 に 掲 げ る 事 項 に つ い て 、遵 守 す る よ う 指 導 す る も の と す る 。
( 1 ) 農 地 改 良 を 行 う 農 地 の 周 囲 の 環 境 保 全 に 努 め 、日 照 、通 風 を 確 保 し 、
また、隣接地への雨水の流出を防ぐこと。
(2) 農地改良により道路や用排水路の分断、機能の低下及び周辺農地の
農 業 生 産 条 件 、そ の 他 周 辺 地 に 悪 影 響 を 与 え な い よ う 措 置 を 講 ず る た
め 、事 前 に 道 路 や 水 路 等 の 管 理 者 と 協 議 し 、そ の 協 議 結 果 に つ い て 文
書で農業委員会に報告すること。
(3) 埋立土に一般廃棄物又は産業廃棄物を用いないこと。
(4) 盛土の高さは、別表第2を参考に、水田においては畦畔が隣接道路
面 ま で 、畑 に お い て は 隣 接 道 路 面 か ら 3 0 セ ン チ メ ー ト ル ま で を 上 限
と す る こ と 。な お 、農 地 改 良 が 複 数 の 道 路 に 接 続 す る 場 合 で 、高 さ が
異 な る と き 、か つ 高 い 道 路 か ら 農 機 具 等 の 搬 入 等 を 行 わ ざ る を 得 な い
場 合 に は 、高 い 道 路 面 か ら 3 0 セ ン チ メ ー ト ル ま で の 高 さ を 上 限 と す
ること。
(5) 盛土が道路を含む隣地面より高くなる場合は、盛土高と同等の長さ
で隣地から離して盛土を行うこと。なお、この場合、盛土の法面の斜
度を30度未満とすること。
(6) 工事期間は、3か年以内とすること。
(7) 他の所有者の土地を搬入路として利用する場合は、当該搬入路の土
地所有者の同意を得ること。
(8) 近接する周辺住民に対して農地改良事業の説明を十分に行い、その
結 果 、住 民 か ら 出 さ れ た 意 見 要 望 等 を 周 辺 住 民 へ の 事 前 説 明 報 告 書( 様
式 第 12号 ) で 農 業 委 員 会 に 報 告 す る こ と 。
(9)作物の生育に適する土壌を用いて覆土すること。
(許可の申請)
第6条
農 地 改 良 を 行 お う と す る 農 地 所 有 者 等 は 、農 地 改 良 等 許 可 申 請 書( 様
式 第 1 号 )に 、別 表 第 1 に 掲 げ る 許 可 申 請 に 必 要 な 書 類( 許 可 申 請 書 を 除 く 。)
を添えて、農業委員会に提出するものとする。
(軽微な農地改良)
第7条
次の各号のいずれにも該当する場合は、軽微な農地改良とする。
(1) 盛土の高さは、水田においては畦畔が隣接道路面までを、畑におい
ては隣接道路面から30センチメートルまでであること。
(2) 他の法律や条例等に基づく許認可等を要しないこと。
(3) 工事期間が3か月を超えないこと。
(4 )
2
建設残土を使用しないこと。
前 項 の 軽 微 な 農 地 改 良 を 行 お う と す る 農 地 所 有 者 等 は 、所 定 の 書 類 に よ り 、
当該農地改良を行う1か月前までに、農業委員会に届け出るものとする。
(許可済標識の掲示)
第8条
農 地 法 第 4 条 及 び 第 5 条 に よ る 農 地 改 良 の 許 可 を 受 け た 者 は 、転 用 許
可済標識板(様式第11号)を現場に掲示して工事を施工するものとする。
(完 了 報 告 書 の 提 出 )
第9条
農 地 所 有 者 等 は 、農 地 改 良 が 完 了 し た と き は 、農 地 改 良 完 了 報 告 書( 様
式 第 1 3 号 )に 完 成 写 真 等 を 添 付 し て 農 業 委 員 会 へ 提 出 す る も の と す る 。ま
た 、作 付 計 画 に 基 づ く 作 付 け が 完 了 し た と き に は 、作 付 完 了 報 告 書( 様 式 第
14号)に作付写真を添付して農業委員会に提出するものとする。
(委任)
第10条
こ の 要 綱 に 定 め る も の の ほ か 必 要 な 事 項 は 、農 業 委 員 会 の 会 長 が 別
に定めるものとする。
附
則
この告示は、平成27年4月1日から施行する。