たま たま 球は霊なり ~野球部だより 12~ 11.9.2013 4-2。新生小久保ジャパンは台湾を相手に強化試合初戦を勝利で飾りました。ジャパ ンのオーダーを見ると若手がその名前を連ねています。数少ない野球の国際試合で、日の 丸を背負って戦う選手たちのプレーを見るのは、プロ野球とはまた違った野球の醍醐味を 見せてくれます。2017年の WBC が今から待ち遠しく思えます。 さて、生まれ変わったジャパンですが、これからの野球界を背負っていくのは間違いな く今生麦のグラウンドに立っている選手たちをはじめとする中高生です。しかしながらこ こに衝撃的なデータがあります。 日本中学校体育連盟の調査によると、今年6月の時点で、 中学校のサッカー部員数が野球部のそれを抜いたというのです。全国のサッカー部員の数 は10年前に比べて約5万人増の約25万9千人。一方の野球部員は約7万人減の約24 万4千人だそうです。現時点ではほぼ同数ですが、増加しているサッカー部に対して減少 している野球部という現象は見過ごせないと思います。サッカー人気の一番の原動力は地 元と密接に結びついた J リーグの存在、ワールドカップの盛り上がりにあるのでしょう。 10代を対象にした「好きなスポーツ選手」という調査でも、1位はサッカー日本代表の 本田圭佑選手(CSKA モスクワ) 、2位はフィギア GP の NHK 杯で、昨日ショートプロ グラムでトップになった浅田真央選手、3位にやっとイチロー選手(ヤンキース)が入り ます。4位はこれまたサッカー日本代表の香川真司選手(マンチェスターU)です。 ジャパンのテレビ中継を見ながら寛政中学校高木先生と合同練習の計画をしていました。 合同練習は今年の冬で3回目を迎えます。この合同練習を始めるきっかけは自分の中学校 野球部だけでなく、鶴見区の中学校野球部全体のレベルの底上げを考えたことによります。 自分のチームだけが勝てばいい、 自分のチームが強ければいい、という考えから脱却して、 鶴見区の中学校野球部員全員に野球がうまくなってほしい、心も強くなってほしい、とい う高い理想のもと、スタートしたのです。そして一人でも多くの鶴見区の中学生が高校野 球、大学野球、社会人野球、プロ野球、大リーグへと羽ばたいて、次の世代の子どもたち に夢や希望を与えてほしい、という願いがあるのです。 今年の合同練習は12月22日を皮切りに、1月5日、12日、19日、26日の計5 回です。秋の優勝校としての誇りと意地を練習会で見せてほしいと思いますし、自分自身 を成長させる機会としてほしいものです。
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