ジェネリック医薬品を活用してみましょう！篠山市では、市民の皆様が「ジェネリック医薬品」のことをよりよく知り、ご自身で先発医薬品とジェネリック医薬品を選択して使っていただくため、リーフレットを作成しました。ジェネリック医薬品（後発医薬品）とはジェネリック医薬品（後発医薬品）とは、新薬（先発医薬品）の特許期間が過ぎてから、他の医薬品メーカーが同じ有効成分で製造・販売する医薬品です。医　薬　品医療用医薬品一般用医薬品（医師が処方）（薬局・薬店で販売）新　薬ジェネリック医薬品（先発医薬品）（後発医薬品）このリーフレットでは、新薬を「先発医薬品」後発医薬品を「ジェネリック医薬品」と表記します。先発医薬品とジェネリック医薬品との違い有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果は同じです。ただし、大きさ、味、色、においなどのちがいや特徴があります。また、ジェネリック医薬品の価格は、先発医薬品より安価での提供となります。それは、ジェネリック医薬品は、先発医薬品の長年にわたる臨床使用経験等を踏まえて開発・製造されるため、研究開発に要する費用が少なくなるためです。篠山市なぜジェネリック医薬品の使用促進が図られているの？効き目、安全性、添加物は大丈夫？それは医療費の効率化につながるためです国の厳しい審査をクリア！安全性・有効性・品質は保たれています日本の医療費節減市民の皆さんの負担軽減先発医薬品ジェネリック医薬品先発医薬品より低価格な後発医薬品の普及は、市民みなさんの負担（医療機関等での支払の一部負担金や健康保険料）を軽減することで、家計や医療保険財政の改善につながるものと考えられています。医療技術の進歩や高齢化等により、今後も医療費の上昇が見込まれる日本においては、必要な医療を確保したうえで、国全体で医療費抑制に取り組まなければ、次世代に負担をかけてしまうことになります。また、医療費の効率化を図れば、その医療費を有効活用し、新しい医療技術や新薬に向けることが可能となります。 ◆国民医療費の推移〔千円〕〔兆円〕 40 310 300 36 280 34 270 32 260 30 250 28 240 230 220 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24〔年度〕【国民医療費統計（厚生労働省調べ）に基づいて作成】 ◆平成25年度ジェネリック医薬品割合〔使用割合：％〕 60 50 40 兵庫県下平均篠山市 30 ～～ 0 H25 ジェネリック医薬品の安全性は、同じ有効成分を持つ先発医薬品が医療現場で長年使用されており、十分確認されています。有効性・品質についても、国が定めた基準に適合していることを確認しています。このように、ジェネリック医薬品ができるまでには、厳しい基準をいくつもクリアする必要があり、常に医薬品の安全性・有効性・品質は保たれています。既に販売されているジェネリック医薬品についても、信頼性の向上の観点から、都道府県などで検査が実施され、検査結果も厚生労働省 HP で公表されています。また、添加物は、先発医薬品と異なる添加物を使用することもありますが、使用前例のある安全性が確認された添加物のみが使用されています。 38 一人当たり医療費国民総医療費 290 ジェネリック医薬品厳しい基準をクリアジェネリック医薬品に関する情報は厚生労働省ジェネリックまずは、医師・薬剤師に相談を副作用は、先発医薬品であってもジェネリック医薬品であっても発生することがあります。お薬のことで気になることがあれば、医師・薬剤師に相談しましょう。また、副作用被害を受けられた方を救済する公的な制度もあります（医薬品副作用被害救済制度）。独立行政法人医薬品医療機器総合機構医薬品副作用救済 H26 H26．3月診療分篠山市 48.8％県平均 50.7％（県下41市町中26位）〈厚生労働省目標…H30．3月末までに60%以上〉検索相談窓口 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月【保険請求のあった薬局の存在する市町のジェネリック医薬品割合（厚生労働省調べ）に基づいて作成 ※使用割合は新指標】検索電話番号 0120-149-931 受付時間月∼金（祝日・年末年始除く）9時∼17時ジェネリック医薬品の使用について、篠山市としてどう取り組んでいくべきか、市民の皆様の現状把握のために、「ジェネリック医薬品についてのアンケート」を実施しました。 Q ジェネリック医薬品の意味を知っていますか？無回答〔1％〕 Q ジェネリック医薬品の利用経験は？無回答〔1％〕使った薬が、先発医薬品かジェネリック医薬品かどうか分からない〔8％〕聞いたことがあるが意味は知らない〔14％〕ない〔25％〕知っている〔85％〕 Q ある〔66％〕 Q 使用しての不都合や問題点は？今後の利用意向は？その他〔3％〕無回答〔1％〕分からない〔5％〕使いたくない〔1％〕効果や使用感など先発医薬品との差があった〔6％〕大きさなど形に問題があった〔1％〕味や臭いが先発医薬品と差があった〔1％〕できれば使いたくない〔3％〕薬代が期待したほど安くならなかった〔5％〕薬剤師に勧められれば使いたい〔20％〕無回答〔39％〕是非使いたい〔48％〕特になし〔45％〕医師に勧められれば使いたい〔19％〕 Q その他〔3％〕使ったことがない主な理由は？無回答〔1％〕 Q これから使用する条件は何？ジェネリック医薬品かどうか分からなかった〔8％〕その他効き目や安全性に〔12％〕不安があるので使いたくないから〔12％〕医師に任せているから〔32％〕その他〔1％〕安全性が保障されていれば使用してもよい〔24％〕今使っている薬を変えたくないから〔11％〕調剤薬局で取り扱っていなかったから〔2％〕病院（診療所）で取り扱っていなかったから〔3％〕ジェネリック医薬品についての情報がないから〔4％〕薬剤師に勧められなかったから〔8％〕医師に相談しにくいから〔5％〕薬剤師に相談しにくいから〔2％〕効き目が同じであれば使用してもよい〔25％〕無回答〔3％〕医師から勧められれば使用してもよい〔24％〕薬剤師から十分な説明をうけ、納得できれば使用してもよい〔14％〕薬代が安くなれば使用してもよい〔9％〕 ※アンケート全容は篠山市 HP に掲載（平成 26 年 10 月実施 20 歳以上篠山市民無作為抽出 1,700 名に発送回答率 51％）医療費の増加を抑えるために私たちができることはジェネリック医薬品も活用しましょう「かかりつけ医」をもちましょう「かかりつけ医」をもつことにより、気になることがあれば気軽に相談でき、自身や家族の病歴や体質、健康状態を継続的に把握しているので適切な対応をしてもらえます。また、高度な医療が必要なときは専門医を紹介してもらえます。「かかりつけ医」をもたない、同じ病気で複数の医療機関を受診する「重複受診（はしご受診）」は、医療費の増加につながります。「かかりつけ調剤薬局」をもちましょう「かかりつけ調剤薬局」をもつと、アレルギーなどの体質の把握をしたうえで薬を調合してもらえます。お薬手帳をもちましょう薬には副作用があります。複数の薬を使用する場合は、飲み合わせによって副作用が強くでることもあります。薬局などで配布しているお薬手帳に薬歴を記録しておくと、飲み合わせのチェックや、緊急時や災害時に、医師があなたのお薬の把握をするのに大変役立ちます。処方された薬は飲み残しのないよう、医師の指示どおりに服用するようにしましょう薬の使用時間、量、回数などの指示を守ることで薬の効果があらわれます。急変時はすぐに医師・薬剤師に相談しましょう。薬が使いきれずに余っている場合は、医師や薬剤師に相談しましょうこのリーフレットは、兵庫県ジェネリック医薬品適正使用推進事業により、厚生労働省・兵庫県作成のリーフレット等を参考に、篠山市民の皆さま用に篠山市が作成したものです。 ≪発行≫ 兵庫県篠山市役所医療保険課電話：079−552−7103（直通）