大学病院の基本知識を身につけ、提案できる若手事務職員になろう

大学病院の基本知識を身につけ、提案できる若手事務職員になろう!
~病院長!こんなのいかがでしょう!?~
(第8回
国立大学附属病院若手職員勉強会)企画書
【提案班】
7 班
【テーマ】
なくそう!患者未収金~支払わなきゃ、ダメよ、ダメダメ!~
【班メンバー】
大学・所属
氏名
東京医科歯科大学歯学部
医事課収入掛
発表者
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亮
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山本
輝明
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高松
絵美
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石田
裕樹
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三室
智愛
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藤井
附属病院 業務課収入掛
新潟大学医歯学総合病院
司会者
康介
長谷川 祐哉
京都大学医学部附属病院
病院事務部医療サービス課
朝木
収入・債権管理掛
広島大学病院医事グループ
収入担当
高知大学医学部附属病院
医学部・病院事務部医事課
診療請求係
宮崎大学医学部附属病院
医事課収入係
文部科学省 医学教育課
大学病院支援室病院第一係
1.
企画の目的
【現状分析と問題提起】
支払困難の患者、支払意思のない患者が近年急増し、病院経営を圧迫している。そのため、
増加する患者未収金に対して対策を講じる。
2.企画の効果
【企画のもたらす効果】
効果的な方法を確立し、未収金回収につなげる。
未収金を減らすことで、資金繰りが改善されることになる。
支払わない患者に対して、支払わなければならない意識を持たせる。
3.
企画内容
【全体計画】
(別紙)
4.
実施体制等
【企画実現に係る実施体制(協力体制も含む)】
医事課を中心に以下のことを実施する。
○支払困難の患者に対する対策
・患者未収金の抑制:高額療養費制度の案内
・患者の利便性向上:コンビニ収納業務、口座引落を行う
・患者未収金の回収強化:法律事務所委託、時間外・休日の職員による電話督促
○支払意思のない患者に対する対策
・関係職員との連携強化:関係する診療科や計算担当者、MSW等と情報共有を行う定期ミ
ーティングを実施する。
(未収金防止ミーティング)
・診療前後に収納担当者へ誘導:システムにメッセージを入れ、再来受付機や計算窓口、診
療科から収納担当者へ誘導を行う
・預り金の実施:特殊事情の場合に限定し、事前に料金を徴収する
【企画実現に係る課題と解決策】
以下の4点6点を課題としてあげる。
・高額療養費制度の案内が徹底されていない。
(解決)各窓口・計算部門との連携を図る。
・コンビニ支払の際、二重払い(窓口とコンビニ支払)が発生するおそれがある。
(解決)来院予定を確認する。患者に注意喚起を行う。
・口座引落の際、口座登録に患者の承諾が必要。
(解決)案内の表示。丁寧な説明で患者の同意を得るようにする。
・法律事務所委託は成功報酬が高い。
(解決)他の法律事務所への委託を検討する。
・ミーティングの規模(メンバー、開催頻度等)
(解決)月に 1 回、各担当者が出席し、収納担当係長に同席をお願いする。
・預り金の管理が複雑。
(解決)フローチャートを作り、対象患者を可能な限り限定する。
【企画実現に係る必要な能力・知識】
・医療制度に関する知識
・医事システム運用に関する知識
・情報収集能力
5.実施にかかる経費の発生
・人件費
・システム改築費用
・委託手数料
6.
波及効果
・安定的な病院収益をあげることができる。
・回収率をあげることで、職員のモチベーションがあがる。
・患者の利便性を高めることにより、病院のイメージアップにつながる。
・委託することで、職員の負担を軽減する。
・各関連部署と連携をとることで、病院全体の雰囲気を変えることができる。