運輸安全マネジメントに関する取組み(平成 26 年度)

■ 運輸安全マネジメントに関する取組み(平成 26 年度)
岐阜バス観光株式会社は、社長以下全社員が一丸となって、輸送の安全を確保するために次
のとおり取り組みます。
【輸送の安全に関する基本的な方針】
(1) 輸送の安全の確保は事業の根幹であり、最優先します。
(2) 輸送の安全に関して PDCA サイクル(P:プラン「計画の策定」 D:ドゥ「計画の実
行」 C:チェック「評価」 A:アクト「改善」)を繰り返し、絶えず輸送の安全性の
向上に努めます。
【輸送の安全に関する基本的な方針の周知】
安全方針については、
「輸送の安全の確保は事業の根幹である」を理念として策定し、運
輸安全マネジメントの取り組み周知ポスターや社内報、各種会議を通じて周知するととも
に全社員に安全方針・安全重点施策を記載したカードを常に携帯させ、徹底を図ります。本
年度は、内部への周知のさらなる定着を図り、新たな取り組みを推進します。
【輸送の安全に関する重点施策】
(1) 全社員の安全意識の向上
◇輸送の安全の確保を最優先し、関係法令及び安全管理規定を遵守します。
(乗務員研修、管理・監督職、事務職研修時に運輸安全マネジメントに関する講話を実施)
◇運輸安全マネジメント理解度アンケートを実施します。
(運手士とバスガイドを対象に9月実施)
◇乗務記録(デジタコ)の総合運転評価 95 点以上を目標に、達成度を「安マネカード」に毎
月記入することで安全運転の向上を意識づけします。
(2) 輸送の安全に対する投資
◇安全輸送に必要な支出や投資を、積極的かつ効率的に行います。
・全運転士を対象に睡眠時無呼吸症候群の簡易検査(外部機関)を会社管理で実施し、
産業医・保健師の指導のもと適切な治療の義務づけ
・飲酒検知器の点検(点呼用は毎週月曜日、モバイルは年1回)の実施
・安全方針・安全重点施策を記載した携帯カードの作成と配布
・クレフィール湖東において研修(8月 4名実施、12月 6名実施)
(3) 内部監査の実施と改善
◇安全輸送への取組を充実させることで、課題を明確化し必要な改善を行います。
・岐阜乗合グループ監査室による内部監査を実施し、その結果をもとに必要な改善をしま
す。本年度は、特にヒヤリ・ハットの充実を目指し、情報の開示による事故防止に活用し
ます。
(4) 情報を共有するための体制づくり
◇必要な情報を全社員が共有し、安全管理体制の構築と維持に努めます。
観光役員会、所長会議で毎月事故状況を報告し、営業所での教育、指導の状況を把握する
とともに安全運動の意識向上を図ります。
(5) 教育・研修の計画的実施
◇教育及び研修を体系化することで計画的に実行します。
◇ドライブレコーダー、ヒヤリ・ハット映像等を利用した安全教育に積極的に取り組みます。
◇本年度は、指導運転士3名及び新人運転士を対象に外部教育機関による大型交通訓練を
行います。※研修後、その体験を元に参加運転士より班員への教育、伝達を確実に 実施
します
◇事故惹起者研修を通じ、安全に対する意識の向上を図ります。
【輸送の安全に関する目標及び当該目標の達成状況(平成 25 年度)
】
安全重点施策については、
「重大事故 0 件」を目標に掲げ取り組んでまいりました結果、重
大事故 0 件の目標を達成いたしました。本年度も昨年同様、重大事故 0 件を目標に取り組
んでまいります。
尚、サブ目標の有責事故 前年比 20%削減については、本年44件(前年53件)
、事故削
減率 前年比 17%で達成できませんでした。
平成26年度最重点目標
・目標 ……… 自動車事故報告規則第2条に規定する事故・車両故障 0件
・サブ目標 … 有責事故前年比 20%削減
*特に後退時における事故削減のため教育を確実に実施します。
輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統
【別紙(1)】のとおりです。
事故、災害等に関する報告連絡体制
【別紙(2)】のとおりです。
【輸送の安全に関する計画】
(1) 輸送の安全に関する計画
①
春の全国交通安全運動(4月6日~15日)
②
夏の交通安全県民運動(7月11日~20日)
③
秋の全国交通安全運動(9月21日~30日)
④
年末年始自動車輸送安全総点検(12月11日~1月10日)
⑤
無事故無違反コンテストの実施(年2回、5~6月と10~11月の各2ヶ月間)
(2)安全に関する会議・委員会
①
所長会議(毎月開催)
②
事故防止委員会(年4回開催)
③
観光業務委員会(年5回開催)
④
安全管理委員会(適時開催)
⑤
指導運転士会議(年2回開催)
(3)安全を目的とした巡視及び指導
①
社長の営業所巡視及び現地指導
②
安全統括管理者の営業所巡視及び現地指導
③
早朝点検・・・・交通安全運動及び自動車輸送安全総点検の初日と最終日に、社長,
安全統括管理者、役員及び管理職が点呼執行の状況を点検します。
④
現地指導・・・・社長、安全統括管理者、役員及び管理職が配車場所または サービス
エリアで運行及びお客様の誘導状況を点検、指導します。
⑤ 添乗指導・・・・全社員に広く依頼し、乗務員の運転技術及び接客態度に対するモニタ
リングを実施し指導に役立てます。
【輸送の安全に関わるその他の施策】
(1)家族への健康管理の協力依頼・・・社長より全社員家族への手紙を郵送します。
(9 月)
(2)飲酒運転撲滅策・・・イ)適正なアルコール検知の徹底
ロ)モバイル式検知器の使用の確認の徹底
ハ)アルコールに係わる体質や生活習慣の点検
ニ)
「飲酒運転追放宣言書」への署名、捺印
【輸送の安全に関する教育及び計画】
(1)乗務員研修
・新人研修・・・・・・・入社時の全対象者に実施(その都度)
・入社 1 年研修・・・・・入社後 1 年の全対象者に実施(その都度)
・運転士研修・・・・・・運転士全員を対象に実施(年2回)
※内 1 回は社外講師による研修
・事故惹起者研修・・・・対象者に実施(年4回)
・ガイド職研修・・・・・ガイド職を対象に実施(年 1 回)
(2)事務職研修
・管理、監督者研修・・・・年間計画による実施
・事務職研修・・・・・・・年間計画による実施