『檜原四季彩弁当』之巻

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伝説を活かした村のブランド化事業
∼伝統野菜による『檜原◇四季彩弁当』之巻∼
現状・課題
企画提案者:合同会社数馬観光デザインセンター
委託事業者:まちづくりラボ・サルベージ株式会社
実施区市町村
対象地域
檜原村
檜原村
成果
檜原村では、
「ヘルスツーリズム」が進められているが、魅力のさらなる向上が求められている。また、檜原村
❶ 旬と定番の食材を組み合わせた料理で地域らしさを表現できる。
のウィークポイントとなっている「食事」及び「冬の魅力」を補うため、山村集落で古くから伝えらえてきた伝
❷ 量・色・盛り付けの改善で田舎料理の魅力が高まる。
説を活用した特産品開発が求められている。
❸ 地域固有の食のもてなし作法は集客の強みになる。
そこで、伝説・伝統野菜を活用し、健康的で四季折々の食材を舌と目で楽しめる「檜原村ご膳」のメニュー開発
❹ 地域食材を活用した料理はヘルスツーリズムの重要なプログラムになる。
を行う。
❺ 地域での食の開発は観光まちづくりへの女性参加を促す。
❻ 平成26年度から、開発した「檜原村ご膳」を「おいねめし」という名称で協力先において提供を開始した。
❼ 春、夏、秋、冬と季節ごとのレシピを開発した。
実施内容
❶ 檜原村における地域資源の状況把握
ヘルスツーリズムに関する取組状況の把握と「檜原村ご膳」に関する地域資源の整理等を実施した。
❷ 伝説野菜による「檜原村ご膳」の開発
• ヘルスツーリズムに関わる地域資源の整理
• 「檜原村ご膳」の開発方針の検討
檜原村で生産されている食材を活用したヘルシーでおいしい料理を村内各施設で提供できるように、新しい
アイディアを出し合い、各施設の料理のスキルアップを図ることを目的とする。レシピコンテストを通じて
各施設で開発した「檜原村ご膳」を広くPRし、新規顧客の獲得や観光客の再来訪を促進する。
• 料理研究家による料理教室
料理の考え方や技術のスキルアップを図るため、
「檜原村ご膳」のテーマ食材を活用した料理教室を開催した。
• レシピ発表会の開催
課題
❶ 伝説の食材「おいねつるいも」の生産量の確保
料理研究家によるレシピ提案やレシピ開発の考え方を参考に、各事業者で提供する「檜原村ご膳」を出し合
どの程度の生産量を確保すれば「檜原村ご膳」を提供できるのか検討する必要がある。
うレシピ発表会を企画・実施した。
❷ 地域食材の認知度を高める情報提供の充実
• 試食会
知られていない食材や「檜原村ご膳」のコンセプトを伝える。
東京都の委託事業として実施されている「檜原の暮らしぶり体験ツアー」の参加者を対象に「冬の檜原村ご膳」
❸ 村内連携による参加店舗の拡大
の試食会を行った。
地域で採れた食材を活かしたヘルシーな食事が楽しめる村として連携して観光客を誘致する。
❹ 地域一体となったPR活動の継続
独自のPR活動、檜原村観光協会と連携したPR活動を展開する。
提案レシピ
今後の展開
❶ 販売・PR活動を展開する
年間の開発・販売スケジュールの設定、PR活動の展開、旅行商品との連動を図る。
❷ 顧客満足度を把握し共有する
ヤマメの塩麹炊き込みごはん
こんにゃくサラダ
ヤマメとじゃがいものコンフィ
柚子風味
鹿スネ肉とこんにゃくの
赤ワイン煮
❸ 改善策を検討し次の計画にフィードバックする
❹ 観光に関する市場動向を把握する
試食会
実証を終えて
○ 各店舗のニーズに合わせて活用できるレシピ開発は、他地域で応用が可能である。
○ 地域イベントでの活用等により、地域での定着を促進していくことが期待される。
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