JT-60SA イメージングボロメータの設計検討 仕様書 平成２７年３月 日本原子力研究開発機構 核融合研究開発部門 先進プラズマ研究部 先進プラズマ実験グループ 1. 委託研究件名 JT-60SA イメージングボロメータの設計検討 2. 委託研究の目的 JT-60SA における実験初期の放射損失分布の計測には、JT-60U を始め多くの 核融合実験装置で実績のある抵抗型ボロメータを用いる計画である。この場合、 高い空間分解能を実現するためには検出素子を多数用意しなければならない。 一方、近年注目されているイメージングボロメータでは、1 台の検出器でコアか らダイバータまでの広い領域の放射損失分布を高い空間分解能で計測できる可 能性がある。 本委託研究では、JT-60SA に対してイメージングボロメータの概念設計及び信 号量などの評価を行い、JT-60SA へのイメージングボロメータの設置検討に役立 てることを目的とする。 3. 委託研究の範囲 １）イメージングボロメータの設計検討 ２）報告書の作成 4. 委託研究の内容 １）イメージングボロメータの設計検討 ・ イメージングボロメータについて、抵抗型ボロメータとも比較しつつ、 その長所や短所、今後の開発課題などをまとめること。 ・ JT-60SA において放射損失分布を測定するために必要なピンホール、計 測ポートのサイズや位置、構成機器、計測視野などを検討し、概念設 計を行うこと。これらは現状の JT-60SA の真空容器や容器内機器との 空間的な干渉をチェックし、成立性を検討すること。さらに、概念設 計に基づき、信号量や S/N 比などを評価すること。 ・ 概念設計や信号量の評価に基づき、JT-60SA に対するイメージングボロ メータ適用性や有効性、問題点などを検討すること。 ２）報告書の作成 上記の検討結果を報告書としてまとめること。 5. 実施場所 受託者側実施施設 6. 研究期間 契約締結日～平成 28 年 2 月 29 日 1 7. 納入物 研究期間終了時に、日本原子力研究開発機構に委託研究報告書を電子フ ァイルとして CD-R 等で提出すること。 8. 委託研究費 60 万円 9. 委託者側実施責任者 日本原子力研究開発機構 核融合研究開発部門 先進プラズマ研究部 先進プラズマ実験グループ 福本 正勝 10. グリーン購入法の推進 1) 本契約においてグリーン購入法に適用する環境物品が発生する場合はそれ を採用することとする。 2) 本仕様に定める提出図書（納入印刷物）においては，グリーン購入法に該 当するためその基準を満たしたものであること。 11. 特記事項 日本原子力研究開発機構は、本委託研究に必要な図面を含む JT-60SA の 設計資料を提供する。本委託研究で行う設計検討に当たっては、日本原子 力研究開発機構が、三次元 CAD ソフトウェア CATIA を用いたソリッドモデ ルの作成および干渉チェックなどの支援を行う。本契約において作成され、 または日本原子力研究開発機構が貸与した資料などは契約目的以外に使 用してはならない。 12. 添付書類 ・ 提出書類一覧表（別紙１） 2 （別紙１） 提出書類一覧表 提出書類 提出期限 委託研究報告書 研究期間終了時 提出先 核融合研究開発部門 先進プラズマ研究部 先進プラズマ実験グループ 3 部数 備考 1部 要確認
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