電子サイクロトロン波によるプラズマ対向壁洗浄の評価 仕様書 平成27年3月 独立行政法人日本原子力研究開発機構 核融合研究開発部門 先進プラズマ研究部 先進プラズマ計画調整グループ 1. 委託研究件名 電子サイクロトロン波によるプラズマ対向壁洗浄の評価 2. 委託研究の目的 日本原子力研究開発機構(以下、 「日本原子力研究開発機構」という)那珂核 融合研究所では、サテライト・トカマク JT-60SA の建設が進められている。 JT-60SA では、ショット間のプラズマ対向壁の洗浄はトロイダル磁場が存在する 状態で行われる。現在、JT-60SA での放電洗浄手法として電子サイクロトロン波 による壁洗浄は想定されているが、効果的な洗浄条件については明らかになっ ていない点が多い。 本委託研究では、磁場閉じ込め型プラズマ実験装置において、電子サイクロ トロン波によるプラズマ対向壁の洗浄効果を評価し、JT-60SA における電子サイ クロトロン波によるプラズマ対向壁の洗浄の方針を得ることを目的とする。 3. 研究委託の範囲 1)電子サイクロトロン波によるプラズマ対向壁洗浄効果の評価 2)報告書の作成 4. 研究委託の内容 1)電子サイクロトロン波によるプラズマ対向壁洗浄効果の評価 ・磁場閉じ込め型プラズマ実験装置において、外部磁場、電子サイクロ トロン共鳴位置、ガス圧等の各種設定条件の違いのもとで、排気ガス の分圧の測定、プラズマの広がりや動きのモニタ、電子温度・密度の 測定等を行い、洗浄効果を評価すること。なお、実験の際はプラズマ が対向壁と接触する位置についても評価できるようにすること。 ・代表的なパラメータについて、基本波および第二高調波による洗浄効 果を比較すること。 ・放電洗浄中の漏れ高周波をモニタするとともに、モニタ装置の仕様や 計測条件等についても報告すること。 2)報告書の作成 前項の結果を報告書としてまとめる。 5. 実施場所 受託者側実施施設 6. 研究期間 契約締結日~平成 28 年 2 月 29 日 1 7. 納入物 研究期間終了時に、日本原子力研究開発機構に委託研究報告書を電子フ ァイルとして CD-R 等で提出すること。 8. 委託研究費 60 万円 9. 委託者側実施責任者 日本原子力研究開発機構 核融合研究開発部門 先進プラズマ研究部 先進プラズマ計画調整グループ 諫山 明彦 10. グリーン購入法の推進 1) 本契約においてグリーン購入法に適用する環境物品が発生する場合は それを採用することとする。 2) 本仕様に定める提出図書(納入印刷物)においては,グリーン購入法に 該当するためその基準を満たしたものであること。 11. 特記事項 日本原子力研究開発機構は、本委託研究に必要な図面を含む JT-60SA の 設計資料を提供する。本契約において作成され、または日本原子力研究開 発機構が貸与した資料などは契約目的以外に使用してはならない。 12. 添付書類 ・ 提出書類一覧表(別紙1) 2 (別紙1) 提出書類一覧表 提出書類 委託研究報告書 提出期限 提出先 部数 備考 研究期間終了時 核融合研究開発部門 先進プラズマ研究部 先進プラズマ計画調整グループ 1部 要確認 3
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