「子供科学人材育成事業(児童プロジェクト)」 委託業務仕様書

「子供科学人材育成事業(児童プロジェクト)」
委託業務仕様書
1. 委託業務名
平成27年度子供科学人材育成事業(児童プロジェクト)委託業務
2. 目的
このプロジェクトは、前身の「沖縄サイエンスキャラバン構築事業」等により、これまで開発し
た科学コンテンツ(プログラム)や育成した地域専門講師(地域科学コミュニケーター)等の活
用を図りつつ、児童保育現場等において、科学教室等の開催を伴った実践的な指導により、
児童保育現場の職員等を科学教室の自主開催に向けた科学講師等に育成するともに、地
域の連携等により、子供達へ科学に触れる機会の創出を広げていくことを目的とする。
※地域科学コミュニケーター:地域の産業技術者等を専門科学講師として育成した人材
3. 期待する主な成果
(地域の子供)
→ 子供の科学に対する興味・探究心等の向上
→ 科学に対する学習意欲、自ら考える力(科学的思考等)、地域への愛着等の向上
(地域の大人)
→ 地域の子供の科学教育に対する理解と協力の醸成
→ 地域連携による子供の育成環境の改善と自信の向上
4. 委託業務の主な内容
取組1:体験型・対話型の科学教室の開催(20回以上)
取組2:児童保育職員の科学講師等への育成
※科学教室の開催を伴う自主開催に向けた実践的指導とする
※取組1及び取組2の同時実施を可とする
取組3:科学イベントの開催(2 回以上)
取組4:子供や関係者等の自主取組支援
取組5:適正かつ円滑な業務管理
5. 委託業務の詳細
別添1(委託業務内容)のとおり
6. 成果物
(1) 報告書(A4)10部
(2) 報告書の電子ファイル(1部)
(3) 科学教室等の実績データベースデータ(1部)
7. 企画提案書等の仕様
(1) 共通事項(法人概要及び添付資料を除く)
ア A4版横置き・横書き(色刷り可)、A4横のフラットファイルに左綴りとする。(ただしグラフ、
表等は必要に応じてA3版にして織り込むなど、適宜工夫すること。
イ A4サイズを原則とするが、A3サイズを使用する場合には、折りこみとすること。
ウ 本文の文字サイズは12ポイント以上とすること。
※図、表、補足等の文字サイズのポイントも可能な限り見えやすいようにお願いします。
(2)企画提案応募申請書(様式1)
ア 申請者名、連絡先、参加資格要件の説明等の必要事項を記載し、代表者印を押印し
て提出してください。
イ 共同企業体による提出の場合は、代表者である管理法人が申請し、構成団体を記載し
てください。
(3) プレゼンテーション資料(任意様式)
ア ページ枚数は任意ですが、プレゼンテーション時間内に説明できる量を目安とすること。
イ 図、表、グラフ等により視覚的に分かり易く、簡潔に作成すること。
ウ 審査基準に対応した企画提案の概要と当該業務の遂行能力を示す内容が記載されて
いること。
エ 事業期間における取組方針、目標値及び具体的な取組内容が記載されていること。
オ 当該業務を実施するに当たっての特に重要としている事項が記載されていること。
カ 選考委員会での提案者によるプレゼンテーションは、この資料に基づき実施すること。
※提出後及び選考委員会当日での追加資料は認めていません。
(4) 企画提案説明書(様式2)
ア 20ページ以下で記載すること。
イ 取組方針及び3年間における各年度の具体的な取組内容を記載すること。
ウ 提案する取組の内容は、項目建により分かり易く、簡潔・明瞭に記載すること。
エ 科学教室及び科学イベントの開催内容、児童保育団体職員の科学講師等への育成方
法については、具体例を示し、詳細に記載すること。
オ 実施に当たっての特に重要としているポイントを具体的に記載すること。
カ その他、当該プロジェクトを適正かつ着実に推進し、効率的・効果的に高い成果を出す
具体的な提案がある場合は、その内容を記載すること。
(5) 企画提案確認表(様式3-1、2、3)
ア 3年間における各年度の取組の目標値とその地域別等の内訳を記載すること。
イ 業務を担当する人員及び外部専門家等に係る人件費等(人件費及び報償費)にいて、
日額単価、予定労務日数、算出方法等に関する説明を記載すること。
ウ 旅費、物品購入、他業務を兼任する職員の人件費等に係る支払までの内部手続きの流
れ、誤認等の不適正経理を防止する方法等に関し、説明を記載すること。
(6) 経費見積書及び見積内訳書(様式任意) ※別添参照 記載例1及び2
ア 経費は、この事業目的の達成に必要となる経費であり、次の経費は認められません。
お土産代、振り込み手数料、他団体への負担金
※なお、華美な食糧費は執行において認められませんので、食糧費を計上する場合
は、県との契約時において、調整が必要になります。
イ 各経費(人件費、旅費、消耗品費等)は、各取組や全体管理等の内訳がわかるように記
載すること。
例: 消耗品費
① 科学教室の開催・・・・・・・○円×○個×○回=○○円
② 科学イベントの開催・・・・・・○円×○個×○回=○○円
③ 全体管理・・・・・・・・・・・・○円×○個×○回=○○円
※各経費における個別の取組内訳が少額の場合は、全体管理に含めて記載して
もよい。
ウ 積算は、単価、個数等及び見積もり条件が分かるように記載すること。
エ 各見積単価は、その根拠とした基準又は専門業者見積確認等を記載すること。
オ 人件費及び報償費は、業務担当を次の項目に分類し、各日額単価及び労務日数がわ
かるように記載すること。
<業務担当分類>
① 業務総括者・・・・・複数の高度な業務に精通し、統括を行う。また、先例の少ない
特殊な業務を担当する。
② 主任専門員・・・・・・一般的な業務を複数担当し、高度な業務も担当できる。
③ 専門員・・・・・・・・・上司の指導のもとに、一般的な業務を担当し、基礎的資料を
作成する。
④ 助手等・・・・・・・・専門員等の業務を補助する。
⑤ 外部専門家・・・・専門的知識・技能等を有する外部講師、外部評価者等
⑥ その他・・・・・・・・上記分類外
カ 人件費単価は、根拠とした算出方法(経理処理手引き参照)を記載し、法人独自の受託
業務に係る単価規程等を根拠としている場合は、その単価の積算方法及び根拠とした
基準資料を提出すること。
キ 一般管理費を計上する場合は、(直接人件費+直接経費-再委託費)×10%以下とし
て積算すること。
(7) 実施体制資料(様式任意) ※別添参照 記載例3
ア 提案者の業務実施体制(配置人数、分担業務等)を記載すること。
イ 共同企業体による提案の場合には、構成団体の分担業務に加え、団体毎に配置人数、
再委託費等を記載すること。
ウ 当該プロジェジェクトの適正かつ円滑な推進に係る基準、規程類や体制等の整備状況
を記載すること。
※例:物品購入や旅費等の適正な経理、他業務兼任者の労務管理、PDCA手法等
エ 共同企業体の場合は協定書を添付すること。
※協定書が案の場合は、確実に協定を締結して円滑に業務が実施できることを示す
資料を添付すること(確約書等)。
オ その他、効率的・効果的なPDCA手法等による円滑な業務管理等の特筆すべき事項
がある場合は、その内容を記載すること。
(8) 法人概要(任意様式)
ア 法人形態、目的、資本金、組織体制、活動内容、実績等の記載があること。
イ 当該委託業務に類似した活動実績がわかる内容の記載があること。
※既存パンフレット等でもよいが、可能な限り、嵩張らない方が望ましい。
(9) 添付資料(任意様式)
ア 添付資料は、右上に資料番号を付けて、本文中の参照箇所と整合と図ること。
イ 添付資料は、説明する該当部分を下線する等により簡潔・明瞭に整理し、可能な限り量
の縮小に努めること。
8. 委託業者の選定及び契約締結
(1)委託業者の選定については、選定委員会において審査することとし、決定後は企画
書を提出した全ての者に対し、採用又は不採用の通知を行う。
(2)採用は第一位で選定された者(第一順位者)とし、県と第一順位者とは必要な協議を
行い、委託契約を締結する。
(3)但し、第一順位者との協議が合意に至らないなど、契約締結ができない場合には、次
順位以降の者を繰り上げて、その者と契約できるものとする。
9. 再委託の制限
(1)契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請負わせることができ
ない。また、以下の業務(以下「契約の主たる部分」という。)については、その履行を
第三者に委任し、又は請負わせることができない。ただし、共同企業体として企画応
募を申請し、選定された構成員間の業務はこの限りでない。その他、これにより難い特
別な事業があるものとしてあらかじめ県が書面で認める場合は、これと異なる取扱いを
することがある。
<契約の主たる部分>
・契約金額の50%を超える業務
・企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統轄的かつ根幹的な業務
・契約の相手方を選定した理由と不可分の関係にある業務
(2)本契約の企画提案に係る競争入札参加者であった者に契約の履行を委任し、又は
請負わせることはできない。また、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力
団と密接な関係を有する者に契約の履行を委任し、又は請負わせることはできない。
(3)本委託契約の履行に当たり、委託先が第三者に委託し、又は請負わせることのでき
る業務等の範囲は次のとおりとする。
・業務を遂行する上で、円滑にかつ効率的な執行が見込める専門的業務等の県
が別途定める業務
(4)契約の一部を第三者に委任し、又は請負わせようとするときは、あらかじめ書面による
県の承認を得なければならない。ただし、以下に定める「その他、簡易な業務」を第三
者に委任し、又は請負わせるときはこの限りではない。
<その他、簡易な業務>
資料の収集・整理、複写・印刷・製本、原稿・データ入力及び集計、その他県が別
途定める業務
10. 審査基準
審査は主に次の項目について行われます。
(1)企画提案内容
・本目的に適合しているか。
・取り組む内容の範囲、量、質は十分であるか。
・具体的な提案で実現可能性が高いか。
・適正な積算であり、かつ、経済性が高いか。
・高い成果が期待でき、将来性が見込めるか。
(2)遂行能力
・組織体制の役割が明確であり、関係機関との十分な連携が見込めるか。
・PDCA手法等による適正な業務管理が見込めるか。
・適正な経理執行のための基準・規程類の整備及び執行体制があるか。
・類似した業務の高い成果実績、又はその能力を有しているか。
(3)その他
・提案書の記載内容が十分かつ明瞭・簡潔であり、目標値、経費積算、取組内容等
との整合性が取れているか。
11. 採用された企画提案書の取扱
(1) 採用された企画提案書の取扱いについては、事業実施にあたって参考にするものと
し、別途協議の上で、実施計画書を作成する。
(2) これに伴い、予算または諸般の事情により必要が生じた場合には、計画内容等の変
更を行うことが出来るものとする。
12. 業務進捗状況及び打ち合わせ
業務の進捗状況や業務内容等に関する打ち合わせを適宜行うものとする。
13. 著作権
成果物の著作権及び所有権は、沖縄県に帰属する。ただし、本委託業務にあたり、第三
者の著作権等その他の権利に抵触するものについては、受託者において適切な手続をと
るものとする。
14. その他
(1) 本仕様書に記載されていない事項が発生した場合、あるいは本仕様書の記載事項
に疑義が生じた場合は沖縄県企画部科学技術振興課と協議すること。
(2) 業務の遂行にあたっては、沖縄県と随時協議を行い、その指示に従うものとする。