「標津町川北地区森林共同施業団地」設定のポイント

「標津町川北地区森林共同施業団地」設定のポイント
(経緯)
○ 平成24年5月に3町との包括的な協定を締結後、根釧東部森林管理署と根室振興
局森林室では森林共同施業団地の候補地を検討し、同年12月に別海町、平成26年
3月に中標津町においてこの協定に基づく森林共同施業団地を設定した。
○ 別海町、中標津町で設定した団地を森林施業のモデルとして、標津町内において民
有林と国有林が隣接する森林で間伐等を行う計画がある箇所を、標津町、根室振興局
森林室及び森林管理署が検討したところ、今回設定する標津町川北地区において、民
有林、国有林ともに以下の問題を有していた。
・ 私有林は牧草地と国有林に囲まれているため公道との取り付け道路がない。
・ 町有林についても牧草地に囲まれているため公道との取り付け道路がなく、伐採
した木材を搬出するのは畑に雪がある時期に限定されていた。
・ 国有林は町有林が国有林を斜めに横切る形で介在しているため、町有林により国
有林が分断されている。
○
根室振興局森林室及び標津町は、これらの問題点を解決するため団地化が可能な隣
接する私有林の所有者に団地化の趣旨や期待される効果等を説明し理解を得たところ
である。
(期待される効果)
○ 団地設定後は、町有林内に森林作業道を新設し、国有林内の既設の森林作業道に接
続させて町有林、私有林の間伐材を搬出する。国有林の間伐材も町有林内に新設され
る森林作業道を利用して搬出する。
○ 民有林、国有林の作業道が団地内で接続され、これをそれぞれ相互利用することに
より、施業の効率化や木材の有効利用が推進される。
(参考)
・ 別海町の森林共同施業団地は路網の相互利用を目的に平成 24 年 12 月 25 日に別
海町中春別地区の国有林と隣接する私有林、町有林の 172.90ha で設定。
・ 中標津町の森林共同施業団地は路網の相互利用を目的に平成 26 年 3 月 24 日に中
標津町南中地区の国有林と隣接する部分林、町有林の 194.68ha で設定。
標津町川北地区森林共同施業施業団地 位置図
根室振興局
標津町
川北地区
川北地区
ゼンリン「いつもナビ」より
ゼンリン「いつもNAVI」より