第6回議事録

東京都における人権施策に関する有識者懇談会(第6回)議事概要
出席:江上千恵子委員、大江近委員、繁田雅弘委員、戸松秀典委員、
本澤巳代子委員(以上5名)
○議題
(1)提言(案)の骨子について
【主な意見】
基本理念について
・
「民族、国籍、宗教、文化、価値観等様々な背景を持った」や「属性を持った」
という表現があるが、これは本人が希望して決まったわけではない、
「背景が
ある」としたらどうか。
・
「性別」が抜けるのはおかしい。人権問題として当然、年齢、性別の話も出る。
・
「自立」とあるが、自分でも立てない人も支援して立てるようにしようという
ような話もある。
・
「自立性の尊重」について、自分のことを自分で決めていく、他者の支配の無
い社会という観点で考えているが、
「自立」というと、どうしても、生活が自
分で立つというイメージになってしまう。どういう表現がふさわしいのか。
・精神的な自由が重要だという視点を大事にしたい。
・いろいろな方が世界から東京に来る。グローバルな視点から考えるためにも
人口数(「1,300 万人」の記述)は取った方がよい。
人権課題について
・
「性的マイノリティ」に市民権を得ている「LGBT」という言葉を入れるべ
きではないか。
・
「性的マイノリティ」というが、性同一性障害と性的指向は別のもの。一緒に
語られることに抵抗がある人達もいる。
・少数者をどのように扱い尊重するかという問題なので、多数決原理ではなく、
少数者にもきちんと光を当てていきたい。
・民間団体との連携でスポーツ団体が特別に取り上げられているのは、オリン
ピックと関係しているのか。
「等」に入っているなら、文化団体も明示しよう。
以上