【人口・労働経済】 和田 光平 ゼミ 演習テーマ : 少子高齢化・人口減少時代のマーケティングと地域戦略 <活動内容> 少子高齢化や人口減少、過疎化の下で、人口属性や世帯属性などのデモグラフィック・セグメントを捉えることは、企 業のマーケティングには不可欠です。また地域の人口状況も急激に変化していますので、地域活性化のためのエリア マーケティングや地域振興にとっても人口分析は同様に重要です。このゼミでは、特に人口という観点から人口統計や 消費統計などを応用したマーケティングや地域振興戦略を研究します。経済学だけではなく、社会学、商学・経営学、 統計分析や地域政策など幅広く自由な観点からアプローチしていきます。 実際の授業では、2 年次にマーケティングモデルと統計分析の基本を学びます。その後、3 年次からはチームを組ん でテーマを決め、その市場のマーケティング分析や地域の活性化戦略などを考えます。ゼミの授業では、アクティブラ ーニング形式でさまざまな問題を発見し、その解決策、改善案を議論します。自分自身で考え、そして意見を相手に伝 えるという力が養われます。なお3年次に論文大会や野島ビジネスアワードなどに参加します(学内プレゼンテーション 大会において 2013 年度:2部門で優勝、1部門で準優勝、2014 年度:2部門で準優勝)。最終的には、研究に基づいた 独自の提案や戦略を考え、チームによる共同の演習論文(卒業論文)という形でまとめます。卒業後も研究対象のマー ケティングに関連する仕事や地域振興などの仕事に就き、ゼミで身につけたスキルや研究成果を活用できることが理 想です。勉強は大変ですが、努力しただけ着実に身につきます。卒業後も大きな自信につながるので、がんばってくだ さい。 <ゼミ紹介> ゼミ合宿やゼミ単位の行事などレクリエーションの企画や運営は基本的にゼミ生に任せていますが、夏に3・4年合 同のゼミ合宿をします。勉強はもちろん、バーベキューやスポーツなどをして学年を越えた縦のつながりもできます。2 年生は年度末にチーム編成とテーマ決めの合宿をします。また4年生の演習論文報告会として、冬の温泉合宿を実施 することもあります。なお、和田ゼミにはゼミ活動のための独自の奨学寄付金(125周年寄付金)があり、ゼミ合宿の参 加費などゼミ活動中の経費の一部には補助金が支出されます。 学部主催のパソコン講習会(Excel、SPSS や PowerPoint など)にも随時参加します。ゼミの授業中の議論も活発で、 コミュニケーション能力が高まるとともに、互いに教え合いながらスキルも向上します。その成果としての実践的な演習 論文も就活時に威力を発揮して、就職も順調に決まっています。民間企業希望者はほぼ全員、一部上場企業や、それ に相当する大手企業、成長企業の内定を取り、しかも、多くのゼミ生が複数の内定を取ります。また公務員なども多く 輩出しています。中央大学や一橋大学などの大学院へ進学するゼミ生もいます。 就職内定・進路先の実績(2014 年度・2015 年度)は下の表の通りです。 コンサルティング系 博報堂、野村総合研究所、アビームコンサルティング、ワークスアプリケーションズ、エス プリングホールディングス。 金融系 三井住友銀行、みずほ銀行、大和証券、みずほ証券、朝日生命、オリックス生命、横浜銀 行、七十七銀行、福岡銀行、千葉興業銀行、山形銀行、八千代銀行、東京都民銀行、北越 銀行、第四銀行、信用中央金庫。 公的企業・社会インフラ系 日本郵便、ジェーティービー(JTB)、東日本旅客鉄道(JR 東日本)、農業協同組合(JA)、 NTT 東日本、NTT コミュニケーションズ、ソフトバンク、野村不動産、中央大学(職員)、学 校法人滋慶学園。 メーカー・流通・その他 伊藤ハム、セブンイレブンジャパン、丸井、ジュピターテレコム(J:COM)、タキヒヨー、マイ ナビ、公文教育研究会、リコー、東通メディア、積水ハウス、タマホーム、大成建設、鳥居 電業、持田製薬、山崎製パン、ニトリ HD、株式会社サンマリノ、ポラスグループ、Jーオイ ルミルズ、東都水産。 公務員 東京都庁(上級職)、東京特別区(23 区)、東京国税局(国税専門官)、埼玉県警察、横浜 市役所、さいたま市役所、日野市役所、茅ヶ崎市役所。 大学院進学 中央大学経済学研究科経済学専攻。 海外研修や留学に出るゼミ生が毎年のようにいて、自分で実際に留学した大学での経験をゼミの後輩に説明したり、 相談に乗ることもあります。2013 年度の実績としては東テネシー州立大学(アメリカ)、サンティアゴ・デ・コンポステラ大 学(スペイン)、サセックス大学(イギリス)です。またこれまでにイギリス・イーストアングリア大学やリーズ大学などから 留学許可を得たゼミ生もいます。さらに担当教員が指導教授をしている海外からの大学院生や交換留学生(最近では トルコ、ベルギーなど)との交流もあります。学友会体育連盟に所属するゼミ生もいますが(現時点ではホッケー部、ゴ ルフ部など)、他のゼミ生や研究チームのメンバーとも調整しながら、ゼミ活動と部活動をうまく両立しているようです。 ゼミの授業は議論形式ですが、緊張せず自由で闊達な雰囲気です。人前で話をするのが苦手という人も、和田ゼミ に入ってむしろ自分の意見を伝えることの楽しみを知るでしょう。ゼミ生同士も大変仲が良く、飲み会はもちろん、レジャ ー施設(TDL など)やライブに行ったり、スポーツなどをして楽しんでいるようです。 和田ゼミがあなたの大学生活の中 心軸のひとつになって、勉強だけではなく、楽しい時間も長く共有し、卒業後も続く一生の仲間ができるとよいでしょう。
© Copyright 2024 ExpyDoc