第1回 松島町長期総合計画策定検討若手プロジェクト会議 摘 録 平成 26 年 9 月 25 日(木) ■開催日時 9 時 00 分~12 時 00 分 ■場 松島町役場 所 3階 大会議室 ■出 席 者 委 員:鈴木幸太郎座長、渡邉奏子職務代理者、千葉繁雄アドバイザー、飯川絵菜委員、 佐藤智哉委員、亀山祐司委員、小野博基委員、樫崎勇祐委員、荒木良委員、 荻野あゆ美委員、舩山智美委員、土井敬太委員、遠田竜司委員、中村智英委員、 大西啓太委員、高橋洵子委員 欠席者:真壁充委員 事務局:亀井企画調整課課長、松村まちづくり支援班班長主査、石田主事、針生主事 中央コンサルタンツ(株) ■次 第 1 開会 2 委嘱状の交付 3 町長あいさつ 4 各委員自己紹介 5 座長選出 6 職務代理者指名 7 議題 ①松島町長期総合計画について ··············· 【資料 1】( 9 時 30 分~) ②若手プロジェクト会議の目的とスケジュール · 【資料 2】( 9 時 40 分~) ~ 休 憩 ~ ( 9 時 50 分~) ③「住みやすいまちづくり」に向けた検討 ····· 【資料 3】(10 時 00 分~) 《ワークショップ形式》 8 閉会 (~12 時 00 分) ■会議の開催状況 1 ■議事要旨 1 開会 (事務局) ・開会あいさつ ・松島町長期総合計画策定検討若手プロジェクト会議設置要綱第 3 条の規定により、大橋 町長から皆様に委嘱状の交付を行う。 2 委嘱状の交付 (町長) ・委嘱状交付 3 町長あいさつ (町長) ・長期総合計画については、分かっているようで分かりづらい部分もあると思う。町の行 政を行う際には、基本的な枠組みが必要である。長期総合計画というのは町の姿をイメ ージし、それに近づくために普段の仕事をするということ。目標となるものが素晴らし い未来であるべきである。そのためには 10 年 20 年後の松島の姿を考える。そのとおり にならないこともあるが、そのときは反省をしなければならない。そのためにも町民の 前に決まった枠組みを提示する必要があり、それを作っていくのが総合計画である。し かし、10 年 20 年過ぎると世の中変わってしまうので、20 年先を見つめて 10 年後の計画 をつくるということで考えている。より良い計画を作るには、総合計画審議会や策定検 討委員会、庁内委員会、若手プロジェクト会議がお互いに情報交換をする必要がある。 この会議はその中でも一番若い。年齢に関係なく人それぞれの意見があるが、若い世代 特有の意見を出していただきたい。自己規制せずに発言していただければと思う。日々 の業務の延長がこの計画なので、それをベースに実現する手段も踏まえて活発な議論を 期待する。 4 各委員自己紹介 (アドバイザー) ・広い知見は持っていないが、これまで松島で過ごした経験を生かして助言ができればと 思う。 (委員) ・23 年間松島に住んでいて分からないことが多く、今の仕事についてから知ったことが多 い。勉強だと思って参加させていただく。 2 (委員) ・牡蠣養殖をやっている。少しでも力になれればと思う。 (委員) ・仕事柄、町内を回るがまだまだ分からないことが多く、若手の皆さんと話せることが楽 しみである。 (委員) ・震災後観光客が減っているが、皆さんの意見を聴いて観光を発展させていきたい。 (委員) ・高城で割烹料理屋を営んでいる。今回は勉強がてらお話を聴きたい。高卒で一度松島を 離れて、戻ってきて家業を継いだ。外を見てきた部分と地元の部分は全然違う部分もあ り、自分がこれから住んでいく町について話していければと思う。 (委員) ・色々経験してきたことをまちづくりのほうにも活かしていければと思う。 (委員) ・結婚してから松島に住むようになった。不便は感じていないが、より良いまちづくりを していければと思う。 (委員) ・七ヶ浜に住んでいるが、外部から見た松島を言えればと思う。 (委員) ・山形出身で、外から来て感じたことを言えればと思う。 (委員) ・生まれも育ちも仙台で今も仙台に住んでいる。この機会に松島に関する知識を深められ たらと思う。 (委員) ・高齢化が進む中、町としても要点となる場所にいると思う。そういう面で意見を交換し たいと思う。 (委員) ・まちづくりに関して民間の方とお話できる機会はなかなかない。貴重な機会になると思 っている。 3 (委員) ・住宅問題や 45 号線の渋滞など、町民の生活を含め観光が関わってくるところが多いと思 う。勉強させていただければと思う。 (委員) ・今年入庁したばかりで、松島町という意味では初心者である。新しい目線から意見が言 えればと思う。 (委員) ・昨年までは健康長寿課高齢者支援班にいて、高齢者が増えていく部署だったが、今年は 逆に教育委員会で子どもが減っていく現状を目の当たりにしている。国でも教育関係で 方針が変わりそうだが、国と松島の現状を見据えながら参加したい。 (事務局) ・続いて事務局職員の紹介をする。 (事務局) ・事務局職員の紹介 ・町長退席 5 座長選出 (事務局) ・座長選出 (座長) ・活発に意見を出してこれからのまちづくりをしていきたいと思う。皆さんよろしくお願 いする。 6 職務代理者指名 (事務局) ・職務代理者指名 (職務代理者) ・皆さんのご協力を頂きながら進行できるように頑張りたい。よろしくお願いする。 4 7 議題 ① 松島町長期総合計画について ・松島町長期総合計画について、計画の位置付けや計画の構成、基本構想と第 3 次基本計 画の主要事業、計画の策定方針と策定体制などの説明を行った。 ・今回、委員から出た意見・質問とそれに対する回答を以下に示す。 (1)長期総合計画の策定日はいつか?(鈴木座長) ⇒平成 28 年の 3 月に議会で議決を頂き、最終的な策定とする。 ②若手プロジェクト会議の目的とスケジュール ・若手プロジェクト会議の目的やスケジュール、各回の検討内容の説明を行った。 ③「住みやすいまちづくり」に向けた検討《ワークショップ形式》 ・ワークショップの目的やマナー、全体スケジュール、目標などの説明を行った。 ・上記の説明後に、2 グループに分かれて、 「松島の住みやすさ(良いところ)」 「松島の住 みにくさ(悪いところ)」「安心して住み続ける(町外の人が住みたくなる)ために必要 なものは?」の 3 分野について話し合い、ワークシートにまとめた。最後に各グループ の代表者がそれぞれのグループの意見を整理し、発表を行った。 ■ワークショップの様子 5 ④ワークショップ意見まとめ ・ワークショップで出た意見の概要を以下に示す。 《松島の住みやすさ(良いところ)》 区 分 Aグループ ①松島の住みやすさ (良いところ) 意 見 《交通》 ・ 電車(駅)の充実 ・ 仙石線・東北本線ともあり、アクセスしやすい ・ 駅が多くて移動しやすい ・ 交通が便利(JR) ・ 県の中央部分に位置している 《自然・観光》 ・ のどか ・ 海・山とも充実している ・ 自然が豊富 ・ 景観がきれい ・ 古い文化を残している ・ 観光地として知名度がある ・ 日本中どこでも分かってもらえる「松島」というネー ムバリュー ・ 観光地のためイベントが多い 《施設・支援》 ・ 教育環境の充実 ・ 元気な高齢者が多い ・ 高齢者支援の充実 ・ 便利な施設が密集している(スーパー、銀行、駅、病 院、役場など) ・ スポーツ施設が充実している 《人》 ・ 人が温かい(特に農村) ・ 地域の方々との交流が深い ・ 色々な業種の人がたくさんいるため、住民の方が仕事 を頼みやすい 《その他》 ・ お米や野菜が美味しい 6 区 分 Bグループ ①松島の住みやすさ (良いところ) 意 見 《交通》 ・ 交通の便が良い(JR や有料道路など)(2 名) ・ 駅が近い ・ 仙石線と東北本線の 2 路線がある 《自然環境・生活環境》 ・ 空気がきれい(2 名) ・ 自然が多い(2 名) ・ 海が近く眺めが良い ・ 海、川、山がある ・ 住宅地が静か(観光地とのメリハリがある) 《景観》 ・ 知名度が高い ・ 日本三景ということもあり、景色が良い ・ 友人などおもてなしができる(日本三景) 《安心・安全》 ・ 死亡事故が少ない ・ 不審者が少ない(塩釜地区内) 《歴史文化》 ・ 歴史的な建物が多い ・ 歴史的な施設がある 《福祉》 ・ 町営バスが 70 歳以上無料 《教育》 ・ 子どもの教育に力を入れている ・ 留守宅保育が夜 7:00 までと利用しやすい 《人》 ・ 人柄が良い 《産業》 ・ カキが採れる ・ 観光地ということで海産物のおろし先がある 7 《松島の住みにくさ(悪いところ)》 区 分 Aグループ ②松島の住みにくさ (悪いところ) 意 見 《公共交通・道路》 ・ 何をするにも車が必要(特に高城以外の住民)(2 名) ・ 道路が狭く、車でのすれ違いしづらい(磯崎) ・ 歩道がデコボコしている(磯崎) ・ 居住区の道路が狭い(磯崎) ・ バスが少ない(ダイヤが悪い) 《渋滞》 ・ 渋滞が多い(3 名)(松島海岸周辺、松島北 IC 周辺、 松島町愛宕交差点付近) ・ 土日祝に混み合う 《店》 ・ 町内に大きな店が少ない ・ 買い物に行く場所が少ない(2 名) ・ 最低限の買い物は町内でできるが、最低限でしかない ・ 夜遊びができない(店・施設など) ・ 店が早く閉まる ・ 観光地は夜真っ暗で楽しめない 《施設・医療》 ・ 障がい者の方の就労、自立支援がまだまだ ・ 教育の選択肢が無い(幼児期) ・ 医療関係が不足している ・ 教育(子ども)に関してちょっと劣る ・ スポーツ施設に比べて文化施設はあまり整備されて いない 《若い人》 ・ 若い人が少ない(子育てをしたくても共有できる人が 少ないからやりづらい) ・ 担い手がいない(産業、漁業どちらも) ・ 子どもが少ない ・ 他から移住してくる場所が限られている ・ 高齢者が多い 《その他》 ・ 電波が届かない場所がある(幡谷地区一体、湯の原温 泉~高城の町道沿い) ・ 町内の人が松島の魅力を知らないし話せない 8 区 分 Bグループ ②松島の住みにくさ (悪いところ) 意 見 《公共交通》 ・ JR は充実しているが本線がすぐ止まる ・ 仙石線の本数が少ない(2 名) ・ 公共のバス路線は便数・経路の充実が必要 ・ 車が無いと大変 ・ 駅から遠いと移動が不便 《道路交通》 ・ 45 号の渋滞が多い ・ 信号が海岸地区にあまり無い ・ 松島海岸駅周辺の交通が不便 ・ 海岸線の交通量が多い 《店舗》 ・ 買い物ができる場所が少ない(5 名) ・ 店舗が減っていく一方 ・ 店舗の営業時間が短い 《施設》 ・ アパートが少ない ・ 役場から他の施設が遠い ・ 病院が少ない ・ 図書館がない ・ 美術館、博物館などがない(観光地なのに) ・ 公園(グリーン広場など)が活用されていない 《防災・防犯》 ・ 防災無線の整備拡充(聞こえない区域がある) ・ 街灯が少なく暗い(2 名) ・ 船からの燃料泥棒がある 《子育て》 ・ 子育て環境が整備されていない ・ 子どもが遊べる場所が少ない 《産業・観光》 ・ 飲食店の営業時間が短い ・ 松島ブランドの食品が少ない ・ 海や川(資源)が有効活用されていない ・ イベントも減っている(花火・お茶会) ・ 温泉が出ているのに町民が気軽に入れる日帰り温泉 がない 《その他》 ・ 川が汚い(高城川) ・ 異臭のする場所がある ・ 町中にたくさんゴミが落ちている 9 《安心して住み続ける(町外の人が住みたくなる)ために必要なものは?》 区 分 意 見 Aグループ ③安心して住み続ける(町 《文化財》 外の人が住みたくなる)た ・ 文化財保護の地域の縮小(規制緩和する) めに必要なものは? 〈文化財規制区域内における商業〉 ・ 商店街の整備 ・ 商業施設、商店街の充実(2 名) 〈文化財規制区域内における職場〉 ・ 働く場所(新規の人たち)(2 名) ・ 働ける環境を整える(子育てしながらも) ・ 二次産業(加工場) ・ 一つの分野に特化(農業、漁業など) 《住環境》 ・ 安全な住環境(防災、防犯、交通安全) 《施設・医療》 ・ 私立の幼稚園 ・ 子ども(若者)にとっての医療施設がもっとあれば ・ 教育機関を建てる(大学等) ・ 松島北中学校をくぬぎ台につくる ・ 子どもから高齢者まで交流できる環境整備(施設・イ ベント) 《行政のバックアップ》 ・ 免税、減税、教育費・医療費免除などの支援 ・ 子育て世帯への補助金など ・ 20 歳以下医療費無料 ・ 農業、漁業への補助制度の改革 《その他》 ・ 町内 2 分化(観光地「松島」エリア、居住地「松島町」 エリア) ・ バスの充実 ・ 高齢者が地域の保育、教育に携われる環境整備 10 区 分 意 見 Bグループ ③安心して住み続ける(町 《店舗》 外の人が住みたくなる)た ・ 店舗を増やす(商店街、観光地を含め) めに必要なものは? ・ 商業施設の充実 ・ 買い物できる場所を増やす(3 名) ・ 文化財の規制緩和 ・ 松島の食材を増やす(安心安全な食品、地産地消) 《公共交通》 ・ 公共交通機関の充実 ・ 電車の本数を増やす ・ 交通の便をよくする 《子育て・医療》 ・ 子育て世帯への支援(環境)を充実させる ・ 病院を増やす 《景観》 ・ 松島の景観を維持していく ・ 景観保護対策の強化 ・ きれいなまちにする(町中、道路、川、海など) ↕ ・文化財の規制緩和 ⇔(商業施設の充実) 《交流》 ・ イベントを増やす(町民の方が参加できる) ・ 町民が参加できるイベント 《コミュニティ》 ・ 人との繋がりがある、地域の人と関われる場がある ・ ソフト面を充実させる 《その他》 ・ 公園を有効利用する ・ 防災施設の整備、住民への周知 ・ 人材育成のできる施設をつくる 11
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