ファーマコビジランス・スペシャリスト認定制度について

ファーマコビジランス・スペシャリスト認定制度について
日本薬剤疫学会は、2013 年からファーマコビジランス・スペシャリスト(pharmacovigilance specialist, PVS)
認定制度を発足いたしました。
薬の有効性・安全性は市販されて初めて確立されると言われます。製造販売承認前の治験は、GCP とい
う厳しい規制の下で信頼性を保証する形で行われています。しかし、治験段階では、対象となる被験者数、
被験者の病態、投与期間等は限られています。市販された後は、様々な状況で、多くの患者さんに使用され、
未知の重篤な副作用や判明している副作用もより重篤化することがあります。これら薬の安全性を評価し、リ
スクを最小化することが産官学の関係者に求められます。ファーマコビジランスはこれら一連の活動を示しま
すが、日本では学問的な歴史も浅く、アカデミアでの教育もほとんど行われていません。そこで本学会では少
しでも多くの専門家を養成することの一助とするべく、PVS 認定制度を1つの柱として位置付け、2012 年開催
の学術総会で本制度の実施が認められました。その後具体的な検討を行い、制度の詳細がまとまりました。
過渡的措置による認定をご希望の方は、2015 年 5 月 11 日(月)までに日本薬剤疫学会事務局に認定申請
書及び業務実績に関する書類を書留郵便で提出して下さい。認定された場合には、2015 年 9 月 30 日までに
認定料 3 万円をお振込み下さい。