平成 25 年度 学校関係者評価 結果報告 専門学校 北九州自動車大学校 一 級 自 動 車 整 備 科 二 級 自 動 車 整 備 科 自動車整備士コース 二輪自動車整備士コース 1.学校関係者評価の目的 専門学校 北九州自動車大学校における学校関係者評価は、「専修学校における学校評価 ガイドライン」に則り、以下のことを目的として実施するものとする。 ① 自己評価の評価結果について、学校外の関係者による評価を行い、自己評価結果の客 観性・透明性を高めること。 ② 学生・卒業生、関係業界、専修学校団体・職能団体・専門分野別の関係団体、中学校・ 高等学校等、保護者・地域住民、所轄庁・自治体の関係部局など、専修学校と密接に関係 する方の理解促進や連携協力による学校運営の改善を図る。 2.学校関係者評価委員の構成 学校評価委員は、以下の人員で構成する。 ・実務に関する知識・技術・技能などについて知見のある企業役員 ・業界団体役員 ・卒業生 1名 1名 7名 3.学校関係者評価の実施方法 学校関係者評価委員の皆様には、ホームページ上で公開されている学校情報や必要に応 じて個別に情報提供するなどをして、事前に本校の近況について理解を深めていただいて いる。今回は教育内容や資格対策、募集活動等のテーマをもとに資料を提示し、頂戴した 意見を取りまとめた。 4.学校関係者評価委員からの主な意見 自己点検評価(1)教育理念・目標:学科やコースの教育目標、育成人材像に関して ・入社してすぐ戦力にはなりません。それよりも社会人としてのマナー、言葉遣い、学 ぶ姿勢を学生の間に身につけていただきたい。あとは「我慢」もある程度教える必要 があるのかと思います。 ・恐らくどこのディーラーも、入社して即戦力にはなりません。また、その期待もして いないはずですので基本的な学力はもちろんですが、入社してからの姿勢や大人とし て当たり前のマナー等を教育していただくと有難いです。 ・せめて基礎的なことは身につけた状態で高校を卒業するようにして欲しいです。社会 人になってとても困ると思います。 自己点検評価(2)学校運営:教育活動に関する情報公開に関して ・たまたま他校のフェイスブックを見ましたが、本校の方が圧倒的にたくさんの人が見 ています(10 倍位) 。まだまだ一般的にフェイスブックを見る人は少ないようですが、 今後も続けるべきだと思います。 自己点検評価(3)教育活動:カリキュラムの作成・見直しに関して ・私も想像していたよりも整備の勉強は難しかったです。 ・一級課程において 4 年間勉強して試験に合格できないと就職先でのキャリアにひびく 可能性があるのではないかと思います。本人のことを考えれば一級課程に進む学生に ついては少し厳しい基準を設けたほうがいいのかもしれません。 ・当社に限りますが、まだ HV、EV の車種が少ないので、そこまで必要としていません。 ・基本的な学力はとても大切だと思います。最近はどこのメーカーもハイブリッド車や EV 車などがあるので、色々な機能の車を触っておく事はとても良いと思います。 ・今後、ハイブリッド車や EV 車の市場は拡大していくことが予想されます。それに伴 って学校での教育も非常に重要になってくると思います。 ・新人の教育を行っていると HV 以前に普通のガソリン車のこともよくわかっていない のでは、と思うことが多々あります(一級卒業生も) 。高度な技術については就職して、 ある程度車のことがわかってからでも良いかもしれません。ただ、今現在道路を走っ ている車にどのような技術が使われているかを知る事は必要と思います。 ・まずは基本的な点検や車検整備の技術を充分に身につけさせてやるようにした方が良 いと思います。 ・現在の車両はほとんどが電子制御であり、故障診断は主に電気回路の診断となります が、最近オームの法則やサーキットテスタをよく理解されていない新入社員が多いと 感じます。 ・特に学力の低い学生に対しては、放課後も特別授業などを受けさせて苦手な項目を克 服させていくようにするしかないのかもしれません。 ・欲を言わせていただくと、今ほとんどの車両が電子制御のため、回路図の見方や基本 的な電気の流れを理解して入社してくるとおもしろいかもしれません。 自己点検評価(4)学習成果:資格取得、退学率に関して ・入社してから国家資格の勉強をする暇は恐らくないので、学生の間に徹底して勉強さ せるべき。 ・国家試験に対する意識の差が人によって大きくムラがあるので、試験が間近になって も過去問題の点数さえなかなか上がらない人たちがいました。したがって、早めに過 去問題だけはマスターできるようにした方が良いのではないかと思います。 ・福祉車輌取扱士の資格取得を導入したことについて、福祉車輌に特化しなくても大丈 夫かと。基本的には電気で動くものなので電気の基本が理解できればなんとかなりま す。 ・福祉車輌取扱士はとても良い資格だと思いました。私の住んでいる地域には専門で整 備している工場は少ないですが、持っていて損もないし、就職先も広がるのではない でしょうか。 ・当社でも営業ですが福祉車輌取扱士の資格取得を行っており、販売会社としても力を 入れているところです。 ・これから、益々高齢者が増加し、こういった福祉車輌の必要性が高まるので、積極的 に資格を取得することは大変よいことだと思います。 ・退学率の低減について、車の構造や修理関係のことばかりで難しく、興味がなくなる ような気がします。カスタムや車を扱うなどの話があればもっと楽しくなる気がしま す。 ・興味がなければ勉強意欲も低いものと思いますし、それが現在の学力低下にもつなが っているのではと思います。 自己点検評価(5)学生支援:課外活動に対する支援体制について ・学業ばかりだと元々車に興味がある学生も疲れてくると思うので、息抜きのためにイ ベントなどを多めにするなどが必要と思います。 ・以前のソーラーカーレースのような課外で皆が一致団結して楽しめるようなイベント への参加もいいのではないかと思います。 ・意外とラジコン同好会での活動がとてもよい勉強になります。車の構造や動き、故障 したときの修理など楽しみながら学べると思います。 自己点検評価(6)教育環境:施設・設備、インターンシップ等について 特に意見なし 自己点検評価(7)学生の受入れ募集:学生募集活動について ・オープンキャンパスなどでの体験実習はとてもよいと思っています。できれば参加し た生徒の高校の先輩がついて指導するというのが理想ですね。 自己点検評価(8)財務:財務基盤の安定、会計監査等に対して 特に意見なし 自己点検評価(9)法令等の遵守:専門学校設置基準や個人情報保護法の遵守について 特に意見なし
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