Life_is_Smallプロジェクトの取り組み

Life is Small プロジェクトでは、下記5分野の取り組みを推進し、
スマホ顕微鏡によるミクロ世界の観察を通じて、科学する市民を応援します。
教育:スマホ顕微鏡を用いた教育活動
環境調査:スマホ顕微鏡を用いた観測により、花粉や微生物などの環境調査を行う活動
メディアアート:スマホ顕微鏡で撮影した画像を鑑賞等に発展させる創作活動
観察ツール開発:より効果的な観察手法や撮影技法、さらにミクロ世界に親しむための観察ツールなどの開発
プラットフォーム:ミクロ世界の観察を行う市民科学者のための、国際的なプラットフォーム構築
【教育】 屋内および野外におけるスマホ顕微鏡を使った観察活動のプログラム化
竹下 陽子 (お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンター 特任講師)
従来、 教育界におけるタブレット型端末の活用は、 電子教科書やオンラインの映像コンテンツの閲覧にとどまってい
ましたが、 観察するツールとして用いることによって、 効果的 ・ 効率的な観察プログラムを展開できると考えます。
この取り組みにより、 写真や映像ではない “本物” を見せるツールとしてタブレット型端末を活用する方法の提案とそ
の実践、 それによる効果を明らかにします。 さらに、 学校教員にとって観察学習の課題である準備時間の短縮につ
ながるだけでなく、機器の特徴を活かした広く汎用性のある学習スタイルを提案します。学校教育に導入しやすいよう、
安価な観察設備の実現を目指します。
【教育】 デザインを切り口としてサイエンスの魅力を伝えるワークショップの開催
出村 沙代 (北海道大学高等教育推進機構科学技術コミュニケーション教育研究部門 博士研究員)
マトリョーシカを使って身近に存在する 「いり子構造」 の生物や自然について体験的に学び、 サイエンスの 「気づき」
を引き出すワークショップを開催します。 例えば視点を 「森→木→葉→細胞」 とミクロな世界へと移す際にスマホ顕
微鏡を活用して自分の目で葉や細胞など Small な世界を観察してデザインします。 これまで顕微鏡の持ち込みづらさ
を理由に既存の写真や画像しか使えなかった場所 (屋外や施設など人の集まる空間) へスマホ顕微鏡を取り入れ
ることで、 自由に持ち運んだり撮影記録できる特性を活かした参加者自らの学びの空間を広げます。
【教育】 科学する心と視点を持った市民の育成
長澤 友香 (静岡科学館る ・ く ・ る 館長 )
静岡科学館る ・ く ・ るの科学コミュニケーターが、 スマホ顕微鏡を活用して市民の日常生活の中における 「もっと良
く知りたい」 「もっと詳しく観察したい」 という、 科学する心と視点を育成します。 私たちのグループの中には、 静岡
科学館職員 ・ ボランティア (サイエンス ・ ナビゲーター)、 小中学校教員、 環境学習指導員など、 様々な立場、
所属のメンバーがおり、 個々の主体でスマホ顕微鏡を無理なく効果的に使う実践を重ねることで、 多様な年齢層の
市民の科学する心 (探究心) やミクロな視点を育成することが可能になります。
【環境】 スマホ顕微鏡による花粉観察
寺田 勉 (防府市青少年科学館ソラール 館長)
定量観察法、 観察ノートなどを含むプロトコルのアプリを開発し、 花粉観察ネットワークの構築と情報発信を行います。
花粉症の方の自己管理、 測定仲間の交流、 その測定情報の発信に関わることを通して、 ミクロの世界に関心を持っ
てもらうことを目標とします。 また、 学校教育、 特に理科教育とICT情報教育の分野へ展開させます。 小中学校の
理科授業でスマホ顕微鏡活用を提案することで、 顕微鏡としての機能だけでなく、 静止画や動画をICT教育とも絡
めた展開ができる点で、 学校現場が求めている先導的 ・ 先進的な教育のひとつの姿として広く普及させていきます。