国際技術協力等に関する包括連携協定書

国際技術協力等に関する包括連携協定書
北九州市(以下、
「甲」という。
)と新日鉄住金エンジニアリング株式会社(以下、
「乙」という。)
とは、それぞれが保有する経験・技術・ノウハウを活かし、海外における環境・エネルギー問題
の解決に連携して取り組むにあたり、以下のとおりこの協定(以下、「本協定」という。)を締結
する。
(目的)
第1条 甲は、日本の高度経済成長を支えた一大工業都市として発展した北九州地域において発
生した大気汚染や水質汚濁をはじめとする公害を先進的な手法で克服し、その技術、経験、ノ
ウハウを利活用することで、環境国際協力や資源循環社会づくりに広く貢献してきた。
また、「グリーン成長都市」として平成22年 6 月にアジア低炭素化センターを開設し、
廃棄物・リサイクルや上下水道、エネルギー、環境対策などに加え、まちづくりの要素を
盛り込んだ総合パッケージ輸出、いわゆる「グリーンシティ輸出」を推進している。
一方、乙は、北九州に根ざして発展してきた新日鐵住金グループの中核事業体として、廃棄
物の処理やリサイクル、土壌・地下水浄化、省エネルギー、温室効果ガス削減などの技術を通
じて低炭素化・資源循環型社会の実現に貢献しているが、近年はそれら技術を海外に普及させ
ることを企図している。また、北九州地域における公害の克服などを通じて甲と長きにわたり
連携してきた実績がある。
本協定は、甲の持つアジア諸都市との強い絆やまちづくりのノウハウと乙の持つ優れた環
境技術や高度なプロジェクトマネジメントなど、双方の強みを活かしながら、環境・エネ
ルギービジネスに関する海外プロジェクトを推進するにあたり、必要と認められる事項を定
めることを目的とする。
(連携協定の内容)
第2条 本協定において甲と乙が包括的に連携する内容は、以下のとおりとする。
(1)双方は、環境・エネルギー分野において、アジア地域での新たなプロジェクトの創
出や効果的な技術輸出を図るため、環境技術や現地情報などに関する積極的な情報交
換を行う。
(2)甲との連携により、乙が取り組むプロジェクトの推進にあたって、双方はそれぞれ
の窓口を定め、案件の形成からプロジェクトのマネジメントに至るまで、相互に協力
する。
(3)双方は、アジア地域での環境・エネルギービジネスの拡大・深化を図るため、新し
いビジネスモデルの形成や総合パッケージ輸出のあり方などについて、調査・研究す
る。
(4)各前号に掲げるもののほか、双方が別途合意する事項
(費用の負担)
第3条 甲及び乙は、書面による別段の合意のある場合を除き、本協定の履行に要する費用を各
自負担する。
(秘密保持)
第4条 甲及び乙は、本協定の履行の過程において書面により開示を受けた相手方の情報につい
て、相手方の事前の書面による承諾を得ることなく、第三者に開示又は漏洩し若しくは本協定
の目的以外の目的で使用してはならない。但し、次の各号の一に該当する場合は、この限りで
はない。
(1)法令等又は裁判所若しくは官公庁の命令に従って開示を要求されたもの
(2)相手方から知得する前に既に公知であるもの
(3)相手方から知得した後に自らの責めによらずして公知となったもの
(4)相手方から知得する前に既に自らが所有していたもの
(5)正当な権限を有する第三者から、合法的な手段により秘密保持義務を負うことなく取得
したもの
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前項に定める義務は、第6条に定める有効期間が満了した日から2年間、なお有効に存続
する。
(協議)
第5条 甲及び乙は、国内外の法令を遵守するとともに、本協定に定めのない事項、又は本協定
の解釈に疑義が生じた場合には、甲及び乙は誠意をもって協議の上、これを解決するものとす
る。
(有効期間)
第6条 本協定の有効期間は、本協定締結の日から3年間とする。但し、有効期間が満了する日
の1か月前までに、甲乙いずれの当事者からも書面による本協定終了の意思表示がない場合は、
本協定は同一条件をもって更に1年間継続するものとし、以後も同様とする。
本協定の成立を証するため、本書2通を作成し、甲乙それぞれ署名の上、各1通を保有するも
のとする。
平成27年3月19日
北九州市
市
新日鉄住金エンジニアリング株式会社
長
北
代表取締役社長
橋
健
治(サイン)
高
橋
誠(サイン)