エグゼクティブコースパンフレット [ 798.66KB ]

エグゼクティブコース
「スポーツを通してみる日本」
【テーマ】
全6回 時 間…18:30∼20:30
受講料…30,000円「軽食付」
( 同窓生割引24,000円
)
※他の優待との併用は出来ません。
定 員…40名
会 場…東京丸の内キャンパス
「スポーツを通してみる日本」
2013年9月IOCのロゲ会長(当時)が「TOKYO」
と宣
このように、
スポーツを通してみると、私たちの社会はど
言し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催
のように見えるのか? 皆さんと一緒に考えたいと思い
が決まった時、皆さんのお気持ちはどうでしたか?様々
ます。
な思いがあるなかで、
「うれしい!」
「よかった!」
と素直に
喜んだ人は多かったと思います。
オリンピックに限らず、
野球、サッカー、テニスなどスポーツに夢中になる人は
少なくありません。今回の丸の内講座は、
このスポーツ
に焦点を当て、そこから日本を考えてみたいと思いま
す。
私は2008年の北京、2012年のロンドンでオリンピックの
取材をしましたが、それぞれのお国柄が出て、
とても興
味深いものがありました。オリンピックを国威発揚の手
段としてもとらえている中国。パラリンピックに対する市
民の関心が高いイギリス。それでは、
スポーツ全般を取
り巻く日本の環境はどうでしょうか?
選手の立場で考えるとき、選手の育成にあたっての課
題は? 選手生活に不安はないのか? 現役引退後の
生活は? いろいろな課題が見えてくると思います。
一方で、市民がスポーツに親しむ際、その現状はどうで
しょうか? さらに、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に
向けて、
どのような課題があるのでしょうか?
丸の内講座 監修
関西学院大学教授
NEWS ZERO メーンキャスター
村尾 信尚
村尾信尚プロフィール
1955年
岐阜県高山市生まれ
1974年3月 岐阜県立斐太高校卒
1977年10月 国家公務員上級試験(経済)合格
1978年3月 一橋大学経済学部卒
1978年4月 大蔵省入省 関税局企画課
1980年9月 大臣官房調査企画課
1981年7月 大臣官房付(外務研修)
1982年5月 外務省在ニュー・ヨーク日本国総領事館副領事
1985年7月 大蔵省理財局国庫課課長補佐
1987年7月 主計局総務課課長補佐
1988年6月 主計局主計官補佐(公共事業第二係主査)
1990年7月 理財局資金第一課課長補佐
1993年7月 大臣官房企画官兼理財局資金第一課
1995年7月 三重県総務部長(1998年4月から総務局長)
1998年7月 大蔵省主計局主計官(外務、通産、経済協力係担当)
2000年7月 主計局主計官(外務、経済協力、経済産業係担当)
2000年8月 理財局資金第二課長
2001年1月 財務省理財局計画官(内閣・財務、厚生労働・文部科学、
経済産業、国土交通係担当)
2001年7月 財務省理財局国債課長
2002年7月 環境省総合環境政策局総務課長
2002年12月 環境省退官
2003年10月 関西学院大学教授
2006年10月 NEWS ZERO(日本テレビ系列)
メーンキャスター
著書
「無名戦士たちの行政改革∼WHY NOT の風∼」
(村尾信尚・監修)関西学院大学出版会(2007年)
「日本を変えるプランB」
(村尾信尚・責任編集)関西学院大学出版会(2005年)
「「行政」
を変える!」講談社現代新書(2004年)
「役所は変わる。
もしあなたが望むなら」淡交社(2001年)
「動きだした地方自治体改革」
(村尾信尚、森脇俊雅共著)関西学院大学出版会(1999年)
3
エグゼクティブコース
「スポーツを通してみる日本」
【テーマ】
4
16(木)
北澤 豪
Kitazawa Tsuyoshi
公益財団法人 日本サッカー協会理事
元サッカー日本代表 サッカー解説者
日本フットサルリーグCOO補佐 JICAオフィシャルサポーター
サッカーを通じて明るい未来を与え、サッカーの普及・発展につなげたい
スポーツを通じて表現すること、
協力すること、
努力すること
それらのすべてが人間を大きくし、
いずれ国をも成長させていく力になるのだ。
5
21(木)
二宮 清純
中学時代は読売サッカークラブ・ジュニアユースに所属。修徳高校卒業後、本田技研
工業株式会社に入社。海外へのサッカー留学・日本代表初選出を経て、読売クラブ
(現 東京ヴェルディ)
で活躍(J1リーグ通算264試合)
日本代表としても多数の国際試
合で活躍した
(日本代表国際Aマッチ 59試合)。03年現役を引退。現在は、
日本テ
レビ系「NEWS ZERO」
「シューイチ」
NHK Eテレ
「やさいの時間」にレギュラー出演
中。
また、
社会貢献活動にも積極的に取り組み、
サッカーを通じて世界の子ども達を支
援できる環境作りを目指している。
(財)
日本サッカー協会理事、
(財)
日本サッカー協会国際委員、
日本フットサルリーグ
(F
リーグ)
COO補佐JICAオフィシャルサポーターとしてサッカーのさらなる発展・普及に
向けての活動を定期的に行っている。
主な著書
「父親というポジション」中央公論新社
「サッカーが子どものこころを育てる」実業之日本社
「親子で上手くなろう 北澤豪の
『サッカーの教え方』教えます」小学館
1960年
愛媛県生まれ
スポーツ紙や流通紙の記者を経て、
フリーのスポーツジャーナリストとして
独立
1999年6月 インターネット
・マガジン
「Sports Communications」
を設立
2000年
株式会社スポーツコミュニケーションズ 代表取締役
東北楽天ゴールデンイーグルス経営評議委員
日本サッカーミュージアムアドバイザリーボード委員
Ninomiya Seijun
スポーツジャーナリスト
株式会社スポーツコミュニケーションズ 代表取締役
勝つためのキーワードは「準備力」だ。北京五輪では、
金メダルを獲得した女子ソ
フトボール日本代表が盛り上がった。
スタジアムは外野の照明がまぶしかった。指
揮官はそれに対応したサングラスを事前に用意させ、選手が着用して鉄壁の守
備を支える結果を生み出した。
日本の女子ソフトが今後も生き残るためには勝つし
かなかった。
だからこそ、
徹底的にリスクになるものを探した。優れたリーダーは終
わってから言い訳をしない。
しっかりと準備しているからだ。
勝敗を分けるのは、
わずかな差。最後は運であっても、
それをつかむ能力のある
人が勝つ。
「人事を尽くして天命を待つ」は負けるリーダーの言葉。勝つリーダー
ならば「人事を尽くして天命を
『もぎ取る』」だろう。勝利とは執念と準備力でつか
みとるものである。
6
18(木)
橋本 聖子
主な著書
『スポーツ名勝負物語』
(講談社現代新書)
『勝者の思考法』
(PHP新書)
『スポーツを
「視る」技術』
(講談社現代新書)
『変われない組織は亡びる』
(河野太郎議員との共著・祥伝社新書)
『プロ野球「衝撃の昭和史」』
(文春新書)
『プロ野球 名人たちの証言』
(講談社現代新書)
『プロ野球の名脇役』
(光文社新書)
1964年
1990年
1992年
1996年
2020年オリンピック・パラリンピック東京大会により、経済効果がもたらされるだけでは
なく、
自然や環境、
エネルギーなどの問題をクリアするための新しい科学技術が進
展するでしょう。健康や生涯スポーツに対する意識も変わり医療費の削減に資する
など、
これからの国づくりの勢いも増すはずです。
震災から4年が過ぎましたが、一番難しいのは心の復興です。夢と希望、
そして感
動のオリンピック・パラリンピックを子供達にしっかりとした姿で示すこと、
それが私達
の責務です。
これを好機として人づくり、
引いては街づくりを行ってまいる所存です。
4
1995年
2000年
2003年
2008年
2012年
2013年
10月5日北海道勇払郡早来町生まれ
世界選手権出場(スピードスケート)
総合銀メダル獲得(日本人初)
冬季オリンピック・アルベールビル大会出場(スピードスケート)
1500m銅メダル獲得(日本人女子初)
夏季オリンピック・アトランタ大会出場(自転車競技) この大会を最後に現役選手を引退
オリンピック・サラエボ大会に初出場以来、
冬季(スピードスケート)
・
夏季(自転車競技)
オリンピック7回出場は、
日本人最多記録
参議院議員自由民主党比例代表区に当選
北海道開発総括政務次官 (9月)
自由民主党副幹事長
(11月)
自由民主党北海道支部連合会 会長
外務副大臣 参議院自由民主党政策審議会 会長
参議院議員自由民主党比例代表区に当選(4期目)
【現 職】
・自由民主党2020年オリンピック・パラリンピック東京大会実施本部 本部長
・公益財団法人日本オリンピック委員会 常務理事 16(木)
鳥内 秀晃
1982年
1982∼84年
1985年
1986年
1992年
2014年∼
関西学院大学文学部卒業、
卒業と同時にアメリカにコーチ留学
南オレゴン州立大学
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
関西学院大学アメリカンフットボール部守備コーディネーター
関西学院大学アメリカンフットボール部監督
西宮市スポーツ推進審議会委員
Toriuchi Hideaki
関西学院大学体育会アメリカンフットボール部監督
2011年から2014年まで、
全日本大学選手権 甲子園ボウル 4連覇を果たすことが
できました。
「毎年メンバーが入れ替わる学生スポーツで、
どうやって戦力を維持し
ているのか?」を聞かれることが多いのですが、維持する のではなく、
その年の
状況で「最大限の力を発揮するにはどうすれば良いのか」
を考えています。私の
これまでの経験から、
学生スポーツにおける指導者の役割について考えてみたい
と思います。
8
12(水)
伊藤 数子
Ito Kazuko
特定非営利活動法人STAND 代表理事
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 顧問
「すべての人が好きなスポーツをする社会へ」
毎年、小学校1年生に「将来の夢」を聞いたアンケート結果が発表されます。最近は
男の子の第1位はスポーツ選手、女の子も7位に入ります。
これは障害のない子の結
果です。では、障害のある子どもたちに同じ質問をしたら・
・
・。
10位以内にスポーツ選
手が入ることはありません。障害があってもできるスポーツがたくさんあり、そのトップア
スリートがどんなにかっこいいかを知らないからです。障害があってもなくても、
たくさ
んの選択肢の中から、
とびっきりの将来の夢を選べる社会に。パラリンピック開催はそ
の絶好の機会です。
9
Hashimoto Seiko
参議院議員
自由民主党2020年オリンピック・パラリンピック東京大会実施本部 本部長
7
17(木)
中村 英正
Nakamura Hidemasa
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 CFO
事務総長室長 企画財務局長
1991年金沢市にて企画会社パステルラボ設立。代表取締役。車いす陸上競技の観
戦が契機となり、
2003年から電動車椅子サッカーなど競技大会のインターネットライブ
中継を開始、誰もが明るく豊かに暮らす社会を実現するための「ユニバーサルコミュ
ニケーション活動」のため2005年NPO法人STANDを設立し障害者スポーツ事業を
本格始動させる。
「総務省u-Japanベストプラクティス」ほか多数受賞。現在、
ウェブサ
イト
「挑戦者たち」の編集長として障害者スポーツの魅力を配信。
また、
スポーツイベン
トや体験会も開催している。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会顧問、総務省
情報通信審議会専門委員、
日本パラリンピアンズ協会アドバイザーなども務める。
主な著書 「ようこそ、障害者スポーツへ パラリンピックを目指すアスリートたち」廣済堂出版 2012年8月
「大学は地域を活性化できるか」共著/中央経済社 2005年
1967年
1991年
1995年
2001年
2009年
2014年∼
スイス・ジュネーブ生まれ 東京育ち
東京大学法学部卒業、
大蔵省入省
ハーバード大学ケネディスクール卒業
在ワシントン日本国大使館一等書記官
在パリOECD勤務
東京2020組織委員会
主な著書
「OECDで活躍する人達」月刊誌ファイナンス2012年1月∼5月号に連載
「コーポレートファイナンス 上下巻」
ブリーリー・マイヤーズ・アレン著 日経BP社 共訳
オリンピック・パラリンピック大会まで5年です。
これは「2020年」に「東京」で行われる
「スポーツ」の大会ですが、様々な面で大きな広がりがあるイベントとしたいと考えて
います。
単に「スポーツ」だけでなく、
この機会に日本の誇る文化、教育、経済、
テクノロジ―を
世界にPRをしたい。単に「2020年の夏」が盛り上がるだけでなく、2020年の後の東
京を日本・東京にレガシーを残したい、それに向け、
リオが終わる2016年から取り組み
を開始したい。
「東京」だけでなく、
オールジャパンで盛り上げていきたい、世界にもポ
ジティブなインパクトを与えたい。
世界の目が東京に注がれるこの機会を、
日本にとってのポジティブ・カタリストとするた
め、組織委員会がどのような活動を行っているかをお話しします。そして、
オールジャ
パンでどう盛り上げていくのか、みなさんのアイディアも頂きたいと思っています。
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