00_東経大学会誌 現代法学 第28号_宮﨑教授_略歴

宮﨑良夫教授略歴および主な研究業績
氏 名 宮﨑 良夫(みやざきよしお)
東京経済大学現代法学部教授
生 年 1944年
【略 歴】
〈学歴〉
1967年 3月 東京大学法学部Ⅰ類卒業〔法学士〕
1989年 6月 同 大学院法学政治学研究科の学位授与〔法学博士〕
(論文博士)
〈職歴〉
1967年 4月 東京大学社会科学研究所助手(〜1973.4)
1973年 4月 同 社会科学研究所助教授(〜1990.3)
1973年 6月 東京大学大学院法学政治学研究科担当(公法学専攻)
(〜2000.3)
1976年 8月 フンボルト財団によりエアランゲン・ニュルンベルグ
大学法学部留学(〜1978.7)
1990年 4月 東京大学社会科学研究所教授(〜2000.3)
1993年 4月 ベルリン自由大学東アジア研究所客員教授
(〜1993.9)
1994年 8月 ミュンスター大学法学部客員研究員(〜1994.10)
2000年 4月 東京経済大学現代法学部教授(現在に至る)
2004年 4月 同 現代法学研究科委員長(〜2006.3)
2005年 6月 学校法人東京経済大学 評議員(〜2006.3)
2006年 4月 東京経済大学現代法学部長(〜2010.3)
2007年 4月 同 理事・評議員(〜2008.3)
2008年 4月 学校法人東京経済大学 評議員(〜2009.3)
2009年 4月 学校法人東京経済大学 理事・評議員(〜2010.3)
〈併任〉
1978年 4月 国税庁税務大学校講師(〜2014.4)
1978年 4月 明治大学法学部非常勤講師(〜1976.3)
1978年 4月 上智大学法学部非常勤講師(〜1976.3)
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宮﨑良夫教授略歴および主な研究業績
1979年 4月 立教大学法学研究科非常勤講師(〜1983.3)
1980年 4月 成蹊大学法学部非常勤講師(〜1981.3)
1983年 4月 早稲田大学法学部非常勤講師(〜1991.3)
1988年 4月 名古屋大学法学研究科非常勤講師(〜1988.9)
1988年 4月 北海道大学法学研究科非常勤講師(〜1988.9)
1997年 4月 一橋大学法学部、法学研究科非常勤講師(〜2000.3)
2007年 4月 駿河台大学法科大学院非常勤講師(〜2008.3)
〈公務員研修担当〉
通産省職員研修所、労働省職員研修所、建設省職員研修所、東京都職員研修所、
神奈川県職員研修所、埼玉県職員研修所、茨城県職員研修所 東京都市町村
職員研修所ほか入間市等の各市での職員研修
〈その他の履歴等〉
2001年3月 日本弁護士連合会に登録(東京弁護士会所属)
2003年7月 日本学術会議第 19 期会員(〜2005.9)
2004年6月 東京大学名誉教授の称号授与
2014年5月 東京経済大学名誉教授の称号授与
【所属学会】
日本公法学会、全国憲法研究会、民科法律部会、日本民主法律家協会、日独
法学会
【主な研究業績】
詳細な業績目録は、宮﨑良夫先生古稀記念論文集(2014 年 2 月、日本評論社)
の末尾附録に掲載されている。ここでは主要業績のみを掲載する。
著 書
『地方自治法の論点』共著 有斐閣 1982 年 8 月
『行政訴訟の法理論』三省堂 1984 年 7 月
『法治国理念と官僚制』東京大学出版会 1986 年 11 月
『行政法学の現状分析』共編 勁草書房 1991 年 7 月
『行政争訟と行政法学』弘文堂 1991 年 12 月
『行政争訟と行政法学(増補版)
』弘文堂 2004 年 9 月
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現代法学 第 28 号
論 文
「行政国家における営業の自由(1)
(2)
『社会科学研究』23 巻 3 号 111 頁,
」
同巻 5・6 号 189 頁 1972 年 10 月,1973 年 3 月
「『営業の自由』と営業警察」高柳信一・藤田勇編『資本主義法の形成と展開 2』
東京大学出版会 1 頁 1972 年 12 月
「プロイセンにおける官府裁判(Kammerjustiz)
」
『社会科学研究』24 巻 5・6
合併号 1 頁 1973 年 3 月
「『法治国』の理念と現実─プロイセン官僚制法治主義の特質─(1)
(2)」
『社会科学研究』25 巻 2 号 52 頁、26 巻 1 号 1 頁 1974 年 2 月、1974
年 11 月
「警察規制と公害規制」法学教室(第 2 期)6 号 156 頁 1974 年 9 月
「ドイツ連邦共和国の行政裁判制度改革─ナチス体制からボン基本法にか
けて─」東京大学社会科学研究所編『戦後改革 4 司法改革』東京
大学出版会 359 頁 1975 年 7 月
「文化財保護法の改正について」『ジュリスト』593 号 47 頁 1975 年 8 月
「文化財保存訴訟と国民の訴えの利益」
『歴史評論』305 号 1975 年 9 月
「ナチズムと行政法学」東京大学社会科学研究所編『ヨーロッパの法体制』
東京大学出版会 65 頁 1979 年 4 月
「ナチス支配下の憲法状況」
『社会科学研究』31 巻 3 号 86 頁 1979 年 11 月
「行政権と司法権─司法権の限界論の問題点─」北野弘久・兼子仁編『市
民のための行政争訟』勁草書房 2 頁 1981 年 1 月
「訴えの利益論─伊場遺跡判決によせて─」1980 年 2 月 『ジュリスト』
710 号 41 頁 1980 年 2 月
「行政訴訟と立証責任─その理論史的考察─(1)
(2)」 『社会科学研究』
31 巻 6 号 1 頁、32 巻 2 号 62 頁、
1980 年 3 月、1980 年 8 月
「行政事件と裁判権の範囲」
『ジュリスト増刊 行政法の争点』有斐閣 190
頁 1980 年 8 月
「無瑕疵裁量行使請求権」
『ジュリスト増刊 行政法の争点』有斐閣 68 頁 1980 年 8 月
「行政訴訟における団体の原告適格─西ドイツの判例、学説および立法の
展開─」
『社会科学研究』33 巻 3 号 211 頁 1981 年 10 月
「文化財保護と訴訟」日本土地法学会編『埋蔵文化財・環境アセスメント』
有斐閣 109 頁 1981 年 5 月
「
『司法権の限界論』についての一考察」
『社会科学研究』33 巻 6 号 1 頁 — 7 —
宮﨑良夫教授略歴および主な研究業績
1982 年 3 月
「営業の自由の現代的意義」
『公法研究』44 号 195 頁 1982 年 10 月
「企業と憲法」北野弘久・中村一彦編『現代法と企業』勁草書房 17 頁 1983 年 1 月
「ナチズムの警察法論(1)
」
『社会科学研究』34 巻 5 号 1 頁 1982 年 10 月
「行政訴訟における主張・立証責任」
『新実務民事訴訟講座 9 巻』日本評論社 225 頁 1983 年 5 月
「公法と私法の区別に関する学説」阿部泰隆・遠藤博也編『行政法総論』青
林書院新社 29 頁 1984 年 3 月
「公権」阿部泰隆・遠藤博也編『行政法総論』青林書院新社 145 頁 1984
年3月
「各国行政法・行政法学の動向と特色 西ドイツ」『現代行政法大系 1 巻』
有斐閣 245 頁 1983 年 6 月
「文化財」
『岩波講座 基本法学 3 財産』岩波書店 345 頁 1983 年 9 月
「文化財保護訴訟と原告適格」
『法学教室』37 号 108 頁 1983 年 10 月
「社会保障行政と権利保護」東京大学社会科学研究所編『福祉国家 4 日本
の法と福祉』東京大学出版会 249 頁 1984 年 11 月
「行政訴訟と裁判官」田中二郎先生追悼記念論集『公法の課題』有斐閣 557
頁 1985 年 1 月
「西ドイツにおける社会国家論の展開」東京大学社会科学研究所編『福祉国
家 2・福祉国家の展開(1)
』東京大学出版会 3 頁 1985 年 5 月
「行政行為の公定力─学説の継受と理論の自己展開─」
『社会科学研究』
37 巻 5 号 127 頁 1985 年 12 月
「行政不服審査制度の運用と問題点」
『社会科学研究』38 巻 2 号 85 頁 1986 年 8 月
「行政事件訴訟法第 9 条 原告適格」室井力編『基本法コンメンタール 行
政救済法』日本評論社 230 頁 1986 年 2 月
「行政事件訴訟の訴訟物」
南博方編『条解行政事件訴訟法』弘文堂 238 頁 1987 年 4 月
「行政過程論」園部逸夫編『基本法学 行政法』日本評論社 1987 年 10 月
「行政行為の公定力とその意義─戦後の理論的展開─(1)」『社会科学研
究』39 巻 3 号 129 頁 1987 年 10 月
「文化財的価値と損失補償の要否」
『ジュリスト』912 号 62 頁 1988 年 7
月
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現代法学 第 28 号
「行政事件と裁判権の範囲」 『ジュリスト増刊 行政法の争点(新版)
』198
頁 1989 年 6 月
「原告適格」
『ジュリスト増刊 行政法の争点(新版)』208 頁 1989 年 6 月
「行政法の実効性の確保―行政法違反とその是正をめぐる問題点」
成田頼
明・園部逸夫・金子宏・塩野宏編『雄川一郎先生献呈論集 行政法の諸
問題(上)
』有斐閣 203 頁 1990 年 4 月
「日本の行政訴訟制度と行政法学─『行政権の独立性保障論』の系譜─」
韓国・呉世卓教授還暦記念論集『現代法学の理論と課題』法英社 325
頁 1990 年 10 月
「行政不服審査制度の問題点と改革の方向」
『公法研究』52 号 218 頁 1990
年 10 月
「公益判断、その主体、裁判的統制」室井力編『現代国家の公共性分析』日
本評論社 1990 年 12 月
「行政手続法理の形成(序論的考察)
」兼子仁・宮﨑良夫編『高柳信一先生古
稀記念論集 行政法学の現状分析』勁草書房 249 頁 1991 年 7 月
「環境法の課題」東京大学社会科学研究所編『現代日本社会 6 問題の諸相』
東京大学出版会 299 頁 1992 年 4 月
「行政法における公益」
『公法研究』54 号 128 頁 1992 年 10 月
「地方税と行政不服審査法」
『税』47 巻 11 号 1992 年 11 月
「環境行政組織の問題点」
『ジュリスト』1015 号 101 頁 1993 年 1 月
「行政法関係における参加、協働、防御」兼子仁・磯部力編著『兼子仁教授
還暦記念論文集 手続法的行政法学の理論』勁草書房 67 頁 1995 年 3
月
「社会保障行政と行政法の課題」
『社会保障法』10 号 9 頁 1995 年 5 月
“Neuere Tendenzen in der japanischen Umweltpolitik unter besonderer
Berücksichtigung des Umweltrahmengesetzes”in hrsg.v. Gesine FoljantyJost;Ökologishe Strategien Deutschland/Japan-Umweltverträgliches
Wirtschaften im Vergleich, 1996
「行政手続法の構造転換」東京大学社会科学研究所編『20 世紀システム 5 国家の多様性と市場』東京大学出版会 117 頁 1998 年 7 月
「行政訴訟制度の改革について」2000 年 5 月『自治研究』76 巻 5 号 21 頁
2000 年 5 月
「航路事業と許認可行政─離島航路事業の許可申請拒否処分を素材に」
『金
子宏先生古稀祝賀 公法学の法と政策』有斐閣 739 頁 2000 年 9 月
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宮﨑良夫教授略歴および主な研究業績
「手続的権利と訴えの利益」小早川光郎・宇賀克也編『塩野宏先生古稀記念 行政法の発展と変革(下)
』有斐閣 669 頁 2001 年 6 月
「『司法の担い手』論」
『公法研究』63 号 33 頁 2001 年 10 月
「日本の行政訴訟制度の問題点と改革の課題」翁岳生教授七秩誕辰祝壽論文
集『當代公法新論(下)
』元照出版有限公司 421 頁 2002 年 7 月 (
『現
代法学』5 号 65 頁(2003 年 3 月)と同一のもの)
「行政指導と裁判所の判決」
『現代法学』7 号 65 頁 2004 年 3 月
「行政指導と取消訴訟の対象適格性」三辺夏雄・磯部力・小早川光郎・高橋
滋編『原田尚彦先生古稀記念 法治国家と行政訴訟』有斐閣 247 頁 2004 年 8 月
「日本の自治体改革」
『東京経済大学学術研究センター年報』6 号 49 頁 2006 年 8 月
「行政規制的強弱与行政責任的成立与否」
『第四届中日公法学学術研討会論文
集』232 頁 2008 年 11 月
「行政手続法と裁判官」
『現代法学』20 号 299 頁 2011 年 1 月
翻 訳
「世帯所得課税に関する西ドイツ連邦憲法裁判所の違憲決定」ドイツ連邦憲
法裁判所 1964 年 6 月 30 日決定(北野弘久と共訳)『税法学』225 号
17 頁 1969 年 9 月
カール・ヘルマン・ウーレ「アンセルム・フォイアーバッハと今日」『日独
法学』4 号 22 頁 1981 年 12 月
ペーター・レルヒェ「巨大技術と基本権」
『日独法学』7 号 19 頁 1983 年
12 月
ヴインフリート・ブローム「ドイツ連邦共和国における土地利用計画のシス
テム」
『日独法学』10 号 22 頁 1987 年 3 月
クラウス・シュテルン「人権の理念と基本権の実定性」
『日独法学』11 号
38 頁 1988 年 3 月
ペーター・バドゥーラ「ドイツ連邦共和国の憲法および行政法における技術
的大規模プロジェクト(二)
」
(木佐茂男と共訳)
『自治研究』64 巻 6
号 19 頁 1988 年 6 月
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