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シンポジウム 11 進化する MRI の認知症診療への応用
オーガナイザー:堀 智勝
新百合ガ丘総合病院
松田博史 国立精神・神経医療研究センター
概要:本邦においては世界に類をみないほど MRI が普及しており、認知症診療
において MRI は欠くべからざるものとなっている。また、日本脳ドック学会に
よる「脳ドックのガイドライン 2014」においても頭部 MRI 検査は構造 MRI に
加えて安静時 functional MRI や拡散テンソル画像も詳述されており、神経心理学
的検査を補う客観的な補助診断法としての重要性が増大するものと期待されて
いる。本シンポジウムでは、まず物忘れ外来の実際において、神経心理学的検
査に加え、MRI がどのような位置づけを占めているかをご紹介いただく。次に、
進化する MRI 技術をどのように日常の認知症診療に応用しているか、また今後
脳ドックも含めてどのように応用していくかについて各演者に基礎的概念を含
めご紹介いただく。