2015 年 3 月 12 日Ｎｏ22 全日本建設交運一般労働組合中央本部 2015 年春闘・月間推進ニュース 2015 年春闘・首都圏集団交渉が妥結！賃上げ前年実績突破が 6 社･同額は 3 社建交労首都圏運輸基本集交は、3 月 11 日に第 3 回団体交渉を開催し、賃上げ額の大幅上積み・制度要求前進に全力をあげました。全体交渉では 9 社が賃金上積み回答を提示し、この結果 6 社が前年実績突破、3 社が前年同額となりました。また、制度要求では 3 社が労災上積み補償のＵＰや非正規雇用労働者の待遇改善と正規雇用化、30 歳・45 歳最賃と月収保障の上積みなどの前進回答を提示しました。全体交渉後に、さらなる賃上げと制度要求の修正回答の引き出しを目指した個別交渉をおこない、2 回目の全体交渉では 1 社から賃上げの上積み回答を引き出し、事前通告をおこなっていたスト通告を全社解除し、妥結の確認後に 2015 年春闘仮調印で終結しました。（集交ニュース№３を要約）辺野古新基地建設工事の中止と普天間基地の無条件撤去を求める請願各組織は第 1 次締め切りまでの集約強化を！昨年の名護市長選挙、名護市議会議員選挙、沖縄県知事選挙、総選挙で、辺野古新基地建設反対の明確な民意が示されたにもかかわらず、安倍政権は沖縄の民意を無視し、基地建設を強行しています。そのような情勢のもとで、安保破棄中央実行委員会及び全労連は、リニューアルした署名活動の強化をおこない、4 月 1 日に第 1 次署名提出行動、5 月連休明けに第 2 次署名提出行動がおこなわれます。したがって、第 1 次署名集約の締め切りを 3 月 27 日に建交労中央本部必着で各組織の取り組みの強化をお願いします。署名用紙は、別紙で添付しますがすでに各組織には送付していますので、そちらを最大限活用してください。埼玉・藤谷闘争支える会を結成埼玉県本部は、３月３日、埼玉共済会館で「藤谷闘争を支える会」の発足総会を開催しました。これは、㈱文化シャッターの倉庫作業員として会社の指示に従い、24 年間働いてきた藤谷さんが、2009 年９月末に会社に不当に解雇されたことに始まる事件です。埼玉県本部は、「藤谷さんは労基法上の労働者であり、不当解雇を撤回し、現職復帰」を求め、団体交渉では、会社は「藤谷さんは委託なので、契約期間の満了」と不誠実な対応を続けました。そのため、2010 年４月 30 日に「現職復帰」「慰謝料」「失われた年金に対する損害賠償」を求めてさいたま地裁へ提訴しました。昨年 10 月 24 日にくだされたさいたま地裁の判決は、「原告のすべての請求を棄却する」という、まったく不当なものでした。現在、東京高裁で控訴審をたたかっており、２月 10 日に第 1 回口頭弁論が開廷されました。次回は、４月 14 日に第２回口頭弁論の開廷が予定されています。東京高裁で逆転勝利をかちとるためのたたかう態勢を確立するために、「藤谷闘争を支える会」の結成に至りました。総会では、①入会の拡大、②物資販売への協力、③東京高裁傍聴と公平公正な判決要請の署名を早急に全国へひろめることを確認しました。東京・日通液体輸送分会和解解決東京都本部中南部支部日通液体輸送分会の仲間たちは、タンクローリーの大型運転手として長年働いていましたが、その後、屋外での作業員として働かされ、会社清算を理由に昨年７月末で解雇されました。これは、日通液体の親会社である日本通運主導による組合つぶしを目的とした子会社つぶしでした。分会の組合員は、東京都本部などの仲間たちと共に「日本通運は、直ちに子会社つぶしをやめ、組合員を大型運転手に戻せ。早急に組合との協議をおこない、労働争議の全面解決をはかるべき」と、たたかってきました。勤通大受講申し込みを急いで！現在申込者 3 人「推進委員」の積極的な受講を建交労が学習活動の重点にすえている勤労者通信大学の受講申込者は、3 月 9 日現在 3 人（神田支部 2 人、九州支部 1 人）となっています。“憲法を活かし、賃金・雇用・国民生活を改善するたたかい”を前進させる力をつけるため、勤労者通信大学を積極的に受講することを呼びかけます。 2015年3月9日時点の勤通大受講者数 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年 14年 15年最終最終最終最終最終最終最終最終最終最終最終最終最終最終最終 3/4 3/9 基礎 118 104 92 85 99 85 49 36 26 30 28 17 68 27 30 1 労組 62 99 99 68 81 51 休講休講 117 60 47 48 80 30 25 3 2 憲法 ― ― ― ― ― ― 439 87 21 6 12 8 休講 80 19 2 1 チュー 4 合計 180 203 191 153 180 136 488 123 164 96 87 73 148 141 74 6 3 3.12‐13 全国統一行動県本部統一要請書の報告を推進ニュース第 10 号でもお願いしましたが、春闘回答集中日の翌日の本日「3.12 全国統一行動」や明日の「3.13 重税反対統一行動」と連帯する取り組みを呼びかけています。各地の行動に積極的に参加し、第 10 号で送付した報告用紙に記入して中央本部までご報告ください。（全労連に集約するので早めにお願いします。）合わせて第 16 回中央委員会で確認した「県本部統一要請書」にもとづく要請書の提出や交渉を実施した各県本部は、要請書と取り組み内容を送ってください。 2015 年 3 月 11 日(水) 建交労首都圏運輸基本集団交渉団江東区門前仲町 1-20-3 東京建設自労会館 7 階 Tel 03-3820-8644 Fax 03-3820-8646 １5 春闘最終交渉開催!! 神田、豊島、ふじ、浅井、教宣、中央 6 社が賃金前年実績突破!! 3 社同額・同率!! 中通、浅井、堀切が労災上積みＵＰ!!日生は非正規の正社員化獲得!! 中央は 30・45 歳最賃、大型・普通月収保障と退職金ＵＰ!! 全社スト解除、妥結を確認し、15 春闘仮調印で終結!! 次回、夏季一時金交渉での有額回答に向けて実力行使を通告!! 建交労首都圏運輸基本集交第 3 回交渉は 3 月 11 日(水)、15 春闘の最大山場の交渉として、東京貨物健保会館で開催しました。最初の全体交渉では 9 社が賃金上積みの修正回答を提示、制度要求面では、中通、浅井、堀切が労災上積みＵＰ、日生は非正規の待遇改善と社員化を行うとの回答、中央は 30 歳・45 歳最賃と、大型・普通月収保障の上積み、退職金 20 年～42 年上積みの回答を得ました。全体交渉を終え、さらなる賃上げと制度要求の修正回答引き出しをめざし、個別交渉に入りました。その後、2 回目の全体交渉で堀切からさらなる賃上げの修正回答を引き出しました。前年実績突破 6 社、前年同額・同率 3 社、また、制度要求での前進回答を受け、15 時 10 分に 12 日午前 0 時からの 24 時間全面ストライキの解除を通知し、 15 春闘についての仮調印を行いました。その後、次回 3 月 25 日（水）の第 1 回夏季一時金交渉に対する誠意ある回答を求め、実力行使の通告をして、第 3 回集団交渉を終了しました。 `15年春闘第3回目各社回答一覧　2015年3月11日　15：25 現在 1回目トラック昨年実績支部・分会回答額最賃妥結金額制度要求前進回答状況神田 ○ 1,368 1,256 1,556 18歳最賃　労災上積み補償死亡・1～3級UP 退職金35年～ 42年基礎額ＵＰ中央通運 ○ 1,768 1,847 1,847 18歳最賃　労災上積み補償4級～14級UP 豊島運送 ○ 1,816 1,816 1,918 18歳最賃京橋運送 ○ 700 100 700 18歳最賃ふじ外 2,130 2,130 2,140 日生流通 ○ 1,825 1,790 ※1790 900 1,200 18歳最賃　労災上積み補12級～14級UP 浅井保留 1,100 1,876 1,700 1,882 18歳最賃　介護休暇新設について時間単位取得可能ﾜｶﾊﾞ運輸 ○ 1,140 950 1,050 18歳最賃労災上積み補償5級～6級UP 堀切運輸 ○ 1,450 1,000 1,355 18歳最賃労災上積み補償死亡・1～3級UP 中央運輸 ○ 436 網掛けは前年突破 ※は実質同額 (金額回答指定日) 4 月 1 日(水) 第 2 回一時金集交 (夏季一時金最終交渉日) 4 月 2 日(木) 全国トラック部会統一行動 4 月 12 日(日)～13 日(月) 集交総括会議栃木県「鬼怒川グランドホテル」 18歳最賃非正規労働者の待遇改善と社員化を行う ○ 281 3 月 25 日(水) 第 1 回一時金集交 18歳最賃　介護休暇新設について時間単位取得可能教宣文化 365 3 月 12 日(木)ストライキ支援行動 18歳最賃　労災上積み補償死亡・1～3級UP 30歳・45歳最賃、大型・普通運転手月収保障UP 退職金20年～42年平均指数44.052円ＵＰ日時 4 月 7 日(火) 18：30 場所上野パークサイドホテル ☆各組織は分担金持参のこと☆