平成26年度 大田区立調布大塚小学校 自己評価 報告書

平成26年度 大田区立調布大塚小学校 自己評価 報告書
○ 本校の概要
本校は児童数220名弱、7学級の小規模校である。学区内は住宅地と商業地が多く、住民は地域に誇りと愛着を持っている。地域に根差す学
校として本校では、自らの指導に責任をもち、児童の力を伸ばすこと、家庭や地域の協力を得て、児童に生きる力を育成することを目指している。
本校は、それを達成するために学校規模の強みを生かし、きめ細やかで個に応じた教育活動を展開している。昨年度、本校は大田区の指定研究と
してITCの活用に取り組んだ。今年度は、その成果を発展・拡充し、授業や特別活動で日常的にITC活用を実践している。
学習面では習熟度別指導や補習の充実などを実施し、基礎的・基本的内容をしっかりと定着させている。生活面ではあいさつの励行や学習規律
の維持など「生活指導共通確認事項」に沿った一体感のある指導を実践している。併せて「スクールサポート調布大塚」の協力のもとに、地域・
○ 自己評価及び学校関係者評価の結果の概要と改善策
大項目
目標
取組内容
児童・生徒と面談等を実施し、学習のつまずき
や学習方法について、助言・支援を行う。
算数・数学到達度をチェックシートで児童・生
徒、保護者に知らせる。
学
力
向
上
目標に対する成果指標
成果
評価
これまでの取組
及び
今後の改善策
3
・家庭学習は毎日出して
いる。宿題の内容やその
意図を保護者に説明す
ることで、全児童が確実
に取り組むことができる
ようになった。提出状況
を確認し、出し忘れのあ
る児 童 には 個 別 に声を
かけている。高学年では
自由勉強に取り組ませ、
自ら学ぶ習慣をつけるよ
うにしたが十分に定着し
ていない。課題の提示、
選択、自由課題と段階を
踏んで取り組み、担任が
内容を確認することによ
り自主的な学習態度を身
につけさせたい。
・算数では、単元毎に確
かめプリントで習熟状況
を確認している。習熟が
不十分な児童に対して、
担任、算数少人数担当、
学習指導講師が連携し
指 導 にあたっ た結 果 が
学習効果測定に現れて
いる。補習教室への積極
的 な参加 を家 庭に呼び
かけていく。
・家庭学習は基本的に親
の姿勢が大切だと思う。
学校から提出された宿題
だけではなく、家庭で子ど
もにあった学習をやって
いくべきだと思う。
・学習では、「できた」「う
れしい」と思える成功体験
をできるだけ多く味わえる
授業をお願いしたい。特
に低学年では大切だと思
う。
・大田区学習効果測定や
都や国の学力テストの結
果を、可能な範囲で保護
者へ知らせてほしい。
・道徳の授業だけでなく、
日々の学校生活の中で
ルールや学校のきまりを
守ることの大切さを指導
している。道徳授業地区
公 開 講 座 では 、 講 師 の
先生から心を育てること
の大切さの指導を受け、
日々実践している。
・不登校気味の児童に対
し、担任、管理職、スクー
ルカウンセラー、養護教
諭 が 連 携 し て対応 に当
たり、不登校を解消する
ことができた。
・メンタルヘルスチェック
の結果を基に年2回の個
人面談を実施した。学習
や生活態度などについて
面談したが、問題行動の
ある児童には、さらにき
め細かく、一人一人と話
し合う機会が必要であ
る。
・縦割り班活動は、毎月
計画にそって確実に実施
することができた。縦割り
班活動の前には、リー
ダー会を行い実施した。
次 年 度 は テ ー マを 決め
取り組み、さらに仲間意
識を高める工夫をした
い。
・規範意識につ いて は、
学校だけではなく家庭教
育もとても大切だと思うの
で、家庭への啓発をさら
にお願いしたい。
・メンタルヘルスをもとにし
た個人面談は大変有効だ
と思う。
・学校の努力で、不登校
児童がいないのは大変す
ばらしい。
・縦割り班活動 は、 調布
大塚小学校の特長を生か
した取り組みで、大変好
感がもてる。
・早寝・早起き・朝ごはん
月間では、学年だよりや
保護者会で保護者に説
明し、協力を呼びかけ
た 。 よ いこ の て ちょ う の
チェック欄を活用し、児童
と一緒に確認することが
できた。
・1校1取り組 みの 縄跳
びは、いろいろな跳び方
を工夫したり、クラスで回
数に挑戦したり積極的に
取り組んだ。一時的なも
のになりがちなため、縄
跳びカードを工夫するな
ど、継続させる手立てが
必要であった。
・体力向上に向けて、体
力的や精神的に多少厳し
くても、達成感のある内容
を考え、児童に取り組ま
せてほしい。
・学校だけではなく、家庭
でも子どもと一緒にウ
オーキングやマラソンをす
ることにより、体力向上だ
けではなく、親子の会話も
増えるのではないか。
・授業改善セミナーや他
校研究発表会に積極的
に参加し、自校での授業
に生かすとともに 研修の
成果を全教員 で共 有す
るようにした。
・校内研究で「授業にお
けるICT活用」に取り組
み 、 全 教 員 が 積極 的に
実物投影機や電子黒板
等を活用した授業に取り
組んだ。児童に分かりや
すい説明ができ、発表の
祭にも効果的に活用する
ことができた。
・若手教員に対して、主
幹・主任教諭をが定期的
にOJTを行っている。長
期休業期間中には全教
員を対象とした研修会を
行い成果を上げている。
組織的なOJTの取り組
み につ いて不 十 分 なた
め、組織作りから検討し
ていきたい。
・先生方がとて も熱 心に
教育に取り組んでいるこ
とが、学校公開の授業か
ら分かった。
・OJTの取り組みは大変
良いと思う。どのような研
修を行っているか、保護
者 に も 詳 し く教 え て ほ し
い。
・すばらしい先生達ばかり
です。さらに研究や研修
を重ねることによりスキル
アップしてほしい。
・地域支援本部の協力を
得て校外学習、総合的な
学習 の時 間の 活動 、家
庭 科 の 授 業 な どを 行 っ
た。お手伝いをお願いし
たことで、安全確保やス
ムーズな学習につながっ
た。近くを流れる多摩川
や地域にある歴史 的遺
物を活用した学習など、
地域の特色を生かした
授業を充実していきた
い。
・ホームページには、公
的に必要な情報、学校だ
より、行事予定等は随時
更新しているが、学校生
活の様子等の情報の発
信 につ いては 不十 分で
あった。校内での担当を
きちんと決め、定期的に
情報が発信できるよう改
善していく。
・区主催のイベント等に子
ども達が積極的に参加す
るよう、学校でも精査して
紹介してほしい。
・ホームページの定期的
な更新と拡充をお願いし
たい。
・地域力を生かした教育
活動を実践するために、
どんどん地域に問い合わ
せてもらえるとよいと思
う。
4:授業がよくわかると回答した
児童が90%以上
3:授業がよくわかると回答した
児童が70%以上
児童・生徒一人ひと
りの学ぶ意欲を高
算数・数学の補充プリントや発展プリントを配布
め、確かな学力を定 し家庭学習を支援する。
2:授業がよくわかると回答した
着させます。
児童が60%以上
学習指導講師等による算数・数学・英語の補習
を実施する。
1:授業がよくわかると回答した
児童が60%未満
毎日家庭学習に取り組ませる。
4:学校が楽しいと回答した児
法令などの社会のルールや学校のきまりなどを 童が90%以上
守ろうとする意識を高め道徳教育を実施する。
学校と家庭、地域が連携し、道徳授業地区公開
講座の活性化を図る。
3:学校が楽しいと回答した児
童が70%以上
豊
か
な
心
を
育
む
子ども一人ひとりの健
全な自己肯定感・自
己決定力を高め、未
来への希望に満ちた
豊かな人間性を育み
ます。
学校生活調査(メンタルヘルスチェック)の結果
等をもとに個人面談等を実施する。
2:学校が楽しいと回答した児
いじめ・問題行動の未然防止のための取組を実 童が60%以上
施する。
不登校問題等にかかわる児童・生徒に関する
ケース会議等を実施する。
4
1:学校が楽しいと回答した児
童が60%未満
仲間づくりを進めるため、「縦割り班遊び」を計
画的に行う。
早寝・早起き・朝ごはん月間の取組を実施する。
体
力
向
上
4:自分は元気だと回答した児
童が90%以上
3:自分は元気だと回答した児
子ども一人ひとりの身
童が70%以上
体活動量を高めて意
欲や気力の元となる 体力向上全体計画に基づいた指導を実践する。
2:自分は元気だと回答した児
総合的な体力を育み
童が60%以上
ます。
1校1取り組みを計画に沿って実施する。
3
1:自分は元気だと回答した児
童が60%未満
4:子どもたちにとってわかりや
授業公開日の授業評価を、その後の授業改善 すい授業をしていたと回答した
保護者が90%以上
に生かす。
各種研究発表会や授業改善セミナー等の研究・
研修の成果を、自身の授業改善に生かす。
3:子どもたちにとってわかりや
すい授業をしていたと回答した
保護者が70%以上
教
育
環
境
向
上
教員の指導力向上、
施設の整備や講師・ ICT機器を活用した授業を実施する。
支援員の配置などの
学校サポーター体制
の充実に取り組み、
学習環境の向上を図 特別支援教育を充実させ、校内委員会等を実
施する。
ります。
授業改善推進プランを、授業に生かす。
2:子どもたちにとってわかりや
すい授業をしていたと回答した
保護者が60%以上
4
学校関係者記入欄
コメント
1:子どもたちにとってわかりや
すい授業をしていたと回答した
保護者が60%未満
OJTによる組織的対応で若手教員への研修を
充実する。
4:学校からのたよりは分かり
教育目標、学校経営計画、学校経営方針をホー やすいと回答した保護者が9
0%以上
ムページに公開する。
地
域
と
共
に
歩
む
学
校
づ
く
り
情報を積極的に公開するとともに、学校ホーム
ページの充実を図る。
3:学校からのたよりは分かり
やすいと回答した保護者が7
0%以上
学校・家庭・地域の果
たすべき役割や責任
を明らかにするととも 地域連絡協議会において自己評価に対する評
に相互の連携を深
価を行い、その結果をホームページで公開す
2:学校からのたよりは分かり
め、地域とともに子ど る。
やすいと回答した保護者が6
もを育てる仕組みを
0%
つくります。
学校支援地域本部と連携するなどして、地域力
を生かした特色ある教育活動を実践した。
1:学校からのたよりは分かり
やすいと回答した保護者が6
0%未満
4
○「成果評価」は、各校が4段階で定めた成果指標によって行う。
○記入にあたっては、各学校で取り組んでいる自己評価項目に照らし、該当する項目を取りまとめて行う。
○学校関係者評価の「評価」は、A:自己評価は適切である B:自己評価はおおむね適切である C:改善が必要である D:評価は不可能である の4点
について、 評価した人数を記載する。