長崎県出身。福岡教育大学卒業。声楽を堺裕和、吉田由布子、橋本エリ子

長崎県出身。福岡教育大学卒業。声楽を堺裕和、吉田由布子、橋本エリ子、原尚志の諸氏に師事。
松山いくお、Volker Renicke、大島尚志諸氏のオペラセミナーや Giorgio Lormi 氏の声楽講習会等を
受講。
在学中よりバッハのカンタータ、受難曲、クリスマス・オラトリオ、ヘンデルのメサイア、モーツァルトのレ
クイエム、ベートーヴェンの第九のソリストなどを務め、オペラでもフィガロの結婚(バジリオ、クルツィ
オ)、コジファントゥッテ(フェランド)に出演する。
2007 年にドイツへ留学し、リューベックにて、ニコライ・ゲッダ氏の弟子であり、リューベック音楽大学の
講師を務める Michael Gehrke 氏に師事した後、2010 年にブレーメン芸術大学音楽学部声楽科古楽
専攻に入学、声楽を Knut Schoch 氏に、古楽解釈を Harry van der Kamp 氏に師事した他、Thomas
Albert、Wim Becu、Detlef Bratschke、Manfred Cordes、Klaus Eichhorn 諸氏の下、アンドレーア・、
ジョヴァンニ・ガブリエーリ、ジェズアルド、モンテヴェルディ、パーセル、シュッツ、バッハのモテット等、
ルネサンス、バロック声楽アンサンブルの研鑽を積む。同時にチェンバロ及び通奏低音奏法、古典調
律法も修める。在学中に Gemma Bertagnoli 女史の講習会を受講。
オペラにおいてはこれまでに、ブレーメン芸術大学オペラ公演、オルデンブルク州立劇場、"Klassik am
Meer" 音楽祭にてモンテヴェルディのオルフェオ(羊飼い、精霊、エコー)、リューベックにてプッチーニ
の蝶々夫人(ゴロー)、ハンブルク州立音楽演劇大学オペラ公演にてフィリップ・グラスの恐るべき子供
たち(ジェラール)、グルックの中国人(シランゴ)、マルティヌーのアリアーヌ(見張り)、ゾーリンゲンに
て piano-pianissimo 音楽劇場ミュンヒェン主催オペラ公演、ヴァーグナーのローヘングリン(ローヘング
リン)に出演。
コンサート歌手としては主に北ドイツを中心に、多数のバッハカンタータ、クリスマス・オラトリオを始め、
シュッツやブクステフーデ、テレマン等のドイツ・バロック音楽において定期的にソリストを務めている他、
メンデルズゾーン、ドヴォルジャーク、ヤナーチェク、グバイドゥリーナ等、バロック以外の様々な宗教曲
にも出演。
2014 年にラトヴィアのリガで行われた聖ペテロ教会財団法人、ブレーメン市文化庁共催のブレーメン・
バロック・コンソートの演奏会では、Johann Valentin Meder のマタイ受難曲にてエヴァンゲリストを務
め、その卓越したドイツ語と音楽性が大絶賛された。今年 3 月に同曲をハンブルクで演奏予定。
現在、ハンブルク在住。ソリスト活動の傍ら、ハンブルク州立歌劇場、メクレンブルク州立劇場、リュー
ネブルク、オルデンブルク、シュヴェリーン古城音楽祭、オイティーン野外音楽祭等の客演合唱団員を
務めている。