岡山県 2015年度の賃金動向に関する企業の意識調査

2015/3/11
岡山支店
岡山市北区野田屋町 2-10-25
TEL: 086-224-4681
URL:http://www.tdb.co.jp/
特別企画 : 岡山県 2015 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
賃金改善「ある」企業、2 年連続でほぼ 5 割に
~理由、従業員の定着・確保が重点に~
はじめに
■賃金改善(見込み)の推移
アベノミクス効果で大手企業を中心に業績
回復がより鮮明になった 2014 年度。円安効果
と欧米、新興国向けが好調な自動車業界、公共
投資の増加による内需拡大が続く建設業界な
どで業績が急回復している。一方で、2014 年 4
月に消費税率が 8%に引き上げられて以降、原
材料の高騰などによる値上げなどで、駆け込み
需要の反動減が長引き、実質賃金が物価上昇に
追いついていないことが消費低迷の一因とい
ある(見込み含む)
2008年度見込み
(2008年1月調査)
ない(見込み含む)
51.6%
2009年度見込み
(2009年1月調査)
2010年度見込み
(2010年1月調査)
20.1%
40.9%
26.2%
34.1%
38.5%
27.4%
43.2%
2012年度見込み
(2012年1月調査)
43.5%
32.6%
32.4%
50.9%
20%
30.5%
31.2%
24.0%
49.1%
0%
24.2%
26.0%
36.5%
2014年度見込み
(2014年1月調査)
2015年度見込み
(2015年1月調査)
28.3%
32.9%
2011年度見込み
(2011年1月調査)
2013年度見込み
(2013年1月調査)
わからない
25.1%
24.6%
40%
60%
26.3%
80%
100%
注:母数は有効回答企業数。2008年度見込みは159社、 2009年度見込みは164社、
2010年度見込みは179社、 2011年度見込みは190社、2012年度見込みは177社、
2013年度見込みは170社、2014年度見込みは171社、2015年度見込みは171社
われている。すでに始まっている大手メーカーなどの労使交渉では、2014 年度以上のベースアッ
プが見込まれるようだが、果たして中小企業、地方でも賃金引き上げは進むのだろうか。
この状況を踏まえ、帝国データバンク岡山支店では、岡山県内に本社を置く企業へ 2015 年度の
賃金動向に関する意識について調査を実施した。なお、本調査は、TDB 景気動向調査 2015 年 1 月
調査とともに行った。調査期間は、2015 年 1 月 19 日~1 月 31 日、調査対象は 377 社で、有効回
答企業数は 171 社(回答率 45.4%)
。
調査結果(要旨)
1.2015 年度の賃金改善、
「ある(見込み)
」企業の構成比は 49.1%、前回調査からわずかに
低下するも 2 年連続で約半数を占める。
「ない(見込み)
」
(同 24.6%)は 0.6 ポイント増。
2.賃金改善の内容、
「ベースアップ」
(構成比 33.3%)は前回調査から一転して 5.9 ポイン
ト減に。
「賞与(一時金)
」
(同 29.8%)は 1.1 ポイントの伸びにとどまる
3.賃金改善の理由、
「労働力の定着・確保」
(59.5%)が前年度見込みに比べて 5.5 ポイン
ト増でトップに、将来的な人手不足の懸念を考慮か
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2015/3/11
特別企画 : 岡山県 2015 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
1.2015 年度の賃金改善、
「ある」は 49.1%、2 年連続で約半数を占める
2015 年度の企業の賃金動向について
■賃金改善(見込み)の推移
尋ねたところ、正社員の賃金改善(ベ
ある(見込み含む)
ースアップや賞与、一時金の引き上げ)
2008年度見込み
(2008年1月調査)
が「ある(見込み)
」と回答した企業は
2009年度見込み
(2009年1月調査)
51.6%
2010年度見込み
(2010年1月調査)
171 社中 84 社、構成比 49.1%となり、
26.2%
38.5%
27.4%
43.5%
26.0%
30.5%
31.2%
24.0%
49.1%
0%
24.2%
32.4%
50.9%
2015年度見込み
(2015年1月調査)
で約半数の企業を占めた。リーマン・
32.6%
36.5%
2014年度見込み
(2014年1月調査)
1.8 ポイント下回ったものの、2 年連続
28.3%
40.9%
43.2%
2013年度見込み
(2013年1月調査)
1 月)の 2014 年度見込み(50.9%)を
20.1%
34.1%
2012年度見込み
(2012年1月調査)
ることがわかった。前回調査(2014 年
わからない
32.9%
2011年度見込み
(2011年1月調査)
半数近い企業で賃金改善に前向きであ
ない(見込み含む)
25.1%
24.6%
20%
40%
26.3%
60%
80%
100%
注:母数は有効回答企業数。2008年度見込みは159社、 2009年度見込みは164社、
2010年度見込みは179社、 2011年度見込みは190社、2012年度見込みは177社、
2013年度見込みは170社、2014年度見込みは171社、2015年度見込みは171社
ショック前の 2008 年 1 月調査での「あ
る(見込み)
」の構成比 51.6%を 2.5 ポイント下回った。悪化するのは 2 年ぶり。一方、
「ない(見
込み)
」と回答した企業は構成比 24.6%(42 社)となり、前回調査(2014 年 1 月)の 2014 年度見
込み(24.0%)を 0.6 ポイント上回った。
「ある(見込み)
」
「ない(見込み)
」ともに前回調査と
概ね同じ割合となった。
全国と比較すると、
「ある(見込み)
」では、
『全国』
(48.3%)を 0.8 ポイント上回った。
「ない
(見込み)
」では、
『全国』
(27.4%)を 2.8 ポイント下回った。2015 年度において、岡山県は全国
に比べて賃金改善が進む見込みが高いようだ。
規模別でみると、
「ある(見込み)
」では、
『中小企業』
(51.1%・67 社)
、
『小規模企業』
(48.7%・
19 社)
、
『大企業』
(42.5%・17 社)の順に高かった。
「ない(見込み)
」では、
『小規模企業』
(33.3%・
13 社)
、
『中業企業』
(26.0%・34 社)
、
『大企業』
(20.0%・8 社)の順に高かった。
業種別でみると、「あ
る(見込み)
」が「ない(見
■2015年度の賃金改善有無(正社員)
ある
(見込み含む)
込み)」を上回ったのは、
『建設』『製造』『卸売』
(構成比%、カッコ内社数)
ない
(見込み含む)
前年度
との差
<参考>2014年度見込み <参考>2014年度実績
ある
(見込み
含む)
合計
前年度
との差
ない
(見込み
含む)
あった
なかった
全国
48.3
(5,217)
1.9 27.4
(2,955)
-1.6
100.0
(10,794)
46.4
29.0
63.4
32.5
岡山
49.1
(84)
-1.8 24.6
(42)
0.6
100.0
(171)
50.9
24.0
70.8
27.5
方、「ない(見込み)」が
大企業
42.5
(17)
-9.7 20.0
(8)
-6.1
100.0
(40)
52.2
26.1
65.0
27.5
中小企業
51.1
(67)
0.7 26.0
(34)
2.8
100.0
(131)
50.4
23.2
72.5
27.5
「ある(見込み)
」を上回
小規模企業 48.7
(19)
10.0 33.3
(13)
-2.2
100.0
(39)
38.7
35.5
61.5
38.5
農・林・水産
0.0
(0)
0.0 100.0
(1)
0.0
100.0
(1)
0.0
100.0
0.0
100.0
『サービス』だった。一
金融
50.0
(1)
-16.7 50.0
(1)
16.7
100.0
(2)
66.7
33.3
50.0
50.0
建設
45.8
(11)
-29.2 20.8
(5)
8.3
100.0
(24)
75.0
12.5
62.5
29.2
『不動産』
『運輸・倉庫』
不動産
0.0
(0)
0.0 50.0
(1)
50.0
100.0
(2)
0.0
0.0
100.0
0.0
だ っ た 。 なお 、『 金 融 』
製造
48.4
(30)
7.7 29.0
(18)
-0.6
100.0
(62)
40.7
29.6
67.7
32.3
卸売
56.4
(22)
-3.6 20.5
(8)
-1.7
100.0
(39)
60.0
22.2
82.1
15.4
小売
33.3
(3)
0.0 33.3
(3)
-11.1
100.0
(9)
33.3
44.4
66.7
33.3
運輸・倉庫
22.2
(2)
12.2 33.3
(3)
-16.7
100.0
(9)
10.0
50.0
44.4
55.6
サービス
65.2
(15)
(2)
4.5
100.0
(23)
58.3
4.2
82.6
17.4
その他
-
-
-
ったのは、
『農・林・水産』
『小売』は、
「ある(見込
み)
」と「ない(見込み)
」
が同数だった。
-
6.9
-
8.7
-
-
-
-
-
-
-
注1:網掛けは、岡山県全体以上を表す
注2:全国の母数は有効回答企業1万794社。岡山は171社
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特別企画 : 岡山県 2015 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
2.賃金改善の内容、
「ベア」5.9 ポイント減、
「賞与(一時金)
」は微増
2015 年度の正社員における賃金改善の具体
的内容は、
「ベースアップ」が 171 社中 57 社、
構成比 33.3%となり、前回調査(2014 年 1 月)
■賃金改善の具体的内容
ベースアップ
(%)
の 2014 年度見込みよりも 5.9 ポイント低下し
た。他方、
「賞与(一時金)
」は 29.8%(51 社)
賞与(一時金)
39.2%
40
33.3%
32.9%
28.7%
30
となり、前回調査(2014 年 1 月)の 2014 年度
見込みより 1.1 ポイント上昇した。前回調査
21.8%
10
金改善する企業が増えたが、今回の 2015 年度
調査では、
「ベースアップ」が一転して減少し
た。なお、賃金改善が「ある(見込み)
」と回
答した 84 社のうち、
「ベースアップ」
「賞与
(一
2
0
1
4
年
度
見
込
み
2
0
1
3
年
度
見
込
み
20
(2014 年 1 月)の 2014 年度見込みでは、
「ベ
ースアップ」「賞与(一時金)」それぞれで賃
29.8%
2
0
1
5
年
度
見
込
み
2
0
1
3
年
度
見
込
み
2
0
1
4
年
度
見
込
み
2
0
1
5
年
度
見
込
み
0
注:2013年度見込みは2013年1月調査、母数は有効回答企業170社。
2014年度見込みは2014年1月調査、母数は有効回答企業171社。
2015年度見込みは2015年1月調査、母数は有効回答企業171社
時金)
」の両方ともに実施するのは 24 社、構
■賃金改善の具体的内容
(構成比%、カッコ内社数)
成比 28.6%となり、前回調査(2014 年 1 月)
賞与
(一時金)
21.8 (37)
28.7 (49)
29.8 (51)
ベースアップ
の 2014 年度見込み(29 社・33.3%)より 4.7
2013年度見込み 32.9
2014年度見込み 39.2
ポイント低下した。
2015年度見込み 33.3
全国と比較すると、
「ベースアップ」が『全
(56)
(67)
(57)
全体
- (170)
- (171)
- (171)
国』
(36.7%・3966 社)を 3.4 ポイント下回り、
「 賞 与 ( 一 時 金 )」 は 『 全 国 』 ■2015年度の賃金改善内容(正社員)
(27.4%・2956 社)を 2.4 ポイン
ベースアップ
ト上回った。なお、「ベースアッ
プ」「賞与(一時金)」の両方は、
『全国』
(33.5%・1736 社)を 4.9
ポイント下回った。
規模別でみると、「ベースアッ
プ」では、『中小企業』(34.4%・
45 社)、『小規模企業』(33.3%・
(構成比%、カッコ内社数)
賞与
(一時金)
<参考>
全体
両方
全国
36.7
(3,966) 27.4
(2,956)
-
(10,794)
33.5
(1,736)
岡山
33.3
(57) 29.8
(51)
-
(171)
28.6
(24)
大企業
30.0
(12) 25.0
(10)
-
(40)
29.4
(5)
中小企業
34.4
(45) 31.3
(41)
-
(131)
28.4
(19)
小規模企業 33.3
(13) 33.3
(13)
-
(39)
36.8
(7)
農・林・水産
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(1)
0.0
(0)
金融
0.0
(0) 50.0
(1)
-
(2)
0.0
(0)
(6) 33.3
(8)
-
(24)
27.3
(3)
(0)
0.0
(0)
-
(2)
0.0
(0)
-
(62)
23.3
(7)
建設
25.0
13 社)
、
『大企業』
(30.0%・12 社)
不動産
0.0
の順に高かった。他方、
「賞与(一
製造
33.9
(21) 25.8
(16)
卸売
46.2
(18) 25.6
(10)
-
(39)
27.3
(6)
(33.3%・13 社)、『中小企業』
小売
0.0
(0) 33.3
(3)
-
(9)
0.0
(0)
運輸・倉庫
22.2
(2) 22.2
(2)
-
(9) 100.0
(2)
( 31.3 % ・ 41 社 )、『 大 企 業 』
サービス
43.5
(10) 47.8
(11)
-
その他
-
時 金 )」 で は 、『 小 規 模 企 業 』
(25.0%・10 社)
の順に高かった。
©TEIKOKU DATABANK, LTD.
-
-
-
-
(23)
-
40.0
-
(6)
-
注1:網掛けは、岡山県全体以上を表す
注2:全国の母数は有効回答企業1万794社。岡山は171社
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特別企画 : 岡山県 2015 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
3.賃金改善の理由、
「労働力の定着・確保」がほぼ 6 割に
○賃金改善が「ある(見込み)
」理由
■賃金改善がある理由(複数回答)
0
賃金改善が「ある(見込み)
」と回答した企
業 84 社に、その理由を尋ねたところ(複数回
答、以下同)
、
「労働力の定着・確保」が 59.5%
(50 社)で最も高かった。前回 2014 年 1 月の
調査(54.0%)から 5.5 ポイント上昇した。
次いで、
「自社の業績拡大」
が 47.6%
(40 社)
、
「同業他社の賃金動向」
が 17.9%
(15 社)
、
「物
価動向」
「消費税率引き上げ」が各 15.5%(13
20
40
60
労働力の
定着・確保
54.0%
59.5%
自社の
業績拡大
43.7%
47.6%
11.3%
同業他社の
賃金動向
15.5%
0.0%
53.2%
18.4%
17.9%
9.7%
物価動向
消費税率
引き上げ
(%)
59.7%
23.0%
2013年度 見込み
2014年度 見込み
19.5%
15.5%
2015年度 見込み
注:2013年度見込みは2013年1月調査、2014年度見込み2014年1月調査、2015年度見込み2015年1月調査。
母数は賃金改善が「ある(見込み)」と回答した企業、2013年度62社、2014年度87社、2015年度84社
社)で続いた。
規模別でみると、
「労働力の定着・確保」では、
『中小企業』
(59.7%・40 社)
、
『大企業』
(58.8%・
10 社)、『小規模企業』(57.9%・11 社)の順に高かった。「自社の業績拡大」では、『大企業』
(58.8%・10 社)
、
『小規模企業』
(47.4%・9 社)
、
『中小企業』
(44.8%・30 社)の順に高かった。
業種別でみると、
「労働力の定着・確保」では、
『運輸・倉庫』
(100%・2 社)、
『卸売』
(68.2%・
15 社)
、
『サービス』
(66.7%・10 社)の順に高かった。
「自社の業績拡大」では、『金融』(100%・
1 社)
、
『建設』
(63.6%・7 社)
、
『サービス』
(60.0%・9 社)の順に高かった(次ページ参照)
。
○賃金改善が「ない(見込み)
」理由
■賃金改善がない理由(複数回答)
賃金改善が「ない(見込み)
」と回答した企
業 42 社に、その理由を尋ねたところ(複数回
答、以下同)
、
「自社の業績低迷」が 73.8%(31
社)で最も高かった。前回 2014 年 1 月の調査
(61.0%)から 12.8 ポイントも上昇し、賃金
改善が「ある(見込み)」の理由の中で、「自
社の業績拡大」が 2 番目に多かったことと比
較すると、業績が賃金動向に大きく影響して
いるとみてよいだろう。次いで、
「同業他社の
0
20
40
14.5%
同業他社の
賃金動向
物価動向
人的投資の
増強
80
60.0%
61.0%
自社の
業績低迷
消費税率
引き上げ
60
21.4%
0.0%
(%)
73.8%
34.1%
22.0%
19.0%
12.2%
11.9%
2013年度 見込み
12.2%
9.5%
2015年度 見込み
2014年度 見込み
注:2013年度見込みは2013年1月調査、2014年度見込み2014年1月調査、2015年度見込み2015年1月調査。
母数は賃金改善が「ない(見込み)」と回答した企業、2013年度55社、2014年度41社、2015年度42社
賃金動向」が 21.4%(9 社)
、
「消費税率引き上げ」が 19.0%(8 社)で続いた。
規模別でみると、
「自社の業績低迷」では、
『大企業』
(87.5%・7 社)、
『小規模企業』(76.9%・
10 社)
、
『中小企業』
(70.6%・24 社)の順に高かった。
「同業他社の賃金動向」では、
『小規模企
業』
(30.8%・4 社)
、
『大企業』
(25.0%・2 社)
、
『中小企業』
(20.6%・7 社)の順に高かった。
業種別でみると、
「自社の業績低迷」では、
『農・林・水産』
『建設』
『不動産』
『サービス』が各
100%となった。
「同業他社の賃金動向」では、
『運輸・倉庫』
(66.7%・2 社)
、
『卸売』
(25.0%・2
社)
、
『製造』
(22.2%・4 社)の順に高かった(次ページ参照)
。
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2015/3/11
特別企画 : 岡山県 2015 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
※補足資料
■2015 年度に賃金改善がある理由(複数回答)
(構成比%、カッコ内社数)
自社の
業績拡大
同業他社の
賃金動向
労働力の
定着・確保
物価動向
団塊世代の
最低賃金の 退職による人
改定
件費・労務費
の減少
消費税率
引き上げ
非正社員の
非正社員の
賃金抑制に
賃金改善に
税制(賃上げ
伴い、正社員
伴い、正社員
減税など)
の賃金を
の賃金も改善
改善
その他
分からない
全国
48.0 (2,506) 20.1 (1,049) 23.8 (1,243) 68.0 (3,548)
7.2
(377)
4.6
(238) 17.4
(909)
3.3
(171)
0.4
(23)
3.8
(200)
3.9
(201)
0.7
(34)
-
岡山
47.6
(40) 17.9
(15) 15.5
(13) 59.5
4.8
(4)
2.4
(2) 15.5
(13)
3.6
(3)
1.2
(1)
3.6
(3)
3.6
(3)
1.2
(1)
-
(84)
大企業
58.8
(10) 23.5
(4) 11.8
(2) 58.8
(10) 11.8
(2)
0.0
(0)
5.9
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
5.9
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(17)
中小企業
44.8
(30) 16.4
(11) 16.4
(11) 59.7
(40)
3.0
(2)
3.0
(2) 17.9
(12)
4.5
(3)
1.5
(1)
3.0
(2)
4.5
(3)
1.5
(1)
-
(67)
(0) 57.9
(11)
0.0
(0)
0.0
(0) 10.5
(2)
5.3
(1)
5.3
(1)
5.3
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
-
-
小規模企業 47.4
(9)
0.0
-
(0)
-
0.0
農・林・水産
-
金融
100.0
(1)
0.0
(0)
建設
63.6
(7)
0.0
(0) 18.2
-
-
-
-
-
0.0
-
(0)
-
(50)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
(5,217)
(19)
-
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(1)
(2) 54.5
(6)
0.0
(0)
0.0
(0) 18.2
(2)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(11)
不動産
-
製造
43.3
(13) 20.0
(6) 13.3
-
(4) 53.3
-
-
(16) 13.3
-
(4)
0.0
-
(0) 13.3
-
(4)
3.3
(1)
3.3
(1)
3.3
(1)
3.3
(1)
0.0
(0)
-
(30)
卸売
36.4
(8) 13.6
(3) 22.7
(5) 68.2
(15)
0.0
(0)
9.1
(2) 18.2
(4)
4.5
(1)
0.0
(0)
4.5
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(22)
小売
33.3
(1) 33.3
(1)
0.0
(0) 33.3
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 33.3
(1)
0.0
(0)
-
(3)
運輸・倉庫
50.0
(1)
(0)
0.0
(0) 100.0
(2)
0.0
(0)
0.0
(0) 50.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
(0)
0.0
(0)
-
(2)
サービス
60.0
その他
-
0.0
(9) 33.3
-
(5) 13.3
-
-
(2) 66.7
-
-
-
(10)
0.0
-
-
(0)
-
0.0
-
(0) 13.3
-
-
(2)
-
6.7
(1)
-
0.0
-
(0)
-
6.7
-
0.0
(1)
-
6.7
-
(1)
-
-
6.7
-
(1)
-
-
(15)
-
注1:網掛けは、岡山県全体以上を表す
注2:全国の母数は2015年度の賃金改善が「ある」と回答した企業5,217社。岡山は84社
■2015 年度に賃金改善がない理由(複数回答)
(構成比%、カッコ内社数)
自社の
業績低迷
同業他社の
賃金動向
全国
65.3 (1,931) 17.7
岡山
73.8
(31) 21.4
大企業
87.5
(7) 25.0
中小企業
70.6
(24) 20.6
小規模企業 76.9
(10) 30.8
農・林・水産 100.0
物価動向
(523) 13.3
人的投資の
増強
(394) 16.9
設備投資の
増強
団塊世代の
内部留保の 再雇用による
増強
人件費・労務
費の増加
非正社員の
ワークシェア
賃金抑制に
リングの導入
伴い、正社員
を検討
の賃金も抑制
その他
分からない
(499)
7.4
(454)
3.8
(113) 16.0
(474)
2.3
(67)
0.8
(25)
1.5
(43)
7.8
(230)
3.0
(90)
-
(2,955)
(9) 11.9
(5)
9.5
(4)
7.1
(3)
9.5
(4)
7.1
(3) 19.0
(8)
0.0
(0)
0.0
(0)
2.4
(1)
7.1
(3)
2.4
(1)
-
(42)
(2)
(0)
0.0
(0) 12.5
(1)
0.0
(0)
0.0
(0) 12.5
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 12.5
(1)
-
(8)
(4)
(2) 11.8
(4)
8.8
(3) 20.6
(7)
0.0
(0)
0.0
(0)
2.9
(1)
8.8
(3)
0.0
(0)
-
(34)
0.0
(7) 14.7
(4)
(5) 11.8
(219) 15.4
消費税率
引き上げ
非正社員の
賃金改善に
伴い、正社員
の賃金を
抑制
5.9
7.7
(1)
7.7
(1)
0.0
(0)
7.7
(1)
7.7
(1) 38.5
(5)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
7.7
(1)
0.0
(0)
-
(13)
(1)
0.0
(0) 100.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 100.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(1)
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 100.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0) 100.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(1)
金融
0.0
建設
100.0
(5) 20.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 80.0
(4)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(5)
不動産
100.0
(1)
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
-
(1)
製造
77.8
(14) 22.2
(4) 11.1
(2)
5.6
(1) 11.1
(2) 11.1
(2)
5.6
(1)
5.6
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
5.6
(1)
5.6
(1)
5.6
(1)
-
(18)
卸売
62.5
(5) 25.0
(2) 12.5
(1) 25.0
(2)
0.0
(0) 25.0
(2) 12.5
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 12.5
(1)
0.0
(0)
-
(8)
小売
66.7
(2)
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
(0)
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
(0)
0.0
(0)
-
(3)
運輸・倉庫
33.3
(1) 66.7
(2) 33.3
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 33.3
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0) 33.3
(1)
0.0
(0)
-
(3)
サービス
100.0
(2)
(0)
(0)
0.0
(0) 50.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0) 50.0
(1)
0.0
(0)
0.0
(0)
0.0
(0)
(0)
0.0
(0)
-
(2)
その他
-
-
0.0
0.0
0.0
-
-
0.0
-
-
-
-
-
-
0.0
-
-
0.0
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0.0
0.0
-
-
-
-
-
-
注1:網掛けは、岡山県全体以上を表す
注2:全国の母数は2015年度の賃金改善が「ない」と回答した企業2,955社。岡山は42社
©TEIKOKU DATABANK, LTD.
5
2015/3/11
特別企画 : 岡山県 2015 年度の賃金動向に関する企業の意識調査
企業からの声
○正社員の賃金改善が「ある(見込み)」理由など
・地域企業より賃金が低いため
(建材製造)
・業績に応じた賃金の変動を明確に反映していかないと従業員の士気に影響する。業績がいい年
度は賞与も含めて応じる。その逆もありきだが
(サービス)
・景気は良い方向に進むと思う
(サービス)
・中小企業では定期昇給と賞与アップぐらい。もちろん時間外手当は増加しているが、大企業と
の格差はさらに広がると思う
(鉄鋼製造)
・社員補充のために募集しても集まらないため、基本給を上げて確保する必要が生じた。それに
伴い、在職社員の基本給も上げざるを得なくなった
(サービス)
○正社員の賃金改善が「ない(見込み)」理由など
・仕入価格の上昇分を販売価格に転嫁できていないため
・円安の影響で収益が圧迫されているため
(サービス)
(飲食料品製造)
・地方では消費の拡大が見込めないため、依然として厳しい状態だ
(建材製造)
・消費税率 8%への引き上げによる需要の落ち込みが大きく、収益が悪化したため (建材製造)
参考(企業規模区分)
大企業
中小企業(小規模企業を含む)
小規模企業
製造業その他の業界
業界
「資本金3億円を超える」 かつ 「従業員数300人を超える」
「資本金3億円以下」 または 「従業員300人以下」
「従業員20人以下」
卸売業
「資本金1億円を超える」 かつ 「従業員数100人を超える」
「資本金1億円以下」 または 「従業員数100人以下」
「従業員5人以下」
小売業
「資本金5千万円を超える」 かつ 「従業員50人を超える」
「資本金5千万円以下」 または 「従業員50人以下」
「従業員5人以下」
サービス業
「資本金5千万円を超える」 かつ 「従業員100人を超える」
「資本金5千万円以下」 または 「従業員100人以下」
「従業員5人以下」
注1:中小企業基本法で小規模企業を除く中小企業に分類される企業のなかで、業種別の全国売上高ランキングが上位3%の企業を大企業として区分
注2:中小企業基本法で中小企業に分類されない企業のなかで、業種別の全国売上高ランキングが下位50%の企業を中小企業として区分
注3:上記の業種別の全国売上高ランキングは、TDB産業分類(1,359業種)によるランキング
【内容に関する問い合わせ先】
株式会社帝国データバンク 岡山支店 担当:須賀原
TEL 086-224-4681
FAX 086-223-1719
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の範囲内でご利用いただき、私的利用を超えた複製および転載を固く禁じます。
©TEIKOKU DATABANK, LTD.
6