好きなこと、楽しいことを見つけようがテーマの1組、協力をテーマにみんなでダンスを発表する2組、 1,2組の仲間を取材し、一緒に活動しながら自分たちが感じた友達のことをクイズにして発表する3組と、 それぞれがつながるために活動したことを発表しました。 単元を終えて… 「新発見!2学期頑張ろう発表会」後、友だちのいろんな面を発見しようと、給食の時に交流を図ったり、休み時 秋の空に秋の雲 入道雲からうろこ雲にかわり、秋らしい毎日になりました。 2 学期が始まって 1 か月がたちました。今号は各学年の生活単元学習の様子をお知らせしたいと思います。 間に友だちの様子を見に来たりと自分たちから友だちのことを積極的に知ろうと行動する姿が見受けられるように なりました。単元の中で、クラスの友だちとの活動~2年生の友だちとの活動と、段階を踏んで友だちと協力しなが ら様々なことを経験したことで、2年生は友だちのことをさらに意識してきたように感じます。各クラスの合言葉、「笑 顔」「協力」「友情」の下、この単元を終え、行事が多い2学期に向けて2年生はよりいっそう団結力が深まりました。 (文責:馬庭) 9月に入り、各学年で生活単元学習に取り組んでいます。 『つながる~仲間と、未来と~』をテーマに「1 年生ランドをしよう(1年生) 」 「新発見!2年生頑張ろう発表会(2年生) 」「修学旅行に行こう(3年生) 」 を学習しました。 2年半という年月を一緒に過ごしてきた3年生は、~将来へつながる~をテーマに、実際の生活の中で生 きる力を育てること、自分で考えたり選択したりして主体的に取り組むこと、お互いに認め合う、協力し合 うことをねらって、修学旅行の事前学習に取り組みました。 「自主研修グループ」は、将来、自分で旅行に行こうと考えた時、どんな手段を取り入れるかを実際に使 1年生の仲間と楽しみながら活動することで友達を意識したり自分から友だちと関わったりすること、友 う方法に沿って学びました。 「バスグループ」は、日程に沿って、活動を選んで経験したり、その日にした活 だちと協力すること、集団の一員としての役割を果たすこと、をねらいに取り組みました。 友だちの名前を知らなかったり、違う学級の友達に声をかけたりすることが少ない1年生。まだまだ、中 学部に入って4か月が過ぎたところです。でも、少しずつ学校生活、学習にも慣れ、友だちの存在を意識し 動を(その場面の写真を撮って)写真で振り返ったりすることで、見通しをもって取り組んだり友達の頑張 りに気付いたりできるように考えました。 始めた今、少し大きい集団での活動の中でねらいを達成できる活動を考えました。それが「1年生ランド」 です。 『ゲームコーナーの人』と『お客さん』に分かれることで、「どうぞ」「ありがとう」という言葉が出てき たり、『1対1のかかわり』を大切にした「ザ・ビリヤード」や、『複数で関わること』を大切にした「パラ バルーン」に取り組むことで「友だちが自分のためにしてくれた」 「一緒で楽しい」という気持ちを経験した りすることを願いました。 単元を終えて… 実は、「学年みんなの名前を知らない・・・」「どんな人なのか分からないな・・・」という思いがあったであろう子ども たちでしたが、学習を積み重ねる中で友だちの名前を読んだり、頑張っていた友だちにメッセージを書いたりする活 動を通して、仲間意識が強くなったように感じました。そっと友だちに声をかけたり、一緒に行動したりする場面が少 しずつ増えてきたことは、とても嬉しいことです。まずは、お互いを知り、共に頑張った経験を積み重ねることが大切 だと感じました。 今回の「1年生ランド」でみんなで作ったゲームは1組の教室に置いて、休み時間に子どもたちが遊べるようにし ています。自然に子どもたちが集まり、楽しい場を共有することで、友だちの輪がどんどん拡がっていくことを期待し ています。 (文責:水) 単元を終えて… 「修学旅行へ行こう」では、「自主研修グループ」は、話し合いをしながら決定することを大切に、「バスグループ」 は、体験学習を通して友だちとの関わりを大切に学習に取り組んできました。学習を進めるうちに、友だちの話を聞 きながら自分の考えを言えるようになったり、友だちの活動の様子をみながら、一緒に体験学習を楽しんだりできる ようになりました。そして、何よりも友達と一緒に修学旅行へ行き楽しみたいという気持ちが高まってきました。学習 してきたことを実際に見て、感じて学んできてほしいです。そして友だちと一緒に最高の思い出をつくってきてほしい です。 (文責:福田) この生活単元学習について、鳥取大学の三木裕和先生に実際に授業を参観していただき指導を受けました。 そこで、次のようなことを聞きました。 ① 自分だけのファンタジーの世界から、友だちの楽しそうな姿を見て注目し、友だちの楽しいことと自分が 楽しいことの共有をするようになります。これが、仲間とつながる育ち、成長の過程です。 中には、自分が好きなことだけに注目したり、話を聞いてないように見えたりする生徒もいます。しかし、 ちらっと見るだけで理解していたり、目を向けていなくてもしっかり聞いていたりします。中学部の生徒た ちは、友だちの姿を見る世界をもっています。 ② 中学部の仲間たちと出会って1年半が過ぎた2年生。 「自分で決める、協力する、自分から仲間と関わる」 ことをねらいに取り組みました。 友だちのことを知っている、自分の活動を楽しめる2年生ですが、ここでもう一歩、 『友達と積極的に関わ ってほしい』 『他学級の取り組みに目を向けてほしい』という願いを込め、お互いの活動の交流を図る「新発 見!2学期がんばろう発表会」を計画しました。 「自分の世界から、友だちの姿を見る世界へ」 「友だちを多面的に語れるようになることの大切さ」 思春期の子どもたちにとって大切なことです。ともだちのことを、「~なとこはいやだけど~なところは 好きだから友だちなんだ」というように、大人の価値観ではなく、友だちを知って、友だちと話す中で友だ ちと価値観を交換する(「~さんって~だよね~」 「へ~(わたしはそう思わないけどなあ)そんなところも あるんだ」など)という経験を積んでいきます。 ③ 「相手の身になる、親身に考えることができるようになる」 友だちと正面から向き合い、考え、自分なりの論理で説明できるようになります。たとえば「○○さんが 人を呼びつけるのはどうして?」「見てほしいからかなあ」など、ただほめるだけではない、困ったなあと 感じる言葉の裏にあるその人の本当の気持ちをとらえようとします。よいところを見つけることも大切で す。でも本当の友達の姿を見つける力も育ってきます。 ④ 「相談、会話することの大切さ」 自分の話を最後まで聞いてもらえる安心感があると、人の話を聞くようになります。友だちと相談し合っ て何かを決める、 「相談」ができるようになります。 言葉少ない子どもたちも心の中にことばを持っています。思っただけでは消えてしまう言葉を、大人が1 対1でゆったりと聞いてあげる時間が大切です。かならず話を聞いてくれる大人がいて、きちんと向き合い、 子ども集団の中にその生徒の位置を作る、役割を作ることで子どもの姿は変わっていきます。 生徒たちの成長をいろいろな視点でとらえ、私たちも学び、一緒に成長していきたいと思います。 すみれ学級のこの頃 すみれ学級の 3 人は、夏の疲れも何処へやら、9 月もしっかり 体を動かしたり、友だちとかかわったり、いろいろなものを見た り聞いたりと、毎日元気に学習しています。 そんなすみれ学級が取り組んでいる学習の1つに、 『怪談~すみ れ皿屋敷~』 (ちょっと季節外れですが・・・)があります。このお 話は、数ある「皿屋敷」の類話の中で、地元の「出雲国松江の皿 屋敷」をモチーフにしたものなんですよ。 この『すみれ皿屋敷』では、お皿の割れる「パリーン!!」と いう音やお菊の幽霊登場の「ヒュードロドロ~♪」の効果音、ブ ラックライトで浮き立つ火の玉やお菊の幽霊など、聴覚からも視 覚からも、いろいろな気づきやおもしろさを感じられる工夫を入 れながら、授業を進めています。すみれの 3 人は、ドキドキしな がらも次の場面を期待しながら笑顔で楽しく学習に取り組んでい ます。みなさんも、一度覗いて見て下さい。 (文責:桐原) ☆10月の行事について 9月29日~10月3日(月~金) 10月 1日~3日(水~金) 1,2年生校内体験学習 3年生 修学旅行 10月 6日(月) 10日(金) 14日(火) 16日(木)~ 21日(火)~ 身体測定 中2 校外学習 音楽鑑賞会(出雲芸術アカデミー) 学習発表会通し練習開始 学習発表会ステージ練習開始 24日(金) 29日(水) 中1 校外学習 ミュージカル保護者ワークショップ 3 年生は修学旅行へ、1,2 年生は 9 月末から校内で仕事をする校内体験学習を実施しました(そ の様子は次号でお伝えします)。すみれ学級でも、暑さが和らいできた最近は、外へ出かけてさわ やかな秋の空気を感じる機会も増えてきました。それぞれが日々の学習をしっかり感じて力をつけ、 次の行事、新しい学習へ取り組めるようになっていきます。 2 学期は長く、一つ一つの行事、学習にじっくり取り組み、充実した学習ができるときです。生 徒たちの成長の様子をこれからもお知らせしていきます。
© Copyright 2024 ExpyDoc