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【解答】
問1
English
問2
(A) ア (B) イ (C) エ (D) イ
問3
① イ ② ア ③ エ ④ ウ
問4
各ペアは、好きな話題を選んで「ふーん」と相づちを打ったり、「たぶん」「ある
意味では」のような曖昧な表現を使ったりしながら英語を話そうとしていた。
問5
3 番目:subjects 6 番目:students
問6
イ
問7
エ、オ
【設問解説】
問1
指示語問題。subject は「科目」の意味の名詞です。下線部(1)を含む文を訳すと、
「その科目は嫌いだが、受験があるから、と仕方なく英語を勉強して来た人は多
いだろう」といった内容になります。したがって、
「その科目」が指しているのは
英語、English であると分かります。
問2
空所補充問題。文脈に合わせて、空所に適した語句を選択する問題です。
(A) 正解はアです。空所周辺の表現は、have + O + 動詞の原形で「O に
して
もらう」の意味を表す使役の原形不定詞です。問題となっているところは「国
にアジアで英語力トップレベルとなってもらう」という意味になることから、
原型の become が正解となります。
(B) 正解はイです。speak English while thinking about what to say で「何を
言うべきか考えながら英語を話す」ということになります。あらかじめ用意
した内容を話すのではなく、話すと同時に言うべきことを考えている、とい
った状態を表しています。
(C) 正解はエです。current は「現在の」の意味の形容詞。current locations and
future plans で「現在地とその後の進行予定」という意味になります。(ア)
の direct は「直接の」、(イ)の visible は「目に見える」、(ウ)の average は「平
均的な」の意味で、いずれもこの文脈には合いません。
(D) 正解はイです。have them (essays) corrected by an assistant language
teacher で「外国語指導助手にエッセイをなおしてもらう」の意味となりま
す。空所(A)の形と関連していますが、こちらは過去分詞形であることに注
意して下さい。
問3
語句問題。下線部の語句と同じ意味の日本語を選ぶ問題です。
① 正解はイです。four basic English skills の後に listening, speaking, reading
and writing という英語の 4 技能が示されています。これをヒントにすれば、
(イ)の「技能」が正解だとすぐに分かります。
② 正解はアです。ビンゴゲームのようなゲームという点、枠内に生徒が自分で
文字を書き込み、教師が言った単語を聞き取って文字を消して行くというル
ールであることから、
「前もって、あらかじめ」といった意味が文脈に合うと
分かります。
③ 正解はエです。habit「癖、習慣」とは異なる単語なので注意して下さい。
周辺の文脈は、
「 野生動物の habitat に基づいて動物をグループ分けしていく」
となっていることや、
「ゾウやキリンのいるサバンナ、クジラやウミガメのい
る海」など場所別に分けられていることから、(エ)の「生息地」が正解だと判
断できます。
④ 正解はウです。直前の in danger of
「
の危機にある」が大きなヒント
です。extinction は「絶滅」の意味ですが、野生動物が瀕している危機とい
えば、この単語自体を知らなくてもある程度は想像がつくはずです。
問4
下線部和訳問題。冒頭の choosing は分詞構文として訳します。主節の主語は the
pairs です。while
ing は「
している間」と訳します。なお、while には nodding
to each other…と using vague expressions …の二つの部分が続くことに注意し
ましょう。以上をふまえて全体を訳すと、
「各ペアは、好きな話題を選んで『ふー
ん』と相づちを打ったり、『たぶん』『ある意味では』のような曖昧な表現を使っ
たりしながら英語を話そうとしていた」となります。
問5
英文整序問題。正しく並べ替えた英文は、[not to present subjects in a way that
students come]です。この文の主語は、文頭の the motto of the school「この学校
のモットー」であり、そこに which integrates … curricula の関係詞節がかかっ
ています。したがって、下線部(3)の語句を並べ替えると、第 2 文型 SVC のうち
の C に相当する部分ができあがります。「学校のモットーは
であること」とい
う形が予測されるので、不定詞の名詞的用法などが構文の骨格となると考えられ
ます。to present subjects in a way that …と組み合わせて「
な形で科目を提示
する」という形が見えて来ます。また、students come (to dislike them)と、[ ]
の後の部分につなげていく形も予測できます。残っているのは not のみですが、
文脈から「生徒達がその科目を嫌いになるような形で指導しない」といった意味
になることが分かるので、不定詞の否定表現、not to present subjects in a way
that students come (to dislike them)の形が出来上がります。
問6
文内容理解問題。正解はイです。まず、下線部の内容を正しく捉えましょう。at first
は「最初は、始めのうちは」の意味の熟語です。主節の骨格にあるのは動詞の oppose
で、
「担任教師は最初、環境問題について子供達に教えることに反対した」となり
ます。その理由は、直後の feeling the content was too difficult「内容があまりに
難しすぎると感じた」や、次の文の The teacher was afraid the third hour would
spoil the first and second hours that had worked well.「1,2 時間目がうまくい
ったのが、3 時間目で台無しになることを恐れた」などを参考にすれば正しい選
択ができるはずです。
問7
内容把握問題。各選択肢の文内容を正しく捉え、本文中のどこに言及があるのか
を確かめながら適切な答えを選ぶ問題です。
(ア) 誤り:本文第 1 パラグラフ参照。現在はアジアトップレベルの英語力を目指
して、教育方針の転換をはかっている段階であり、すでにアジアでトップレベ
ルというわけではありません。
(イ) 誤り:本文第 2 パラグラフ参照。英語の授業開始を 5 年生から 3 年生に早め
る案については同パラグラフで紹介されていますが、東京都ですでに導入され
ているという記述はどこにもありません。
(ウ) 誤り:本文第 8
9 パラグラフ参照。マップ・トークについては第 8 パラグ
ラフで紹介されています。ただし、第 9 パラグラフにある通り、文法の説明は
まったく行われず、生徒達が自分で話すべきことを考えながら話している様子
が分かります。したがって、「教師が文法説明し、生徒はそれに沿って会話を
組み立てる」の部分が不適切です。
(エ) 正解:本文第 13 パラグラフ参照。東京都の中高一貫校の例では、高校卒業
程度の実力とされる英検 2 級に、この学校の中学 3 年生 120 名のうち 20 から
30 名ほどが合格していると書かれています。
(オ) 正解:本文第 14
最終パラグラフ参照。本文の後半では、埼玉の公立小学
校 5 年生のクラスにおける取り組みが紹介されています。そこでは英語を目的
とした英語の授業、というのではなく、英語を通して他教科を学ぶという授業
が実施されていることが分かります。1 時間目は図工、2 時間目と 3 時間目は
理科に関連して内容を広げており、(オ)は正しい選択肢と言えます。