毎月勤労統計調査の説明(ファイル名:setsumei_nensokuhou

毎月勤労統計調査の説明
1
調査の目的
毎月勤労統計調査は、統計法に基づく基幹統計調査として、愛知県内の賃金、労働時間及び雇用について
毎月の変動を明らかにすることを目的としています。
2
調査の対象と方法
この調査は、日本標準産業分類の「鉱業,採石業,砂利採取業」、
「建設業」、
「製造業」、「電気・ガス・熱
供給・水道業」
、
「情報通信業」
、
「運輸業,郵便業」
、「卸売業,小売業」
、「金融業,保険業」、
「不動産業,物
品賃貸業」
、
「学術研究,専門・技術サービス業」、
「宿泊業,飲食サービス業」、「生活関連サービス業,娯楽
業」
、
「教育,学習支援業」
、
「医療,福祉」
、
「複合サービス事業」、
「サービス業(他に分類されないもの)
」に
属し、5 人以上の常用労働者を雇用する民営、公営及び官営の事業所から抽出された約 1,600 事業所を対象
として実施しています。
結果の算定は、一定の復元方法により 5 人以上規模の全事業所に対応するよう推計したものです。
なお、事業所規模 5 人以上には、事業所規模 30 人以上を含んでいます。
3 用語の定義
(1)現金給与額
「現金給与総額」とは、所得税、社会保険料、組合費などを差し引く以前の現金給与総額のことです。
「きまって支給する給与」とは、基本給、能率給、精勤手当、家族手当、超過勤務手当、通勤手当などの
ように労働契約、事業所の給与規則等によってあらかじめ定められている支給条件、算定方法によって支給
される給与です。
「所定内給与」とは、
「きまって支給する給与」のうち、
「超過労働給与」を除いた給与です。
「超過労働給与」とは、超過勤務手当、休日出勤手当、深夜手当、宿日直手当などのように所定の労働時
間を超える労働に対して支給される給与です。
「特別に支払われた給与」とは、賞与、結婚手当、ベースアップ差額追給金及び調査期間中一時的、突発
的理由に基づいて支払われた給与です。あらかじめ定められた支給条件、算定方法によって支給された給与
でも、3 か月を超える期間ごとに支払われるものは、これに含みます。
「現金給与総額」とは、
「きまって支給する給与」と「特別に支払われた給与」との合計額です。
(2)出勤日数
調査期間中に労働者が実際に出勤した日数で、有給休暇は除きます。
(3)実労働時間数
調査期間中に労働者が実際に労働した時間数のことで、休憩時間は除きます。
「所定内労働時間数」とは、事業所の就業規則で定められた始業時間と終業時間との間の時間数です。
「所定外労働時間数」とは、早出、残業、休日出勤などの時間数です。
「総実労働時間数」とは、
「所定内労働時間数」と「所定外労働時間数」との合計です。
(4)常用労働者
「常用労働者」とは、期間を定めず又は 1 か月を超える期間を定めて雇用される者です。重役又は理事で
あっても一般雇用者と同じ給与規則によって給与を受ける者、また、日雇労働者であっても前 2 か月の各月
に 18 日以上雇用された者は、これに含みます。
「一般労働者」とは、
「常用労働者」のうち「パートタイム労働者」でない者のことで、いわゆる正規従業
員や正社員のことです。
「パートタイム労働者」とは、
「常用労働者」のうち、1 日又は 1 週の労働時間が一般労働者より短い者で
す。
「パートタイム比率」
とは、
月末の全労働者に占めるパートタイム労働者の割合を百分率化したものです。
(5)労働異動率
「入職率(離職率)
」とは、月間の増加推計労働者数(減少推計労働者数)を前月末推計労働者数で除した
百分比です。この比率は、事業所間の流動状況を示すもので、同一企業内の転勤者も含まれています。
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4 利用上の注意
(1)表章産業について
平成 22 年 1 月分結果から、平成 19 年 11 月に改定された日本標準産業分類(以下「新産業分類」という。)
に基づき公表しています。
公表資料中の「調査産業計」には「鉱業,採石業,砂利採取業」と「複合サービス事業」が含まれます。
新産業分類の詳細、旧産業分類との接続については、次頁別紙「毎月勤労統計調査表章産業新旧対応表」
を参照してください。
(2)実質賃金指数について
実質賃金指数は、名目賃金指数を消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合指数・名古屋市分)で除し
て百分率化したものです。
(3)全国数値について
厚生労働省公表の確報値です。
(4)統計表の符号について
「-」該当数字なし
「0」単位未満
「X」事業所数が 2 以下のため秘匿
(5)ギャップ修正について
本調査は標本調査ですので、約 3 年ごとに定期的に対象事業所の抽出替え(事業所の入れ替え)を行って
おり、その都度、調査結果にギャップが生じます。そのため、時系列結果の連続性を保つ必要が生じ、過去
に遡って指数のみギャップ修正を行っています(実数については過去に遡って修正しません。)
。
したがって、調査結果の時系列比較を行う場合には、各公表時点の実数によるのではなく、必ずギャップ
修正後の指数をご利用ください。
平成 24 年 1 月分から、抽出替えによる新対象事業所となりましたので、ギャップ修正を行いました。
なお、指数については、平成 22 年平均を 100 とした指数で提供しています。
あなたの知りたいが見つかる統計資料室
場
所:愛知県自治センター2階
(地下鉄名城線市役所駅5番出口徒歩約1分)
利用方法:閲覧、貸出し
利用時間:月曜日~金曜日9:00~17:15
(祝休日、年末・年始は休み)
問合せ先:愛知県県民生活部統計課 資料・普及グループ
ダイヤルイン 052-954-6108
「ストップ・ザ 交通事故」 高めようモラル 守ろうルール
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別紙
毎月勤労統計調査表章産業新旧対応表
表章産業(新産業分類
旧産業との
接続区分※
平成 22 年 1 月分から)
表章産業(旧産業分類
平成 21 年以前)
TL
C
調査産業計
鉱業,採石業,砂利採取業
○
◎
TL
D
調査産業計
鉱業
D
E
建設業
製造業
◎
◎
E
F
建設業
製造業
F
G
電気・ガス・熱供給・水道業
情報通信業
◎
▲
G
H
電気・ガス・熱供給・水道業
情報通信業
大
H
I
運輸業,郵便業
卸売業,小売業
▲
▲
I
J
運輸業
卸売・小売業
分
J
K
金融業,保険業
不動産業,物品賃貸業
◎
×
K
金融・保険業
類
L
M
学術研究,専門・技術サービス業
宿泊業,飲食サービス業
×
×
N
O
生活関連サービス業,娯楽業
教育,学習支援業
×
▲
O
教育,学習支援業
P
Q
医療,福祉
複合サービス事業
○
▲
N
P
医療,福祉
複合サービス事業
R
E09,10
サービス業(他に分類されないもの)
食料品製造業、飲料・たばこ・飼料製造業
×
◎
F09,10
食料品、飲料・たばこ・飼料製造業
E11
E12
繊維工業
木材・木製品製造業(家具を除く)
×
△
F13
木材・木製品製造業(家具を除く)
E13
E14
家具・装備品製造業
パルプ・紙・紙加工品製造業
◎
△
F14
F15
家具・装備品製造業
パルプ・紙・紙加工品製造業
E15
E16,17
印刷・同関連業
化学工業、石油製品・石炭製品製造業
◎
×
F16
印刷・同関連業
中
E18
E19
プラスチック製品製造業(別掲を除く)
ゴム製品製造業
◎
◎
F19
F20
プラスチック製品製造業(別掲を除く)
ゴム製品製造業
分
E21
E22
窯業・土石製品製造業
鉄鋼業
○
◎
F22
F23
窯業・土石製品製造業
鉄鋼業
類
E23
E24
非鉄金属製造業
金属製品製造業
◎
◎
F24
F25
非鉄金属製造業
金属製品製造業
等
E25
E26
はん用機械器具製造業
生産用機械器具製造業
×
×
E27
E28
業務用機械器具製造業
電子部品・デバイス・電子回路製造業
×
▲
F29
電子部品・デバイス製造業
E29
E30
電気機械器具製造業
情報通信機械器具製造業
×
×
E31
E32,20
輸送用機械器具製造業
その他の製造業、なめし革・同製品・毛皮製造業
◎
×
F30
輸送用機械器具製造業
I-1
I-2
卸売業(I50~I55)
小売業(I56~I61)
△
×
J-1
卸売業(J49~J54)
※「旧産業との接続区分」について
平成 18 年事業所・企業統計調査(全国集計でみた場合)から把握される常用労働者数の新・旧間の変動を基準として、
その変動が 3.0%以内に収まる対応(◎、○、△、▲である対応)を単純に接続させることとする。
〔記号の見方〕
◎:完全に接続する対応
○:常用労働者数の変動が 0.1%以内の対応
△:常用労働者数の変動が 1.0%以内の対応
▲:常用労働者数の変動が 3.0%以内の対応
×:その他
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