日立建機株式会社 住所 〒112-8563 東京都文京区後楽二丁目5番1号 ホームページ URL http://www.hitachi-kenki.co.jp 1. 会社概要 設立 1970 年 資本金 815 億 7,659 万円 業績 売上高:連結 8,029 億円、営業利益:連結 691 億円(2014 年 3 月) 従業員数 連結 20,911 名、単独 4,756 名 (2014 年 3 月) 事業内容 建設機械・運搬機械及び環境関連製品等の開発、製造、販売、サービス等 2. 会社の特色 ◆ 地球全体が私たちのステージです ◆ 私たち日立建機は、世界三大建設機械メーカーの一社で、売上 8,029 億円の内 約 7 割を海外での売上が占め、地球を 舞台に事業を展開しています。創業以来の開拓者精神と世界をリードする先進技術を強みに、日立建機の製品は先進国の 都市再開発、新興国の社会インフラ整備、また、エネルギー資源採掘や災害復興など世界中の至るところ、あらゆるシー ンで活躍しています。 そんな日立建機を支えているのは 2 万人の力強い仲間たちです。日立建機の社員は、 『世界中のお客様にとって「身近 で頼りになるパートナー」であり続けること』を合言葉に、自ら考え、熱く議論し、やると決めたら一致団結して行動し、 お互いを成長させていきます。 ◆ 製品の高度化と開発力強化を推進 ◆ 日立建機は長年、油圧ショベルを基軸製品として技術開発を拡販すると共に、鉱山分野等のニーズに応える超大型油圧 ショベルのラインナップを強化し、事業を展開してきました。 そしてこれらの「強い基軸製品」に加え、「次なる基軸製品」の製品力を強化するために、独自の先進技術による研究 開発を積極的に進め、次世代へ向けた新しい建設機械を創出しています。 中でも、過酷な環境下でも高い稼働率を誇る超大型ショベル、繊細で複雑な動きを可能にした双腕ショベル、衛星通信 を通じて機械を管理・サポートする「Global e-Service」等、現場の声から生まれた多様な製品群は世界中で高い評価を 得ています。 ◆ 世界 3 大建設機械メーカーとしてグローバル化を推進 ◆ 米州事業部、欧州・ロシア・中東事業部、中国事業部、アジア・大洋州事業部、アフリカ事業部、インド事業部、そし て日本事業部の7事業部体制のもと、世界に数多くの工場と拠点を有しており、先進国だけでなく、BRICs、VIS TAといった新興国でも製造・販売事業を手掛け、積極的にグローバル展開を図っています。 3. 先端研究・技術開発・製品開発例の紹介 3.1 先進的な建設機械 ~双腕作業機~ 日立建機は業界で唯一『双腕ロボット型作業機』の開発を行っています。本機は破 砕や切断作業をおこなう主腕と、補助作業をする副腕を持ち、操作方式も従来の機種 から一新されています。2012 年の 9 月に発売を開始した ZX135TF-3(呼称: ASTACO-NEO)の他にも,原子力発電所の災害対応において建屋内作業の支援を目 的とした小型双腕重機型ロボット「ASTACO-SoRa」を日立エンジニアリング・アン 双腕作業機 ASTACO-NEO ド・サービスと共同開発し,双椀作業機の開発で養った技術を多方面に応用していま す。 3.2 環境技術 ~ハイブリッドショベル~ 「実用的ハイブリッドショベル」をコンセプトに開発した当社ハイブリッドショベ ASTACO-SoRa ルは、旋回時に油圧モータと電動モータを併用する、ショベルでは世界初のシステム を搭載し、優れたコストパフォーマンスを実現。また日立グループの技術力を結集し て開発したハイブリッドシステム+新省エネ油圧システムにより、燃費(=CO2 排出量) を従来機比 30%、新型機比 15%低減することに成功しました(対 20 トン級エンジン機) 。 3.3 鉱山機械 ハイブリッドショベル ZH200 ~超大型ショベル&ダンプトラック~ 190~800 トン級超大型ショベル、350~500 トン(積荷含)級超大型ダンプトラック は国内で設計・製造・開発試験まで実施しています。 『世界 No.1 シェア』を誇る超大型ショベルは、稼働 10 万時間を超えて使われる機 械もあり、過酷な鉱山現場で 24 時間フル稼働に対応する耐久性が評価されています。 超大型ショベル EX8000 また、全機種エンジン式・電動モータ式のラインナップを揃えています。 北海道浦幌町を拠点に開発試験を行っている超大型ダンプトラックは、鉱山を想定 したコースで、土砂を積んだ状態で走行試験を実施しています。走行装置は新幹線で 利用される AC 駆動式モータを搭載し、高い走行性能と作業効率を実現しました。 3.4 暮らしを支える機械 ~ホイールローダ~ 浦幌試験場 ダンプトラック EH5000 雪国では欠かすことの出来ない除雪車として活躍するホイールローダの開発も行っ ています。2003 年には業界初となるハイブリッドホイールローダを開発し、実用化に 向けた研究を続けてきた結果、2015 年春に ZW220HYB-5B を市場投入の見通しとなって います。本機は日立グループの高度な電動技術を結集し、積み込み作業時の燃料消費 ホイールローダ ZW220 量と CO2 排出量を従来機よりも 26%低減させることに成功しました。 3.5 事前検証・評価技術 ~CAE 解析~ 開発時はコンピュータを用いた解析主導型設計を行い、試作機製造前の事前検証に より開発効率向上を図っています。構造物の FEM 解析、音・熱・流体等の機械に関す るあらゆるシミュレーション技術を確立し、また実機測定との合わせ込みから解析精 冷却性能シミュレーション例 度向上、評価方法の確立を行っています。 問合せ先 E-mail: [email protected] Tel:03-3830-8080 Fax:03-3830-8212
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